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23.日常
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「おい久生、お前どうしてくれるんだよ」
「俺のせいじゃないだろ。優李は元々、可愛かったし誰もに好かれるかっこいい人間だ」
「そんなもん、重々知ってんだよ!! なんで! あんなことになってるんだって言ってんだよ」
背後で悠斗が壮司に吠えているのが聞こえる。
最近の悠斗は、言葉遣いが随分荒々しくなった。壮司いわく、「何言ってんの。あれが素だよ。『僕』w とか言ってたの、優李の前だけだよ」らしい。
今までよりも悠斗の気持ちが伝わりやすくなったからいいのだが……
「青山くんが作るオムライス、食べてみたいなぁ♡
今度バイト先行ってもいいかなぁ?」
「ね、ね、前髪、もうちょっと切ってさ、さっぱりしてみない?」
「優李くんって、よく見ると綺麗な目してるね~」
う……、目のことに触れられると、息が詰まってしまう。……どう返すべきか。
文化祭で悠斗を連れて逃げていた時に、何枚か写真を撮られたのが、SNSに投稿されて拡散されてしまったのだ。壮司曰く、結構広まってしまったらしい。
メガネを落として、走って前髪がなびいている俺の顔は、今周りを取り囲むこの人たちにはカッコよく見えたそうだ。
俺は結局まだメガネをかけている。なんだかんだ、まだ自分の顔を晒すのに抵抗がなくなったわけではないからだ。
でも俺自身は何も変わらないのに、メガネがあるかないかでこれほど態度が変わるものなのか……今も休憩時間の短い間にわざわざ、席に座っている俺を取り囲むように女子が数人集まっている。
「あの……ごめんね。
俺、君たちのことよく知らないし、いきなりこうやって囲まれると困るんだけど……」
「えー、これから知ってもらえばいいから……」
「ごめんね、恋人がヤキモチ妬いちゃうから、こういうの本当に困るんだ」
「え……恋人?」
すると、後ろからまるで突進するような勢いで抱きすくめられる。
「聞いたか? ゆうくんが困ってるんだから、お前らはさっさと退散してくれ。」
「なっ……遠野くん?!」
「お前らが、僕に勝てるわけないだろ?」
悠斗が俺を抱きしめたまま、渾身の微笑みを女子たちに振る舞う。みんな、う"、と言いながら教室を出ていった。
「……青山っち……本当に遠野くんと付き合ってるの?」
一部始終を見ていた郷さんが口を開く。壮司や佐藤くん、戸田さんや筧くんといった周囲に居る人たちだけに聞こえる声音だ。
……え、ここで言うの? 本当に?
ちら、と俺の肩口に顔を出している悠斗に目を向けると、悠斗は眩しいくらいの微笑みを返してきた。
……これは俺がちゃんと言うしかないやつだ。
「……うん。付き合ってる……」
後半はほとんど聞き取れないんじゃないかくらいの声になってしまった。
ぎゅうううう、と後ろから悠斗が俺を抱きしめる力が強まる。悠斗が肩に顔を擦り付けているから、表情は見えない。
「まじかーーっ!! 嫌だ……信じたくない……青山っちがこんな魔王のものに……」
「青山、まだ間に合うと思うぞ。お前にはもっとまともな奴がいるんじゃないのか?」
「だ、大丈夫? 辛くなったらいつでも話聞くからね?」
「青山……無理矢理付きまとわれてるんじゃないよな?」
「あ"?」
散々な言われように、肩口にいる悠斗が周りの4人を睨みつけている。……悠斗、そんな顔もできたのか。
「ほらほら、もう本鈴なるぞ。
お前のクラスは隣だろうが」
見かねた壮司が悠斗を追い出しにかかる。
「嫌だ……っ! 僕このクラスになる!」
「何言ってんだ! さっさと出ろ」
