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第2話 契約と代償
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「せんりひん、このほんだけだった……」
家まで帰ってきたエシラは、真っ黒な本を見下ろしながらしょぼんとした表情をしていた。
その価値と恐ろしさがわからぬまま、パッパッと表紙をはたいて埃をどかす。
『生きて帰ってきただけマシだろがい。ってかオイラのごはん~~‼』
「アイはトカゲなんだから、まいにちごはんたべなくてもだいじょーぶじゃん」
『オイラはエシラと一緒にごはんを食べたいんだ』
「ふーん。……あれ、このほんタイトルがない?」
『オイラのデレがスルーされたーー‼』
その本にはタイトルがなく、代わりに魔法陣のような模様が描かれているのみだ。
中を開いても、頁は全て白紙。しかし、その本の見返しにだけは文字が書かれていた。
「このくにでつかわれてるもじじゃないね」
『オイオイ。これ〝忘却時代〟に使われてた文字じゃないか?』
「ぼうきゃくじだい⁉」
『かつては人々に覚えられていたが、その存在が日喰子によって文献や記憶の殆どが消失した時代……だったか?』
「そーだよ! すごくすっごくレアなほんだよアイ‼」
ぴょんぴょんと飛び跳ね、全身で喜びを表現する。
アイは呆れつつもうれしさを共有し、少しはにかんだ。
「それなら、わたしがあつめたおたからのなかでかいどくできるかも!」
『へいへい。オイラはちょっくらごはん探してくるから頑張れよ』
「わかった。おひるにはかえってきてね」
『あいよー』
ゆらゆらと揺らすアイの尻尾を一瞥し、棚に置かれている文献や本を漁り始める。
今の彼女は上機嫌に、いや言葉を飾らずに言うと浮かれていた。
「えっと、たしかこのへんに……あった」
数冊の本と用紙を華奢な体で持ち運び、地面へずしんと音を立てて置いた。
拾ってきた魔導書の見返しに記されている文字と、棚から持ってきた本を見比べながら解読を進め始めるエシラ。
二対一のにらめっこを続けること数分、ようやく最初の一行が解読できた。
「んー……。けい、やくには、ちを、いってき……? けいやくってなんだろう。やってみればわかるかな」
彼女は最初の一行だけを読み、早速行動に移そうとしていた。
下の注意事項を読まずに、好奇心に駆られて。身を滅ぼすとも知らずに。
親指の腹を歯で噛み、一滴の血をその魔導書に落とす。
刹那――バチュンッ、と何かが爆ぜた。
(あ、え……? なに、これ。しかいがはんぶんまっかっかだ……それにかためがあつい……‼)
視界の半分が赤黒く染まる。熱い、熱くて、何かが眼窩の奥で焼かれている。悲鳴をあげたいが、彼女は喉がつまって声が出ない。
黒装丁の魔導書の契約に当たる注意事項。
其の一、契約者は、契約の代償として右目を捧げる必要がある。
「う、ぐぅ……! あぁああああ……‼」
バチュンッ。また何かが爆ぜる。今度は彼女の左腕からだ。
其の二、契約者は、契約の代償として左腕を捧げる必要がある。
「いたいいたいいたいいたい‼ だれかっ……だれかよばないと……――げほっ‼ カハッ‼」
再び、何かが爆ぜる。今度は内側から。そしてエシラは、口から大量の血反吐を吐いた。
其の三、契約者は、契約の代償として心臓を捧げる必要がある。
そして、朦朧とする意識の中で次々に何かが爆ぜる音が彼女の耳に入ってきた。
彼女が大切にし、棚に飾っていた宝物たちが次々に爆ぜて消えて言っていたのだ。
其の四、契約者は、契約の代償として自分の大切な物を捧げる必要がある。
本来、この大切なものは家族や親友に該当するが、エシラにはそれがいない。故に、宝物である物たちが代償に選ばれていた。
「ま゛っ……て……。ちがう、ちがうの。ほんが、ちょっときになっただけ、なのに……! いなく、ならないで……! おいでいかな゛いで……‼」
彼女が利き腕の左腕を伸ばそうとするも、それはとうに存在しない。虚しく、消えた左腕を伸ばしていた。
最後に、毎日欠かさずお祈りをしていた地蔵が爆ぜると同時に、彼女の意識も旅立った。
彼女は心臓が二つある特殊な身体構造をしていた。
だが、出血多量で死ぬのは免れなかった。
# # #
「――……あれ。ここ、どこ……?」
ミンミンミン……蝉時雨が彼女の鼓膜を震わせている。緑の山々に囲まれた盆地の、ひび割れたコンクリートの道路に彼女は立っていた。
彼女がいた世界とはまるで違う空間だ。
『起きたようだね』
「……あなたはだれ?」
『驚いた。私を見ても怖がらないんだね』
エシラの隣には、三メートルはあるくらいの真っ黒なダルマ型をし、左腕だけが人のような怪物がいた。
『私は、君が最後に信仰してくれていたあの石の像だよ。昔のみんなは「お地蔵さん」と呼んでいたね』
「あ……そうだ、わたしのおたから! ぜんぶ、ぜんぶ、なくなっちゃった……。わたしが、わたしがあんなことしなければ……っ‼」
エシラは小さな肩を揺らし、後悔が心の中で渦巻いている。
触れれば瓦解しそうな、そんな脆い心の内を晒していた。
『……少し、歩きながら話そう』
悪い存在ではない。直感的にエシラは感じ取り、その怪物の隣を歩く。
右腕で触れようとしても、霞に触れたかのように通り抜けてしまう。代わりに、なぜかあの時なくなったはずの左腕でなら触れられた。
「おじぞーさん、ここはどこなの? なんか、おたからのなかにあったえほんでみたことあるきがする……」
『そうだね。ここは人々に忘れ去られてしまった時代の風景だよ。現実ではない』
「わたし、しんじゃったの……?」
『いいや、違うかな。私が君を生かしたから』
「?」
山の上から覗いてくる入道雲。山の下にある瓦屋根の家々や、シャッターが下りきった商店街。二人の間を、心地よい風と反響する蝉の声が通り抜けてゆく。
そうしているうちに、川の上に掛けられた一つの橋まで歩んできていた。
『信仰がなくなり、私もついに荒神にでも堕ちると思っていた。けれど、君がいてくれたおかげでそうならずに済んだ。
本来の目的である亡くなった人の苦しみを救済するというわすれものを届けてくれて、ありがとう』
「おじぞーさん……? まって、いかないで……」
『君は、〝わすれもの〟を収集しているね。それは自分自身が忘れられたくないからなんだね』
「…………」
『私も、忘れられるのが怖かったよ。それでも、君が手を合わせてくれたおかげで救われたんだ。君が忘れないでくれたおかげなんだ、エシラ』
山でも掴めそうだと感じられる怪物の巨大な左腕が、エシラの頭を優しく撫でる。
彼女は滝のようにポロポロと涙を流した。
『お願いがある。〝人々置いてきてしまった、大切なわすれものを返してあげてほしい〟。忘れられた誰かの寂しさ、苦しさ、楽しさ……。全部全部、だ。
私の左腕をあげるよ。これがあれば、わすれものを取り返せるはずだ』
「うぅ……なにそれ、わけわかんないよ……っ‼」
『忘れられたくないのならば、君自身も忘れない人になるんだ。そうすれば君は誰からも忘れられず、忘れられないだろう。
――〝忘れじの魔女〟として、あの世界で生きるんだ』
「わすれじ?」
『生きていれば、わかるよ。さあ行ってらっしゃい。応援してるよ』
「……うん。いって、きます」
上手く丸め込まれた。そう感じつつ、彼女の寄りどころは地蔵から現実世界へと移っている。
全て思い通りだったのだろうかと彼女は疑問を抱くも、少し肩が軽く感じた。
エシラは踵を返し、光に向かって左腕を伸ばす。そして――
「――あ……」
眼前には、ボロボロで雨が容易に侵入できそうな天井。
心の中から戻ってきた彼女は、何もかもを失った。そう思っていたが、彼女の左腕に真っ黒なものが生えていた。
「これ……おじぞーさんの……」
彼女の傍らにあった魔導書が風に吹かれて、最初のページが開かれる。
そこは空白だったはずだが、文字が記されていた。
――【まっくろなうで】。
エシラが守り抜いた信仰から得た魔術。この左腕でならば、魔力そのものやあちら側の存在と強く干渉し、消滅させられる禁域の魔術――。
家まで帰ってきたエシラは、真っ黒な本を見下ろしながらしょぼんとした表情をしていた。
その価値と恐ろしさがわからぬまま、パッパッと表紙をはたいて埃をどかす。
『生きて帰ってきただけマシだろがい。ってかオイラのごはん~~‼』
「アイはトカゲなんだから、まいにちごはんたべなくてもだいじょーぶじゃん」
『オイラはエシラと一緒にごはんを食べたいんだ』
「ふーん。……あれ、このほんタイトルがない?」
『オイラのデレがスルーされたーー‼』
その本にはタイトルがなく、代わりに魔法陣のような模様が描かれているのみだ。
中を開いても、頁は全て白紙。しかし、その本の見返しにだけは文字が書かれていた。
「このくにでつかわれてるもじじゃないね」
『オイオイ。これ〝忘却時代〟に使われてた文字じゃないか?』
「ぼうきゃくじだい⁉」
『かつては人々に覚えられていたが、その存在が日喰子によって文献や記憶の殆どが消失した時代……だったか?』
「そーだよ! すごくすっごくレアなほんだよアイ‼」
ぴょんぴょんと飛び跳ね、全身で喜びを表現する。
アイは呆れつつもうれしさを共有し、少しはにかんだ。
「それなら、わたしがあつめたおたからのなかでかいどくできるかも!」
『へいへい。オイラはちょっくらごはん探してくるから頑張れよ』
「わかった。おひるにはかえってきてね」
『あいよー』
ゆらゆらと揺らすアイの尻尾を一瞥し、棚に置かれている文献や本を漁り始める。
今の彼女は上機嫌に、いや言葉を飾らずに言うと浮かれていた。
「えっと、たしかこのへんに……あった」
数冊の本と用紙を華奢な体で持ち運び、地面へずしんと音を立てて置いた。
拾ってきた魔導書の見返しに記されている文字と、棚から持ってきた本を見比べながら解読を進め始めるエシラ。
二対一のにらめっこを続けること数分、ようやく最初の一行が解読できた。
「んー……。けい、やくには、ちを、いってき……? けいやくってなんだろう。やってみればわかるかな」
彼女は最初の一行だけを読み、早速行動に移そうとしていた。
下の注意事項を読まずに、好奇心に駆られて。身を滅ぼすとも知らずに。
親指の腹を歯で噛み、一滴の血をその魔導書に落とす。
刹那――バチュンッ、と何かが爆ぜた。
(あ、え……? なに、これ。しかいがはんぶんまっかっかだ……それにかためがあつい……‼)
視界の半分が赤黒く染まる。熱い、熱くて、何かが眼窩の奥で焼かれている。悲鳴をあげたいが、彼女は喉がつまって声が出ない。
黒装丁の魔導書の契約に当たる注意事項。
其の一、契約者は、契約の代償として右目を捧げる必要がある。
「う、ぐぅ……! あぁああああ……‼」
バチュンッ。また何かが爆ぜる。今度は彼女の左腕からだ。
其の二、契約者は、契約の代償として左腕を捧げる必要がある。
「いたいいたいいたいいたい‼ だれかっ……だれかよばないと……――げほっ‼ カハッ‼」
再び、何かが爆ぜる。今度は内側から。そしてエシラは、口から大量の血反吐を吐いた。
其の三、契約者は、契約の代償として心臓を捧げる必要がある。
そして、朦朧とする意識の中で次々に何かが爆ぜる音が彼女の耳に入ってきた。
彼女が大切にし、棚に飾っていた宝物たちが次々に爆ぜて消えて言っていたのだ。
其の四、契約者は、契約の代償として自分の大切な物を捧げる必要がある。
本来、この大切なものは家族や親友に該当するが、エシラにはそれがいない。故に、宝物である物たちが代償に選ばれていた。
「ま゛っ……て……。ちがう、ちがうの。ほんが、ちょっときになっただけ、なのに……! いなく、ならないで……! おいでいかな゛いで……‼」
彼女が利き腕の左腕を伸ばそうとするも、それはとうに存在しない。虚しく、消えた左腕を伸ばしていた。
最後に、毎日欠かさずお祈りをしていた地蔵が爆ぜると同時に、彼女の意識も旅立った。
彼女は心臓が二つある特殊な身体構造をしていた。
だが、出血多量で死ぬのは免れなかった。
# # #
「――……あれ。ここ、どこ……?」
ミンミンミン……蝉時雨が彼女の鼓膜を震わせている。緑の山々に囲まれた盆地の、ひび割れたコンクリートの道路に彼女は立っていた。
彼女がいた世界とはまるで違う空間だ。
『起きたようだね』
「……あなたはだれ?」
『驚いた。私を見ても怖がらないんだね』
エシラの隣には、三メートルはあるくらいの真っ黒なダルマ型をし、左腕だけが人のような怪物がいた。
『私は、君が最後に信仰してくれていたあの石の像だよ。昔のみんなは「お地蔵さん」と呼んでいたね』
「あ……そうだ、わたしのおたから! ぜんぶ、ぜんぶ、なくなっちゃった……。わたしが、わたしがあんなことしなければ……っ‼」
エシラは小さな肩を揺らし、後悔が心の中で渦巻いている。
触れれば瓦解しそうな、そんな脆い心の内を晒していた。
『……少し、歩きながら話そう』
悪い存在ではない。直感的にエシラは感じ取り、その怪物の隣を歩く。
右腕で触れようとしても、霞に触れたかのように通り抜けてしまう。代わりに、なぜかあの時なくなったはずの左腕でなら触れられた。
「おじぞーさん、ここはどこなの? なんか、おたからのなかにあったえほんでみたことあるきがする……」
『そうだね。ここは人々に忘れ去られてしまった時代の風景だよ。現実ではない』
「わたし、しんじゃったの……?」
『いいや、違うかな。私が君を生かしたから』
「?」
山の上から覗いてくる入道雲。山の下にある瓦屋根の家々や、シャッターが下りきった商店街。二人の間を、心地よい風と反響する蝉の声が通り抜けてゆく。
そうしているうちに、川の上に掛けられた一つの橋まで歩んできていた。
『信仰がなくなり、私もついに荒神にでも堕ちると思っていた。けれど、君がいてくれたおかげでそうならずに済んだ。
本来の目的である亡くなった人の苦しみを救済するというわすれものを届けてくれて、ありがとう』
「おじぞーさん……? まって、いかないで……」
『君は、〝わすれもの〟を収集しているね。それは自分自身が忘れられたくないからなんだね』
「…………」
『私も、忘れられるのが怖かったよ。それでも、君が手を合わせてくれたおかげで救われたんだ。君が忘れないでくれたおかげなんだ、エシラ』
山でも掴めそうだと感じられる怪物の巨大な左腕が、エシラの頭を優しく撫でる。
彼女は滝のようにポロポロと涙を流した。
『お願いがある。〝人々置いてきてしまった、大切なわすれものを返してあげてほしい〟。忘れられた誰かの寂しさ、苦しさ、楽しさ……。全部全部、だ。
私の左腕をあげるよ。これがあれば、わすれものを取り返せるはずだ』
「うぅ……なにそれ、わけわかんないよ……っ‼」
『忘れられたくないのならば、君自身も忘れない人になるんだ。そうすれば君は誰からも忘れられず、忘れられないだろう。
――〝忘れじの魔女〟として、あの世界で生きるんだ』
「わすれじ?」
『生きていれば、わかるよ。さあ行ってらっしゃい。応援してるよ』
「……うん。いって、きます」
上手く丸め込まれた。そう感じつつ、彼女の寄りどころは地蔵から現実世界へと移っている。
全て思い通りだったのだろうかと彼女は疑問を抱くも、少し肩が軽く感じた。
エシラは踵を返し、光に向かって左腕を伸ばす。そして――
「――あ……」
眼前には、ボロボロで雨が容易に侵入できそうな天井。
心の中から戻ってきた彼女は、何もかもを失った。そう思っていたが、彼女の左腕に真っ黒なものが生えていた。
「これ……おじぞーさんの……」
彼女の傍らにあった魔導書が風に吹かれて、最初のページが開かれる。
そこは空白だったはずだが、文字が記されていた。
――【まっくろなうで】。
エシラが守り抜いた信仰から得た魔術。この左腕でならば、魔力そのものやあちら側の存在と強く干渉し、消滅させられる禁域の魔術――。
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