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本編
第114話 2日目夕食
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夕食は1班と一緒だ。デズモンド先生に頼まれたけど、みんなと一緒の方が楽しい。1班のみんなは喜び、クラスみんなで野菜をたくさん切り、3つの鍋にカレーの甘口、中辛、シチューを作ることにした。トッピングにカツ、コロッケ、パリ〇〇チキン、ほうれん草、チーズ、ソーセージぐらいでいいかしら。パンで挟んでコロッケバーガーやホットドッグもできる。サラダも各自が取れるようにした。
「アイちゃん、ココ〇〇のカレーみたい。私、ほうれん草とチーズが大好きだったの。パリ〇〇チキンもある、やったー。チーズいっぱいトッピングしていい?私、辛い物好きだったからいつも3辛だったの」
ルー、大喜びだね。3辛って辛いよね?
「香辛料があったから、キャンプにはカレーよ!と思ったのよ。私もほうれん草とチーズ好き。一応、みんな慣れないと思って中辛あたりにしておいたけど、3辛は辛いと思うけど?」
「そうかな、4辛になると流石に辛いと思う。あー、今日は夕食が食べられて嬉しい。昨日はなんとかみんなで作ったのよ、レシピ通りに。でもうまくいかなかったのよ。散々だったわ」
はじめ、見た目があれなので、食べ物?なんて言われたけど、食べたら周りからうまい、美味しいという言葉が聞こえてきて良かった。カレーは口に会ったようだ。
Bクラスの薬錬コースのデボラさんが同じ班の子達を引き連れてこちらに来た。
「アイリさん、お願い、私たちも一緒に食べさせて。私たち壊滅的にご飯を作ることができない集団だということがわかったの。お願い、一緒に食べさせて」
班のみんなが一斉に懇願された。
「いっぱい作ったから、食べて行って大丈夫よ。食材渡してくれれば、追加をこれから作るわよ。見た目あれだけど、食べてみて。こちらから、甘口、中辛、シチュー。ご飯、ナン、パン。トッピングにカツ、コロッケ、ほうれん草、チーズ、ソーセージ、チキン。これがサラダ、取り放題。各自自分でよそって食べてね。大丈夫?」
「ありがとう、アイリさん。女神だわ。見た目あれだけど美味しい。本当に美味しい。えっ何この後を引く美味しさ」
Bクラス2班の面々もみんな美味しそうに食べていた。
うちの担任も、なぜか食べていた。いつの間に。
「デズモンド先生、いつの間に来ていたのですか?」
「Aクラス合同にしてしまったから、大変だと思い手伝いに来たのだが、もう出来上がっていた。みんなが美味しいというから食べてみたら美味かった。おかわりしていいか?辛い方が俺は好みだな。あとカツ?あれと一緒に食べるとより一層美味しい。色々トッピングできていいよな。そういえばBクラスも来たのか?」
「同じコースのデボラさんが来たのです。追加を作るので食材もらいました。みんなどれだけ食べるんでしょうね?」
「美味いからな。俺もあと2杯ぐらいおかわりできそうだよ。各クラスの担任に昨日の夕食の実態を聞いたら、どこも同じようなものだったよ。レシピ通りには作れない。たぶんだが、Bクラスが来ているということは、もうBクラスの1班もくるのではないのか?全員集結するかなぁ」
先生、フラグ立てないで!
その後、Bクラスのもう1班がやってきた。Bクラスの先生も一緒に来た。
「デボラさんがこっちにお世話になっていると聞きつけ、我々もできればご一緒したいです。これ食材です。すみません、図々しいと思うのですが、昨日はお腹が空きすぎて散々だったので、お願いします」
また全員に懇願されてしまった。
「いっぱい作ったので、大丈夫ですよ。その食材もらっていいですか?おかわり用を作っておきたいので、いいですか?」
「はい、ぜひお願いします。本当にありがとうございます」
「あちらにいる人たちにやり方を聞いてください。テーブルや椅子は自分たちのものを出してから食べてくださいね」
「「はい!」」
Bクラスの担任、ケイドン先生がやってきた。
「アイリさん、すみません。Bクラス全員がお世話になります」
「レシピ改良した方がいいのではないですか?毎年こんな感じなのですよね?」
「数人出来る子もいるんだよなぁ。しかし今年のBクラスは誰1人作れる子がいなかった。CDクラスはなんとか作っているらしい。多分言えないのだと思うぞ、Aクラスは高位貴族揃いだから。Bクラスはたまたま薬錬コースで一緒のデボラさんが言ってきたのだろう。それに乗っかってBクラスは来たわけだからな。Bクラスはデボラさんがいてよかったとさっき言っていたよ」
「そうですか、CDクラスは頑張っているのですね。でも、Aクラスに言いにくいですよね。CDクラスの人にも作ったので持っていってください。こちらには来られないと思うので。それからケイドン先生も食べて行ってください」
「ありがとう。では、届けてから、Bクラスのみんなと一緒に食べるよ」
CDクラスに持っていってもらってから、Bクラスの方からは先生こっち座ってください、美味しいですよ、など聞こえてきた。無事渡してくれたかな?
