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2章 帝国の呪い
2-8 存在の暑苦しさ
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「セレ王子殿下、ご無沙汰しております」
俺は深々と頭を下げる。
横の二人も一緒に下げている。
第四王子はベッドから出て立ち上がる。
ゆるゆるな白い寝間着姿だが、立ち姿は美しい。
生死をさまよっていた肉体とは思えない。
「こちらも囚われの身だったため、あのとき救ってもらった礼を言うのが遅れたのを詫びたい。その上、今日も救ってもらった。感謝に堪えない、ありがとう、クロウ」
「もう起き上がって、ご体調は大丈夫ですか。何か違和感はございませんか」
「クロウに治療魔法をかけてもらったんだ。何かある方が不思議なくらいだ」
さわさわやかやかーん。
キラキラが飛んできた。こちらが精神的にやられる。
さすがは王子。光属性だ。
顔色が良くなった途端、超暑苦しい。数歩、後ろに下がりたくなるのをグッとこらえる。
あ、この人、高熱だして静かに寝込んでいた方が暑苦しくない気がしてきた。
この第四王子が脳筋部隊の元凶の親玉である。
隊長より上の司令塔である。
リンク王国の最たる脳筋である。
この人もまた、日々抱かれているだけなのに筋肉量を維持している。。。
「セレ、本当に大丈夫なのかっ」
世話係が声を上げ、第四王子の額に手を当てた。
「熱は下がっているようだが」
心配してるなら素直にそう言えば良いのに。本人に。
俺たちのいないところでイチャつきやがれ。
「セレ王子殿下、お望みならその世話係の変更をナナキ皇弟殿下に進言致しますが?」
「捕虜が何を言っている。ナナキ皇弟殿下が捕虜の言葉に耳を貸すわけないだろう」
やだなあ、これだから状況をきちんと把握しないヤツは。
「ああ、クロウ、大丈夫だ。確かにこの者は職務以上のことを私にしているが、優しく世話をしてくれる。半年以上もそばにいれば情もわくというもの」
「、、、こちらに我々を連れてきたのはナナキ皇弟殿下です。まあ、もしセレ王子殿下がお望みになりましたら、八つ裂きにして獣の餌にでもしてやりますので、何かございましたらご連絡ください」
「うーん、クロウがそう言うと本当にできちゃうから怖いよね。もしやるとしたら、証拠は残したらダメだよ」
「もちろんです。殺るときは秘密裏に実行します。痕跡一つ残しません」
「は?」
何度、は?と言えば気が済むんだ。
お前は自分でできないのなら綺麗に耳掃除をしてもらえ。脳筋にはしてもらうなよ。不慣れだからという域を超えて、鼓膜までぶっすり刺してくるような気がする。
もしくは、素直に耳を傾ける心を養え。
「お前は薬師ではないのか」
「薬を作るという点では薬師とも言えるでしょう。リンク王国では」
一応、答えてやる。答える義理もないけど。
オルド帝国では国家資格だから名乗ろうとは思わないが。
薬師と言うときは、リンク王国とか他国とかつけるけど。
「ははは、クロウは魔導士だよ。俺たちを救ってくれた部隊で唯一の魔導士の」
「、、、リンク王国では魔導士と薬師は兼任するものなのか」
不思議そうに見るな。
そんなヤツ、俺以外にいるわけがないだろ。
雑用係で仕事を押しつけられなければ、兼任するわけがないだろ。
「というか説明しなくとも、リンク王国のこの純白法衣で魔導士だとわかりそうなものですが」
他人の服装なんて視界に入らないか。
薬師と言われたら、薬師としか映らないのか。
この人は目も腐っているのか、情報を受け取る脳の方が腐っているのか。
「治療魔法を扱える魔導士なら、オルド帝国でも重宝されるはずだ。もし、他に」
「スカウトしようとか考えるなよ、若造」
誰も部屋に出入りした気配はなかったのに、急に世話係の背後を取ったのは、皇帝である。
皇帝と書くときは、サザさんのゆるゆる格好ではなく、黒光りした軍服姿である。威圧感満載の。
どこにでも現れる、ゴキブ、、、ゴフゴフ、風邪うつったかな。あ、肺炎だった。治療済みだった。
「こっ、皇帝陛下っ」
世話係が一瞬にして片膝をつき、皇帝に深い礼をする。
「ああ、いい。話がしづらいから、立ってくれ」
「はっ」
素早く立ち上がる。
先ほどの俺たちに対する態度とは違って、耳垢など一つもないかのような正確な動きだ。
「コイツは俺が直々に声をかけている最中だ。横取りしようとは思うな」
「滅相もございません」
間違いなくこの世話係も上流階級の人間だ。
皇帝自らぐっさりと釘を刺しているのだから。
帝国は皇帝が望むなら自分の命を差し出してもかまわない人が多いから、皇帝が一言言ってしまえば何事も起こらないことが多い。
「さすがはクロウ。この国の最高権力者をたらしこむとは」
「セレ王子殿下、別に俺はだましているわけではございませんよ」
「あれ?たぶらかすだっけ」
「、、、俺の魔法は俺の長年の努力の積み重ねによるものですので、実力と相違しているわけではございません」
「そうそう。想像しているより、さらに手に負えない実力だっただけだ」
えっへんと皇帝が威張るところじゃないと思うが。
「クロウ、脳筋に文章の修正を申し出たところで、理解してもらえないぞ。それに、コイツは王子だったから、言葉の選択をミスっても誰かに指摘されることなんかないからな。周囲は本人には絶対に言わないし、耳に入らないようにする。成長はない」
さすがは皇帝。
言い切った。
自分のことのようによく知っていらっしゃる。自分のことですよね。そうですよね。
記憶が正しければ、ナナキ皇弟殿下は会議に行ったはずなのだが。皇弟が出るような会議は通常ならば皇帝が必須な会議。。。
ナナキ氏が内心怒り狂っている気がする。あ、皇太子もですか。皇帝の護衛もですか。はいはい、いつものことだと。
「ああ、裏でこっそりこそこそ言われる、アレですか」
「え?私、裏でこっそりこそこそ何か言われてたの?」
驚愕の表情を浮かべる第四王子。
裏でこっそりこそこそ言われてなければ、特攻隊に王子がトップにつけられることなんかあるわけないじゃないですか。
悪意のない無邪気な一言こそ心をぐっさりとえぐる。
それが何度か続けば、故意にやっているようにしか他人には思えなくなるだろう。
どんなに王宮で仕事をしていても、周囲から見ると騎士団とともに訓練を励む脳筋王子。
見事に厄介払いの対象となった。
けれど、リンク王国の王子の中では一番親しみやすいとされ、平民の俺の名前すら憶えてくれた人物である。
本来、平民に対してねぎらいの言葉なんて下位貴族でさえ言わないことが多いのに。
この人がリンク王国のトップになっていたら、あの国は何か違っていただろうか。その未来を考えるだけむなしいものだが。
「セレ王子殿下も受け答えがはっきりできるほどに回復されたのでしたら、もう問題ないでしょう」
「ああ、この世話係は捕虜に治療魔法を使わせない者たちに対して、薬では万策尽きたことを示すためにお前を呼んだのだから、始末はしてくれるな」
「、、、大丈夫ですよ。俺が手を出すときは、確実に事故死か病死にきちんと偽装しますから。さすがに皇帝陛下の前で手は出しませんよ」
「クロウが上流階級に恨みを持っているのはわかったから、犯行予告を残すな」
「俺が本気で恨みを持っていたら、当事者を楽に死なせてあげるわけがないじゃないですか」
おや、冗談だったのに、皇帝の動きがとまってしまった。
