不屈の葵

ヌマサン

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第4章 苦海の章

第102話 雨後の筍

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 今川義元が討たれた頃、不思議と雨足も落ち着きつつある中、毛利新介が死闘の末に討ち取った義元の首級と義元の愛刀である宗三左文字を持って馬上で指揮する信長の前へと現れた。

「殿!今川義元、討ち取りましてございます!」

「うむ、ここよりしかと見ておった。実に見事であった」

「ありがたきお言葉……!」

「して、その太刀はいかがした」

「はっ、今川義元が佩いておりました太刀の一振りにございます。殿に献上しようと思い、持参いたした次第」

「見せよ」

 今川義元の首が偽物である可能性もある。そう考えていた信長であったが、同時に献上された太刀を見てその可能性は払しょくされた。

「これは紛れもなく宗三左文字じゃ。新介、そなたが討ったはまこと今川義元であったのだ。後ほど感状を認め、恩賞を与えることと致す!」

「ははっ!」

 感涙にむせぶ毛利新介を横目に、信長は周辺の今川兵の掃討を指示し、義元が逃げ込もうとしていたと思われる井伊信濃守直盛の陣を踏みつぶすことを思案していた。

「殿!」

「おう、次は弥三郎に飛騨守ではないか。いかがした」

「ははっ!我らが討ち取った首は松井左衛門佐宗信とのことで、そのご報告に」

「おう、でかした。じゃが、恩賞には含まれぬこと、そなたらは存じておろう」

「はっ、重々承知しております。されど、討った首が大きいゆえ、殿の御耳にも入れておかねばと二人で考えた次第にございます」

 松井左衛門佐は信長でも知っているほどの武芸者である。そんな人物をも討ち取ることができたというのは、大戦果であった。されど、信長はそれで満足するような男ではなかった。

「よし、者共聞け!これより、幕山より陣を動かした井伊信濃守の陣を急襲する!これを蹴散らした後は、そのまま前衛部隊と交戦しておる岩室長門守らと合流し、中島砦へ戻って、鳴海城を奪い返すのだ!」

「「おおっ!」」

 総大将・今川義元の首を挙げるという望外の勝利に湧く織田の精鋭たち。そのままの勢いでもって、北にばかり目が向いていた井伊信濃守の陣へと襲いかかった。

「何事か!」

「お、織田木瓜の旗指物を確認!織田軍が攻めてきたものと考えられます!」

「たわけたことを!織田軍がいかにして南に回り込んだというのじゃ!松井左衛門佐殿は何をしておる!ええい、今はそのようなことを申している時分に非ず!者ども、織田兵どもを一兵残らず根絶やしにしてしまえ!」

 本陣にて奮戦していた庵原右近忠春、すでに討ち死にを遂げた松井左衛門佐宗信と同じく、義を重んじ武芸に秀でている井伊信濃守直盛の対応たるや実に迅速であった。

 井伊谷の兵たちは勇猛果敢に向かってくる織田軍に応戦するも、不意打ちということもあって徐々に崩れ出す。そこへ、後方から井伊勢へ襲いかかる集団があった。

 それは先刻、今川軍の前衛部隊を務めていた藤枝伊賀守や久野元宗らを討ち取った一団であったのだ。

「不埒者め!名を名乗れ!」

 憤怒を帯びた声とともに誰とも分からぬ集団へと斬りかかる井伊信濃守。そんな彼の太刀を受け止めたのは、久野元宗を討った男に声をかけ、次なる敵へと向かう際に先陣を切っていた年長者風の武士であった。

「某は木下雅楽助と申す者!そう申す貴殿こそ、名を名乗られよ!」

「儂は遠江国引佐郡井伊谷城主、井伊信濃守直盛じゃ!」

「おう、貴殿が井伊信濃守か!その首、頂戴いたす!」

「若造がほざいたな!」

 武芸に自信のある井伊信濃守。そんな武人を相手にしながら防戦一方となる木下雅楽助。されど、防戦一方といえども、何とか攻撃に対応して、防御を重ねていた。

「ふんっ!」

「ぐっ!」

 大上段から振り下ろされる一撃に後退を余儀なくされる木下雅楽助。だが、そこへ颯爽と駆け付けたのは藤枝伊賀守を瞬く間に突き伏せた端正な顔立ちをした槍使いの青年であった。

