【本編完結】転生令嬢、目指すはスローライフ〜イベント企画担当者ではないのよ!

ブラウン

文字の大きさ
123 / 141
本編

第115話 最終日 お疲れ様会 狩り順位発表

しおりを挟む
 最終日だぁ。こらが終わったら家に帰れるぞー。

 朝、男性陣が昼食が物足りないと言っていたので、昨日の残り物を使って、カレーパンやパングラタン、コロッケパン、ホットドックなど惣菜パンを作ってみた。

「俺、それ今食べたいなぁ」
 安定の目敏いバイロンが催促してきた。それを機に男性陣がみんな来て、食べたいアピール。

「おはようみんな。先生もここで食べようと思って来てみたが正解だったな。あははは。俺、このカレーパン?とシチューのパンがいいな」
 先生また催促してきたわよ。はじめの入学式での先生と全く別人ですか?キーー、作っているそばから食べていくこの子達なんとかして!
「1人、2個だよ。朝食のお弁当もあるんだから、2個までよ。こっちはお昼用だからね」

「やった、昼も食べられるんだ」
 男性陣は大喜び。女性にはパウンドケーキとシフォンケーキ、クッキーを作った。優雅に紅茶を飲みながら食べましょう。コーヒーがないのが残念な私。

 先生に隅に呼び出され、全員分作れないか?と聞かれた。えー、1人1個なら作れるかも?女性の方は人数も多くないからパウンドケーキケーキとクッキーを作れる。男性陣は1個が限度かな。とりあえず作れるところまで作ってみた。Aクラスのみんなが手伝ってくれたので、なんとか惣菜パンを作り上げた。Aクラスのみんなだいぶ手際が良くなったよ。

「先生、これを男性に、こちらのお菓子を女性に渡してください。あとこれ先生たちの分です」

「ありがとう、渡してくるよ。剣舞の練習始めててくれ」
 それから剣舞の練習を通しで行った。

「さて、本当の仕上げだ。衣装を着よう。そして衣装を着て、動きを再度調整しよう。それぞれテント内で衣装に着替え、お互いおかしいところがないか確認して欲しい」
 セドリック様がみんなに指示した。いよいよだ。

 テント内で衣装確認。女性は色とりどりの漢服。華やか。髪型はツインテールにしたり、お団子にしたらポニーテールにした。みんなウキウキしていた。

 私は男装麗人よ。1人だけごめん。男装したかったの。

 さて、男性陣のテントに行くか。

「みんな着替えている?調整するから外に出てきて」

 ゾロゾロと漢服を着た男性陣が出てきた。うわっ、イケメンたちが漢服。マジかっこいい。これ絶対女性たちがキャーキャーいうわよね。

「きゃー、かっこいい」
 はいっ、欲しい言葉いただきました。ルーだね。

「髪の毛をまとめるから、椅子に座って。まずセドリックさん」
 長髪に少し髪の毛をとり軽く結い上げる。どうよ!

「ルー、どうこの髪型?」

「いい!すごくいい。アンディさんはやっぱり眼帯させよう。そしてエリオットさんははちまきっぽいのが似合いそう。ジョージさんは髪の毛を流した感じがいいかも」

 みんな勢揃いした。この出立だけで圧巻。仮装大賞でいいのでは?と思うぐらい。
 先生もびっくりしていた。

「なんだ、このクオリティの高さは。みんなかっこいいし、かわいいぞ。これであの演技をするのだろう。参ったな」
 先生の演技指導にも拍車がかかったようだ。熱血監督みたい。

「これをみんなの前で披露するのが楽しみだな。

 そして、お疲れ様会。

「みなさん、お疲れ様でした。クラスメイトと交友を深められたでしょうか?この野外活動を通じて、心も身体も成長したことでしょう。先生方は嬉しく思います。それでは2日目狩りの順位を発表します。

 3年 1位 Aクラス 1班
  2位 Cクラス 2班  
  3位 Bクラス 1班
 お兄さまたちの班が1位か。カイデール殿下が班長だったのね。

 2年 1位 Bクラス 2班
  2位 Aクラス 2班
  3位 Aクラス 1班

 1年 1位 Aクラス 2班
 私たち1位。やったー。みんなで讃えあった。
  2位 Bクラス 2班
 デボラさんの班だー。
  3位 Dクラス 1班

 個人賞 
3年 1位 カイデール ベルゼルム スカイプ ド フォールズ
2位 オスカー・トリオン・キルシェ
   3位 レオ・ティルズ・フェイノルズ
 カイデール殿下はさすがですね。お兄さまのご学友も連なっている。お兄さまは入らないね。魔道具コースだから弓は不得意かなぁ。

2年 1位 ロックス フェラー
   2位 ナタリー トリンプ ラクセール
 女性が入っている。かっこいい。
 3位 ヘリドット ルクス ハザール
 2年生は知らない人たちばかりだ。接点がないからね。

 つぎは1年の個人賞。
 1年  1位 ビリー ジャイルズ
  2位 ジョージ バークレイ
  3位 セドリック パルカス フォン セレンタール
  3位 イライザ ペンネル ベルフォード

「ビリー、すごいよ。1位だよ」
 みんなに背中をバシバシ叩かれるビリー。

「ジョージ、おめでとう。2位だよ。ビリーに負けたけど」
 苦笑いをしているジョージ。

「セドリック、イライザ、3位おめでとう。セドリック、すごいよ。午前中散々だったのに、何か秘策があったのか?」

「俺はアイリさんに言われて、予測して連射していたよ。そうしたら当たるようになって、いっぱい倒したと思っていたのだが、ビリーやジョージには勝てなかったか。アイリさん、午前中に気づいてくれればな、午前中からやっていれば良かったなぁ」

 ともあれ、1年の個人賞はAクラス2班で名前が連なった。優秀、優秀。

 さぁ、これから各班による催しが始まる。これから抽選で順番が決まるらしい。緊張するから早く終わりにしたい。セドリックさん、早め順番よろしくね。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

処理中です...