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私のおもちゃよ、永遠に
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しかし、璃湖が悶々としている間に福永はひとりで楽しんでいたわけか。
避けていたのは璃湖自身なので文句は言えないが、なんだか釈然としないものを感じる。唇を尖らせる璃湖に気づいた福永がふっと笑った。
「言いたいことは分かるよ。だから今日は、もっと嫌ってほどイカせてあげるね。覚悟して、璃湖」
楽しそうな笑みを浮かべる福永に、顔が引きつった。なんだかとんでもないことになりそうな予感がする。そして、長く濃厚で快楽に満ちた時間が始まった。
* * *
「ああっ、はあ……ふう、んんっ……も、無理ぃ、ひあああああぁっ」
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。乳首をきゅっと摘まれて、璃湖は何度目か分からない絶頂を迎えた。
ピクピクと小さく身を震わせる璃湖を見下ろし、福永は恍惚とした笑みを浮かべる。そしてピンッと尖った乳首に吸いついて、どろどろに蕩けきった蜜壺に指を差し入れる。
「はあ、中熱くてドロドロ。大分柔らかくなってきた。もっともっと……頭がおかしくなるくらい気持ち良くなろうね」
いい所をかき出すように刺激され、親指で硬くなった陰核を押されると、またすぐに熱が一点に溜まっていく。
「あああぁっ、いやぁ、もう無理ぃ……お願い、ほしいのぉ。もう、入れてぇ」
「んー、魅力的なお誘いだけど⋯⋯⋯もうちょっとね」
恥を忍んでそう懇願しても、福永は望むものを与えてはくれない。達しすぎて苦しいなんて、初めての経験だ。何度入れてほしいと懇願しても、福永は首を縦に振ってくれない。
「ほら、璃湖のここはもっと気持ち良くなりたいって、俺の指に絡みついておねだとしてくる。きゅうきゅうってして、気持ちいいね、璃湖」
「いやぁ、もうイきたくないっ、イきたくないのぉ……あ、あ、ダメ……なんか、でちゃ……ふにゃあああああっ」
福永に蜜壺をかき回され、強烈な快感が全身を包む。そしてぷしゃりという音とともに溢れた潮がパタパタとシーツに落ちた。
「はあ、ふぇ……ごめんなさ……」
「ふふ、潮吹いちゃったね。ああ、泣かないで。防水シーツを敷いてるからどれだけ濡らしても構わないよ」
粗相をしてしまったと涙をこぼす璃湖に、福永は宥めるようなキスを落とす。そんな優しい仕草とは裏腹に、長い指が再び膣の中を行き来する。
「あああっ、いやぁ、また出ちゃう……も、無理、無理なのにぃ……」
「ああ、かわいいよ、璃湖、璃湖。もっと頭の中をバカにして。俺のこと以外考えられないくらい。ほら……イッて、俺にかわいいイキ顔見せて」」
「んああっ、……ああああっ、あっ……ああっ」
高く腰が浮き、絶頂とともに潮が飛び散る。ビクビクと震えていた腰が、バタリとベッドに落ちた。お尻の下が冷たいが、身体に力が入らない。
こんな濃厚な体験は、生まれて初めてだ。それなのにまだ処女である。貫通より先に潮吹きを経験してしまうなんて、そんな人は自分の他にいるのだろうか。
秘奥がもうずいぶん前から疼いて仕方がない。まるでもっと強い刺激を求めているようだ。太くて長いなにかで、指では届かない最も秘められた場所を暴いてほしい。
そんな欲求に太股を擦り合わせていると、福永が彼女の足を大きく開いた。そしてどこから取り出したのか、見覚えのあるピンク色のローターを手にしてニヤリと笑う。
