絶死の森で絶滅寸前の人外お姉さんと自由な異世界繁殖生活 転移後は自分のために生きるよ~【R18版】

萩原繁殖

文字の大きさ
114 / 287

誰にも渡さない

しおりを挟む
「じゃあ、ベステルタ、準備はいい?」

「いいわよ、早く済ませましょう?」

「だね」

 右の石柱が光って、ちょうど前の冒険者が転移陣から出てきた。入れ替わりだ。四人組のオーソドックスなパーティーだったけどかなりぼろぼろで苦戦の様子が窺えた。それでも「やった……!」と喜びを噛み締めていたので、きっと良い結果だったのだろう。おめでとうございます、先輩方。

 ていうかこれすぐ入っていいのかな。オークもう復活しているのだろうか。ま、入ればわかるか。特に何も言われなかったし。

 石柱が光る。

 ピカッ。

 ……ん、転移成功だな。さて、オークはどこだ?

「ブビィィィィィ!」

 あ、いた。ボス部屋の中央で木の棍棒をもって吠えている。ダイオークより全然小さいな。子豚だなこりゃ。ただ、部屋自体があまり広くないので、接近戦を強いられる作りになっている。ほとんど棍棒のリーチ内だ。これは盾役がいないと苦戦しそう。

「ケイ」

 ベステルタが手を差し出してくる。そこに手ごろな大きさの石を数個乗せた。装填完了。

「いつでもどうぞ」

「いくわよ……」

 左足を大きく掲げ、石を握った右手を地面すれすれまで引き絞る。右足の親指からふくらはぎ、ハムストリング、背筋、上腕筋、指先へと筋肉が一本に繋がった。

「ふっ!」

 次の瞬間、限界まで引き絞られた筋肉の弦が解き放たれた。黄金の揺らめき、迸る紫電、圧倒的な暴虐運動エネルギーが彼女の右手から無数に発射される。

 バゴォン!

 空気を叩く音が洞窟内に反響し、凶悪な流星群がオークの身体に着弾し、上半身のほとんどを吹き飛ばした。

「ブ……ひ?」

 体の大半を吹き飛ばされたオーク。かろうじて背骨と頭部が残り、軽くなった自分の身体を信じられないような目で見る。そのまま、どうっ、っと倒れ伏し光になって消えた。

 ……たぶん二秒も経ってないな。なんかただの投石がショットガンみたいな音出していたのは聞かなかったことにしよう。

「ふー、まぁ的としてはそこそこね。脆すぎるけど」

 オークさん……冒険者キラー……。いや、仕方ない。これが弱肉強食なんだ。的呼ばわりはあんまりだけど。

 その後素材も回収した。オークの肉と骨だった。どうしよ、半端だからプテュエラにあげようかな。骨は何に使うんだろう。やっぱり武器とか防具の素材なのかな。

「で、どうする? まだ出なくていいわよね?」

 ちろり、と真っ赤な舌を出して笑うベステルタ。まあ、こんなに早く出ても怪しまれそうだしもう少しいてもいいだろう。

「そうだね。ちょっとラミアルカ呼ぼうと思うんだけどいいかな? 最近会ってなかったし」

「あら、構わないわよ。でも、あの子ケイに会って暴走しないかしら……ちょっと心配。知っていると思うけど性欲強いのよ」

 ストレートな言い方だな。まあ、あんな繁り方するくらいだし、彼女ちゃんと立派なモノ生えているからね。二つある分、性欲も二倍なのかも。でも、性欲強い女の子は大好きなので問題ないです。生えてても可。

「まあ、やばそうなら止めてくれる?」

「それがいいわね」

 ということでベステルタにストッパーを依頼して、ラミアルカにチャンネルで話しかける。

『ラミアルカー、今から召喚してもいいかな。久しぶりに会いたいんだ』

『おっ、ケイか! オレも会いたかったぜ。全然呼んでくれないからよ、すっかり焦れちまったぜ。でも、オレを召喚して大丈夫なのか?』

『大丈夫、大丈夫。今ダンジョンのボス部屋にいるから周りには見えないんだ。逆に、しばらくしたらまた出なきゃいけないからずっとは会えないんだけど』

『大好きなケイに会えるんだ、そのくらい我慢するさ』

 ぶっほ、鼻血出そう。この子表現がストレートだよね。愛情が原始的と言うか。これでオレ様不良百合王子なんだから属性過多で訳わからん。

『じゃあ、召喚するよ。召喚!』

 ……あれ、すぐ召喚されない。おかしいな何かあったのかな。

「ベステルタ。召喚が遅くなることってあるのかな?」

「あ、今召喚しているのね。うーん、もしかしたらダンジョンなのが影響しているのかもしれないわ。ごめんなさい、わたしも契約したのは初めてだからそこらへんよく分からないの」

 ふーむ。そうか。その線が関係ありそうだな。まあ、ラグ無しの召喚なんてチートだからこれくらい全然問題ないけどさ。どこかで原因だけははっきりさせておきたいね。

 で、十秒も経たないうちにいつもの召喚陣が形成され光り輝く。

「ケイ! 会いたかったぜ! さあ繁ろう!」

 召喚陣から笑顔で登場するなり、速攻でその笑顔に物理的な亀裂が入り、胴体がくぱぁする。そのまま光の速さで首まで飲み込まれ、頭はがっぷり彼女にフェイスハガーされた。何も見えない。しかし、彼女の長い舌が僕の口内を蹂躙して、じゅるぽんじゅるぽん激しく深淵スロートされる。思わずえずきそうになるギリギリを攻めてくる辺り経験豊富だ。HAN値ピンチ! HAN値ピンチ!

