45 / 199
1章 敵国の牢獄
1-45 墓参りに行きたい
しおりを挟む
俺は愕然として、本を床に落とした。
大教会の屋上に手をついた。
や、やられた。
エセルにしてやられるとは不覚。
「ま、まさか、二十巻で完結じゃなく、この話には続きがあるのかっ」
「この次の巻はまだ販売されておりませんー」
「なんてことだっ。中途半端なところで終わっていると思ったらっ。早く続きが読みたいっ」
「それは作者に言ってくださいー」
ちっこいエセルの一匹がしてやったり風な万歳しながら言うので、両手で胴体を持って前後にブンブン振ってやる。
くそっ。
策略にのってしまった。
続きが気になる。
「今度、本を貸すときは完結した物をよこせっ」
「僕のひちばんお気に入りのものを貸ひまひたー」
振り過ぎたか。
「クロウ様ー、沼にはまりましたねー?」
「どっぷりとー」
「こちら側の世界へようこそー」
「歓迎いたしますー」
黒い笑顔もちっこすぎて可愛いぞ。
五匹ともぐりぐりと撫でてやる。
闇に引きずり込むにしろ、本の世界なら可愛いものだ。
「さて、冗談はさておき」
「冗談の境目がわかりませぬー」
「お前たちの液体はしっかり仕事をしているようだな」
「それはもうしっかりー」
「クロウ様にこきつかわれておりまするー」
「過労死寸前ー?」
「我々もついでに死にそうですが?」
うんうん、言い方が微妙だぞー。しっかり仕事をしているようで何よりだが。
潰して液状化したエセルを固めて動けなくしていたが、大教会の大修繕工事のために溶かして液体に戻して、絶対服従の紋をつけてこき使っている。
状態としてはスライムのように姿を保てるわけではなく、限りなく緩いゼリーに近い感じ。とろみがついている液体と言った方がわかりやすい表現か?
実際のところは液体でもないのだが、光の粒子のような魔力を魔法によって密集させられているのが液体のように見えるエセルなのである。
あの地下を安全に工事するためには、ここの支配権を持つエセルに率先して動いてもらった方が都合がいい。
地獄の門とやらも開くのを結果的に阻止しているから、エセルが悪巧みしてもどうにかなるだろう。
俺はエセルとして絶対服従の紋をつけたのだが、先に分離していたこの五体には紋がつかなかった。
この五匹はエセルとはまったくの別個体になってしまったのか?
謎が深まる。
だが、コイツらはずるーいと俺にすがった。鬱陶しいくらいに。
自分にも絶対服従の紋をつけてほしいと。。。
本人が望むならと普通につけたが。
ホクホク顔して喜ぶことじゃないだろうに。
「それにしても、ラウトリス神官も寄って来る男で満足していればいいのに」
なぜ俺まで誘うんだろう。
最近、ラウトリス神官に艶っぽさが出てきたと信者のなかでも評判らしい。
つまり、エロさが表に出てきてしまっているということである。
美形ではあるが、彼は別に女性っぽくもなく中性的なわけでもなく、確実に男性のお顔立ちであるし、体型もしっかり男性である。女性らしい言動や仕草をするわけでもない。
筋肉騎士たちよりは確実に細身であるにしても。
まあ、俺も女性的、中性的かと問われたら、確実に否定できてしまう。
腰回りもしっかりしているしなあ。筋肉もなく細身だけど、お腹まわりが怪しくなってきているが。。。
確かにセリムと比べたら仕方ないことなんだけどっ。
「好奇心旺盛ー」
「毒を食らわば皿までー」
「入れ食い状態ー」
「クロウ様も食っちゃえば良かったのにー」
「、、、いや、食わんだろ」
俺、今でも妻のこと愛しているし。
あ、墓参り行きたいなあ。
春になったら妻の命日がある。もうそろそろだ。お墓を綺麗にしてあげたいが。
帝国で捕虜となっている我が身、妻も許してくれるだろうか。
、、、長距離空間転移魔法陣、リンク王国の教会のも生きていたな。
あの教会のどこに魔法陣が設置されているんだろ?
やはり地下かな?
さすがに夜しか牢を抜け出せないだろうけど。
昼に墓参り行くのは難しいか?
昼間のお祈りのときはゴートナー文官が教会にもれなくついてくるし。
ゴートナー文官も一緒にリンク王国に連れていくわけにもいくまい。
、、、いや、なんとかならないか?
魔導士ではないゴートナー文官一人ならなんとか誤魔化せるかもしれない。なんとか。なんとか。
皇帝陛下か皇弟殿下でどうにかならないかなあ。
命日までに頭をひねってアイディアを考え出そう。
夜に墓参り行くのって、なんか不気味だし。最終手段だ。
そういや。
「ラウトリス神官って、人の頭上に視線を向けるんだよな」
「それはー、信仰心の数値が見えるからー」
「クロウ様はゼロからイチになりましたー」
「おめでとうございますー?」
エセル、、、首をひねるくらいなら祝福の言葉を言うな。
「今までの最高値は教会長なのですー」
「シエルド氏もわりとお高めですー」
「ゴートナー氏は低いですー」
口々にエセルたちが誰がどのくらいか言っていく。
ラウトリス神官ってそういう能力を持っているんだ。
うわっ、俺の信仰心ないのバレバレじゃん。
何で教会に通ってんだよ、とか思っているんだろうな。
「ん?俺、信仰心ないのは変わってないけど」
何でイチになっているんだ?
