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オリヴィア・エヴァンス嬢の場合
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思わず私がため息をついた時、部屋のドアがノックされて、3歳年下の妹・ミアが入ってきた。
「お姉様!信じられないくらい、素敵だわ!そのネイビーのドレスもお似合いです!」
ミアは本当に私の妹!?というくらい全てが可愛い。姉の欲目だと言われるかもしれないが、自分が男だったら間違いなく求婚しているだろう。そしてよくある物語だと例えばミアが意地悪な妹役で、私を苛め抜いたりしているかもしれないが、全くそんなことはなく、とても仲の良い姉妹なのである。
「今日サットン様がお姉様を訪ねていらっしゃると聞きました、私、お邪魔したらいけないので、今から外出しようと思います」
(ほら、なんて良い子なの!!だけど、その気遣い、無用!!)
「そ、そこまで気を遣わなくていいというか…別にいてくれていいのよ(むしろ、いて)?」
「いえ、同じ時間に家にいたら挨拶をしなくてはならないでしょう?それに挨拶した以上失礼にあたるので、同席しないといけませんし、そうなるとサットン様も礼儀上、お姉様と同じだけ私と会話しないといけませんし、サットン様はそんな時間は勿体ないとお思いになるかと」
(そんなことないわよぉーーーーー)
ミアはにこにこと微笑んだ。あー可愛い。天使。
「でもサットン様ってお姉様みたいなタイプがお好きだったんですね。なんだか納得です」
「…納得…?」
私はまだやんごとない人々の遊びの一環だとしか思えてないんですけど。
「ええ、だってサットン様ってお姉様と出会われてから、もうお姉様しか見てないですよね?」
ミアも、私がレオナルドと出会ったお茶会に参加していたのであった。
「え、ええーーーー!?!?いやいや、でもあの今までサットン様のお側にいらっしゃった令嬢ってみなさま美人でゴージャスなタイプだったじゃない?」
ほどほど令嬢の私ですら、今までレオナルドの側にいた女性たちの事を知っているくらい、彼は有名である。
「お姉様は十分美人です!私、お姉様のお顔に生まれたかったとずっと思っています。ご謙遜ならさないで!それから、今までサットン様から言い寄ったご令嬢って聞いたことありませんよ?そもそも、あんなにたくさんのご令嬢たち全員とお付き合いがあったかどうかも私は疑っております。それがお姉様に対しては、サットン様から動きがあるわけでしょう?これは絶対に本気だと私は思います!」
ピンクのドレスに金髪碧眼を持つミアが両手を腰に置いて、言い張ってる。あー私の妹マジで可愛い。
(え、私、美人?謙遜…してないない!!)
「とにかく私は出かけますけど…いいですねお姉様!ちゃんとサットン様のお話を聞いてくださいね!?自分は…とか、まさかそんなわけない…とか言って話を流したらダメですよ!?」
(まさか、ミアは私の頭の中が読めるのかしら?)
「え、あ。は、はい…」
「い い で す ね?お 姉 様!?」
「は、はい…」
その返事を聞くと満足そうにミアは部屋から出ていった。その後私は彼女が落としていった情報を頭の中で必死に処理するのに精一杯だったのである。
「オリヴィア・エヴァンス嬢、なんて麗しい」
その後執事が私に来客の知らせを告げに来たので、心よ!落ち着け!と唱えながら、応接間に入るとそこには輝けんばかりの笑顔を浮かべた美貌の貴公子レオナルド・サットンが立って私を出迎えた。
(あ、あれっ!?お父様とお母様はどこ!?)
私の付き添いのメイドは部屋に残っているものの、両親の姿がどこにもない。ぱりっとしたスーツを着込んだレオナルドは満面の笑みを浮かべて、まったく気にしている素振りを見せていないが、私は気にするんですけどー!
「本当は昨日来たかったのだがさすがに先触れなしで訪れるの失礼にあたるから今日になってしまった、許してくれるか」
彼は私の手を取ると、ちゅっとキスを落とした。たしかに挨拶、挨拶なんだけどー!この男がやるとめちゃくちゃ気障に思えるー!だってナチュラル壁ドンやった男だよー!とはいえ、さすがに両親がいないのは、いくらほどほど仕上がりとはいえども、年頃の貴族令嬢としてはちょっと困る。
「…はぃ」
私のテンションがだだ下がったのを感じたのか、彼がさっと姿勢を直した。
「ご両親は後でいらっしゃると伺っている。さて俺はどの席に座ったらいいかな?」
私はお客様にいつも勧める上座にあるソファーに彼を案内し、失礼に当たらない程度に一番離れたソファーに腰掛けた。この席ならとりあえず美貌を直視しなくて済む。彼がとても満足そうに微笑んでいる中、メイドがお茶と焼き菓子を運んできた。
それが…
こういうことを言ってはなんだけど…
彼と話すのは意外に楽しかった。
私みたいな壁の花真っ盛りのほどほど令嬢の話に彼が本当に楽しそうに耳を傾けてくれるものだから、私も段々リラックスして楽しくなってきて、いつもの調子が出てきた。
(ち、ちがう!ミアに言われたからだもんね!)
結局あれから30分してから両親が部屋に入ってきたのだが、その時には私と彼は最近貴族男性の間で話題になっている、雷が電気であることと避雷針の発明について熱く語り合っていた。というか、私は答えを知っているのだが、何故この時代の人々がそうやって雷が電気であることを突き止めたのかを知るのが楽しくて聞き入ってしまったのだった。正直こんな話題で盛り上がっている貴族令嬢と貴族子息は私たちくらいのものであろう。
見た目はどうみてもチャラ男であるレオナルドだが意外にも博識で、科学のみならず、美術の造詣にも詳しかった。
「えええ、あの画家の絵をお持ちでいらっしゃるんですか?私大好きなんですよね…」
「わかる。彼の筆と色彩のタッチが好きで、パトロンになろうかと考えているところだ」
はぁぁお金持ちってのはいいなぁ!
レオナルドはそこまで言うと、少しだけ耳を赤くして、よかったら今度我が家に絵を見に来るといい、というので、私はぽかんとした。すかさず横から父親が、もちろんです!伺わせてもらうよな、オリヴィア!!と張りきって答えるので、勢いで私も頷いたのだった。
彼は調整次第自分の家に呼ぶことを約束して帰っていった。
ミアに言われたからというわけではないが(ちょっとは関係してる)私なんて…という思いで彼を捉えなかったら、確かに彼は私に多少は、何故か、どうしてかはさっぱり分からないが、どうやら興味があるようだ、という結論に達した。
正直、話してると彼が美貌だとかも忘れるくらいすごく楽しかったし、思っていた何倍もいい人だったんだけど…
(これが《悪役令嬢その2》の役割に抵触しないかが、気になる~~)
とりあえず明日は、女優オリヴィアの出番!なので、早く寝ます!肌を綺麗に保たねば!
「お姉様!信じられないくらい、素敵だわ!そのネイビーのドレスもお似合いです!」
ミアは本当に私の妹!?というくらい全てが可愛い。姉の欲目だと言われるかもしれないが、自分が男だったら間違いなく求婚しているだろう。そしてよくある物語だと例えばミアが意地悪な妹役で、私を苛め抜いたりしているかもしれないが、全くそんなことはなく、とても仲の良い姉妹なのである。
「今日サットン様がお姉様を訪ねていらっしゃると聞きました、私、お邪魔したらいけないので、今から外出しようと思います」
(ほら、なんて良い子なの!!だけど、その気遣い、無用!!)
「そ、そこまで気を遣わなくていいというか…別にいてくれていいのよ(むしろ、いて)?」
「いえ、同じ時間に家にいたら挨拶をしなくてはならないでしょう?それに挨拶した以上失礼にあたるので、同席しないといけませんし、そうなるとサットン様も礼儀上、お姉様と同じだけ私と会話しないといけませんし、サットン様はそんな時間は勿体ないとお思いになるかと」
(そんなことないわよぉーーーーー)
ミアはにこにこと微笑んだ。あー可愛い。天使。
「でもサットン様ってお姉様みたいなタイプがお好きだったんですね。なんだか納得です」
「…納得…?」
私はまだやんごとない人々の遊びの一環だとしか思えてないんですけど。
「ええ、だってサットン様ってお姉様と出会われてから、もうお姉様しか見てないですよね?」
ミアも、私がレオナルドと出会ったお茶会に参加していたのであった。
「え、ええーーーー!?!?いやいや、でもあの今までサットン様のお側にいらっしゃった令嬢ってみなさま美人でゴージャスなタイプだったじゃない?」
ほどほど令嬢の私ですら、今までレオナルドの側にいた女性たちの事を知っているくらい、彼は有名である。
「お姉様は十分美人です!私、お姉様のお顔に生まれたかったとずっと思っています。ご謙遜ならさないで!それから、今までサットン様から言い寄ったご令嬢って聞いたことありませんよ?そもそも、あんなにたくさんのご令嬢たち全員とお付き合いがあったかどうかも私は疑っております。それがお姉様に対しては、サットン様から動きがあるわけでしょう?これは絶対に本気だと私は思います!」
ピンクのドレスに金髪碧眼を持つミアが両手を腰に置いて、言い張ってる。あー私の妹マジで可愛い。
(え、私、美人?謙遜…してないない!!)
