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13.文化祭
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あっという間に文化祭の日が来てしまった。
学校の校舎はいつもと空気が変わっている。あちらこちらに目にも鮮やかな飾り付けがされ、生徒たちはそれぞれの出し物にあった衣装を身につけている。
準備を終えたら、10時からそれぞれの模擬店や公演が次々と始まっていく。今日と明日は校内の生徒や関係者向けに開かれ、明後日がもっとも文化祭が盛り上がる一般の招待客を招く最終日だ。他校の恋人や、好きな人を招待する人もいるらしい。
俺は木漏日のしのぶさんと彼女のお友達用に招待状を2通渡しておいた。明後日が楽しみだ。だが、そんな気持ちとは裏腹にぽっかりと胸に穴があいた喪失感が、いつまでも俺を苛む。
……あれから、悠斗とはほとんど話せていない。学校で見かけたり、目が合えば軽く挨拶を交わすことはあるが、いつも悠斗の隣にはある女の子が一緒にいる。
「誰か嘘だと言って。信じられない。」
「よりによって、小西かえでかよ……」
下ごしらえした食材を運びながら、廊下ですれ違った女の子たちが話しているのが耳に入る。
学校中の誰もが耳にしている。『遂に遠野悠斗に彼女ができた』『彼女はあの小西かえで』という話。小西さんとは、悠斗と一緒に文化祭の買い出しに出掛けて行った女の子で間違いないようだ。
……やっぱり。二人は付き合っているのか。
胸にきりきりと何本ものトゲが刺さるような痛みが走る。
何度も想像してきたはずなのに、現実の痛みは思い描いていたよりもずっと鋭い。
「おはよ。お待たせ、食材、家庭科室から持ってきたよ」
「青山っちありがと~」
「ね、青山くん、これどう? ショーゴと作ってみた!」
すっかり喫茶店のように飾り付けられた教室に入っていくと、調理班はもうシェフのような衣装に着替えて、開店の準備を進めてくれている。この日まで包丁の練習や、調理の練習、当日の動き方の計画など、郷さんも戸田さんも、筧くんも佐藤くんも本当に一生懸命一緒に取り組んでくれた。
おかげで、もうまったく話すのに抵抗はない。壮司以外にも、気兼ねなく話せる人ができて学校に来ることが今までにないほど楽しくなっている。
「わ、すごく綺麗!
やっぱり赤いサクランボとミントの葉っぱ、いいアクセントになってるね」
細長くて底に少し丸みのあるお洒落なプラカップに、上から下に鮮やかなブルーがグラデーションになった炭酸がシュワシュワしてる。炭酸の中には、氷の代わりに凍らせたパイナップルや黄桃、みかんなどの果物が入っていて、透明感のある青と黄色やオレンジ色がとても綺麗だ。一番上に、真っ赤なサクランボとミントの葉が飾られる。
「でしょ!絶対これで写真撮りたいって思うよね!
店内もレトロ喫茶店風だし。いいフォトスポットになると思うんだ~」
戸田さんと筧くんは中学の時に美術部だったらしく、装飾係の人たちとも話し合いながらメニューの配色はもちろん、カップやストロー、紙皿選びまですごくセンスよくまとめてくれた。
「戸田さんも筧くんも本当にすごい。
一緒にメニューを作れて、すっごく楽しい」
ぽろ、と口に出すと、目の前で戸田さんと筧くんが動きを止める。(その後ろで郷さんも止まっている)
「っ~~~~もーーーーーーっ!!
青山くんのそれ、ほんっとに心臓に悪いからね⁉︎ 心臓バクバクする。」
「わざとやってたらお前、それ、殺人未遂だからな⁉︎ 心臓止まるかと思ったわ
あぶねーーー 俺には心に決めた人がいるんだからな!!」
「え、ショーゴそれ私聞いてない、誰? ね、だれ?」
「わ、リホ、そこ拾うな! 忘れろ!!」
戸田さんに追いかけられて、筧くんは逃げていってしまった。
調理班メンバーと話していると時折こういうことがある。俺が何かを言ったときに、みんな一度停止してしまうのだ。
両手でムニ、と顔を挟み込んでみる。
「……なんか変な顔してた?」
「いや、今は変な顔だけど。これもらっていい?」
試作品で作ってくれたフルーツサイダーに手を伸ばしながら、佐藤くんが隣に腰掛ける。
「青山は変な顔しないよ。笑顔でお礼とか伝えられるだけ。
あ、うま」
「なんで笑顔でお礼言ったらみんな一時停止すんの」
ずずずーーーとサイダーを吸い込みながら、佐藤くんがこちらを凝視する。
「……青山さ、自分が相当かわいい顔ってこと自覚ないの?