「ふえ?」
「ほら、璃湖の大好きだったおもちゃだよ」
それを戸惑う璃湖の陰核に宛てがい、福永がスイッチを入れた。機械音と共に震え出したそローターを福永がグリグリと押しつけてくる。
「あああぁっ、あ、ダメェ、あ、あ、強くしないで」
福永がリモコンを操作すると、ローターの震えが大きくなる。散々イかされて、敏感になった身体にはあまりにも強すぎる刺激だ。快楽を逃がそうと無意識のうちに腰が高く上がった。
フルフルと首を横に振って拒んでも、福永は容赦なくローターを陰核に押しつけてくる。
「ああ、いやぁ、イク、イッちゃうぅ。あっ⋯⋯ふにゃあああぁっ」
あられもない声をあげながら、身体がガクガクと震える。また潮を吹いてしまったのか、お尻から水分がポタポタとシーツに落ちた。ベッドに身体を沈め、ピクピクと震える璃湖からローターに目を移した福永が冷たい目でそれを見つめた。
「あー⋯⋯俺のものになったから平気かなと思ったけど、無理だわ」
そう言った福永が、今まで璃湖に使っていたローターを握りつぶした。バキリという音が部屋に響き、璃湖はあまりの衝撃に目を見開いたまま固まった。
「ごめん。例え機械でも俺以外が璃湖に触れるのは許せない。ましてイかせるなんて⋯⋯だからさ」
プラスチックの破片で切れたのか、血の滲んだ指を福永がペロリと舐める。それから璃湖のことを見つめて目を細めた。
「君のおもちゃは⋯⋯一生俺だけ。璃湖のことをイかせるのも、啼かせるのも、全部俺じゃないと許せない」
はあっと大きく息を吐いた福永が陰茎の先で秘裂をなぞった。そして自身の先走りと璃湖の愛液の混じる様子にうっとりとした表情を浮かべる。熱い肉棒で硬くなった陰核を刺激しながら、ピクピクと身体を震わせている璃湖の耳に唇を寄せる。
「ああ、かわいい俺の璃湖。俺を一生、君のおもちゃにしてくれる?」
最も感じやすい敏感な芽を擦りながら問われて、璃湖は目をチカチカさせながらコクコクと頷いた。彼の行動に怖いほどの強い執着を感じるが、それが嬉しいと感じてしまう璃湖もどこかおかしいのだろうか。
嬉しそうに笑った福永が、璃湖の唇を塞いだ。彼の舌が口腔内を余す所なく犯していく。熱いものが秘口に宛てがわれて、璃湖はビクリと身体を震わせた。
「んっ、んん⋯⋯はあ⋯⋯熱いっ」
「璃湖の入口、物欲しそうにヒクついてる。ねえ、このまま挿れてもいい?」
「へ?」
切っ先で膣口を撫でながらそう聞かれ、璃湖は福永のことを見上げた。そのままとは、どういうことだ。そんなことをしたら⋯⋯。
「俺は璃湖との赤ちゃん、今すぐにでも欲しいよ。だけど負担が大きいのはどうしたって女性だから⋯⋯璃湖の気持ちを優先したい。初めてはなんの隔たりもなく繋がりたい、なんていうのは俺のわがままだ」
先端がツプリとぬかるみに埋まった。入口を撫でながら、乳首を舌で転がされる。秘奥がグズグズと疼いて、璃湖はたまらずに背中を反らして喘いだ。欲しい、この熱くて太いものが。早く中を、これで満たしてほしい。
それに璃湖だって、彼との子どもなら産みたい。なんの覚悟もなく福永からのプロポーズを受け入れた訳ではないのだ。それが彼の望みなら、叶えてあげたいと思うのは彼のことが好きだからだ。
入口でピクピクと震える福永のものの切っ先に、璃湖は自ら秘部を押しつけた。
「んんっ……いいです。福永さんが、好きだから……欲しい。だからもう、挿れて……ひっ、あ、ああっ……入って……」
「うん、ありがとう、璃湖。一生、大事にする。俺を、受け入れてくれて、ありがとう。好きだよ、璃湖。だから俺のことも、名前で呼んで」