目に、ヤベエ、言うんじゃなかったと書かれている。
「え?私の、裏でこっそりこそこその真相は教えてくれないの?」
第四王子、すでに話は流れて行ってますよ。ぶり返さないでください。
俺は深々と頭を下げる。
横の二人も一緒に下げている。
第四王子はベッドから出て立ち上がる。
ゆるゆるな白い寝間着姿だが、立ち姿は美しい。
生死をさまよっていた肉体とは思えない。
「こちらも囚われの身だったため、あのとき救ってもらった礼を言うのが遅れたのを詫びたい。その上、今日も救ってもらった。感謝に堪えない、ありがとう、クロウ」
「もう起き上がって、ご体調は大丈夫ですか。何か違和感はございませんか」
「クロウに治療魔法をかけてもらったんだ。何かある方が不思議なくらいだ」
さわさわやかやかーん。
キラキラが飛んできた。こちらが精神的にやられる。
さすがは王子。光属性だ。
顔色が良くなった途端、超暑苦しい。数歩、後ろに下がりたくなるのをグッとこらえる。
あ、この人、高熱だして静かに寝込んでいた方が暑苦しくない気がしてきた。
この第四王子が脳筋部隊の元凶の親玉である。
隊長より上の司令塔である。
リンク王国の最たる脳筋である。
この人もまた、日々抱かれているだけなのに筋肉量を維持している。。。
「セレ、本当に大丈夫なのかっ」
世話係が声を上げ、第四王子の額に手を当てた。
「熱は下がっているようだが」
心配してるなら素直にそう言えば良いのに。本人に。
俺たちのいないところでイチャつきやがれ。
「セレ王子殿下、お望みならその世話係の変更をナナキ皇弟殿下に進言致しますが?」
「捕虜が何を言っている。ナナキ皇弟殿下が捕虜の言葉に耳を貸すわけないだろう」
やだなあ、これだから状況をきちんと把握しないヤツは。
「ああ、クロウ、大丈夫だ。確かにこの者は職務以上のことを私にしているが、優しく世話をしてくれる。半年以上もそばにいれば情もわくというもの」
「、、、こちらに我々を連れてきたのはナナキ皇弟殿下です。まあ、もしセレ王子殿下がお望みになりましたら、八つ裂きにして獣の餌にでもしてやりますので、何かございましたらご連絡ください」
「うーん、クロウがそう言うと本当にできちゃうから怖いよね。もしやるとしたら、証拠は残したらダメだよ」
「もちろんです。殺るときは秘密裏に実行します。痕跡一つ残しません」
「は?」
何度、は?と言えば気が済むんだ。
お前は自分でできないのなら綺麗に耳掃除をしてもらえ。脳筋にはしてもらうなよ。不慣れだからという域を超えて、鼓膜までぶっすり刺してくるような気がする。
もしくは、素直に耳を傾ける心を養え。
「お前は薬師ではないのか」
「薬を作るという点では薬師とも言えるでしょう。リンク王国では」
一応、答えてやる。答える義理もないけど。
オルド帝国では国家資格だから名乗ろうとは思わないが。
薬師と言うときは、リンク王国とか他国とかつけるけど。
「ははは、クロウは魔導士だよ。俺たちを救ってくれた部隊で唯一の魔導士の」
「、、、リンク王国では魔導士と薬師は兼任するものなのか」
不思議そうに見るな。
そんなヤツ、俺以外にいるわけがないだろ。
雑用係で仕事を押しつけられなければ、兼任するわけがないだろ。
「というか説明しなくとも、リンク王国のこの純白法衣で魔導士だとわかりそうなものですが」
他人の服装なんて視界に入らないか。
薬師と言われたら、薬師としか映らないのか。
この人は目も腐っているのか、情報を受け取る脳の方が腐っているのか。
「治療魔法を扱える魔導士なら、オルド帝国でも重宝されるはずだ。もし、他に」
「スカウトしようとか考えるなよ、若造」
誰も部屋に出入りした気配はなかったのに、急に世話係の背後を取ったのは、皇帝である。
