259 / 359
第二十二章 銀眼は彼に応え扉を開く
頼もしき仲間たち
しおりを挟む
――トーワ・夜
私たちは追跡用魔法石のシグナルをもとにエクアの居場所を割り出した。
場所は半島の北西に位置するカルポンティ近くの森。
そこまで行くには馬でどんなに急いでも二日はかかるが、こちらには古代人の転送装置がある。
トーワ二階にある転送装置から直接アグリス近くにある転送ポイントに行けば、大幅に時間を短縮できる。
私はギウ・フィナ・親父・カインを引き連れ、トーワ二階の転送室へ急ぎ足で向かう。
その途中、フィナにエクアのいる場所までの時間を尋ねた。
「フィナ、どのくらいかかる?」
「目的地はアグリスの転送ポイントからカルポンティの森。そこまで、半日程度」
「少し休息を挟んでも昼前には着くな」
「でも、あそこはアグリスの領地だよ。他領主のあんたが勝手をして大丈夫なの?」
「問題だらけだ。だが、トーワの住民がアグリスの住民によって拉致された。これは領主として看過できない」
「え、アグリスの住民? あ、サレートをアグリスの住民として認識することにしたのね」
「その通りだ。これでも不十分だろうが、それでもアグリスがうだうだ抜かすようであれば、その頬っ面をぶん殴ってやる!」
「ケント、ブチ切れてるね」
「当たり前だ! 年端も行かぬ少女を連れ攫うなど言語道断。それもエクアを!! 皆、相手は空間を操ることのできる錬金術士。気を抜くな! フィナ!」
「任せなさい! 以前、魔族を相手したときとは違い準備万端! 攻撃具もたくさん! 前々から考えていた光の魔法――その中の素粒子の力と遺跡から得た知識との組み合わせで、その気になれば町一つ吹き飛ばすことができるけど、マフィンさんかカオマニーの補助がないとみんなを巻き込んじゃうから今回はお預けね」
「ほぅ、それほどの力を。普段なら冗談じゃないと言葉を返すところだが、今回は残念だという言葉を贈ろう。カイン!」
「万が一、エクア君が怪我を負っていたとしても、絶対に治して見せます!」
「親父!」
「エクアの嬢ちゃんには大きな借りがある! 命を賭して、嬢ちゃんを救い守り通して見せますぜ!」
「ギウ!」
「ギウギウ!」
「よし、行こう! エクアを救いに!」
――カルポンティ・元盗賊アジト・昼前
エクアは最初に訪れた、未完成の彫刻や絵画が散乱した部屋に閉じ込められていた。
「サレート先生がいつ戻ってくるかわからない。何とか脱出しないとっ」
扉へ近づく。
何度ドアノブを回しても空を切る感じで手応えがない。
窓へ近づく。
窓にガラスはないが代わりに見えない壁があり、外には出られない。
「駄目だ、出られない。扉に体当たりして……私の体重じゃ全然だし。それに、窓と同じように見えない壁が途中に張られてあったら……そうだ、カバン。何か道具ないかな?」
いつも肩から掛けている大きな茶色のカバンを開ける。
幸い、サレートはエクアの持ち物に興味はなく放置していたようだ。
「え~っと、筆にパレットに絵の具に粘土にお水にちっちゃなバケツ。傷薬と医学書。あれ、これは?」
カバンの隅に追跡用魔法石の指輪を見つけた。
「いつの間に? あ、まだ何か……こ、これってっ!?」
指輪のそばにはもう一つ、道具があった。
それは……。
「フィナさんの試験管型属性爆弾」
炎の力が詰まった、真っ赤な試験管がエクアの瞳に映る。
「指輪もそうだけど、いつ? ……あ、ギウさんがっ」
そう、エクアが思い当たった通り、これを渡したのはギウだ。
彼はフィナから追跡用魔法石を受け取り、さらに体をまさぐり、試験管型爆弾を引き抜いていた。
それらをエクアに医学書だけを渡す振りをして、カバンの奥に忍ばせていたのだ。
「どうしてこんな準備をしてくれたのかわかりませんが、ギウさん、ありがとうございます」
エクアは追跡用魔法石の指輪をはめて、もう一つの手でそっと指輪を包む。
「これがある限り、フィナさんが私を見つけてくれる。そうしたら、みんなが来てくれる。でも、このままずっとここに居るのは安全だと思えない。そうだ、森の中へ!」