俺は相当かわいいと思ってるし、郷とか、戸田とか、筧もそうだよ。
たぶん壮司も。
いきなり笑顔向けられたら、『うわ、かわい』ってみんな思考停止すんだよ。」
「は?」
「これ、いいな。でもやっぱストローだけじゃフルーツ食えねぇわ。
戸田ーっ、やっぱこれスプーン要るって、」
いやいやいや、何言ってるんだ佐藤くん。俺の思考を停止させた佐藤くんは、スプーンを求めてフルーツの残ったカップを片手に去っていってしまった。
思わず、前髪を目の前にかき集めるようにして顔を両手の中に収める。
まさかここへ来て、顔のことに触れられるとは。かわいいわけないだろ。佐藤くんを責めてるわけじゃない。わかってる。誰を可愛いと思うかなんて人それぞれだし、好みの形も無限にある。
それでも、ただただ、人に俺の顔を見て欲しくない。だって、いつ誰を不快にさせるかわからないんだから。
『こっちくんなよ。その目気持ち悪いんだよ』
あれは小学校の教室での出来事だった。
その日初めて俺にそう言った椎名くんは、それまでずっと『青山くんの目、きれいだね。宝石みたい』と言っていたのだ。俺はそれに、何も考えずに『へへへ、ありがとう』と笑顔で返していた。
きっとある日突然、俺の顔が気持ち悪く見えるようになったんだろう。その日を境に、クラス中から俺の存在が不快だということを伝えられ続けた。
椎名くんはそれからも、やっぱり俺のことは嫌いだったみたいだ。
中学に上がって、俺と悠斗はまたクラスが違ってしまったが、悠斗と椎名くんは同じクラスになっていた。
『なぁ、遠野 今日も青山はお迎え来んの?
お熱いね~
なぁ、もしかしてもうヤッちゃった?』
椎名くんが悠斗に話しかけているのが、教室の扉に手をかけたところで聞こえてしまった。椎名くんが言う通り、帰りはいつも悠斗を教室まで迎えに行っていたから。
椎名くんはいまだに俺のことが目障りで、悠斗にまで絡みに行っているんだと、そのとき初めて知った。
ガタガタっとものが倒れる音と、女子の悲鳴が聞こえた。扉を開けると、悠斗が見たことのない顔をして椎名くんに掴みかかっていた。先生を呼びに走っていく生徒や、悠斗を椎名くんから引き離そうとする生徒で、教室内は騒然としていた。
結局その日は、悠斗は職員室へ連れて行かれて一緒に帰ることはなかった。
あのときの悠斗の顔は忘れられない。見たことのないほど、怒りが込められた表情。
よっぽど、俺とそういう仲なんじゃないかと揶揄われたのが嫌だったんだろう。その直後に、悠斗には初めての彼女もできて、椎名くんがそんな風に俺と悠斗をからかうこともできなくなった。
俺のせいで、悠斗にまで迷惑をかけてしまったんだ。
そして、悠斗が絶対に俺なんかとそんな風に誤解されたくないんだということもわかってしまった。
俺の気持ちは絶対に隠し通さなきゃいけない。……消し去らないといけないんだ。俺は、誰にも見つからないように、目立たないように過ごして、ただ静かに悠斗の傍で過ごしたい。なんの波風も、なんの刺激もいらない。ただ、一緒にいられれば、それだけでいいのに。
「……なんでこんなに難しいかな」
「なにが? 着替え? 手伝ってやろうか?」
背もたれに寄りかかって、上を向いて呟けば、真上からこちらを見下ろすように壮司が立っている。
遠くで、文化祭実行委員の放送が聞こえる。
生徒たちの少しだけ浮かれたざわめきが耳に戻ってきた。
「調理班でまだ着替えてないの優李だけだぜ」
「わ、もうこんな時間!」
「早く着替えてこーい」
壮司にシェフ衣装を手渡され、着替えに走る。もうすぐ開店だ。
学校の校舎はいつもと空気が変わっている。あちらこちらに目にも鮮やかな飾り付けがされ、生徒たちはそれぞれの出し物にあった衣装を身につけている。
準備を終えたら、10時からそれぞれの模擬店や公演が次々と始まっていく。今日と明日は校内の生徒や関係者向けに開かれ、明後日がもっとも文化祭が盛り上がる一般の招待客を招く最終日だ。他校の恋人や、好きな人を招待する人もいるらしい。