自分でも気づかない部分の深層心理での変化?
「ラウトリス神官がクロウ様に恩を感じたので、オマケのイチですー」
何なんだよ、オマケって。
「それって、ラウトリス神官の心情で上下するってことじゃないのか」
「その通りですー」
「信仰心+ラウトリス神官の好感度ですよー」
「じゃあ、教会長が最高値なのはラウトリス神官が普通に好きだからじゃないか」
「ラウトリス神官はー、信仰心の高い人がー、元々お好きなのですよー」
あー、そうですか。
特に必要のない情報をありがとう。俺では絶対に役に立たない。
神への信仰心を育てようと思ったことはない。
「本当はー、ゼロにいくら数字をかけたってゼロー」
いや、好感度を足しているんだから、掛けるなよ。
「永遠にゼロのままー」
「本当は絶対に関わり合うことのないクロウ様ー」
そうっすね。
捕虜にならなければ、教会で祈ることもなかった。
聖職者と話すことなんて一生なかっただろう。
「エトノア氏のようにゼロー」
「ゼロはゼロのままー、つながらないー」
シエルド氏の従者?
あの人も信仰心がゼロなのか。
親近感湧いちゃうなー。
「湧いちゃー、いけませんよー、クロウ様ー」
あれ、俺、口に出していたか?
「あれはー、地獄の門の門番なのですー」
「ん?」
「だから、若いままなのですー」
「クロウ様のようにー、他人の魔法の重ね掛けで保たれている若さではないのですー」
なぜ知っている?
「あれはまがいものですー」
「人ではないのですー」
「クロウ様が忌み嫌う人外ですよー」
「目を覚ましてくださいー」
「人外好きになるならー、我らを愛してくださいましー」
「我らに愛をー」
「我々に恵みをー」
「僕らに魔力をくださいー」
「ごはんー、ごはんー」
わーわーわー。
情報過多だが、流されてはいけない。
落としてはならない情報が山ほどあった。
大教会の屋上に手をついた。
や、やられた。
エセルにしてやられるとは不覚。
「ま、まさか、二十巻で完結じゃなく、この話には続きがあるのかっ」
「この次の巻はまだ販売されておりませんー」
「なんてことだっ。中途半端なところで終わっていると思ったらっ。早く続きが読みたいっ」
「それは作者に言ってくださいー」
ちっこいエセルの一匹がしてやったり風な万歳しながら言うので、両手で胴体を持って前後にブンブン振ってやる。
くそっ。
策略にのってしまった。
続きが気になる。
「今度、本を貸すときは完結した物をよこせっ」
「僕のひちばんお気に入りのものを貸ひまひたー」
振り過ぎたか。
「クロウ様ー、沼にはまりましたねー?」
「どっぷりとー」
「こちら側の世界へようこそー」
「歓迎いたしますー」
黒い笑顔もちっこすぎて可愛いぞ。
五匹ともぐりぐりと撫でてやる。
闇に引きずり込むにしろ、本の世界なら可愛いものだ。
「さて、冗談はさておき」
「冗談の境目がわかりませぬー」
「お前たちの液体はしっかり仕事をしているようだな」
「それはもうしっかりー」
「クロウ様にこきつかわれておりまするー」
「過労死寸前ー?」
「我々もついでに死にそうですが?」
うんうん、言い方が微妙だぞー。しっかり仕事をしているようで何よりだが。
潰して液状化したエセルを固めて動けなくしていたが、大教会の大修繕工事のために溶かして液体に戻して、絶対服従の紋をつけてこき使っている。
状態としてはスライムのように姿を保てるわけではなく、限りなく緩いゼリーに近い感じ。とろみがついている液体と言った方がわかりやすい表現か?
実際のところは液体でもないのだが、光の粒子のような魔力を魔法によって密集させられているのが液体のように見えるエセルなのである。
あの地下を安全に工事するためには、ここの支配権を持つエセルに率先して動いてもらった方が都合がいい。
地獄の門とやらも開くのを結果的に阻止しているから、エセルが悪巧みしてもどうにかなるだろう。
俺はエセルとして絶対服従の紋をつけたのだが、先に分離していたこの五体には紋がつかなかった。
この五匹はエセルとはまったくの別個体になってしまったのか?