「⋯⋯っあ、きょう、恭弥さん」
彼の名前を呼ぶと、福永が嬉しそうな笑みを浮かべた。また互いを包む空気が特別なものに変わった気がした。
避けていたのは璃湖自身なので文句は言えないが、なんだか釈然としないものを感じる。唇を尖らせる璃湖に気づいた福永がふっと笑った。
「言いたいことは分かるよ。だから今日は、もっと嫌ってほどイカせてあげるね。覚悟して、璃湖」
楽しそうな笑みを浮かべる福永に、顔が引きつった。なんだかとんでもないことになりそうな予感がする。そして、長く濃厚で快楽に満ちた時間が始まった。
* * *
「ああっ、はあ……ふう、んんっ……も、無理ぃ、ひあああああぁっ」
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。乳首をきゅっと摘まれて、璃湖は何度目か分からない絶頂を迎えた。
ピクピクと小さく身を震わせる璃湖を見下ろし、福永は恍惚とした笑みを浮かべる。そしてピンッと尖った乳首に吸いついて、どろどろに蕩けきった蜜壺に指を差し入れる。
「はあ、中熱くてドロドロ。大分柔らかくなってきた。もっともっと……頭がおかしくなるくらい気持ち良くなろうね」
いい所をかき出すように刺激され、親指で硬くなった陰核を押されると、またすぐに熱が一点に溜まっていく。
「あああぁっ、いやぁ、もう無理ぃ……お願い、ほしいのぉ。もう、入れてぇ」
「んー、魅力的なお誘いだけど⋯⋯⋯もうちょっとね」
恥を忍んでそう懇願しても、福永は望むものを与えてはくれない。達しすぎて苦しいなんて、初めての経験だ。何度入れてほしいと懇願しても、福永は首を縦に振ってくれない。
「ほら、璃湖のここはもっと気持ち良くなりたいって、俺の指に絡みついておねだとしてくる。きゅうきゅうってして、気持ちいいね、璃湖」
「いやぁ、もうイきたくないっ、イきたくないのぉ……あ、あ、ダメ……なんか、でちゃ……ふにゃあああああっ」
福永に蜜壺をかき回され、強烈な快感が全身を包む。そしてぷしゃりという音とともに溢れた潮がパタパタとシーツに落ちた。
「はあ、ふぇ……ごめんなさ……」
「ふふ、潮吹いちゃったね。ああ、泣かないで。防水シーツを敷いてるからどれだけ濡らしても構わないよ」
粗相をしてしまったと涙をこぼす璃湖に、福永は宥めるようなキスを落とす。そんな優しい仕草とは裏腹に、長い指が再び膣の中を行き来する。
「あああっ、いやぁ、また出ちゃう……も、無理、無理なのにぃ……」
「ああ、かわいいよ、璃湖、璃湖。もっと頭の中をバカにして。俺のこと以外考えられないくらい。ほら……イッて、俺にかわいいイキ顔見せて」」
「んああっ、……ああああっ、あっ……ああっ」
高く腰が浮き、絶頂とともに潮が飛び散る。ビクビクと震えていた腰が、バタリとベッドに落ちた。お尻の下が冷たいが、身体に力が入らない。
こんな濃厚な体験は、生まれて初めてだ。それなのにまだ処女である。貫通より先に潮吹きを経験してしまうなんて、そんな人は自分の他にいるのだろうか。
秘奥がもうずいぶん前から疼いて仕方がない。まるでもっと強い刺激を求めているようだ。太くて長いなにかで、指では届かない最も秘められた場所を暴いてほしい。
そんな欲求に太股を擦り合わせていると、福永が彼女の足を大きく開いた。そしてどこから取り出したのか、見覚えのあるピンク色のローターを手にしてニヤリと笑う。
「ふえ?」
「ほら、璃湖の大好きだったおもちゃだよ」
