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第20話 彼の後悔、彼女の誇り
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王都の朝は騒然としていた。
城下を包む霧の中、兵士たちの怒号と足音が響き渡っていた。
夜明けとともに起きた騒ぎ――第二王子オーウェン殿下が何者かに襲撃されたという報せは、瞬く間にすべての貴族の屋敷へ駆け巡った。
リディアはその中心にいた。
彼を抱きかかえ、血で染まった布を押さえながら、医師たちの指示を待っていた。
「殿下、どうか……どうかしっかりなさってください」
震える声にもかかわらず、彼女の目はわずかも逸らさなかった。
彼は意識を保とうとして、うっすらと瞼を開いた。
「リディア……大丈夫です……あなたがいる」
「お言葉を、今は使わないでください。治療に専念を」
「ちゃんと……最後まで、見届けたい……あなたの夢を」
その一言が、心臓の奥を刺した。
彼はまだ自分のことより、彼女の願いを案じている。
「そんなこと……お願いだから、生きてください。殿下がいなければ、私の夢も意味を持ちませんわ」
医師が王家専属の治療魔法を施す。
傷は浅くはないが、命に別状はないと聞かされた時、リディアはようやく息を吐いた。
「犯人はまだ逃走中か」
外で騎士たちが慌ただしく報告を交わしていた。
「襲撃犯は黒衣の一団。王宮襲撃を狙った反乱派の残党と見られます!」
「グレゴール殿下の直属では……?」
その言葉に、場の空気が凍る。
リディアの胸が波打った。
彼の兄――第一王子グレゴール。
あの人は政治のために数多の非情な決断を下してきたが、この手段だけは違う。
王家の血の者が他者を傷つけるなど、あってはならない。
「殿下。……真相は私が確かめます」
「危険です、行っては――」
「大丈夫です。私が信じた人の兄が、こんなことをするはずがありません。私は真実を確認しに行くだけです」
オーウェンの手がかすかに動いた。
その温もりは微かで、しかし確かに“信頼”という名の力を宿していた。
「リディア……私はあなたの意志を信じる」
「ええ。殿下が私を信じてくださる限り、私は止まりません」
* * *
王宮の廊下は、まるで冬のように冷たかった。
重い足音が響くたびに、壁に並ぶ絵画の影が揺れる。
リディアは執務室の扉を開いた。
グレゴールが背を向けて立っていた。
金の髪が陽光を浴び、淡く輝いている。彼は振り返らずに言った。
「弟は、まだ生きているようだな」
「お認めになるのですね。襲撃の裏に、殿下の派閥が関わっていると」
「関わっているのは事実だが、私の命ではない。暴走した家臣どもが、勝手に動いた。弟を守るはずの手が刃を握った、それだけだ」
その声には疲労が滲んでいた。
冷徹な王子の顔には、わずかに翳りがあった。
「……お前たちは似ている。どちらも理想を語る癖に、現実に触れれば誰よりも脆い」
「脆さを恥じるつもりはありません。脆いからこそ人は、守りたいものを持つのです」
「守る、か。……父上が病に臥して以来、私はただ国を守るために動いてきた。感情など切り捨てたはずだった。
だが、オーウェンのことになると、理屈が通じなくなる。あいつはいつも私の想定を壊す」
グレゴールは静かに笑った。その笑みは悲しみに似ていた。
「彼はお前を選ぶだろう。たとえそれが王家を壊す結果になっても、迷わずに」
「殿下は、それを止めたいのですか?」
「止めることはできない。ただ、見届けるしかない。……それが兄の罰だ」
リディアは一歩近づき、真っ直ぐにその瞳を見た。
「グレゴール殿下。もしそれが罰だというのなら、私の方がもっと重いのかもしれません。あの夜、私の人生を壊したのはあなたです。
けれど、そのおかげで私は強くなれた。殿下が選ばなかった優しさを、私は選べます」
グレゴールはゆっくりとリディアを見る。
そして、ため息をついた。
「……皮肉なものだな。君は私が望んだ“新しい王国”を体現している。
だがその王国を継ぐのはオーウェンだ。彼が君と共に変える未来を、私は王家の影として見守ろう」
リディアは静かに頭を下げた。
言葉の最後に、確かな温度が宿っていた。
この男もまた、王家という鎖を背負い続けるひとりにすぎない。
* * *
邸に戻ると、すでにオーウェンの容態は安定していた。
侍医が退出し、広間には穏やかな香の匂いだけが満ちている。
ベッドのそばに腰を下ろしたリディアは、その眠る顔をしばらく見つめた。
「……やっぱり、放っておけません」
優く微笑みながら、彼女は静かに彼の手を取った。
その指先は以前よりも細く、でも確かに熱を帯びている。
「あなたが変えようとしたこの国を、私はあなたの代わりにはならないけれど支えます。
どれほどの痛みを背負おうとも、逃げたくないのです」
オーウェンが薄く瞼を開けた。
焦点の定まらない視線で、それでも彼女を見つめる。
「リディア……俺は、間違えたのかもしれない」
「何をです?」
「改革を急ぎすぎた。だが、本当の後悔は……あなたに“運命”を押しつけてしまったことだ」
「運命を、ですか?」
「兄上との契約のせいで、あなたの自由を奪った。俺があなたを選ぶことも、あなたが俺を選ぶことも、いつも“誰かの許可”が必要だった」
「もう違います」
リディアは首を振り、そっと微笑む。
「私たちは、自分で選んできました。結果がどうであれ、あなたが私を信じた瞬間から、それは“自由な選択”に変わっています」
オーウェンの瞳がかすかに揺れる。
「あなたは……いつも強い」
「殿下がそう教えてくださったのですもの」
短い沈黙。
やがて彼の笑みが、穏やかに零れた。
「もし俺がこのまま王座に登ることになっても、その時の俺が“王”としてではなく、“一人の男”としてあなたを求めたら……あなたはどうしますか?」
リディアは一瞬考えた。
そして、少しだけ悪戯っぽい笑みを見せる。
「その時は……もう一度、求婚の言葉を頂けますか? 今度は剣や約定のない、何の肩書きも要らない言葉で」
オーウェンはかすかに笑い、頷いた。
「約束します」
外では夕暮れが射していた。
高窓から差す光が、二人の手の上で温かな影を作る。
その光景はまるで、長い長い夜をようやく越えた予兆のようだった。
リディアは立ち上がり、カーテンをそっと開けた。
城下にはまだ混乱が残っているが、同時に、復興を告げる鐘の音が響いていた。
――人は後悔の中でこそ、誇りを得る。
その言葉を胸に、彼女はふと振り返った。
まだ弱々しく笑うオーウェンの姿がそこにあった。
あの夜、悲しみに溺れた自分がいたなら、いまは希望を灯す自分がいる。
これが彼への答えでもあり、彼女が生きる意味だった。
「殿下。あなたの後悔を、私の誇りに変えてさしあげます」
「……ありがとう、リディア」
彼の声は穏やかに響き、風が窓辺のカーテンを持ち上げた。
秋の初めを告げる涼しい空気の中、二人の影が寄り添うように重なった。
運命は確かに再び動き始めている――
けれど、今度その舵を握るのは、もう“誰か”ではなかった。
続く
城下を包む霧の中、兵士たちの怒号と足音が響き渡っていた。
夜明けとともに起きた騒ぎ――第二王子オーウェン殿下が何者かに襲撃されたという報せは、瞬く間にすべての貴族の屋敷へ駆け巡った。
リディアはその中心にいた。
彼を抱きかかえ、血で染まった布を押さえながら、医師たちの指示を待っていた。
「殿下、どうか……どうかしっかりなさってください」
震える声にもかかわらず、彼女の目はわずかも逸らさなかった。
彼は意識を保とうとして、うっすらと瞼を開いた。
「リディア……大丈夫です……あなたがいる」
「お言葉を、今は使わないでください。治療に専念を」
「ちゃんと……最後まで、見届けたい……あなたの夢を」
その一言が、心臓の奥を刺した。
彼はまだ自分のことより、彼女の願いを案じている。
「そんなこと……お願いだから、生きてください。殿下がいなければ、私の夢も意味を持ちませんわ」
医師が王家専属の治療魔法を施す。
傷は浅くはないが、命に別状はないと聞かされた時、リディアはようやく息を吐いた。
「犯人はまだ逃走中か」
外で騎士たちが慌ただしく報告を交わしていた。
「襲撃犯は黒衣の一団。王宮襲撃を狙った反乱派の残党と見られます!」
「グレゴール殿下の直属では……?」
その言葉に、場の空気が凍る。
リディアの胸が波打った。
彼の兄――第一王子グレゴール。
あの人は政治のために数多の非情な決断を下してきたが、この手段だけは違う。
王家の血の者が他者を傷つけるなど、あってはならない。
「殿下。……真相は私が確かめます」
「危険です、行っては――」
「大丈夫です。私が信じた人の兄が、こんなことをするはずがありません。私は真実を確認しに行くだけです」
オーウェンの手がかすかに動いた。
その温もりは微かで、しかし確かに“信頼”という名の力を宿していた。
「リディア……私はあなたの意志を信じる」
「ええ。殿下が私を信じてくださる限り、私は止まりません」
* * *
王宮の廊下は、まるで冬のように冷たかった。
重い足音が響くたびに、壁に並ぶ絵画の影が揺れる。
リディアは執務室の扉を開いた。
グレゴールが背を向けて立っていた。
金の髪が陽光を浴び、淡く輝いている。彼は振り返らずに言った。
「弟は、まだ生きているようだな」
「お認めになるのですね。襲撃の裏に、殿下の派閥が関わっていると」
「関わっているのは事実だが、私の命ではない。暴走した家臣どもが、勝手に動いた。弟を守るはずの手が刃を握った、それだけだ」
その声には疲労が滲んでいた。
冷徹な王子の顔には、わずかに翳りがあった。
「……お前たちは似ている。どちらも理想を語る癖に、現実に触れれば誰よりも脆い」
「脆さを恥じるつもりはありません。脆いからこそ人は、守りたいものを持つのです」
「守る、か。……父上が病に臥して以来、私はただ国を守るために動いてきた。感情など切り捨てたはずだった。
だが、オーウェンのことになると、理屈が通じなくなる。あいつはいつも私の想定を壊す」
グレゴールは静かに笑った。その笑みは悲しみに似ていた。
「彼はお前を選ぶだろう。たとえそれが王家を壊す結果になっても、迷わずに」
「殿下は、それを止めたいのですか?」
「止めることはできない。ただ、見届けるしかない。……それが兄の罰だ」
リディアは一歩近づき、真っ直ぐにその瞳を見た。
「グレゴール殿下。もしそれが罰だというのなら、私の方がもっと重いのかもしれません。あの夜、私の人生を壊したのはあなたです。
けれど、そのおかげで私は強くなれた。殿下が選ばなかった優しさを、私は選べます」
グレゴールはゆっくりとリディアを見る。
そして、ため息をついた。
「……皮肉なものだな。君は私が望んだ“新しい王国”を体現している。
だがその王国を継ぐのはオーウェンだ。彼が君と共に変える未来を、私は王家の影として見守ろう」
リディアは静かに頭を下げた。
言葉の最後に、確かな温度が宿っていた。
この男もまた、王家という鎖を背負い続けるひとりにすぎない。
* * *
邸に戻ると、すでにオーウェンの容態は安定していた。
侍医が退出し、広間には穏やかな香の匂いだけが満ちている。
ベッドのそばに腰を下ろしたリディアは、その眠る顔をしばらく見つめた。
「……やっぱり、放っておけません」
優く微笑みながら、彼女は静かに彼の手を取った。
その指先は以前よりも細く、でも確かに熱を帯びている。
「あなたが変えようとしたこの国を、私はあなたの代わりにはならないけれど支えます。
どれほどの痛みを背負おうとも、逃げたくないのです」
オーウェンが薄く瞼を開けた。
焦点の定まらない視線で、それでも彼女を見つめる。
「リディア……俺は、間違えたのかもしれない」
「何をです?」
「改革を急ぎすぎた。だが、本当の後悔は……あなたに“運命”を押しつけてしまったことだ」
「運命を、ですか?」
「兄上との契約のせいで、あなたの自由を奪った。俺があなたを選ぶことも、あなたが俺を選ぶことも、いつも“誰かの許可”が必要だった」
「もう違います」
リディアは首を振り、そっと微笑む。
「私たちは、自分で選んできました。結果がどうであれ、あなたが私を信じた瞬間から、それは“自由な選択”に変わっています」
オーウェンの瞳がかすかに揺れる。
「あなたは……いつも強い」
「殿下がそう教えてくださったのですもの」
短い沈黙。
やがて彼の笑みが、穏やかに零れた。
「もし俺がこのまま王座に登ることになっても、その時の俺が“王”としてではなく、“一人の男”としてあなたを求めたら……あなたはどうしますか?」
リディアは一瞬考えた。
そして、少しだけ悪戯っぽい笑みを見せる。
「その時は……もう一度、求婚の言葉を頂けますか? 今度は剣や約定のない、何の肩書きも要らない言葉で」
オーウェンはかすかに笑い、頷いた。
「約束します」
外では夕暮れが射していた。
高窓から差す光が、二人の手の上で温かな影を作る。
その光景はまるで、長い長い夜をようやく越えた予兆のようだった。
リディアは立ち上がり、カーテンをそっと開けた。
城下にはまだ混乱が残っているが、同時に、復興を告げる鐘の音が響いていた。
――人は後悔の中でこそ、誇りを得る。
その言葉を胸に、彼女はふと振り返った。
まだ弱々しく笑うオーウェンの姿がそこにあった。
あの夜、悲しみに溺れた自分がいたなら、いまは希望を灯す自分がいる。
これが彼への答えでもあり、彼女が生きる意味だった。
「殿下。あなたの後悔を、私の誇りに変えてさしあげます」
「……ありがとう、リディア」
彼の声は穏やかに響き、風が窓辺のカーテンを持ち上げた。
秋の初めを告げる涼しい空気の中、二人の影が寄り添うように重なった。
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