皇帝と書くときは、サザさんのゆるゆる格好ではなく、黒光りした軍服姿である。威圧感満載の。
どこにでも現れる、ゴキブ、、、ゴフゴフ、風邪うつったかな。あ、肺炎だった。治療済みだった。
「こっ、皇帝陛下っ」
世話係が一瞬にして片膝をつき、皇帝に深い礼をする。
「ああ、いい。話がしづらいから、立ってくれ」
「はっ」
素早く立ち上がる。
先ほどの俺たちに対する態度とは違って、耳垢など一つもないかのような正確な動きだ。
「コイツは俺が直々に声をかけている最中だ。横取りしようとは思うな」
「滅相もございません」
間違いなくこの世話係も上流階級の人間だ。
皇帝自らぐっさりと釘を刺しているのだから。
帝国は皇帝が望むなら自分の命を差し出してもかまわない人が多いから、皇帝が一言言ってしまえば何事も起こらないことが多い。
「さすがはクロウ。この国の最高権力者をたらしこむとは」
「セレ王子殿下、別に俺はだましているわけではございませんよ」
「あれ?たぶらかすだっけ」
「、、、俺の魔法は俺の長年の努力の積み重ねによるものですので、実力と相違しているわけではございません」
「そうそう。想像しているより、さらに手に負えない実力だっただけだ」
えっへんと皇帝が威張るところじゃないと思うが。
「クロウ、脳筋に文章の修正を申し出たところで、理解してもらえないぞ。それに、コイツは王子だったから、言葉の選択をミスっても誰かに指摘されることなんかないからな。周囲は本人には絶対に言わないし、耳に入らないようにする。成長はない」
さすがは皇帝。
言い切った。
自分のことのようによく知っていらっしゃる。自分のことですよね。そうですよね。
記憶が正しければ、ナナキ皇弟殿下は会議に行ったはずなのだが。皇弟が出るような会議は通常ならば皇帝が必須な会議。。。
ナナキ氏が内心怒り狂っている気がする。あ、皇太子もですか。皇帝の護衛もですか。はいはい、いつものことだと。
「ああ、裏でこっそりこそこそ言われる、アレですか」
「え?私、裏でこっそりこそこそ何か言われてたの?」
驚愕の表情を浮かべる第四王子。
裏でこっそりこそこそ言われてなければ、特攻隊に王子がトップにつけられることなんかあるわけないじゃないですか。
悪意のない無邪気な一言こそ心をぐっさりとえぐる。
それが何度か続けば、故意にやっているようにしか他人には思えなくなるだろう。
どんなに王宮で仕事をしていても、周囲から見ると騎士団とともに訓練を励む脳筋王子。
見事に厄介払いの対象となった。
けれど、リンク王国の王子の中では一番親しみやすいとされ、平民の俺の名前すら憶えてくれた人物である。
本来、平民に対してねぎらいの言葉なんて下位貴族でさえ言わないことが多いのに。
この人がリンク王国のトップになっていたら、あの国は何か違っていただろうか。その未来を考えるだけむなしいものだが。
「セレ王子殿下も受け答えがはっきりできるほどに回復されたのでしたら、もう問題ないでしょう」
「ああ、この世話係は捕虜に治療魔法を使わせない者たちに対して、薬では万策尽きたことを示すためにお前を呼んだのだから、始末はしてくれるな」
「、、、大丈夫ですよ。俺が手を出すときは、確実に事故死か病死にきちんと偽装しますから。さすがに皇帝陛下の前で手は出しませんよ」
「クロウが上流階級に恨みを持っているのはわかったから、犯行予告を残すな」
「俺が本気で恨みを持っていたら、当事者を楽に死なせてあげるわけがないじゃないですか」
おや、冗談だったのに、皇帝の動きがとまってしまった。
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