「とにかく私は出かけますけど…いいですねお姉様!ちゃんとサットン様のお話を聞いてくださいね!?自分は…とか、まさかそんなわけない…とか言って話を流したらダメですよ!?」
(まさか、ミアは私の頭の中が読めるのかしら?)
「え、あ。は、はい…」
「い い で す ね?お 姉 様!?」
「は、はい…」
その返事を聞くと満足そうにミアは部屋から出ていった。その後私は彼女が落としていった情報を頭の中で必死に処理するのに精一杯だったのである。
「オリヴィア・エヴァンス嬢、なんて麗しい」
その後執事が私に来客の知らせを告げに来たので、心よ!落ち着け!と唱えながら、応接間に入るとそこには輝けんばかりの笑顔を浮かべた美貌の貴公子レオナルド・サットンが立って私を出迎えた。
(あ、あれっ!?お父様とお母様はどこ!?)
私の付き添いのメイドは部屋に残っているものの、両親の姿がどこにもない。ぱりっとしたスーツを着込んだレオナルドは満面の笑みを浮かべて、まったく気にしている素振りを見せていないが、私は気にするんですけどー!
「本当は昨日来たかったのだがさすがに先触れなしで訪れるの失礼にあたるから今日になってしまった、許してくれるか」
彼は私の手を取ると、ちゅっとキスを落とした。たしかに挨拶、挨拶なんだけどー!この男がやるとめちゃくちゃ気障に思えるー!だってナチュラル壁ドンやった男だよー!とはいえ、さすがに両親がいないのは、いくらほどほど仕上がりとはいえども、年頃の貴族令嬢としてはちょっと困る。
「…はぃ」
私のテンションがだだ下がったのを感じたのか、彼がさっと姿勢を直した。
「ご両親は後でいらっしゃると伺っている。さて俺はどの席に座ったらいいかな?」
私はお客様にいつも勧める上座にあるソファーに彼を案内し、失礼に当たらない程度に一番離れたソファーに腰掛けた。この席ならとりあえず美貌を直視しなくて済む。彼がとても満足そうに微笑んでいる中、メイドがお茶と焼き菓子を運んできた。
それが…
こういうことを言ってはなんだけど…
彼と話すのは意外に楽しかった。
私みたいな壁の花真っ盛りのほどほど令嬢の話に彼が本当に楽しそうに耳を傾けてくれるものだから、私も段々リラックスして楽しくなってきて、いつもの調子が出てきた。
(ち、ちがう!ミアに言われたからだもんね!)
結局あれから30分してから両親が部屋に入ってきたのだが、その時には私と彼は最近貴族男性の間で話題になっている、雷が電気であることと避雷針の発明について熱く語り合っていた。というか、私は答えを知っているのだが、何故この時代の人々がそうやって雷が電気であることを突き止めたのかを知るのが楽しくて聞き入ってしまったのだった。正直こんな話題で盛り上がっている貴族令嬢と貴族子息は私たちくらいのものであろう。
見た目はどうみてもチャラ男であるレオナルドだが意外にも博識で、科学のみならず、美術の造詣にも詳しかった。
「えええ、あの画家の絵をお持ちでいらっしゃるんですか?私大好きなんですよね…」
「わかる。彼の筆と色彩のタッチが好きで、パトロンになろうかと考えているところだ」
はぁぁお金持ちってのはいいなぁ!
レオナルドはそこまで言うと、少しだけ耳を赤くして、よかったら今度我が家に絵を見に来るといい、というので、私はぽかんとした。すかさず横から父親が、もちろんです!伺わせてもらうよな、オリヴィア!!と張りきって答えるので、勢いで私も頷いたのだった。
彼は調整次第自分の家に呼ぶことを約束して帰っていった。
ミアに言われたからというわけではないが(ちょっとは関係してる)私なんて…という思いで彼を捉えなかったら、確かに彼は私に多少は、何故か、どうしてかはさっぱり分からないが、どうやら興味があるようだ、という結論に達した。
正直、話してると彼が美貌だとかも忘れるくらいすごく楽しかったし、思っていた何倍もいい人だったんだけど…
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