72 / 97
(第三部)第一章 夏の始まり
02 異世界につながる夢
しおりを挟む
配布されたプリントは、夏休み中の課題や注意事項が書いてあった。
角ばったゴシック文字の文面を眺めながら、樹は紙の余白にシャーペンで落書きを始めた。
やがてチャイムと共に授業が終わって、教師が教室を出て行くと同時に、樹の周囲に同級生が集まってくる。
「何描いてるの? ロボット?」
「フクロウ」
「……生き物だったんだ」
樹の手元を覗きこんだ同級生が、謎の絵を見て顔を引きつらせた。
同級生には樹の絵は難解すぎたのだろうか。自分の絵が破滅的に下手だと気付いていない樹は、言い返そうと口を開きかけた。
「各務!」
その時、先ほど宿題を忘れて教師に怒られていた、例の近藤少年が机の前に立った。
「なあ、夏休み、一緒にサマーキャンプに参加しようぜ!」
「サマーキャンプ?」
「うちの母ちゃんがこのチラシを友達に渡して、一緒に行ってもらえって」
「ふーん」
近藤少年から渡されたチラシを樹は見つめた。
どうやら夏休み中に特定の団体が開催する、泊まり掛けのイベントの類らしい。自然豊かな山に行って、川で遊んだりカレーを作ったり、星空を見たりするようだ。
「親に相談するよ」
無難に答えた樹だが、自分の両親は「行ってらっしゃい」と言うだろうなと思っていた。樹の父親は考古学の仕事をしていて、フィールドワークでしょっちゅう外出する。母親も昔は父親の趣味に付き合って、あちこち旅行したらしい。アウトドアが大好きな両親は反対どころか、むしろ樹に行けと勧めかねない。
けれど樹自身は、他の子供と一緒に泊まりの旅行に行くのは、少し怖かった。
今朝も寝坊したばかりだ。
朝寝坊には理由があるが、あんまりにも非現実的な理由なので、樹は両親にも誰にも、自分の眠りが深い理由を話したことがない。
「絶対一緒に行こうな! 約束だぜ!」
「僕は約束してないよー、って聞いてないし」
一方的に約束して近藤は教室を出ていってしまった。
どうしたものかな、と樹は頬杖をついた。
家に帰ってサマーキャンプについて母親に話すと「良いじゃない、行ってきなさいよ!」と案の定、軽くOKが出た。
「僕、朝起きられる自信ない」
「友達に起こしてもらいなさいよ」
まあ、親からすれば、そう言うだろう。
樹は「えー」と唇を尖らせたが、言い返す言葉も思い付かなかったので、早々に二階の自分の部屋に退散した。
各務家は家は一戸建てで、子供には個別に部屋が与えられている。おかげで樹は、夜、死んだように眠っていようが、暴れて寝言を叫ぼうが、両親や弟に気付かれることがなくて助かっていた。
ベッドの上に寝転ぶと、目を閉じる。
少し早いけれどまあいいか。
暗闇を通り抜けると、そこは別の世界。
目を開けると眩しい緑が視界いっぱいに飛び込んでくる。
澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、樹は身体を起こした。
樹が目覚めた場所は、天高くそびえ立つ大樹の枝の上。高所にある太い枝は、下を見ると気が遠くなるくらい地上と距離が離れている。
現在地を確認しながら、ふと足元を見ると、細長い生き物がにゅるりと通り過ぎるところだった。
「うわわっ、蛇?」
足に絡み付いてくる蛇を、樹は慌てて振り払い、枝の下に蹴落とした。都会育ちの樹にとっては普段見慣れない生き物だ。蛇の中には無害なものもいるというが、樹には見分けがつかない。
ドサッと音を立てて枝の下に落下する蛇。
樹は額の汗をぬぐう。
「ふう……」
目元に慣れた眼鏡の感触は無い。
今の服装は、ベッドに入る前に着替えた裾がゆったりとした寝間着ではなく、白いシャツに紺色のズボンの、外出着だ。服装は樹のイメージに左右されると、前に説明を受けた。
『大丈夫か、イツキや!』
「アウル」
なぜか焦った様子で、大きな翼を広げたフクロウが舞い降りてくる。
