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3.怒られる
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結局俺は遅刻してしまった。
「あのねぇ僕、確か明日だけは絶対に遅刻するなって言ったよね?で、遅刻してきたと?ふざけてるのかい?」
あ、圧がすごい。確かに昨日は委員長に念を押されていた。だが俺はちゃんと遅刻しない時間に起きて寮からも出た!これも全てはシノのせいだ!
「くぅ、シノめぇ」
「シノ様となんの関係があると言うのだい?」
思ったことが口に出てたみたいだ。やべと思い手で口を塞いだが手遅れだった。委員長が近づいてきてなんの関係があるのだと問い詰めてくる。やむなし話すことにした。
「ふむ……モブとやらはわからないけどその女学生盛大にやらかしてくれたね。これは風紀委員が動き出すのも時間の問題かもしれない。まぁ僕ら美化委員とは関係ないけど」
「だから遅れたんですよ」
ギロっと睨まれ俺は黙った。
「まぁまぁ委員長シリウスもわざとじゃないんでいいんじゃないですかいつもはちゃんときてるでしょ……ギリギリだけど」
「はぁ……わかったわかった。今回だけは特別だぞ。次からは5分前にくるように」
「はーいわかってまーす」
返事くらいしっかりしろっと委員長に言われ今日のやることの説明を受けた。
今日は入学式に使われた椅子の片付けを美化委員がしなくてはならないらしく集合がかかったようだ。
俺は式典に向かう道中でゼンに礼を行った。
「さっきはありがとうな」
「いいっていつも遅くまで勉強してるのに昨日は電気消すの早かったからさ」
なんで知ってるの?と聞いてみてもゼンは秘密としか言わなかった。俺に用があって部屋まで来たのかな?と自己解釈をしている間に目的地についた。
「あ、そうだ。シリウス今日はそのメガネを外しといた方がいい。力仕事だからメガネすぐずり落ちてきて踏むかもしれないぞ」
「いや、いい。俺補強魔法下手くそだからこのまま付けとくどうせ予備は沢山あるから」
「じゃ俺がしてやるよ。ほらメガネを外せ」
え、と言う暇もなくメガネを取られゼンが俺のこめかみ付近に指を当てて呪文を唱えた。
「ほれ、どうだ?見えるか?」
お、おぉ~すごいよく見える。はえぇと堪能してるとゼンの顔がいきなり現れるもんだから反射で
「うわぁ!ちかいっ!」
パシッ
「イッッテェ!なにすんだ!」
「あ……悪い顔が近いもんで驚いでつい」
ゼンにビンタをしてしまった。剣術の鍛錬を毎日してるから俺のビンタは相当痛いと思う。
「すまん本当に。治療魔法で治してやるから顔をこっちに向けろ」
ジトっとした目で見てくるけどお前が悪いからな。
パッと魔法をかけてやった。
「ん~気になったんだけどさシリウスって難易度高い治療魔法はできるのになんで基礎中の基礎の補強魔法ができないわけ?」
「………き……んだ……」
「え?なんて?」
「だから!細かい調整ができないんだよ!苦手なんだ!昔から」
「………あぁ!なるほどね。だから騎士科を選んだのかおかしいと思ったんだよな。高難易の魔法が使えるなんでメガネなんかかけてるのかっててっきり護身用かと思ってた」
「護身用ってこのメガネにそんな機能あるわけないだろ?別に使えなくても困ることは……ないとも言い難いけど魔法科に行ったとしても初級魔法から教えられるし俺はその初級魔法ができないし調整が下手だから」
「いやまぁ確かに困りはしないとは思うけどさシリウスは騎士科だろ?模擬戦とか結構大変じゃない?そのメガネ。落ちてるたびにグイってあげないとダメじゃん不利じゃね?」
「それはまぁなんとかしてるよ…うん」