ボロボロのカーテンの向こうにはカルポンティの森が見える。
そこへ逃げ込んでしまえば、サレートには見つけられまい。だけど、指輪があれば仲間からは見つけてもらえる。エクアはそう考えた。
「絵の具用のお水があるし、少しの間なら大丈夫。よしっ」
まずは扉に視線を飛ばす。
「あっちは駄目、先に何があるかわからない。それじゃあ」
窓へ視線を飛ばす。ここは二階。
「でも、あの見えない壁さえ突破できれば外へ出られる。それは爆弾を使って、あとはどうやって二階の窓から一階へ行くかだけど」
窓には垂れ下がるボロボロのカーテン……。
「うん、あれを引き裂いてロープにすればっ」
エクアは脱出のために必要なプロセスを淡々とこなしていく。
そこに恐怖はもちろんあった。
地下には化け物と化した盗賊が呻き声を上げ続けている。
鼻腔には腐れた血と肉の匂いが残る。
正気ではいられない状況下でありながらも、十二歳の少女は生還の可能性を高めるために黙々と作業を続ける。
彼女を支えるのは、ここへ至るまでの過酷な経験。
そして、指輪に煌めく信頼。
仲間が必ず助けに来てくれる。
そう、信じられるからこそ、エクアの心は恐怖に屈することなく立ち向かえるのだ。
「よ~し、ロープはできた。これに水を含ませて重そうな彫刻に結んで……次に、その彫刻の後ろに隠れて、水に濡らしたカバンを頭から被って、さらにその上から濡らしたカーテンの切れ端を被ってっと、そして属性爆弾を窓へ」
炎の力を宿した真っ赤な試験管に起爆用の小さな魔力を籠めて、それを窓へ。
試験官はくるくる回り飛んでいく。
それが見えない壁に触れた瞬間、大爆発を起こした!
衝撃と熱風が部屋を覆いつくすが、彫刻が衝撃を受け止めて、濡れたカバンとカーテンが熱風からエクアを守ってくれた。
「ぷはっ」
カバンを脱ぎ捨てエクアが顔を出す。
「お水を使いきっちゃったけど、逃げるのが先。きっと、ううん、絶対にケント様たちが私を見つけてくれる。さぁ、急がなきゃっ、先生が戻ってきちゃう!」
カーテンで作られたロープを窓へ放り投げる。
見えない壁は見事なくなっており、ロープは一階へと垂れ下がった。
エクアはそれにしがみつき、たどたどしくも地上へ降り立つ。
「よし、森へ」
「いや~、残念だよ、エクアさん」
「え?」
エクアの背後から声が聞こえた。
彼女は心臓を跳ね上げ、一気に呼吸がバラバラになり、ゆっくりと後ろを振り向く。
立っていたのはもちろん、サレート=ケイキ。
彼は紫の瞳に冷たい光を宿す。
「はぁ、まさか、ここまでして芸術から逃げようとするなんて。なぜ、あの素晴らしさを理解できないんだい?」
「な、何が芸術ですかっ! あれは命に対する冒涜です! 決して、芸術なんかじゃありませんっ!」
「う~ん、若いねぇ。だが、若さは過ちの象徴。僕がしっかり真の芸術というものを教えてあげるよ」
「キャッ!」
サレートはエクアの手を強く握り締める。
「ああ、ごめんごめん。芸術家の手を傷つけるような真似をしては駄目だよね。あ、そうだ! 君は両手で芸術を描く。ということは、足がなくても大丈夫だよねっ」
「……へ?」
「そうすれば、閉じ込める必要もなく一石二鳥。ふふふ、我ながらナイスなアイデアだ」
「い、いや、離して……」
「い~や、離さないよ。君は僕の芸術を世界に広げる役目を負っている。テロールたちを世界に導き、人々の心に浸透させる役目をね」
「離してっ、離してっ!」
「それはできない相談だねぇ」
「離してっ、離してよっ! この、馬鹿者ぉおぉぉぉ!」
――エクアから薄汚い手を放せ、サレート!!――
森に響き渡る逞しき声。
もっとも敬愛する人の声が響いた。
森の奥から彼が、銀の髪を揺らし、銀の瞳を見せて現れた。
彼の姿を淡い緑の瞳に宿したエクアは涙を零す。
「ケ、ケント様……」
彼女の瞳に映ったのはケントだけではない。
ギウ・フィナ・親父・カインと仲間たちが続く。
涙を浮かべるエクアへケントは確固たる意志を乗せて言葉を生む。
「怪我はなさそうだな、エクア。もう、安心していいぞ。私たちが迎えに来たからな」