この人の言葉を話すフクロウは、名前をアウルといって、樹にあれこれ、この世界のことについて教えてくれる。ここが世界樹という名前の大きな木の上で、夢の中では服装が変わることを教えてくれたのもアウルだった。
『つい先ほど、精霊を食らう悪魔蛇という魔物が、世界樹に大量に現れたのじゃ。噛まれておらんだろうな』
「平気だよ、蹴り落としておいたから」
樹は立ち上がると、翼をバタバタさせて慌てているアウルに答える。
それにしても、この平和な世界樹で魔物が大量発生しているなんて、大事件だ。
「他の精霊たちは大丈夫なの?」
『うむ、精霊の卵が狙われておるようで、今、風の高位精霊アスファルが守りに向かっておる』
「僕もいく!」
精霊の卵は、バスケットボールのような白い球体をしていて、世界樹の上の方の枝に果実のように鈴なりになっている。
樹は空を見上げて、背中に意識を集中する。
そこには、現実世界では無かったもの――八枚の光の翅があった。
枝を蹴って翅を羽ばたかせると、樹の身体はふわりと空を舞う。
『待ちなさい、イツキや。お前も精霊の子供だから危険なのじゃぞ! 行くでない、安全な場所で……こら!』
「待ってるなんて嫌だよ。一緒に行こう、アウル!」
フクロウのアウルと共に、樹は世界樹の上層を目指して空を飛んだ。
樹の夢は異世界に通じている。
そしてなんと、その異世界で樹は天を貫く大樹、この世界樹に宿る精霊なのだという。両親や友達に話せば頭がおかしいと思われてしまうだろう。これが朝寝坊の理由、樹の抱える重大な秘密だった。
角ばったゴシック文字の文面を眺めながら、樹は紙の余白にシャーペンで落書きを始めた。
やがてチャイムと共に授業が終わって、教師が教室を出て行くと同時に、樹の周囲に同級生が集まってくる。
「何描いてるの? ロボット?」
「フクロウ」
「……生き物だったんだ」
樹の手元を覗きこんだ同級生が、謎の絵を見て顔を引きつらせた。
同級生には樹の絵は難解すぎたのだろうか。自分の絵が破滅的に下手だと気付いていない樹は、言い返そうと口を開きかけた。
「各務!」
その時、先ほど宿題を忘れて教師に怒られていた、例の近藤少年が机の前に立った。
「なあ、夏休み、一緒にサマーキャンプに参加しようぜ!」
「サマーキャンプ?」
「うちの母ちゃんがこのチラシを友達に渡して、一緒に行ってもらえって」
「ふーん」
近藤少年から渡されたチラシを樹は見つめた。
どうやら夏休み中に特定の団体が開催する、泊まり掛けのイベントの類らしい。自然豊かな山に行って、川で遊んだりカレーを作ったり、星空を見たりするようだ。
「親に相談するよ」
無難に答えた樹だが、自分の両親は「行ってらっしゃい」と言うだろうなと思っていた。樹の父親は考古学の仕事をしていて、フィールドワークでしょっちゅう外出する。母親も昔は父親の趣味に付き合って、あちこち旅行したらしい。アウトドアが大好きな両親は反対どころか、むしろ樹に行けと勧めかねない。
けれど樹自身は、他の子供と一緒に泊まりの旅行に行くのは、少し怖かった。
今朝も寝坊したばかりだ。
朝寝坊には理由があるが、あんまりにも非現実的な理由なので、樹は両親にも誰にも、自分の眠りが深い理由を話したことがない。
「絶対一緒に行こうな! 約束だぜ!」
「僕は約束してないよー、って聞いてないし」
一方的に約束して近藤は教室を出ていってしまった。
どうしたものかな、と樹は頬杖をついた。
家に帰ってサマーキャンプについて母親に話すと「良いじゃない、行ってきなさいよ!」と案の定、軽くOKが出た。
「僕、朝起きられる自信ない」
「友達に起こしてもらいなさいよ」
まあ、親からすれば、そう言うだろう。
樹は「えー」と唇を尖らせたが、言い返す言葉も思い付かなかったので、早々に二階の自分の部屋に退散した。
各務家は家は一戸建てで、子供には個別に部屋が与えられている。おかげで樹は、夜、死んだように眠っていようが、暴れて寝言を叫ぼうが、両親や弟に気付かれることがなくて助かっていた。