さてまた追加を作ろう。余ったらカレーパンが作れる?シチューが残っていたらシチューパングラタンでもいい。作ってみよう。みんな食べるかな?
ご飯が食べ終わり、Bクラスは自分たちのテントの場所に戻って行った。私たちは少し休み、それから剣舞の総仕上げをした。
先生が最後まで見て、感想を述べた。
「すごくいい。これで衣装を着るのだろう。楽しみだな、その衣装。明日、最終調整か?衣装を着てやるのか?」
「はい、衣装を着て最終調整をします。先生、明日も見てください。見栄えがどうだろうか?おかしなところはないか、など教えてください」
セドリック様が先生にお願いしていた。
Aクラスは1班、2班と分けずにテントを男性、女性に分けた。ルーとマリアナ、シャロンなどみんなと一緒にお泊まり。イライザ、モニカをみんなに紹介した。これでクラスの女性たちとは全員、話ができたわ。それから1日目の夕食の散々な話しを笑い合ったり、今日の狩りの話をした。マリアナは全くできなかったとショボンとしていた。マリアナは筋力なさそうだもんね。ルーはまあまあできたと言って喜んでいた。結果発表はお疲れ様会で発表される。
それからがまた女子会が長かった。婚約者の話、愚痴や、いい人がいないかなぁなどみんなでキャーキャー言いながら話をした。
明日は剣舞の練習。衣装を着て、最終練習だから、少しゆっくり起きられるのである。午後というより夕方近くからお疲れ様会となる。3学年が集まるお疲れ様会。みんなどんな催しをするのだろう。来年の参考になるし、楽しみだなぁ。
「アイちゃん、ココ〇〇のカレーみたい。私、ほうれん草とチーズが大好きだったの。パリ〇〇チキンもある、やったー。チーズいっぱいトッピングしていい?私、辛い物好きだったからいつも3辛だったの」
ルー、大喜びだね。3辛って辛いよね?
「香辛料があったから、キャンプにはカレーよ!と思ったのよ。私もほうれん草とチーズ好き。一応、みんな慣れないと思って中辛あたりにしておいたけど、3辛は辛いと思うけど?」
「そうかな、4辛になると流石に辛いと思う。あー、今日は夕食が食べられて嬉しい。昨日はなんとかみんなで作ったのよ、レシピ通りに。でもうまくいかなかったのよ。散々だったわ」
はじめ、見た目があれなので、食べ物?なんて言われたけど、食べたら周りからうまい、美味しいという言葉が聞こえてきて良かった。カレーは口に会ったようだ。
Bクラスの薬錬コースのデボラさんが同じ班の子達を引き連れてこちらに来た。
「アイリさん、お願い、私たちも一緒に食べさせて。私たち壊滅的にご飯を作ることができない集団だということがわかったの。お願い、一緒に食べさせて」
班のみんなが一斉に懇願された。
「いっぱい作ったから、食べて行って大丈夫よ。食材渡してくれれば、追加をこれから作るわよ。見た目あれだけど、食べてみて。こちらから、甘口、中辛、シチュー。ご飯、ナン、パン。トッピングにカツ、コロッケ、ほうれん草、チーズ、ソーセージ、チキン。これがサラダ、取り放題。各自自分でよそって食べてね。大丈夫?」
「ありがとう、アイリさん。女神だわ。見た目あれだけど美味しい。本当に美味しい。えっ何この後を引く美味しさ」
Bクラス2班の面々もみんな美味しそうに食べていた。
うちの担任も、なぜか食べていた。いつの間に。
「デズモンド先生、いつの間に来ていたのですか?」
「Aクラス合同にしてしまったから、大変だと思い手伝いに来たのだが、もう出来上がっていた。みんなが美味しいというから食べてみたら美味かった。おかわりしていいか?辛い方が俺は好みだな。あとカツ?あれと一緒に食べるとより一層美味しい。色々トッピングできていいよな。そういえばBクラスも来たのか?」
「同じコースのデボラさんが来たのです。追加を作るので食材もらいました。みんなどれだけ食べるんでしょうね?」
「美味いからな。俺もあと2杯ぐらいおかわりできそうだよ。各クラスの担任に昨日の夕食の実態を聞いたら、どこも同じようなものだったよ。レシピ通りには作れない。たぶんだが、Bクラスが来ているということは、もうBクラスの1班もくるのではないのか?全員集結するかなぁ」
先生、フラグ立てないで!
その後、Bクラスのもう1班がやってきた。Bクラスの先生も一緒に来た。
「デボラさんがこっちにお世話になっていると聞きつけ、我々もできればご一緒したいです。これ食材です。すみません、図々しいと思うのですが、昨日はお腹が空きすぎて散々だったので、お願いします」
また全員に懇願されてしまった。
「いっぱい作ったので、大丈夫ですよ。その食材もらっていいですか?おかわり用を作っておきたいので、いいですか?」
「はい、ぜひお願いします。本当にありがとうございます」
「あちらにいる人たちにやり方を聞いてください。テーブルや椅子は自分たちのものを出してから食べてくださいね」
「「はい!」」
Bクラスの担任、ケイドン先生がやってきた。
「アイリさん、すみません。Bクラス全員がお世話になります」
「レシピ改良した方がいいのではないですか?毎年こんな感じなのですよね?」
「数人出来る子もいるんだよなぁ。しかし今年のBクラスは誰1人作れる子がいなかった。CDクラスはなんとか作っているらしい。多分言えないのだと思うぞ、Aクラスは高位貴族揃いだから。Bクラスはたまたま薬錬コースで一緒のデボラさんが言ってきたのだろう。それに乗っかってBクラスは来たわけだからな。Bクラスはデボラさんがいてよかったとさっき言っていたよ」
「そうですか、CDクラスは頑張っているのですね。でも、Aクラスに言いにくいですよね。CDクラスの人にも作ったので持っていってください。こちらには来られないと思うので。それからケイドン先生も食べて行ってください」
「ありがとう。では、届けてから、Bクラスのみんなと一緒に食べるよ」
CDクラスに持っていってもらってから、Bクラスの方からは先生こっち座ってください、美味しいですよ、など聞こえてきた。無事渡してくれたかな?
さてまた追加を作ろう。余ったらカレーパンが作れる?シチューが残っていたらシチューパングラタンでもいい。作ってみよう。みんな食べるかな?
ご飯が食べ終わり、Bクラスは自分たちのテントの場所に戻って行った。私たちは少し休み、それから剣舞の総仕上げをした。
先生が最後まで見て、感想を述べた。
「すごくいい。これで衣装を着るのだろう。楽しみだな、その衣装。明日、最終調整か?衣装を着てやるのか?」
「はい、衣装を着て最終調整をします。先生、明日も見てください。見栄えがどうだろうか?おかしなところはないか、など教えてください」
セドリック様が先生にお願いしていた。
Aクラスは1班、2班と分けずにテントを男性、女性に分けた。ルーとマリアナ、シャロンなどみんなと一緒にお泊まり。イライザ、モニカをみんなに紹介した。これでクラスの女性たちとは全員、話ができたわ。それから1日目の夕食の散々な話しを笑い合ったり、今日の狩りの話をした。マリアナは全くできなかったとショボンとしていた。マリアナは筋力なさそうだもんね。ルーはまあまあできたと言って喜んでいた。結果発表はお疲れ様会で発表される。
それからがまた女子会が長かった。婚約者の話、愚痴や、いい人がいないかなぁなどみんなでキャーキャー言いながら話をした。
明日は剣舞の練習。衣装を着て、最終練習だから、少しゆっくり起きられるのである。午後というより夕方近くからお疲れ様会となる。3学年が集まるお疲れ様会。みんなどんな催しをするのだろう。来年の参考になるし、楽しみだなぁ。
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