「助太刀いたす!はぁっ!」

 青年渾身の一突きは、さすがの井伊信濃守も防ぎきれまい。

 そう思っていた青年と木下雅楽助であったが、彼らの都合のよい幻想は、宙を舞う槍の穂先によって粉々に打ち砕かれることになる。

「何っ!」

「貰った!」

 青年に一太刀浴びせるべく大きく振りかぶった井伊信濃守であったが、次の瞬間には右脇腹に文字通りの横槍が突き立っていた。

「今じゃ!早う仕留めんか!」

 そう叫んだのは久野元宗を討った牢人風の青年であった。その声によって、目の前の現実に意識を引き戻された木下雅楽助が井伊信濃守の左脇腹を一刀のもとに斬り裂く。

「ぐはっ、お、おのれぇ……!肥後守、次郎法師、井伊家を頼む――」

 見開いた目で自らを死に追いやった三人を流し見ながら、井伊信濃守はここに絶命した。享年五十五。井伊家は実に十六名もの家臣が当主・直盛ともども討たれるという甚大な被害を出すこととなったのである。

「おう、井伊信濃守を討ったのはそなたらか」

「と、殿!?」

 愛馬疾風に騎乗する二十七の若き主君の登場に、今川軍を相手に暴れまわった十名ばかりの集団は全員が跪いた。

「殿!おいらは藤枝伊賀守氏秋なる者を討ち取りましてございます!他にも二つの兜首を挙げましてございます!」

「殿!某は久野元宗と申す一手の大将を討ち取り申した!」

 そう言って、信長の馬前へ進み出る若武者二人。信長は二人の武功を褒めてほしいと訴えかける瞳を見て右の口角を吊り上げる。

「で、あるか。藤枝伊賀守氏秋と言えば名の知れた武士、それを討ち取るとはさすがは槍の又左衛門じゃ。そして、毛利河内守も久野元宗を討ち取りしこと、まこと大儀であった」

「「ははっ!」」

 信長から期待していた通りに褒め言葉をいただけたことで、互いの顔を見て笑いあう前田又左衛門利家とかつての尾張守護・斯波義統の子である毛利河内守長秀。だが、次には信長の怒りを帯びた雷が落とされることとなる。

「だが、此度の戦、今川義元以外の首級は戦功として認めておらぬ!ゆえに、両名とも戦功はなしと、左様心得よ!」

「そ、それは……!」

 ――いくらなんでもひどすぎる。

 文字通り、命がけで得た武功が認められないというのだから、抗議したくなる両名。だが、主君の言葉に逆らうわけにもいかなかった。

「又左」

「はっ、ははっ!」

「そなたには出仕停止を命じておったはず。何故、この戦場におる。おれの言いつけを無視するとは、良い度胸だ。斬られたいかっ!」

 手にした太刀を振り上げ、これまで見たこともないほどに声を荒げる信長に、口を横一文字に結ぶ前田又左衛門。周囲の者らも、どうなることかと固唾を呑んで見守るほかなかった。

「又左、そなたの帰参は許さぬ!おれからの出仕停止処分を無視して戦場へ馳せ参じたことも言語道断である!じゃが、その三ツの首級でもって、過失相殺といたす!分かったかっ!」

「……はっ!ははっ!」

 涙ぐみそうになり、ぎゅっと唇を噛みしめる前田又左衛門。

 彼の項垂れる様子を一瞥した信長は本隊に進軍を命じ、中島砦方面へ行軍を再開。疾風迅雷、北上していく。

 その頃、長沢松平家と宮石松平家の軍勢にも、死神の魔の手が伸びてきていた――

 突如、人が叫ぶ声が聞こえ始め、そのどよめきが伝播してきたことを受けて、長沢松平家当主・政忠は床几から立ち上がり、人の声がする方をじっと睨んでいた。

 そこへ、近くに陣していた松平喜平宗次が慌てた様子で、風雲急を告げる報せをもたらす。

「喜平殿、いかがした!」

「いっ、一大事じゃ!今川義元様の本陣が織田軍の奇襲を受け、軍勢は四散。奇襲した部隊を織田信長自ら指揮していたとのこと!」

「それはまことかっ!?真ならば、急ぎ救援に向かわねばならぬ!」

「いかにも!」

 ――聞こえる人々のざわめきは、今川義元本陣が織田信長に奇襲されたと聞いて動揺してのことであったか。

 そう思い腰を下ろした松平政忠の元へ、血まみれの兵士が息を切らして駆けこんできたのである。

「と、殿!」

「何事じゃ!その傷、いかがした!」

「ただいま、数百の織田軍と交戦中!先ほど、忠良様も討死と相成りましてございます!」

「馬鹿な!我が弟が討たれたじゃと!」

 長沢松平家当主の弟・忠良討死の報せに、傍らに控えていた松平喜平宗次も動揺を隠せなかった。

 どうしようかと対応を協議する暇もなく、長沢松平家本陣にも次々と殺意を帯びた矢が飛来する。

「喜平殿は手勢を率い、ただちにご加勢くだされ!」

「無論じゃ!」

 こうなっては寸刻の猶予もないと、急ぎ駆け出す松平喜平であったが、花丁子の家紋があしらわれた陣幕を払った刹那に浴びせられた一太刀が致命傷となり、討たれてしまう。

「喜平殿!くっ、もはやここまで敵の手が及んでおったとは……!」

 ただちに松平政忠の周囲に家臣たちが集まり、主君を守り抜こうと侵入してきた織田軍と斬り合いとなる。松平政忠自らも太刀を振るって応戦したが、八面六臂の活躍も空しく、足軽らに幾本もの槍を突きたてられ、膝を屈することとなってしまう。

「一体、某を失った当家はこれよりどうなってしまうのか……!父上!於久!源七郎を頼みまする――」

 刹那、無慈悲に振り下ろされた一太刀によって長沢松平家当主・松平政忠もまた、陣中で落命することとなってしまったのである。

 こうして、多くの今川家臣や従属国衆の当主らが討ち取られたばかりか、御隠居として当主・治部太輔氏真を後見してきた今川三河守義元までもが討ち死にとなった桶狭間の戦い。

 今川家重臣では、笠寺砦の守将を務めた三浦左馬助義就、先陣侍大将を務めた朝比奈主計頭秀詮、今川氏庶流にあたる駿河国蒲原城主・蒲原氏徳、一宮宗是、由比美作守正信、庵原右近忠春、藤枝伊賀守氏秋、駿河国小川城主・長谷川伊賀守元長、富永伯耆守氏繁、岡部甲斐守長定、斎藤掃部介利澄、遠江国久野城主・久野元宗、駿河国江尻城主・久野氏忠といった多くの者が戦死。

 従属国衆では遠江国引佐郡井伊谷城主・井伊信濃守直盛、かつて今川義元の小姓でもあった遠江国二俣城主・松井左衛門佐宗信らが討ち死にを遂げた。

 この桶狭間の戦いはこれまでの今川家の支配体制を支えてきた、まさしく主力とも言える重臣層や有力国衆が戦死したことにより、今川氏内部の体制の変化を強制させるものとなることは必定であった。

 今川義元討ち死にの報せを受けて、鳴海城を救援するべく中島砦を攻めていた朝比奈備中守泰朝、鵜殿藤太郎長照らであったが、最後まで梶川平左衛門尉高秀・七郎右衛門一秀兄弟の鉄壁の守りを崩すことはできず、撤退となった。

 大高城と桶狭間山の間に位置する要衝に布陣していた瀬名陸奥守氏俊、清洲方面へ展開していた葛山左衛門佐氏元、沓掛城を守備する義元の妹婿・浅井小四郎政敏や庵原将監忠縁、鉄炮疵を受けて後退していた朝比奈丹波守親徳といった将らも本国へと落ち延びていった。

 こうして、前線である鳴海城には岡部丹波守元信、大高城には他ならぬ松平蔵人佐元康ら松平勢が取り残される格好となった。

 そんな鳴海城では岡部丹波守率いる今川勢は総大将・今川義元の死を受けて降伏の気運が高まっている――かに思われたが、信長の予想を遥かに上回る士気の高揚を見せていた。

「良いか!これより行うは太守様の仇討ちじゃ!太守様を討った織田になんぞ、死んでも降伏などせぬ!それっ、弓隊放て!」

 攻め寄せる織田兵に対し、復讐に燃える者たちが放った矢が的確に放たれる。

 信長は一気に攻め潰してしまうつもりであったのだが、この岡部丹波守の鬼気迫る奮戦に計算を狂わされていた。

「殿、水野下野守より某に書状が届きましてございます。ただちに大高城へ使者を派し、松平勢に本領岡崎へ退却するよう勧めるとのこと」

 そう信長に耳打ちしたのは水野下野守信元が異母弟・藤二郎忠分であった。

「おう、藤二郎。そなたの兄はこの後の処置をいかにすると申しておったか」

「はっ、まずもって大高城に取り残されておる甥の松平蔵人佐が元へは浅井六之助忠久と申す弁の立つ家臣を向かわせたとのこと。そして、苅谷城にいる水野藤九郎信近からはすでに織田家帰参を望む返答を得ている由」

「苅谷城は松平蔵人佐の岡崎城にも近い。苅谷の守りはそのままにするつもりか」

「はっ、すでに苅谷へは水野伝兵衛近信が手勢を率いて詰めておりまするゆえ、そう案じることもあるまいと、かように書状に記されております」

「で、あるか。さすがは水野下野守。抜かりないわ」

 すでに重要拠点である大高城と苅谷城へ手を回している水野下野守の行動に安心し、信長は目の前の鳴海城へ意識を切り替えていく。

 大高城に在する元康にも、乱世の魔の手が忍び寄っていた――
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