私たちは追跡用魔法石のシグナルをもとにエクアの居場所を割り出した。
場所は半島の北西に位置するカルポンティ近くの森。
そこまで行くには馬でどんなに急いでも二日はかかるが、こちらには古代人の転送装置がある。
トーワ二階にある転送装置から直接アグリス近くにある転送ポイントに行けば、大幅に時間を短縮できる。
私はギウ・フィナ・親父・カインを引き連れ、トーワ二階の転送室へ急ぎ足で向かう。
その途中、フィナにエクアのいる場所までの時間を尋ねた。
「フィナ、どのくらいかかる?」
「目的地はアグリスの転送ポイントからカルポンティの森。そこまで、半日程度」
「少し休息を挟んでも昼前には着くな」
「でも、あそこはアグリスの領地だよ。他領主のあんたが勝手をして大丈夫なの?」
「問題だらけだ。だが、トーワの住民がアグリスの住民によって拉致された。これは領主として看過できない」
「え、アグリスの住民? あ、サレートをアグリスの住民として認識することにしたのね」
「その通りだ。これでも不十分だろうが、それでもアグリスがうだうだ抜かすようであれば、その頬っ面をぶん殴ってやる!」
「ケント、ブチ切れてるね」
「当たり前だ! 年端も行かぬ少女を連れ攫うなど言語道断。それもエクアを!! 皆、相手は空間を操ることのできる錬金術士。気を抜くな! フィナ!」
「任せなさい! 以前、魔族を相手したときとは違い準備万端! 攻撃具もたくさん! 前々から考えていた光の魔法――その中の素粒子の力と遺跡から得た知識との組み合わせで、その気になれば町一つ吹き飛ばすことができるけど、マフィンさんかカオマニーの補助がないとみんなを巻き込んじゃうから今回はお預けね」
「ほぅ、それほどの力を。普段なら冗談じゃないと言葉を返すところだが、今回は残念だという言葉を贈ろう。カイン!」
「万が一、エクア君が怪我を負っていたとしても、絶対に治して見せます!」
「親父!」
「エクアの嬢ちゃんには大きな借りがある! 命を賭して、嬢ちゃんを救い守り通して見せますぜ!」
「ギウ!」
「ギウギウ!」
「よし、行こう! エクアを救いに!」
――カルポンティ・元盗賊アジト・昼前
エクアは最初に訪れた、未完成の彫刻や絵画が散乱した部屋に閉じ込められていた。
「サレート先生がいつ戻ってくるかわからない。何とか脱出しないとっ」
扉へ近づく。
何度ドアノブを回しても空を切る感じで手応えがない。
窓へ近づく。
窓にガラスはないが代わりに見えない壁があり、外には出られない。
「駄目だ、出られない。扉に体当たりして……私の体重じゃ全然だし。それに、窓と同じように見えない壁が途中に張られてあったら……そうだ、カバン。何か道具ないかな?」
いつも肩から掛けている大きな茶色のカバンを開ける。
幸い、サレートはエクアの持ち物に興味はなく放置していたようだ。
「え~っと、筆にパレットに絵の具に粘土にお水にちっちゃなバケツ。傷薬と医学書。あれ、これは?」
カバンの隅に追跡用魔法石の指輪を見つけた。
「いつの間に? あ、まだ何か……こ、これってっ!?」
指輪のそばにはもう一つ、道具があった。
それは……。
「フィナさんの試験管型属性爆弾」
炎の力が詰まった、真っ赤な試験管がエクアの瞳に映る。
「指輪もそうだけど、いつ? ……あ、ギウさんがっ」
そう、エクアが思い当たった通り、これを渡したのはギウだ。
彼はフィナから追跡用魔法石を受け取り、さらに体をまさぐり、試験管型爆弾を引き抜いていた。
それらをエクアに医学書だけを渡す振りをして、カバンの奥に忍ばせていたのだ。
「どうしてこんな準備をしてくれたのかわかりませんが、ギウさん、ありがとうございます」
エクアは追跡用魔法石の指輪をはめて、もう一つの手でそっと指輪を包む。
「これがある限り、フィナさんが私を見つけてくれる。そうしたら、みんなが来てくれる。でも、このままずっとここに居るのは安全だと思えない。そうだ、森の中へ!」
ボロボロのカーテンの向こうにはカルポンティの森が見える。
そこへ逃げ込んでしまえば、サレートには見つけられまい。だけど、指輪があれば仲間からは見つけてもらえる。エクアはそう考えた。
「絵の具用のお水があるし、少しの間なら大丈夫。よしっ」
まずは扉に視線を飛ばす。
「あっちは駄目、先に何があるかわからない。それじゃあ」
窓へ視線を飛ばす。ここは二階。
「でも、あの見えない壁さえ突破できれば外へ出られる。それは爆弾を使って、あとはどうやって二階の窓から一階へ行くかだけど」
窓には垂れ下がるボロボロのカーテン……。
「うん、あれを引き裂いてロープにすればっ」
エクアは脱出のために必要なプロセスを淡々とこなしていく。
そこに恐怖はもちろんあった。
地下には化け物と化した盗賊が呻き声を上げ続けている。
鼻腔には腐れた血と肉の匂いが残る。
正気ではいられない状況下でありながらも、十二歳の少女は生還の可能性を高めるために黙々と作業を続ける。
彼女を支えるのは、ここへ至るまでの過酷な経験。
そして、指輪に煌めく信頼。
仲間が必ず助けに来てくれる。
そう、信じられるからこそ、エクアの心は恐怖に屈することなく立ち向かえるのだ。
「よ~し、ロープはできた。これに水を含ませて重そうな彫刻に結んで……次に、その彫刻の後ろに隠れて、水に濡らしたカバンを頭から被って、さらにその上から濡らしたカーテンの切れ端を被ってっと、そして属性爆弾を窓へ」
炎の力を宿した真っ赤な試験管に起爆用の小さな魔力を籠めて、それを窓へ。
試験官はくるくる回り飛んでいく。
それが見えない壁に触れた瞬間、大爆発を起こした!
衝撃と熱風が部屋を覆いつくすが、彫刻が衝撃を受け止めて、濡れたカバンとカーテンが熱風からエクアを守ってくれた。
「ぷはっ」
カバンを脱ぎ捨てエクアが顔を出す。
「お水を使いきっちゃったけど、逃げるのが先。きっと、ううん、絶対にケント様たちが私を見つけてくれる。さぁ、急がなきゃっ、先生が戻ってきちゃう!」
カーテンで作られたロープを窓へ放り投げる。
見えない壁は見事なくなっており、ロープは一階へと垂れ下がった。
エクアはそれにしがみつき、たどたどしくも地上へ降り立つ。
「よし、森へ」
「いや~、残念だよ、エクアさん」
「え?」
エクアの背後から声が聞こえた。
彼女は心臓を跳ね上げ、一気に呼吸がバラバラになり、ゆっくりと後ろを振り向く。
立っていたのはもちろん、サレート=ケイキ。
彼は紫の瞳に冷たい光を宿す。
「はぁ、まさか、ここまでして芸術から逃げようとするなんて。なぜ、あの素晴らしさを理解できないんだい?」
「な、何が芸術ですかっ! あれは命に対する冒涜です! 決して、芸術なんかじゃありませんっ!」
「う~ん、若いねぇ。だが、若さは過ちの象徴。僕がしっかり真の芸術というものを教えてあげるよ」
「キャッ!」
サレートはエクアの手を強く握り締める。
「ああ、ごめんごめん。芸術家の手を傷つけるような真似をしては駄目だよね。あ、そうだ! 君は両手で芸術を描く。ということは、足がなくても大丈夫だよねっ」
「……へ?」
「そうすれば、閉じ込める必要もなく一石二鳥。ふふふ、我ながらナイスなアイデアだ」
「い、いや、離して……」
「い~や、離さないよ。君は僕の芸術を世界に広げる役目を負っている。テロールたちを世界に導き、人々の心に浸透させる役目をね」
「離してっ、離してっ!」
「それはできない相談だねぇ」
「離してっ、離してよっ! この、馬鹿者ぉおぉぉぉ!」
――エクアから薄汚い手を放せ、サレート!!――
森に響き渡る逞しき声。
もっとも敬愛する人の声が響いた。
森の奥から彼が、銀の髪を揺らし、銀の瞳を見せて現れた。
彼の姿を淡い緑の瞳に宿したエクアは涙を零す。
「ケ、ケント様……」
彼女の瞳に映ったのはケントだけではない。
ギウ・フィナ・親父・カインと仲間たちが続く。
涙を浮かべるエクアへケントは確固たる意志を乗せて言葉を生む。
「怪我はなさそうだな、エクア。もう、安心していいぞ。私たちが迎えに来たからな」
0
あなたにおすすめの小説
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる