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31 その先にある力
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「おーーーーーい……、おーーーーーい……」
ダイダラ坊の声が聞こえた。
僕は夢を見ているのだと思った。
実際、僕と芹那はいつの間にか壁にもたれ、お互い寄り掛かるようにして眠り込んでいた。
そう、僕は夢を見ているんだ……。
富士山の……、ダイダラ坊……。
土蜘蛛……、土蜘蛛を倒しに行かなきゃ……、わかってる、わかってるよ。豊玉姫を助けるんだろ? 僕は……、僕は土蜘蛛と戦うよ……。
「おーーーーーい……、おーーーーーい……」
「わかってるよ……、土蜘蛛は強いんだ。だから待ってよ……、うううん……」
「ねえちょっと、なに言ってるのよ和也! 寝ぼけてないで起きて、和也!」
「……なんだこの剣……、剣に見えない。けど、なんかすごいぞ……。いやあああ!!!」
「ちょっと和也! 暴れないで! 和也ったら!!!」
「おーーーーーい……、おーーーーーい!」
「ん、んんん……、あれ? 芹那……。ここどこだい?」僕が戦っていたのはどうやら土蜘蛛ではなく睡魔だったらしい。
「どこだい、って、家に決まってるじゃない!」
「夢を見てたよ……、ダイダラ坊の声が聞こえた」
「聞こえたじゃないわよ、ダイダラ坊の声よ!」
「ん? んんん? え、ええ?」
「おーーーい!!! いたねえ、須佐乃袁尊! 月読尊! 久しぶりだねえ!」声は聞こえるが、窓から見えるのはダイダラ坊の足だけだった。
「ダ、ダイダラ坊!?」
「さっきからそう言ってるじゃない!」
僕は窓を開け、「ダイダラ坊!!! 本当にダイダラ坊!? 久しぶりだ! どうやってここまで!?」と聞いた。
「歩いてきたねえ。富士山からここまでなら、百歩もかからないねえ」
途中で家を踏んだりとか、不躾な質問はしないことにした。てか来れるんなら、豊玉姫の石像も運んで欲しかったと思ったが、それも言わないでおいた。
「それよりねえ、豊玉姫の声が聞こえたねえ! 嬉しいねえ! やっぱり二人はすごいんだねえ!」と聞こえた瞬間、窓から何かが飛び込んできた。
「豊玉姫! よくぞご無事で!」狼も一緒だった。
その声に、豊玉姫もさぞかし嬉しいだろうとその姿を見たが、豊玉姫はいつの間にかベッドの上に起き上がっていて、青ざめた顔をしていた。
「とよ、玉姫?」狼は振っていた尻尾を止めた。
「ど、どうしたの……?」芹那が思わず聞いた。
「わ、悪い夢を見ました……」豊玉姫は言った。
「悪い夢?」
「月読尊、そなたが首からかけておるもの、見せてはくれませぬか?」そう言われ、芹那は八岐大蛇の勾玉を豊玉姫に渡した。豊玉姫はそれを手に取り、包み込むようにして目を閉じると、しばし呼吸を整えるように瞑想した。
「これは、八岐大蛇ですか。一匹足りぬように思えますが」
「ええ、事情があって、今は七匹しかいないらしいんです。しかも酷く傷ついて元の姿に戻れないらしく……」芹那がそう説明した。
「傷の方はもう大丈夫のようです。間もなく復活をいたしましょう。しかしながら……」豊玉姫はなおも眉を寄せて険しい顔をした。
「何が、見えるんですか?」僕は尋ねた。
「もう一匹。ここにはおりませぬ一匹が、この世の理に触れるような、大きな力を手に入れようとしております」
「この世の理?」
「そうです。それが正しいことか間違ったことかはわかりませぬ。この一匹が、なぜゆえそれほどの力を欲するのかも。ですが……、それは触れてはならぬことゆえ、このものを止めねばなりませぬ」
「でも、僕たち、いまその一匹がどこにいるのかもわからないんです」
「ここより西の地におります。そうか、ここは……」
「どこか、わかるんですか?」
「伊吹山……、そうか、そう言うことですか……」
「いったい何が……」
豊玉姫は大きく肩で息をすると、勾玉を芹那に返した。
「伊吹山におります」
「伊吹山? どこだろう?」
「近江の国の東側でございます」
「近江の国?」
「たぶん、滋賀県のことよ。まって……」そう言って芹那はスマホを触りだした。「あった。あったわ、伊吹山、ここね?」そう言って芹那はスマホの画面を僕に見せた。
「で、どうしてその一匹は、伊吹山にいるんです?」僕は聞いた。
「そこに住む、神に会うためでしょう」
「神?」
「そうです。そこに蛇神がおります」
「蛇神? でも、何のために……」
「神になるために」
「神に、なるため?」
「もともとそ奴は八岐大蛇の一匹であったのでしょう? 神の遣いである大蛇(おろち)の一族は、八匹そろって神と同等の力を得ます。ですが、これは言い伝えではありますが、大蛇が九匹となった時、神をも超える力を得ると言われております。ましてやその九匹目が遣いなどではなく、蛇神であったとしたら、いかなる力を身につけるのか、わらわにも想像もできませぬ」
「神を超える、ですか? でも僕は、スサノオから八岐大蛇は八匹までとしか聞いていない。八匹でも神を超える力を得ると」
「それは単に、強さの話でしょう。違います。八岐大蛇には、さらにその先があります。神であっても恐れる力であるが故、誰もその先に触れようとはいたしません」
「でもそれって、いったいどんな力なんですか」
「さっきも言った通りです。この世の理に触れる力です。それが何であるかはわらわにもわかりません。ただ言えるのは、そのものを止めねばならぬこと。まだ間に合います。そのものの力では、まだ恐らく伊吹山に住む神にはかないますまい」
「豊玉姫、頼まれたもの、持ってきたよう」
「ダイダラ坊、ありがとうございます。それをこちらへ……」そう言って豊玉姫がダイダラ坊から受け取ったのは、まぎれもなく天叢雲剣だった。
「さあ、これはあなたのものでしょう。お受け取りください」そう言われ僕は、豊玉姫から天叢雲剣を受け取った。海に沈められ、青く錆だらけになっていた天叢雲剣だったけど、僕が触れた途端、眩いほどの光を放ち始め、ぱらぱらと錆が落ちて行った。
「美しい剣でございます」豊玉姫は、息を呑むようにして言った。
「ありがとうございます、豊玉姫」僕は数か月ぶりに、いや、二千年ぶりに手にする天叢雲剣に、涙を流すほど熱い思いが込み上げてきた。
「剣もまた、喜んでおりまする」豊玉姫が言った。
「また会いにくるよう、須佐乃袁尊、月読尊!」ダイダラ坊は、豊玉姫を手のひらに乗せるとそう言った。
「かたじけない。ああ、かたじけない、かたじけない……」狼はずっと頭を下げたまま、時折涙を見せながら僕と芹那にそう繰り返した。
「これで恩を返せたとは思っておりませぬゆえ、また何かお困りごとがありましたら、ぜひわらわの名をお呼びください。必ずや、お二人のお役に立ちましょう、月読尊、セミのお方」
セミのお方……。やっぱりまだ根に持ってる。そう思いながら、別れを惜しむ間もなく、豊玉姫とダイダラ坊、そして狼は富士山へと帰って行った。
ダイダラ坊の声が聞こえた。
僕は夢を見ているのだと思った。
実際、僕と芹那はいつの間にか壁にもたれ、お互い寄り掛かるようにして眠り込んでいた。
そう、僕は夢を見ているんだ……。
富士山の……、ダイダラ坊……。
土蜘蛛……、土蜘蛛を倒しに行かなきゃ……、わかってる、わかってるよ。豊玉姫を助けるんだろ? 僕は……、僕は土蜘蛛と戦うよ……。
「おーーーーーい……、おーーーーーい……」
「わかってるよ……、土蜘蛛は強いんだ。だから待ってよ……、うううん……」
「ねえちょっと、なに言ってるのよ和也! 寝ぼけてないで起きて、和也!」
「……なんだこの剣……、剣に見えない。けど、なんかすごいぞ……。いやあああ!!!」
「ちょっと和也! 暴れないで! 和也ったら!!!」
「おーーーーーい……、おーーーーーい!」
「ん、んんん……、あれ? 芹那……。ここどこだい?」僕が戦っていたのはどうやら土蜘蛛ではなく睡魔だったらしい。
「どこだい、って、家に決まってるじゃない!」
「夢を見てたよ……、ダイダラ坊の声が聞こえた」
「聞こえたじゃないわよ、ダイダラ坊の声よ!」
「ん? んんん? え、ええ?」
「おーーーい!!! いたねえ、須佐乃袁尊! 月読尊! 久しぶりだねえ!」声は聞こえるが、窓から見えるのはダイダラ坊の足だけだった。
「ダ、ダイダラ坊!?」
「さっきからそう言ってるじゃない!」
僕は窓を開け、「ダイダラ坊!!! 本当にダイダラ坊!? 久しぶりだ! どうやってここまで!?」と聞いた。
「歩いてきたねえ。富士山からここまでなら、百歩もかからないねえ」
途中で家を踏んだりとか、不躾な質問はしないことにした。てか来れるんなら、豊玉姫の石像も運んで欲しかったと思ったが、それも言わないでおいた。
「それよりねえ、豊玉姫の声が聞こえたねえ! 嬉しいねえ! やっぱり二人はすごいんだねえ!」と聞こえた瞬間、窓から何かが飛び込んできた。
「豊玉姫! よくぞご無事で!」狼も一緒だった。
その声に、豊玉姫もさぞかし嬉しいだろうとその姿を見たが、豊玉姫はいつの間にかベッドの上に起き上がっていて、青ざめた顔をしていた。
「とよ、玉姫?」狼は振っていた尻尾を止めた。
「ど、どうしたの……?」芹那が思わず聞いた。
「わ、悪い夢を見ました……」豊玉姫は言った。
「悪い夢?」
「月読尊、そなたが首からかけておるもの、見せてはくれませぬか?」そう言われ、芹那は八岐大蛇の勾玉を豊玉姫に渡した。豊玉姫はそれを手に取り、包み込むようにして目を閉じると、しばし呼吸を整えるように瞑想した。
「これは、八岐大蛇ですか。一匹足りぬように思えますが」
「ええ、事情があって、今は七匹しかいないらしいんです。しかも酷く傷ついて元の姿に戻れないらしく……」芹那がそう説明した。
「傷の方はもう大丈夫のようです。間もなく復活をいたしましょう。しかしながら……」豊玉姫はなおも眉を寄せて険しい顔をした。
「何が、見えるんですか?」僕は尋ねた。
「もう一匹。ここにはおりませぬ一匹が、この世の理に触れるような、大きな力を手に入れようとしております」
「この世の理?」
「そうです。それが正しいことか間違ったことかはわかりませぬ。この一匹が、なぜゆえそれほどの力を欲するのかも。ですが……、それは触れてはならぬことゆえ、このものを止めねばなりませぬ」
「でも、僕たち、いまその一匹がどこにいるのかもわからないんです」
「ここより西の地におります。そうか、ここは……」
「どこか、わかるんですか?」
「伊吹山……、そうか、そう言うことですか……」
「いったい何が……」
豊玉姫は大きく肩で息をすると、勾玉を芹那に返した。
「伊吹山におります」
「伊吹山? どこだろう?」
「近江の国の東側でございます」
「近江の国?」
「たぶん、滋賀県のことよ。まって……」そう言って芹那はスマホを触りだした。「あった。あったわ、伊吹山、ここね?」そう言って芹那はスマホの画面を僕に見せた。
「で、どうしてその一匹は、伊吹山にいるんです?」僕は聞いた。
「そこに住む、神に会うためでしょう」
「神?」
「そうです。そこに蛇神がおります」
「蛇神? でも、何のために……」
「神になるために」
「神に、なるため?」
「もともとそ奴は八岐大蛇の一匹であったのでしょう? 神の遣いである大蛇(おろち)の一族は、八匹そろって神と同等の力を得ます。ですが、これは言い伝えではありますが、大蛇が九匹となった時、神をも超える力を得ると言われております。ましてやその九匹目が遣いなどではなく、蛇神であったとしたら、いかなる力を身につけるのか、わらわにも想像もできませぬ」
「神を超える、ですか? でも僕は、スサノオから八岐大蛇は八匹までとしか聞いていない。八匹でも神を超える力を得ると」
「それは単に、強さの話でしょう。違います。八岐大蛇には、さらにその先があります。神であっても恐れる力であるが故、誰もその先に触れようとはいたしません」
「でもそれって、いったいどんな力なんですか」
「さっきも言った通りです。この世の理に触れる力です。それが何であるかはわらわにもわかりません。ただ言えるのは、そのものを止めねばならぬこと。まだ間に合います。そのものの力では、まだ恐らく伊吹山に住む神にはかないますまい」
「豊玉姫、頼まれたもの、持ってきたよう」
「ダイダラ坊、ありがとうございます。それをこちらへ……」そう言って豊玉姫がダイダラ坊から受け取ったのは、まぎれもなく天叢雲剣だった。
「さあ、これはあなたのものでしょう。お受け取りください」そう言われ僕は、豊玉姫から天叢雲剣を受け取った。海に沈められ、青く錆だらけになっていた天叢雲剣だったけど、僕が触れた途端、眩いほどの光を放ち始め、ぱらぱらと錆が落ちて行った。
「美しい剣でございます」豊玉姫は、息を呑むようにして言った。
「ありがとうございます、豊玉姫」僕は数か月ぶりに、いや、二千年ぶりに手にする天叢雲剣に、涙を流すほど熱い思いが込み上げてきた。
「剣もまた、喜んでおりまする」豊玉姫が言った。
「また会いにくるよう、須佐乃袁尊、月読尊!」ダイダラ坊は、豊玉姫を手のひらに乗せるとそう言った。
「かたじけない。ああ、かたじけない、かたじけない……」狼はずっと頭を下げたまま、時折涙を見せながら僕と芹那にそう繰り返した。
「これで恩を返せたとは思っておりませぬゆえ、また何かお困りごとがありましたら、ぜひわらわの名をお呼びください。必ずや、お二人のお役に立ちましょう、月読尊、セミのお方」
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