ベッドの上に寝転ぶと、目を閉じる。
少し早いけれどまあいいか。
暗闇を通り抜けると、そこは別の世界。
目を開けると眩しい緑が視界いっぱいに飛び込んでくる。
澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、樹は身体を起こした。
樹が目覚めた場所は、天高くそびえ立つ大樹の枝の上。高所にある太い枝は、下を見ると気が遠くなるくらい地上と距離が離れている。
現在地を確認しながら、ふと足元を見ると、細長い生き物がにゅるりと通り過ぎるところだった。
「うわわっ、蛇?」
足に絡み付いてくる蛇を、樹は慌てて振り払い、枝の下に蹴落とした。都会育ちの樹にとっては普段見慣れない生き物だ。蛇の中には無害なものもいるというが、樹には見分けがつかない。
ドサッと音を立てて枝の下に落下する蛇。
樹は額の汗をぬぐう。
「ふう……」
目元に慣れた眼鏡の感触は無い。
今の服装は、ベッドに入る前に着替えた裾がゆったりとした寝間着ではなく、白いシャツに紺色のズボンの、外出着だ。服装は樹のイメージに左右されると、前に説明を受けた。
『大丈夫か、イツキや!』
「アウル」
なぜか焦った様子で、大きな翼を広げたフクロウが舞い降りてくる。
この人の言葉を話すフクロウは、名前をアウルといって、樹にあれこれ、この世界のことについて教えてくれる。ここが世界樹という名前の大きな木の上で、夢の中では服装が変わることを教えてくれたのもアウルだった。
『つい先ほど、精霊を食らう悪魔蛇という魔物が、世界樹に大量に現れたのじゃ。噛まれておらんだろうな』
「平気だよ、蹴り落としておいたから」
樹は立ち上がると、翼をバタバタさせて慌てているアウルに答える。
それにしても、この平和な世界樹で魔物が大量発生しているなんて、大事件だ。
「他の精霊たちは大丈夫なの?」
『うむ、精霊の卵が狙われておるようで、今、風の高位精霊アスファルが守りに向かっておる』
「僕もいく!」
精霊の卵は、バスケットボールのような白い球体をしていて、世界樹の上の方の枝に果実のように鈴なりになっている。
樹は空を見上げて、背中に意識を集中する。
そこには、現実世界では無かったもの――八枚の光の翅があった。
枝を蹴って翅を羽ばたかせると、樹の身体はふわりと空を舞う。
『待ちなさい、イツキや。お前も精霊の子供だから危険なのじゃぞ! 行くでない、安全な場所で……こら!』
「待ってるなんて嫌だよ。一緒に行こう、アウル!」
フクロウのアウルと共に、樹は世界樹の上層を目指して空を飛んだ。
樹の夢は異世界に通じている。
そしてなんと、その異世界で樹は天を貫く大樹、この世界樹に宿る精霊なのだという。両親や友達に話せば頭がおかしいと思われてしまうだろう。これが朝寝坊の理由、樹の抱える重大な秘密だった。
3
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
幼馴染の勇者が一般人の僕をパーティーに入れようとするんですが
空色蜻蛉
ファンタジー
羊飼いの少年リヒトは、ある事件で勇者になってしまった幼馴染みに巻き込まれ、世界を救う旅へ……ではなく世界一周観光旅行に出発する。
「君達、僕は一般人だって何度言ったら分かるんだ?!
人間外の戦闘に巻き込まないでくれ。
魔王討伐の旅じゃなくて観光旅行なら別に良いけど……え? じゃあ観光旅行で良いって本気?」
どこまでもリヒト優先の幼馴染みと共に、人助けそっちのけで愉快な珍道中が始まる。一行のマスコット家畜メリーさんは巨大化するし、リヒト自身も秘密を抱えているがそれはそれとして。
人生は楽しまないと勿体ない!!
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。