「ふわぁー、汗だくのケイもうめえなぁ、あ、体中に垢が溜まってるぞ。ちゃんと洗ってるか?」

 うわっ、さすがに背筋がぞくりとした。怖いよ。イっちゃってるよこの子。サンドリア含め、この姉妹性癖がドン引きラビリンスだ。まあ、好きだけど。

 あっあっ、服がラミアルカの中で器用に脱がされていく……。うひっ、先っちょがカジカジされてる。刺激強い刺激強い。あっあっ、タネズ棒がにゅっくりにゅくにゅく、暖かい毒蛇の巣穴に引きずり込まれていく……。うっ。

「ちょ、ちょっとラミアルカ。ケイがえずいているわよ。もう少し優しくしなさい」

「お、そうか。悪いなケイ。久しぶりに会えて興奮しちまってよ」

 ぬちゃあ、とラミアルカの中から引き上げられる僕。体液まみれだ。全身からラミアルカの匂いがする。幸せ。

「ううっ、ケイ、エロイな。また興奮してきちまった。なあ、オレのも頼む」

 亀裂が入って上気した顔で切なそうに喘ぐと、ラミアルカの大蛇がむくむくっと鎌首をもたげる。

「ええ……」

「なっなっ? 頼むよ。オレ、いい子で留守番していたんだ。ケイのこと大好きで食べたいんだけど我慢していたんだ。食べられたいけど我慢していたんだ。さ、先っちょだけだから!」
 
 僕の顔にラミアルカが切なそうに擦り付けてくる。その度に、彼女は腰をぴくぴくさせて甘い声を出す。やばい、ちょっとたまらないなこれは。

 さすさす、ちろちろ。

 僕はラミアルカの言う通りにする。

「ぎ、ぎこちない感じがすげえいい……」

 そう言うとラミアルカも僕の繁殖棒をぱっくり咥えた。顔に亀裂が入っていない。人の顔そのまま。彼女の綺麗な顔が歪んで吸い付いて必死に上下している。

 ぐぽっ、もっ、ぐっぽ。ぐぷぷ、ぶじゅるる。

 お互いの象徴を咥え合う。やべえ、これは来るところまで来たな。

 繁っていいのは繁られる覚悟のあるやつだけ、ってことか……。

 でも、僕、全然こういうの大丈夫だ。そうか。僕はやっぱり亜人の契約者なんだね。よく分かった。

 今、僕たちはまさに双頭の蛇でありながら、尾を飲み込む蛇、ウロボロスの形を成し、一つに交じり合っていた。そして円環の双蛇は、迸る互いの体液を交換し、貪り、さらに深く交感する。すべてが終わったころ、僕とラミアルカは肩で息をしながら、手を繋いで長い接吻をした。

「……ふざけないで」

 ベステルタはぐったりする僕を、快楽の余韻に浸るラミアルカから引きはがして、無理やり杭打ちピストンを敢行する。それでも僕の繁殖棒は萎えず、的確に彼女の奥を抉るんだから大したものだよね。意識はほとんどないけど。

「ケイはっ! わたしのものっ! やっと見つけたわたしだけのものっ! 誰にも渡さないっ!」

 ぱんぱん、ぐっちゅぐっちゅ。

 彼女のあまりの締め付けに僕の繁殖棒が腰ごと浮かされる。油断したらそのまま引っこ抜かれそうだ。それから何度も搾取され、全身をベステルタの体液と体臭で上書きされた。

 肉を打つ無情な音が部屋に響き渡る。

「えへへ……ずっと一緒にいような……」

 うわごとのようにつぶやくラミアルカ。それを聞いてベステルタの杭打ちが一層激しくなった。

 だ、誰か。タスケテ……タスケテ……。

「うう……」

 いつの間にか上に乗るベステルタが泣きそうな顔になっている。

 僕はそっとその背中に手を回して、抱きしめた。

「ケイ……ごめんなさい」

 彼女は震える声で言った。

「謝ることなんて何も無いさ」

 ありのままの君が好き。

 僕たちはそのまま、ラミアルカが心配して起こしに来るまで繋がっていた。
しおりを挟む
感想 29

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

うちの冷蔵庫がダンジョンになった

空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞 ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。 そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

処理中です...