「でもさすがバレッタ家の血筋って感じ初級はできないのに上級はできるってとこが特に」
「血筋は関係ないだろ。これは俺の実力なんだ」
そうだねーと遇らえながら言ってくるゼンにムカついてしまい足を思いっきり踏んづけてやった。
イッタ!と聞こえたがそれをフル無視して俺は委員長の方へ駆け足で向かった。
委員長のとこへ着いた頃に後ろからゼンが息を切らしながら早いよと言ってきたもんだからお前が運動不足なだけだと返した。
「ではアイザックはあそこにフェリアスは僕と一緒に行動するように……あぁやっと来たかゼンに………君は?」
……俺のことを言ってるのか?俺は人差し指を自分に向けた。そうすると委員長は頷いた。
「ハハハ委員長も冗談を言うんですね。俺ですよシリウスです」
「えっ、シリウスなのか?嘘だろ………いやでもメガネが分厚いから……なるほど。うーんその、だなシリウス、君はメガネをかけなさい。あと補強魔法は使えるようになったのかい?」
「うん?メガネ、いえゼンが俺に魔法をかけてくれたんですよ。今日は力仕事がメインだからメガネが落ちるぞって」
委員長は何か物申したいような顔をしているし隣にいるフェリアスは顔を赤らめていた。俺そんなにおかしいのか?メガネを外しただけで?
「はぁ……ゼン魔法を解くんだ。これじゃ仕事どころじゃなくなる」
「えぇいいじゃないですか!シリウスはメガネない方が絶対いいですって!!」
「それは今わかったからとりあえず今日はダメだ絶対に」
「ちぇ~シリウスこっち向いて」
「ん?」
反応する前に俺の両頬はゼンの手に包まれた。そして温かい光と共に視界がどんどんぼやけていきやがていつものメガネを外した世界が映っていた。
(全く見えん!)
ポケットからメガネを出し装着した。それを見た委員長はホッと息を吐き俺たちに指示を出した。早速指示された場所へ向かう時に小さな声で「可愛すぎるだろ」と聞こえたが誰に向かって言った言葉なのだろうか?声的にフェリアスかな?まぁ別にいいや仕事仕事!
「あのねぇ僕、確か明日だけは絶対に遅刻するなって言ったよね?で、遅刻してきたと?ふざけてるのかい?」
あ、圧がすごい。確かに昨日は委員長に念を押されていた。だが俺はちゃんと遅刻しない時間に起きて寮からも出た!これも全てはシノのせいだ!
「くぅ、シノめぇ」
「シノ様となんの関係があると言うのだい?」
思ったことが口に出てたみたいだ。やべと思い手で口を塞いだが手遅れだった。委員長が近づいてきてなんの関係があるのだと問い詰めてくる。やむなし話すことにした。
「ふむ……モブとやらはわからないけどその女学生盛大にやらかしてくれたね。これは風紀委員が動き出すのも時間の問題かもしれない。まぁ僕ら美化委員とは関係ないけど」
「だから遅れたんですよ」
ギロっと睨まれ俺は黙った。
「まぁまぁ委員長シリウスもわざとじゃないんでいいんじゃないですかいつもはちゃんときてるでしょ……ギリギリだけど」
「はぁ……わかったわかった。今回だけは特別だぞ。次からは5分前にくるように」
「はーいわかってまーす」
返事くらいしっかりしろっと委員長に言われ今日のやることの説明を受けた。
今日は入学式に使われた椅子の片付けを美化委員がしなくてはならないらしく集合がかかったようだ。
俺は式典に向かう道中でゼンに礼を行った。
「さっきはありがとうな」
「いいっていつも遅くまで勉強してるのに昨日は電気消すの早かったからさ」
なんで知ってるの?と聞いてみてもゼンは秘密としか言わなかった。俺に用があって部屋まで来たのかな?と自己解釈をしている間に目的地についた。
「あ、そうだ。シリウス今日はそのメガネを外しといた方がいい。力仕事だからメガネすぐずり落ちてきて踏むかもしれないぞ」
「いや、いい。俺補強魔法下手くそだからこのまま付けとくどうせ予備は沢山あるから」
「じゃ俺がしてやるよ。ほらメガネを外せ」
え、と言う暇もなくメガネを取られゼンが俺のこめかみ付近に指を当てて呪文を唱えた。
「ほれ、どうだ?見えるか?」
お、おぉ~すごいよく見える。はえぇと堪能してるとゼンの顔がいきなり現れるもんだから反射で
「うわぁ!ちかいっ!」
パシッ
「イッッテェ!なにすんだ!」
「あ……悪い顔が近いもんで驚いでつい」
ゼンにビンタをしてしまった。剣術の鍛錬を毎日してるから俺のビンタは相当痛いと思う。
「すまん本当に。治療魔法で治してやるから顔をこっちに向けろ」
ジトっとした目で見てくるけどお前が悪いからな。
パッと魔法をかけてやった。
「ん~気になったんだけどさシリウスって難易度高い治療魔法はできるのになんで基礎中の基礎の補強魔法ができないわけ?」
「………き……んだ……」
「え?なんて?」
「だから!細かい調整ができないんだよ!苦手なんだ!昔から」
「………あぁ!なるほどね。だから騎士科を選んだのかおかしいと思ったんだよな。高難易の魔法が使えるなんでメガネなんかかけてるのかっててっきり護身用かと思ってた」
「護身用ってこのメガネにそんな機能あるわけないだろ?別に使えなくても困ることは……ないとも言い難いけど魔法科に行ったとしても初級魔法から教えられるし俺はその初級魔法ができないし調整が下手だから」
「いやまぁ確かに困りはしないとは思うけどさシリウスは騎士科だろ?模擬戦とか結構大変じゃない?そのメガネ。落ちてるたびにグイってあげないとダメじゃん不利じゃね?」
「それはまぁなんとかしてるよ…うん」
「でもさすがバレッタ家の血筋って感じ初級はできないのに上級はできるってとこが特に」
「血筋は関係ないだろ。これは俺の実力なんだ」
そうだねーと遇らえながら言ってくるゼンにムカついてしまい足を思いっきり踏んづけてやった。
イッタ!と聞こえたがそれをフル無視して俺は委員長の方へ駆け足で向かった。
委員長のとこへ着いた頃に後ろからゼンが息を切らしながら早いよと言ってきたもんだからお前が運動不足なだけだと返した。
「ではアイザックはあそこにフェリアスは僕と一緒に行動するように……あぁやっと来たかゼンに………君は?」
……俺のことを言ってるのか?俺は人差し指を自分に向けた。そうすると委員長は頷いた。
「ハハハ委員長も冗談を言うんですね。俺ですよシリウスです」
「えっ、シリウスなのか?嘘だろ………いやでもメガネが分厚いから……なるほど。うーんその、だなシリウス、君はメガネをかけなさい。あと補強魔法は使えるようになったのかい?」
「うん?メガネ、いえゼンが俺に魔法をかけてくれたんですよ。今日は力仕事がメインだからメガネが落ちるぞって」
委員長は何か物申したいような顔をしているし隣にいるフェリアスは顔を赤らめていた。俺そんなにおかしいのか?メガネを外しただけで?
「はぁ……ゼン魔法を解くんだ。これじゃ仕事どころじゃなくなる」
「えぇいいじゃないですか!シリウスはメガネない方が絶対いいですって!!」
「それは今わかったからとりあえず今日はダメだ絶対に」
「ちぇ~シリウスこっち向いて」
「ん?」
反応する前に俺の両頬はゼンの手に包まれた。そして温かい光と共に視界がどんどんぼやけていきやがていつものメガネを外した世界が映っていた。
(全く見えん!)
ポケットからメガネを出し装着した。それを見た委員長はホッと息を吐き俺たちに指示を出した。早速指示された場所へ向かう時に小さな声で「可愛すぎるだろ」と聞こえたが誰に向かって言った言葉なのだろうか?声的にフェリアスかな?まぁ別にいいや仕事仕事!
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