俺は木漏日のしのぶさんと彼女のお友達用に招待状を2通渡しておいた。明後日が楽しみだ。だが、そんな気持ちとは裏腹にぽっかりと胸に穴があいた喪失感が、いつまでも俺を苛む。
……あれから、悠斗とはほとんど話せていない。学校で見かけたり、目が合えば軽く挨拶を交わすことはあるが、いつも悠斗の隣にはある女の子が一緒にいる。
「誰か嘘だと言って。信じられない。」
「よりによって、小西かえでかよ……」
下ごしらえした食材を運びながら、廊下ですれ違った女の子たちが話しているのが耳に入る。
学校中の誰もが耳にしている。『遂に遠野悠斗に彼女ができた』『彼女はあの小西かえで』という話。小西さんとは、悠斗と一緒に文化祭の買い出しに出掛けて行った女の子で間違いないようだ。
……やっぱり。二人は付き合っているのか。
胸にきりきりと何本ものトゲが刺さるような痛みが走る。
何度も想像してきたはずなのに、現実の痛みは思い描いていたよりもずっと鋭い。
「おはよ。お待たせ、食材、家庭科室から持ってきたよ」
「青山っちありがと~」
「ね、青山くん、これどう? ショーゴと作ってみた!」
すっかり喫茶店のように飾り付けられた教室に入っていくと、調理班はもうシェフのような衣装に着替えて、開店の準備を進めてくれている。この日まで包丁の練習や、調理の練習、当日の動き方の計画など、郷さんも戸田さんも、筧くんも佐藤くんも本当に一生懸命一緒に取り組んでくれた。
おかげで、もうまったく話すのに抵抗はない。壮司以外にも、気兼ねなく話せる人ができて学校に来ることが今までにないほど楽しくなっている。
「わ、すごく綺麗!
やっぱり赤いサクランボとミントの葉っぱ、いいアクセントになってるね」
細長くて底に少し丸みのあるお洒落なプラカップに、上から下に鮮やかなブルーがグラデーションになった炭酸がシュワシュワしてる。炭酸の中には、氷の代わりに凍らせたパイナップルや黄桃、みかんなどの果物が入っていて、透明感のある青と黄色やオレンジ色がとても綺麗だ。一番上に、真っ赤なサクランボとミントの葉が飾られる。
「でしょ!絶対これで写真撮りたいって思うよね!
店内もレトロ喫茶店風だし。いいフォトスポットになると思うんだ~」
戸田さんと筧くんは中学の時に美術部だったらしく、装飾係の人たちとも話し合いながらメニューの配色はもちろん、カップやストロー、紙皿選びまですごくセンスよくまとめてくれた。
「戸田さんも筧くんも本当にすごい。
一緒にメニューを作れて、すっごく楽しい」
ぽろ、と口に出すと、目の前で戸田さんと筧くんが動きを止める。(その後ろで郷さんも止まっている)
「っ~~~~もーーーーーーっ!!
青山くんのそれ、ほんっとに心臓に悪いからね⁉︎ 心臓バクバクする。」
「わざとやってたらお前、それ、殺人未遂だからな⁉︎ 心臓止まるかと思ったわ
あぶねーーー 俺には心に決めた人がいるんだからな!!」
「え、ショーゴそれ私聞いてない、誰? ね、だれ?」
「わ、リホ、そこ拾うな! 忘れろ!!」
戸田さんに追いかけられて、筧くんは逃げていってしまった。
調理班メンバーと話していると時折こういうことがある。俺が何かを言ったときに、みんな一度停止してしまうのだ。
両手でムニ、と顔を挟み込んでみる。
「……なんか変な顔してた?」
「いや、今は変な顔だけど。これもらっていい?」
試作品で作ってくれたフルーツサイダーに手を伸ばしながら、佐藤くんが隣に腰掛ける。
「青山は変な顔しないよ。笑顔でお礼とか伝えられるだけ。
あ、うま」
「なんで笑顔でお礼言ったらみんな一時停止すんの」
ずずずーーーとサイダーを吸い込みながら、佐藤くんがこちらを凝視する。
「……青山さ、自分が相当かわいい顔ってこと自覚ないの?
俺は相当かわいいと思ってるし、郷とか、戸田とか、筧もそうだよ。
たぶん壮司も。
いきなり笑顔向けられたら、『うわ、かわい』ってみんな思考停止すんだよ。」
「は?」
「これ、いいな。でもやっぱストローだけじゃフルーツ食えねぇわ。
戸田ーっ、やっぱこれスプーン要るって、」
いやいやいや、何言ってるんだ佐藤くん。俺の思考を停止させた佐藤くんは、スプーンを求めてフルーツの残ったカップを片手に去っていってしまった。
思わず、前髪を目の前にかき集めるようにして顔を両手の中に収める。
まさかここへ来て、顔のことに触れられるとは。かわいいわけないだろ。佐藤くんを責めてるわけじゃない。わかってる。誰を可愛いと思うかなんて人それぞれだし、好みの形も無限にある。
それでも、ただただ、人に俺の顔を見て欲しくない。だって、いつ誰を不快にさせるかわからないんだから。
『こっちくんなよ。その目気持ち悪いんだよ』
あれは小学校の教室での出来事だった。
その日初めて俺にそう言った椎名くんは、それまでずっと『青山くんの目、きれいだね。宝石みたい』と言っていたのだ。俺はそれに、何も考えずに『へへへ、ありがとう』と笑顔で返していた。
きっとある日突然、俺の顔が気持ち悪く見えるようになったんだろう。その日を境に、クラス中から俺の存在が不快だということを伝えられ続けた。
椎名くんはそれからも、やっぱり俺のことは嫌いだったみたいだ。
中学に上がって、俺と悠斗はまたクラスが違ってしまったが、悠斗と椎名くんは同じクラスになっていた。
『なぁ、遠野 今日も青山はお迎え来んの?
お熱いね~
なぁ、もしかしてもうヤッちゃった?』
椎名くんが悠斗に話しかけているのが、教室の扉に手をかけたところで聞こえてしまった。椎名くんが言う通り、帰りはいつも悠斗を教室まで迎えに行っていたから。
椎名くんはいまだに俺のことが目障りで、悠斗にまで絡みに行っているんだと、そのとき初めて知った。
ガタガタっとものが倒れる音と、女子の悲鳴が聞こえた。扉を開けると、悠斗が見たことのない顔をして椎名くんに掴みかかっていた。先生を呼びに走っていく生徒や、悠斗を椎名くんから引き離そうとする生徒で、教室内は騒然としていた。
結局その日は、悠斗は職員室へ連れて行かれて一緒に帰ることはなかった。
あのときの悠斗の顔は忘れられない。見たことのないほど、怒りが込められた表情。
よっぽど、俺とそういう仲なんじゃないかと揶揄われたのが嫌だったんだろう。その直後に、悠斗には初めての彼女もできて、椎名くんがそんな風に俺と悠斗をからかうこともできなくなった。
俺のせいで、悠斗にまで迷惑をかけてしまったんだ。
そして、悠斗が絶対に俺なんかとそんな風に誤解されたくないんだということもわかってしまった。
俺の気持ちは絶対に隠し通さなきゃいけない。……消し去らないといけないんだ。俺は、誰にも見つからないように、目立たないように過ごして、ただ静かに悠斗の傍で過ごしたい。なんの波風も、なんの刺激もいらない。ただ、一緒にいられれば、それだけでいいのに。
「……なんでこんなに難しいかな」
「なにが? 着替え? 手伝ってやろうか?」
背もたれに寄りかかって、上を向いて呟けば、真上からこちらを見下ろすように壮司が立っている。
遠くで、文化祭実行委員の放送が聞こえる。
生徒たちの少しだけ浮かれたざわめきが耳に戻ってきた。
「調理班でまだ着替えてないの優李だけだぜ」
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