「ゆうくん……!!」
「ハル、ちゃんと授業受けろよ
また昼にな」
壮司に追い立てられ、教室から出た悠斗に手を振ってやると、泣く泣く隣のクラスへと移動していった。
「やべぇな……王子……」
郷さんがぽつりと呟く。
悠斗は文化祭以降、もう俺への気持ちを隠す必要がないとわかった途端、全力で気持ちを表現するようになったものだから、その変わり様に郷さんたちは「これが現実か……」「天は二物を与えなかった……」と、悠斗に対する評価が一変してしまったようだった。
なぜか、悠斗と仲良くしている俺に同情的な目を向けている。
でも、俺は……
「ハル……くっつきすぎじゃない?」
「今まで我慢してた分、許して」
ソファに腰掛けた悠斗の上に抱えられ、後ろから抱きしめられている。肩口から顔を覗かせる悠斗と頬をくっつけるようにして話すことになっている。
帰宅後、制服から着替えた頃に、すぐにインターホンが鳴り、悠斗がやってきた。それからずっとこの状態だ。
「我慢……ハル、休みの時間もずっとうちのクラスに来てたし、お昼も一緒に食べてるし、帰りも一緒だったよ?」
時間が許す限り、ずっと一緒だった気がしている。が、悠斗の腕に力が込められる。
「……違う。ゆうくんと出会って、12年、ずっと我慢してた。
ずっとゆうくんを独り占めしたかったし、こうして抱きしめたかった。」
思わず、すぐ近くにある悠斗の顔を見つめてしまう。少し拗ねたような、潤んだ瞳でそう言われ、胸のあたりが、かぁ、と熱を持つ。
俺だって、そうだ。ずっと悠斗の特別になりたかった。
「……もうハルのものだよ。
それに、ハルも、もう俺のものだよね?」
悠斗の綺麗な目が見開かれ、そしてゆっくりと細められる。
「うん、僕はゆうくんのものだよ」
悠斗の長い指が俺の顎にかけられる、あ、と思った時にはもう、柔らかな感触が触れていた。
悠斗の唇が、俺のにそっと重ねられた。
「…っん、」
きっと、ほんの少しの短い時間だったんだと思う。でも、悠斗の唇が触れた瞬間、音も、視界も何もかもが止まって、体中の感覚が唇に集中してしまうような、そんな気がした。
「……ゆうくん、もっかいしてい?」
「ん、」
今度は俺も目をつむって、悠斗を待つ。悠斗の手が今度はうなじを辿って、くしゃりと髪をかき分けながら後頭部を支える。
「はぁ、ゆうくん……」
「ぁ……ん、」
優しく唇が触れたかと思うと、そのまま熱い舌先で唇を撫でられる。悠斗の器用な舌は、まるで唇をノックしているようだ、ノックに応えるように恐る恐る隙間を開くと、温かいものが差し入れられ、歯列をなぞり始める。
大きな手でうなじと後頭部を撫でられ、そのうちに大きく口を開けてしまう。
「んん、っ……」
くちゅくちゅ、と水音が耳に入ってくる。その音を夢見心地で聞きながら、口の中いっぱいに動き回る舌が与える刺激に身を委ねる。
上顎を撫でられ、軽く舌を吸われる。
どれも初めての感覚に、どんどんと体の熱が上がっていく。
キス自体、今のが初めてだ。
知識として、舌を入れるものがあるっていうのも知ってた。でも、それがこんなに気持ちがいいものだなんて、想像もしていなかった。
頭がぼうっとして、熱くなった体から力が抜けてしまう。
「ふっ、…あ、ハル……」
「ゆう……」
悠斗の唇が艶やかに濡れている。きっと俺の唇もそうなんだろう。
もう一度、悠斗の綺麗な顔が近づいてくる。
「……ゆうくん?」
思わず、唇を両手で覆ってしまった。顔に熱が集中しているのを感じる。
「だっ…だって、こんな、初めてで……俺……」
もうすでに心臓が耳元で鳴ってるんじゃないかと言うほど、大きな音を立てている。手は震えるし、力は入らない。こんなことを何度もされたら、きっと幸せの絶頂で死んでしまう……っ!