謎が深まる。
だが、コイツらはずるーいと俺にすがった。鬱陶しいくらいに。
自分にも絶対服従の紋をつけてほしいと。。。
本人が望むならと普通につけたが。
ホクホク顔して喜ぶことじゃないだろうに。
「それにしても、ラウトリス神官も寄って来る男で満足していればいいのに」
なぜ俺まで誘うんだろう。
最近、ラウトリス神官に艶っぽさが出てきたと信者のなかでも評判らしい。
つまり、エロさが表に出てきてしまっているということである。
美形ではあるが、彼は別に女性っぽくもなく中性的なわけでもなく、確実に男性のお顔立ちであるし、体型もしっかり男性である。女性らしい言動や仕草をするわけでもない。
筋肉騎士たちよりは確実に細身であるにしても。
まあ、俺も女性的、中性的かと問われたら、確実に否定できてしまう。
腰回りもしっかりしているしなあ。筋肉もなく細身だけど、お腹まわりが怪しくなってきているが。。。
確かにセリムと比べたら仕方ないことなんだけどっ。
「好奇心旺盛ー」
「毒を食らわば皿までー」
「入れ食い状態ー」
「クロウ様も食っちゃえば良かったのにー」
「、、、いや、食わんだろ」
俺、今でも妻のこと愛しているし。
あ、墓参り行きたいなあ。
春になったら妻の命日がある。もうそろそろだ。お墓を綺麗にしてあげたいが。
帝国で捕虜となっている我が身、妻も許してくれるだろうか。
、、、長距離空間転移魔法陣、リンク王国の教会のも生きていたな。
あの教会のどこに魔法陣が設置されているんだろ?
やはり地下かな?
さすがに夜しか牢を抜け出せないだろうけど。
昼に墓参り行くのは難しいか?
昼間のお祈りのときはゴートナー文官が教会にもれなくついてくるし。
ゴートナー文官も一緒にリンク王国に連れていくわけにもいくまい。
、、、いや、なんとかならないか?
魔導士ではないゴートナー文官一人ならなんとか誤魔化せるかもしれない。なんとか。なんとか。
皇帝陛下か皇弟殿下でどうにかならないかなあ。
命日までに頭をひねってアイディアを考え出そう。
夜に墓参り行くのって、なんか不気味だし。最終手段だ。
そういや。
「ラウトリス神官って、人の頭上に視線を向けるんだよな」
「それはー、信仰心の数値が見えるからー」
「クロウ様はゼロからイチになりましたー」
「おめでとうございますー?」
エセル、、、首をひねるくらいなら祝福の言葉を言うな。
「今までの最高値は教会長なのですー」
「シエルド氏もわりとお高めですー」
「ゴートナー氏は低いですー」
口々にエセルたちが誰がどのくらいか言っていく。
ラウトリス神官ってそういう能力を持っているんだ。
うわっ、俺の信仰心ないのバレバレじゃん。
何で教会に通ってんだよ、とか思っているんだろうな。
「ん?俺、信仰心ないのは変わってないけど」
何でイチになっているんだ?
自分でも気づかない部分の深層心理での変化?
「ラウトリス神官がクロウ様に恩を感じたので、オマケのイチですー」
何なんだよ、オマケって。
「それって、ラウトリス神官の心情で上下するってことじゃないのか」
「その通りですー」
「信仰心+ラウトリス神官の好感度ですよー」
「じゃあ、教会長が最高値なのはラウトリス神官が普通に好きだからじゃないか」
「ラウトリス神官はー、信仰心の高い人がー、元々お好きなのですよー」
あー、そうですか。
特に必要のない情報をありがとう。俺では絶対に役に立たない。
神への信仰心を育てようと思ったことはない。
「本当はー、ゼロにいくら数字をかけたってゼロー」
いや、好感度を足しているんだから、掛けるなよ。
「永遠にゼロのままー」
「本当は絶対に関わり合うことのないクロウ様ー」
そうっすね。
捕虜にならなければ、教会で祈ることもなかった。
聖職者と話すことなんて一生なかっただろう。
「エトノア氏のようにゼロー」
「ゼロはゼロのままー、つながらないー」
シエルド氏の従者?
あの人も信仰心がゼロなのか。
親近感湧いちゃうなー。
「湧いちゃー、いけませんよー、クロウ様ー」
あれ、俺、口に出していたか?
「あれはー、地獄の門の門番なのですー」
「ん?」
「だから、若いままなのですー」
「クロウ様のようにー、他人の魔法の重ね掛けで保たれている若さではないのですー」
なぜ知っている?
「あれはまがいものですー」
「人ではないのですー」
「クロウ様が忌み嫌う人外ですよー」
「目を覚ましてくださいー」
「人外好きになるならー、我らを愛してくださいましー」
「我らに愛をー」
「我々に恵みをー」
「僕らに魔力をくださいー」
「ごはんー、ごはんー」
わーわーわー。
情報過多だが、流されてはいけない。
落としてはならない情報が山ほどあった。
904
あなたにおすすめの小説
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
オメガに転化したアルファ騎士は王の寵愛に戸惑う
hina
BL
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
※不定期更新になります。
子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。
さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。
忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。
「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」
気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、
「信じられない!離縁よ!離縁!」
深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。
結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる