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ウォリアール新婚旅行編
ep372 超一流の清掃用務員と王子様が婚約した!
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「超一流の清掃用務員の誇りだか何だかは知りません! ウォリアール王子殿下の婚約者が掃除をしていると、他の人間に示しがつかないと何度説明したら分かるのですか!? メイド服を着ている意味も分かりません!」
「で、ですがラルカさん。私はこうしてメイド服でお掃除をして少しでも普段通りにしていないと、フェリアとの婚約で頭が混乱して気が狂いそうに……!」
「その行動自体が狂ってます! あなたは清掃ジャンキーか何かですか!?」
ラルカさんに激しく注意されながらも、手に持ったモップの動きを止めないメイド服で大人な眼鏡の女性。それはアタシが見間違えるはずのない目的の人物、洗居さんその人であった。
いやまあ、洗居さんと掃除の関係性はアタシにもよく分かる。これでも仕事上では部下にあたるわけだ。
だけどラルカさんも言ってる通り、今の自分の立場を考えてみなよ? 『超一流の清掃用務員』の肩書以上に『フェリアさんの婚約者』って肩書が上回ってるんだからさ。
そもそもメイド服で掃除することで気を紛らわせるって行動も意味分かんない。『清掃ジャンキー』というラルカさんのコメントにも同意してしまう。
――いつの間にかラルカさんの胃痛要因が増えていたようだし、手土産に胃薬でも持ってきた方がよかったかな?
「あー……洗居さん? その……お久しぶり」
「あの……ご無沙汰してます」
「そ、空鳥さんにタケゾーさん!? い、いつの間にこちらに!? わ、私に気配を感じさせないなんて、しばらく見ない間に成長しましたか……!?」
「いや、普通にラルカさんと一緒にいたからね? てか、気配云々って何よ? 清掃用務員って忍者か何か?」
このままでは埒が明かないので、アタシとタケゾーも恐る恐る洗居さんに声をかける。
だいぶ前から近くで様子を見てたのに、洗居さんは全く気付いてなかったようだ。それぐらいテンパってるってことか。
どうにも事前情報の通り、フェリアさんからの告白で常識ではありえないレベルで混乱したのは事実らしい。
アタシ達が声をかけてもモップを動かす手は止めない。それって洗居さんのルーティーンなの?
「……来てくれたか、空鳥に赤原。その……まあ……見ての通りと言った方がいいんだろうな」
「あっ、フェリアさん。久しぶりー。話には聞いてたけど、洗居さんのテンパり具合が半端ないね」
「これでもマシになった方だ。俺が告白直後は絶叫して記憶障害を起こしてで、かなり大変だったんだ……」
「……まあ、苦労の数だけ愛も深まるとも言うし? なんだか違う気もするけど。とりあえず、婚約おめでとさん」
洗居さんが困惑する姿にこっちまで困惑していると、奥にある扉からフェリアさんも顔を覗かせてきてくれた。
見慣れた修道服でもなければ、ダークヒーロー(仮)であるフェイクフォックスの姿でもない。中世の王族が着そうな洒落たマント付きの衣装姿だ。
その姿はいかにも乙女ゲームに出てくる中性的美少年の王子様。綺麗な銀髪ロングが非常に映える。
でも、タケゾーだって負けてない。身なりを整えれば、フェリアさんと同じぐらい映えるはずだ。
「それにしても、なんだか疲れた顔をしてるね? よっぽど大変だったんだね」
「まあな……。詳しい話は部屋の中でする。空鳥も赤原も入ってくれ」
「あ、ああ……」
思わず心の中で張り合っちゃうけど、フェリアさんの顔色はよろしくない。本当に話に聞いていた通りの騒動に巻き込まれていたらしく、今でも疲れが顔に滲み出ている。
せっかく久しぶりの再会だってのに、思わずたじろぐアタシとタケゾー。めでたい席ではあるはずなのに、何故か重い空気がのしかかる。
その辺りの詳細も一度、部屋の中でじっくり聞くのが先決か。
「フェリア様、ミス洗居についても早くお願いします。……先程から自分の頭にハタキをかけるせいで、非常に迷惑しています」
「栗阿!? 何やってんだよ!? 流石にラルカがかわいそうだろ!?」
「ハッ!? わ、私としたことが……!? 婚約の話が出てきたせいで、思わず清掃魂に乱れが……!?」
このままだと、洗居さんがさらに暴走して迷惑被害が拡大しちゃいそうだからね。
ラルカさんは口調こそいつものように落ち着いてるが、眉は思いっきりピクピクして顔に苛立ちが滲み出てる。
てか、洗居さんのテンパり具合がヤバすぎる。あの人が間違って清掃道具を人に向けるところなんて初めて見た。
――部下のアタシには分かる。今の洗居さんをパソコンに例えると『OSのアップデートに失敗して変なバグが発生してる』ってところか。
この人、どんだけ色恋沙汰に耐性がなかったんだろか?
■
「おおー! ここってフェリアさんの私室だよね!? 流石は王族ってだけのこともあって、なんとも豪華な内装だ!」
「フクロウさんからも聞いたが、西洋ファンタジー風の内装だな。槍や鎧も飾ってあるのか。……あっ、高周波ブレードもあるな。そこは近代的なのか」
「まあな。いくら国柄の飾りつけっつっても、今の時代に合わせてるところもある」
早速案内されたのはフェリアさんの私室らしく、これまた一国の王族に相応しい部屋だ。ゲームでよくある王子様のお部屋って感じがヒシヒシと伝わってくる。
思わず緊張しちゃいそうだけど、そこはフェリアさんも気軽に応対して気をほぐしてくれる。
この人、別にシスターに化けてなくても気遣いができる人なんだね。ちょっと荒っぽい口調だけど、根は優しい人なのはよく分かる。
これは王族とか関係なく、洗居さんもいい相手に巡り合えたもんだ。
「フェ、フェリアの部屋に空鳥さんとタケゾーさんをお招きしたことで、私の清掃魂が破裂寸前です……!」
「……てか、一番緊張してるのは洗居さんだよね? いい加減に落ち着きなよ……」
なお、当人である洗居さんは部屋で四人になっても緊張しっぱなしだ。ラルカさんがいなくなっても、どこか動揺する様子が消えることはない。椅子に座りながら全身セルフバイブレーションしている。
後、それぞれの座ってる座席が気になる。アタシとタケゾー、洗居さんとフェリアさんが向かい合う形で座ってるんだけど、反対側の二人同士の距離が妙に遠い。
「あのさー、二人とも。なんだかんだで婚約したんだから、もっと仲良く近くに寄り添いなよ?」
「も、申し訳ございません……。私もそうしたいのですが、これ以上フェリアに接近するのは正気を保てなくなる危険がありまして……」
「……これが現在における俺と栗阿のギリギリ交友可能射程圏内だ」
「な、なんて面倒くさいカップルなんだ……!?」
正直『嘘でしょ?』って言いたくなる。それ以上二人が近づくと、これ以上に洗居さんが発狂するとでも言うの?
もうやだこのカップル。アタシとタケゾーも交際から結婚まで色々あったけど、この二人ほど酷くはない。
――『同棲の勘違いで入籍した』はまだマシなはずだ。
「なあ、フェリア。本当にお前が告白したせいで、洗居さんがここまで壊れたのか? まさかとは思うが、別の要因があったりしないよな?」
「本当に別の要因があったらどれだけマシだったことか……。こうやって面と向かって話せるわけだし、改めて説明するとだな――」
タケゾーもだけど、アタシだってこの現状というか惨状を目の当たりにすると、聞いていた話の真意が気になってくる。だって洗居さん、嘘みたいな壊れ方してるもん。
フェリアさんもその辺りのことを語ってくれるけど、これは話が長くなりそうだ。心して聞くとしよう。
〇 〇 〇
「く、栗阿! じ、実は俺……女じゃなくて男だったんだ!」
「……そうだったのですね。少々驚きましたが、それでもフェリアさんが大切な友人であることに変わりありません。むしろご自身の秘密を私のような者に語っていただき、ありがとうございます」
「そ、そうか……! 受け入れてくれるのか……! だ、だったらさらになんだが……俺と結婚してくれ――」
「ヴェアァァァァアァァァアアァア!?」
「く、栗阿!? おい!? しっかりしろ!? ヤ、ヤベェ!? 息してねえぞ!?」
〇 〇 〇
「――要約するとこんな感じだ」
「……お恥ずかしい限りで」
「……マジ?」
長くなると思われた話も、フェリアさんは要点を抑えて簡潔に伝えてくれた。何があったか非常に分かりやすい説明だ。
――まあ、中身は意味不明なんだけどさ。本当に『ちょっと何言ってるの?』状態だ。
途中の発狂とか何? その直後に呼吸停止ってどゆこと?
もういいや。この話に触れるのはいったん置いておこう。
――アタシの方も理解不能で発狂しそうになる。
「で、ですがラルカさん。私はこうしてメイド服でお掃除をして少しでも普段通りにしていないと、フェリアとの婚約で頭が混乱して気が狂いそうに……!」
「その行動自体が狂ってます! あなたは清掃ジャンキーか何かですか!?」
ラルカさんに激しく注意されながらも、手に持ったモップの動きを止めないメイド服で大人な眼鏡の女性。それはアタシが見間違えるはずのない目的の人物、洗居さんその人であった。
いやまあ、洗居さんと掃除の関係性はアタシにもよく分かる。これでも仕事上では部下にあたるわけだ。
だけどラルカさんも言ってる通り、今の自分の立場を考えてみなよ? 『超一流の清掃用務員』の肩書以上に『フェリアさんの婚約者』って肩書が上回ってるんだからさ。
そもそもメイド服で掃除することで気を紛らわせるって行動も意味分かんない。『清掃ジャンキー』というラルカさんのコメントにも同意してしまう。
――いつの間にかラルカさんの胃痛要因が増えていたようだし、手土産に胃薬でも持ってきた方がよかったかな?
「あー……洗居さん? その……お久しぶり」
「あの……ご無沙汰してます」
「そ、空鳥さんにタケゾーさん!? い、いつの間にこちらに!? わ、私に気配を感じさせないなんて、しばらく見ない間に成長しましたか……!?」
「いや、普通にラルカさんと一緒にいたからね? てか、気配云々って何よ? 清掃用務員って忍者か何か?」
このままでは埒が明かないので、アタシとタケゾーも恐る恐る洗居さんに声をかける。
だいぶ前から近くで様子を見てたのに、洗居さんは全く気付いてなかったようだ。それぐらいテンパってるってことか。
どうにも事前情報の通り、フェリアさんからの告白で常識ではありえないレベルで混乱したのは事実らしい。
アタシ達が声をかけてもモップを動かす手は止めない。それって洗居さんのルーティーンなの?
「……来てくれたか、空鳥に赤原。その……まあ……見ての通りと言った方がいいんだろうな」
「あっ、フェリアさん。久しぶりー。話には聞いてたけど、洗居さんのテンパり具合が半端ないね」
「これでもマシになった方だ。俺が告白直後は絶叫して記憶障害を起こしてで、かなり大変だったんだ……」
「……まあ、苦労の数だけ愛も深まるとも言うし? なんだか違う気もするけど。とりあえず、婚約おめでとさん」
洗居さんが困惑する姿にこっちまで困惑していると、奥にある扉からフェリアさんも顔を覗かせてきてくれた。
見慣れた修道服でもなければ、ダークヒーロー(仮)であるフェイクフォックスの姿でもない。中世の王族が着そうな洒落たマント付きの衣装姿だ。
その姿はいかにも乙女ゲームに出てくる中性的美少年の王子様。綺麗な銀髪ロングが非常に映える。
でも、タケゾーだって負けてない。身なりを整えれば、フェリアさんと同じぐらい映えるはずだ。
「それにしても、なんだか疲れた顔をしてるね? よっぽど大変だったんだね」
「まあな……。詳しい話は部屋の中でする。空鳥も赤原も入ってくれ」
「あ、ああ……」
思わず心の中で張り合っちゃうけど、フェリアさんの顔色はよろしくない。本当に話に聞いていた通りの騒動に巻き込まれていたらしく、今でも疲れが顔に滲み出ている。
せっかく久しぶりの再会だってのに、思わずたじろぐアタシとタケゾー。めでたい席ではあるはずなのに、何故か重い空気がのしかかる。
その辺りの詳細も一度、部屋の中でじっくり聞くのが先決か。
「フェリア様、ミス洗居についても早くお願いします。……先程から自分の頭にハタキをかけるせいで、非常に迷惑しています」
「栗阿!? 何やってんだよ!? 流石にラルカがかわいそうだろ!?」
「ハッ!? わ、私としたことが……!? 婚約の話が出てきたせいで、思わず清掃魂に乱れが……!?」
このままだと、洗居さんがさらに暴走して迷惑被害が拡大しちゃいそうだからね。
ラルカさんは口調こそいつものように落ち着いてるが、眉は思いっきりピクピクして顔に苛立ちが滲み出てる。
てか、洗居さんのテンパり具合がヤバすぎる。あの人が間違って清掃道具を人に向けるところなんて初めて見た。
――部下のアタシには分かる。今の洗居さんをパソコンに例えると『OSのアップデートに失敗して変なバグが発生してる』ってところか。
この人、どんだけ色恋沙汰に耐性がなかったんだろか?
■
「おおー! ここってフェリアさんの私室だよね!? 流石は王族ってだけのこともあって、なんとも豪華な内装だ!」
「フクロウさんからも聞いたが、西洋ファンタジー風の内装だな。槍や鎧も飾ってあるのか。……あっ、高周波ブレードもあるな。そこは近代的なのか」
「まあな。いくら国柄の飾りつけっつっても、今の時代に合わせてるところもある」
早速案内されたのはフェリアさんの私室らしく、これまた一国の王族に相応しい部屋だ。ゲームでよくある王子様のお部屋って感じがヒシヒシと伝わってくる。
思わず緊張しちゃいそうだけど、そこはフェリアさんも気軽に応対して気をほぐしてくれる。
この人、別にシスターに化けてなくても気遣いができる人なんだね。ちょっと荒っぽい口調だけど、根は優しい人なのはよく分かる。
これは王族とか関係なく、洗居さんもいい相手に巡り合えたもんだ。
「フェ、フェリアの部屋に空鳥さんとタケゾーさんをお招きしたことで、私の清掃魂が破裂寸前です……!」
「……てか、一番緊張してるのは洗居さんだよね? いい加減に落ち着きなよ……」
なお、当人である洗居さんは部屋で四人になっても緊張しっぱなしだ。ラルカさんがいなくなっても、どこか動揺する様子が消えることはない。椅子に座りながら全身セルフバイブレーションしている。
後、それぞれの座ってる座席が気になる。アタシとタケゾー、洗居さんとフェリアさんが向かい合う形で座ってるんだけど、反対側の二人同士の距離が妙に遠い。
「あのさー、二人とも。なんだかんだで婚約したんだから、もっと仲良く近くに寄り添いなよ?」
「も、申し訳ございません……。私もそうしたいのですが、これ以上フェリアに接近するのは正気を保てなくなる危険がありまして……」
「……これが現在における俺と栗阿のギリギリ交友可能射程圏内だ」
「な、なんて面倒くさいカップルなんだ……!?」
正直『嘘でしょ?』って言いたくなる。それ以上二人が近づくと、これ以上に洗居さんが発狂するとでも言うの?
もうやだこのカップル。アタシとタケゾーも交際から結婚まで色々あったけど、この二人ほど酷くはない。
――『同棲の勘違いで入籍した』はまだマシなはずだ。
「なあ、フェリア。本当にお前が告白したせいで、洗居さんがここまで壊れたのか? まさかとは思うが、別の要因があったりしないよな?」
「本当に別の要因があったらどれだけマシだったことか……。こうやって面と向かって話せるわけだし、改めて説明するとだな――」
タケゾーもだけど、アタシだってこの現状というか惨状を目の当たりにすると、聞いていた話の真意が気になってくる。だって洗居さん、嘘みたいな壊れ方してるもん。
フェリアさんもその辺りのことを語ってくれるけど、これは話が長くなりそうだ。心して聞くとしよう。
〇 〇 〇
「く、栗阿! じ、実は俺……女じゃなくて男だったんだ!」
「……そうだったのですね。少々驚きましたが、それでもフェリアさんが大切な友人であることに変わりありません。むしろご自身の秘密を私のような者に語っていただき、ありがとうございます」
「そ、そうか……! 受け入れてくれるのか……! だ、だったらさらになんだが……俺と結婚してくれ――」
「ヴェアァァァァアァァァアアァア!?」
「く、栗阿!? おい!? しっかりしろ!? ヤ、ヤベェ!? 息してねえぞ!?」
〇 〇 〇
「――要約するとこんな感じだ」
「……お恥ずかしい限りで」
「……マジ?」
長くなると思われた話も、フェリアさんは要点を抑えて簡潔に伝えてくれた。何があったか非常に分かりやすい説明だ。
――まあ、中身は意味不明なんだけどさ。本当に『ちょっと何言ってるの?』状態だ。
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