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幼少期
53 続・試作
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流石にこの塩味だけでは味気ないので、どうせならキャラメル味のポップコーンも作ってもらいたいな。
「すみません、ちょっといいですか?」
僕が料理長に声をかけると、料理長はポップコーンに伸ばしていた手を引っ込めて直立不動になる。
「は、はい! なんでございましょうか!?」
ちょっとまだ口の中にポップコーンが残っているみたいだけれど、そこは目を瞑ってあげよう。
「このポップコーンに他の味をつけたいんですけど、お願い出来ますか?」
「他の味、でございますか?」
「なんと! エドアルド様、他の味を付ける事が出来るのですか!?」
チャールズや料理長だけでなく他の人達も驚きと期待の眼差しを僕に向けている。
僕は指示を出すだけなので、ここは料理長に頑張ってもらおう。
「フライパンに砂糖と水を入れて火にかけます。砂糖を溶かして茶色になるまで煮詰めます」
料理長は僕の言う通りに砂糖と水をフライパンに入れて火にかけた。
あまり火が強いとすぐに焦げちゃうからそこは注意が必要だな。
「茶色くなったらバターを入れて溶かして、そこにこのポップコーンを入れて絡めてください」
すぐにフライパンから甘い香りが漂ってくる。
流石は料理長だな。
いいタイミングでバターを入れて溶かし、そこにポップコーンを入れて手早く絡めている。
真っ白だったポップコーンが茶色くコーティングされている。
「後はこのキャラメルが乾いたら完成です」
コーティングされたポップコーンをバットに移して乾かしてもらう。
早く食べたいけど、ここはじっと我慢だ。
何しろまだ熱いからね。
ヤケド注意だよ。
冷ます間にも皆の目が『まだか、まだか』と言っているようでちょっと微笑ましい。
うん、そろそろ良いかな。
僕はバットに手を伸ばしてポップコーンを一つ掴んだ。
そのまま口に入れるまでの動きをを皆の目が追っている。
僕が口を「あーん」と開けてポップコーンを入れると、皆も一様に口を開けていたのには思わず吹き出しそうになった。
キャラメルでコーティングされたポップコーンはカリカリしててとても美味しい。
早く皆に食べる許可を出さないと暴動が起きそうだな。
「皆さんもどうぞ食べてください」
そう許可を出すと、真っ先にチャールズの手が伸びた。
皆が一斉に手を出すかと思ったが、そこはやはり貴族に仕えている人達だ。
チャールズの後に執事、その次に料理長、最後に料理人達と順番にポップコーンを手に取っていく。
「こ、これは! 先ほどとは違って表面がカリカリしてて美味しいですね。砂糖と水とバターだけなのにこんな味になるなんて…」
チャールズがうっとりとした顔でポップコーンを咀嚼している。
どうやら彼は甘い物が好きなようだ。
料理人の中にはこのキャラメルポップコーンよりも塩味が好きな人がいるようで、一口食べただけで、また塩味のポップコーンを頬張っている人もいた。
「他にも色んなバリエーションが出来ると思うんですよね。そこは料理が専門の方が頑張れば良いと思います」
そう言って料理長に丸投げしたんだけれど、何故か料理長はその場で僕に跪いた。
「ありがとうございます、エドアルド様。このサミュエル、責任を持ってエドアルド様に様々な美味しいポップコーンを召し上がっていただけるように精進いたします!」
いや、待って!
そこまで望んでないし、大体サミュエルの雇い主はチャールズだよね。
そんな事を言うとチャールズが気分を害さない?
そっと斜め上を見上げてチャールズの様子を伺ったが、チャールズは「よく言った!」と言わんばかりに満足そうに頷いている。
…まあ、チャールズに異論がないんなら、いっか。
色んなフレーバーのポップコーンが出来れば、その分陞爵も近づいてくるんじゃないかな。
後はいかに僕の存在を隠すか…だよね。
「すみません、ちょっといいですか?」
僕が料理長に声をかけると、料理長はポップコーンに伸ばしていた手を引っ込めて直立不動になる。
「は、はい! なんでございましょうか!?」
ちょっとまだ口の中にポップコーンが残っているみたいだけれど、そこは目を瞑ってあげよう。
「このポップコーンに他の味をつけたいんですけど、お願い出来ますか?」
「他の味、でございますか?」
「なんと! エドアルド様、他の味を付ける事が出来るのですか!?」
チャールズや料理長だけでなく他の人達も驚きと期待の眼差しを僕に向けている。
僕は指示を出すだけなので、ここは料理長に頑張ってもらおう。
「フライパンに砂糖と水を入れて火にかけます。砂糖を溶かして茶色になるまで煮詰めます」
料理長は僕の言う通りに砂糖と水をフライパンに入れて火にかけた。
あまり火が強いとすぐに焦げちゃうからそこは注意が必要だな。
「茶色くなったらバターを入れて溶かして、そこにこのポップコーンを入れて絡めてください」
すぐにフライパンから甘い香りが漂ってくる。
流石は料理長だな。
いいタイミングでバターを入れて溶かし、そこにポップコーンを入れて手早く絡めている。
真っ白だったポップコーンが茶色くコーティングされている。
「後はこのキャラメルが乾いたら完成です」
コーティングされたポップコーンをバットに移して乾かしてもらう。
早く食べたいけど、ここはじっと我慢だ。
何しろまだ熱いからね。
ヤケド注意だよ。
冷ます間にも皆の目が『まだか、まだか』と言っているようでちょっと微笑ましい。
うん、そろそろ良いかな。
僕はバットに手を伸ばしてポップコーンを一つ掴んだ。
そのまま口に入れるまでの動きをを皆の目が追っている。
僕が口を「あーん」と開けてポップコーンを入れると、皆も一様に口を開けていたのには思わず吹き出しそうになった。
キャラメルでコーティングされたポップコーンはカリカリしててとても美味しい。
早く皆に食べる許可を出さないと暴動が起きそうだな。
「皆さんもどうぞ食べてください」
そう許可を出すと、真っ先にチャールズの手が伸びた。
皆が一斉に手を出すかと思ったが、そこはやはり貴族に仕えている人達だ。
チャールズの後に執事、その次に料理長、最後に料理人達と順番にポップコーンを手に取っていく。
「こ、これは! 先ほどとは違って表面がカリカリしてて美味しいですね。砂糖と水とバターだけなのにこんな味になるなんて…」
チャールズがうっとりとした顔でポップコーンを咀嚼している。
どうやら彼は甘い物が好きなようだ。
料理人の中にはこのキャラメルポップコーンよりも塩味が好きな人がいるようで、一口食べただけで、また塩味のポップコーンを頬張っている人もいた。
「他にも色んなバリエーションが出来ると思うんですよね。そこは料理が専門の方が頑張れば良いと思います」
そう言って料理長に丸投げしたんだけれど、何故か料理長はその場で僕に跪いた。
「ありがとうございます、エドアルド様。このサミュエル、責任を持ってエドアルド様に様々な美味しいポップコーンを召し上がっていただけるように精進いたします!」
いや、待って!
そこまで望んでないし、大体サミュエルの雇い主はチャールズだよね。
そんな事を言うとチャールズが気分を害さない?
そっと斜め上を見上げてチャールズの様子を伺ったが、チャールズは「よく言った!」と言わんばかりに満足そうに頷いている。
…まあ、チャールズに異論がないんなら、いっか。
色んなフレーバーのポップコーンが出来れば、その分陞爵も近づいてくるんじゃないかな。
後はいかに僕の存在を隠すか…だよね。
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