「うん、そうだよね、初めてだよね」
悠斗はなぜか、うんうん、と嬉しそうに頷いている。俺はもう自分の力で座っていられなくて、背中の悠斗にすべてを委ねるようにもたれかかる。
「……ゆうくん、大丈夫。
ゆっくり進めていこう。」
「……進める?」
ぼうっとした頭で、悠斗の話を聞く。……進めるって何を? あまりにポワポワしすぎて、頭が回らない。
「ふふふ、ずっと一緒にいようねぇ」
力の抜けた体を、悠斗が背後からぎゅう、と抱きしめてくれる。
俺は体も、心も温かいもので満たされるのを感じながら、「うん」と微笑んだ。
自分のものには決してならないと思っていた。
その陽だまりが、ずっと僕らを照らしてくれる。
「俺のせいじゃないだろ。優李は元々、可愛かったし誰もに好かれるかっこいい人間だ」
「そんなもん、重々知ってんだよ!! なんで! あんなことになってるんだって言ってんだよ」
背後で悠斗が壮司に吠えているのが聞こえる。
最近の悠斗は、言葉遣いが随分荒々しくなった。壮司いわく、「何言ってんの。あれが素だよ。『僕』w とか言ってたの、優李の前だけだよ」らしい。
今までよりも悠斗の気持ちが伝わりやすくなったからいいのだが……
「青山くんが作るオムライス、食べてみたいなぁ♡
今度バイト先行ってもいいかなぁ?」
「ね、ね、前髪、もうちょっと切ってさ、さっぱりしてみない?」
「優李くんって、よく見ると綺麗な目してるね~」
う……、目のことに触れられると、息が詰まってしまう。……どう返すべきか。
文化祭で悠斗を連れて逃げていた時に、何枚か写真を撮られたのが、SNSに投稿されて拡散されてしまったのだ。壮司曰く、結構広まってしまったらしい。
メガネを落として、走って前髪がなびいている俺の顔は、今周りを取り囲むこの人たちにはカッコよく見えたそうだ。
俺は結局まだメガネをかけている。なんだかんだ、まだ自分の顔を晒すのに抵抗がなくなったわけではないからだ。
でも俺自身は何も変わらないのに、メガネがあるかないかでこれほど態度が変わるものなのか……今も休憩時間の短い間にわざわざ、席に座っている俺を取り囲むように女子が数人集まっている。
「あの……ごめんね。
俺、君たちのことよく知らないし、いきなりこうやって囲まれると困るんだけど……」
「えー、これから知ってもらえばいいから……」
「ごめんね、恋人がヤキモチ妬いちゃうから、こういうの本当に困るんだ」
「え……恋人?」
すると、後ろからまるで突進するような勢いで抱きすくめられる。
「聞いたか? ゆうくんが困ってるんだから、お前らはさっさと退散してくれ。」
「なっ……遠野くん?!」
「お前らが、僕に勝てるわけないだろ?」
悠斗が俺を抱きしめたまま、渾身の微笑みを女子たちに振る舞う。みんな、う"、と言いながら教室を出ていった。
「……青山っち……本当に遠野くんと付き合ってるの?」
一部始終を見ていた郷さんが口を開く。壮司や佐藤くん、戸田さんや筧くんといった周囲に居る人たちだけに聞こえる声音だ。
……え、ここで言うの? 本当に?
ちら、と俺の肩口に顔を出している悠斗に目を向けると、悠斗は眩しいくらいの微笑みを返してきた。
……これは俺がちゃんと言うしかないやつだ。
「……うん。付き合ってる……」
後半はほとんど聞き取れないんじゃないかくらいの声になってしまった。
ぎゅうううう、と後ろから悠斗が俺を抱きしめる力が強まる。悠斗が肩に顔を擦り付けているから、表情は見えない。
「まじかーーっ!! 嫌だ……信じたくない……青山っちがこんな魔王のものに……」
「青山、まだ間に合うと思うぞ。お前にはもっとまともな奴がいるんじゃないのか?」
「だ、大丈夫? 辛くなったらいつでも話聞くからね?」
「青山……無理矢理付きまとわれてるんじゃないよな?」
「あ"?」
散々な言われように、肩口にいる悠斗が周りの4人を睨みつけている。……悠斗、そんな顔もできたのか。
「ほらほら、もう本鈴なるぞ。
お前のクラスは隣だろうが」
見かねた壮司が悠斗を追い出しにかかる。
「嫌だ……っ! 僕このクラスになる!」
「何言ってんだ! さっさと出ろ」
「ゆうくん……!!」
「ハル、ちゃんと授業受けろよ
また昼にな」
壮司に追い立てられ、教室から出た悠斗に手を振ってやると、泣く泣く隣のクラスへと移動していった。
「やべぇな……王子……」