それを戸惑う璃湖の陰核に宛てがい、福永がスイッチを入れた。機械音と共に震え出したそローターを福永がグリグリと押しつけてくる。
「あああぁっ、あ、ダメェ、あ、あ、強くしないで」
福永がリモコンを操作すると、ローターの震えが大きくなる。散々イかされて、敏感になった身体にはあまりにも強すぎる刺激だ。快楽を逃がそうと無意識のうちに腰が高く上がった。
フルフルと首を横に振って拒んでも、福永は容赦なくローターを陰核に押しつけてくる。
「ああ、いやぁ、イク、イッちゃうぅ。あっ⋯⋯ふにゃあああぁっ」
あられもない声をあげながら、身体がガクガクと震える。また潮を吹いてしまったのか、お尻から水分がポタポタとシーツに落ちた。ベッドに身体を沈め、ピクピクと震える璃湖からローターに目を移した福永が冷たい目でそれを見つめた。
「あー⋯⋯俺のものになったから平気かなと思ったけど、無理だわ」
そう言った福永が、今まで璃湖に使っていたローターを握りつぶした。バキリという音が部屋に響き、璃湖はあまりの衝撃に目を見開いたまま固まった。
「ごめん。例え機械でも俺以外が璃湖に触れるのは許せない。ましてイかせるなんて⋯⋯だからさ」
プラスチックの破片で切れたのか、血の滲んだ指を福永がペロリと舐める。それから璃湖のことを見つめて目を細めた。
「君のおもちゃは⋯⋯一生俺だけ。璃湖のことをイかせるのも、啼かせるのも、全部俺じゃないと許せない」
はあっと大きく息を吐いた福永が陰茎の先で秘裂をなぞった。そして自身の先走りと璃湖の愛液の混じる様子にうっとりとした表情を浮かべる。熱い肉棒で硬くなった陰核を刺激しながら、ピクピクと身体を震わせている璃湖の耳に唇を寄せる。
「ああ、かわいい俺の璃湖。俺を一生、君のおもちゃにしてくれる?」
最も感じやすい敏感な芽を擦りながら問われて、璃湖は目をチカチカさせながらコクコクと頷いた。彼の行動に怖いほどの強い執着を感じるが、それが嬉しいと感じてしまう璃湖もどこかおかしいのだろうか。
嬉しそうに笑った福永が、璃湖の唇を塞いだ。彼の舌が口腔内を余す所なく犯していく。熱いものが秘口に宛てがわれて、璃湖はビクリと身体を震わせた。
「んっ、んん⋯⋯はあ⋯⋯熱いっ」
「璃湖の入口、物欲しそうにヒクついてる。ねえ、このまま挿れてもいい?」
「へ?」
切っ先で膣口を撫でながらそう聞かれ、璃湖は福永のことを見上げた。そのままとは、どういうことだ。そんなことをしたら⋯⋯。
「俺は璃湖との赤ちゃん、今すぐにでも欲しいよ。だけど負担が大きいのはどうしたって女性だから⋯⋯璃湖の気持ちを優先したい。初めてはなんの隔たりもなく繋がりたい、なんていうのは俺のわがままだ」
先端がツプリとぬかるみに埋まった。入口を撫でながら、乳首を舌で転がされる。秘奥がグズグズと疼いて、璃湖はたまらずに背中を反らして喘いだ。欲しい、この熱くて太いものが。早く中を、これで満たしてほしい。
それに璃湖だって、彼との子どもなら産みたい。なんの覚悟もなく福永からのプロポーズを受け入れた訳ではないのだ。それが彼の望みなら、叶えてあげたいと思うのは彼のことが好きだからだ。
入口でピクピクと震える福永のものの切っ先に、璃湖は自ら秘部を押しつけた。
「んんっ……いいです。福永さんが、好きだから……欲しい。だからもう、挿れて……ひっ、あ、ああっ……入って……」
「うん、ありがとう、璃湖。一生、大事にする。俺を、受け入れてくれて、ありがとう。好きだよ、璃湖。だから俺のことも、名前で呼んで」
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