郷さんがぽつりと呟く。
悠斗は文化祭以降、もう俺への気持ちを隠す必要がないとわかった途端、全力で気持ちを表現するようになったものだから、その変わり様に郷さんたちは「これが現実か……」「天は二物を与えなかった……」と、悠斗に対する評価が一変してしまったようだった。
なぜか、悠斗と仲良くしている俺に同情的な目を向けている。
でも、俺は……
「ハル……くっつきすぎじゃない?」
「今まで我慢してた分、許して」
ソファに腰掛けた悠斗の上に抱えられ、後ろから抱きしめられている。肩口から顔を覗かせる悠斗と頬をくっつけるようにして話すことになっている。
帰宅後、制服から着替えた頃に、すぐにインターホンが鳴り、悠斗がやってきた。それからずっとこの状態だ。
「我慢……ハル、休みの時間もずっとうちのクラスに来てたし、お昼も一緒に食べてるし、帰りも一緒だったよ?」
時間が許す限り、ずっと一緒だった気がしている。が、悠斗の腕に力が込められる。
「……違う。ゆうくんと出会って、12年、ずっと我慢してた。
ずっとゆうくんを独り占めしたかったし、こうして抱きしめたかった。」
思わず、すぐ近くにある悠斗の顔を見つめてしまう。少し拗ねたような、潤んだ瞳でそう言われ、胸のあたりが、かぁ、と熱を持つ。
俺だって、そうだ。ずっと悠斗の特別になりたかった。
「……もうハルのものだよ。
それに、ハルも、もう俺のものだよね?」
悠斗の綺麗な目が見開かれ、そしてゆっくりと細められる。
「うん、僕はゆうくんのものだよ」
悠斗の長い指が俺の顎にかけられる、あ、と思った時にはもう、柔らかな感触が触れていた。
悠斗の唇が、俺のにそっと重ねられた。
「…っん、」
きっと、ほんの少しの短い時間だったんだと思う。でも、悠斗の唇が触れた瞬間、音も、視界も何もかもが止まって、体中の感覚が唇に集中してしまうような、そんな気がした。
「……ゆうくん、もっかいしてい?」
「ん、」
今度は俺も目をつむって、悠斗を待つ。悠斗の手が今度はうなじを辿って、くしゃりと髪をかき分けながら後頭部を支える。
「はぁ、ゆうくん……」
「ぁ……ん、」
優しく唇が触れたかと思うと、そのまま熱い舌先で唇を撫でられる。悠斗の器用な舌は、まるで唇をノックしているようだ、ノックに応えるように恐る恐る隙間を開くと、温かいものが差し入れられ、歯列をなぞり始める。
大きな手でうなじと後頭部を撫でられ、そのうちに大きく口を開けてしまう。
「んん、っ……」
くちゅくちゅ、と水音が耳に入ってくる。その音を夢見心地で聞きながら、口の中いっぱいに動き回る舌が与える刺激に身を委ねる。
上顎を撫でられ、軽く舌を吸われる。
どれも初めての感覚に、どんどんと体の熱が上がっていく。
キス自体、今のが初めてだ。
知識として、舌を入れるものがあるっていうのも知ってた。でも、それがこんなに気持ちがいいものだなんて、想像もしていなかった。
頭がぼうっとして、熱くなった体から力が抜けてしまう。
「ふっ、…あ、ハル……」
「ゆう……」
悠斗の唇が艶やかに濡れている。きっと俺の唇もそうなんだろう。
もう一度、悠斗の綺麗な顔が近づいてくる。
「……ゆうくん?」
思わず、唇を両手で覆ってしまった。顔に熱が集中しているのを感じる。
「だっ…だって、こんな、初めてで……俺……」
もうすでに心臓が耳元で鳴ってるんじゃないかと言うほど、大きな音を立てている。手は震えるし、力は入らない。こんなことを何度もされたら、きっと幸せの絶頂で死んでしまう……っ!
「うん、そうだよね、初めてだよね」
悠斗はなぜか、うんうん、と嬉しそうに頷いている。俺はもう自分の力で座っていられなくて、背中の悠斗にすべてを委ねるようにもたれかかる。
「……ゆうくん、大丈夫。
ゆっくり進めていこう。」
「……進める?」
ぼうっとした頭で、悠斗の話を聞く。……進めるって何を? あまりにポワポワしすぎて、頭が回らない。
「ふふふ、ずっと一緒にいようねぇ」
力の抜けた体を、悠斗が背後からぎゅう、と抱きしめてくれる。
俺は体も、心も温かいもので満たされるのを感じながら、「うん」と微笑んだ。
自分のものには決してならないと思っていた。
その陽だまりが、ずっと僕らを照らしてくれる。
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