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心臓がうるさい
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駅前の大きめのムクドは学生率が高い。
僕はまだ高校入学したばかりなので今日初めて行くけど、クラスの人も行っているみたいだし、待ち合わせにも使われている。
まさか結人と一緒に行くことになるとは思っていなかった……今日も誘ったら来てくれるし、近頃は拒否されることもないので、嬉しいが積もっていく。
ルンルンで歩く僕に、結人が素朴な疑問を投げかけた。
「本当に勉強してるのか?」
「多分……中間考査も近いから雫に色々教えてもらおうと思って。アイツ、塾も通ってるし頭いいから皆頼りにしてるんだ」
「……ふーん」
「あ、いた!」
ムクドに入り、雫たちが座っている席を見付けて駆け寄ると、ノートを広げている姿が目に入ってくる。
「亮~~やっと来た!」
「ごめん、ごめん。ちょっと長引いちゃって」
「亮、お疲れ」
雫に続いて真司も挨拶をしてくれた。
やっぱり皆、ちゃんと勉強してたんだな。
僕の後ろからゆっくりとやって来た結人が視界に入った雫は、あからさまに驚いた顔をして声を上げる。
「げっ、久楽も来たの?!」
「悪かったな……」
そして驚いたのは、もう一人、まさかの人物も座っていたのだ。
その人物を見た結人が思い切り声を張り上げた。
「なんで駆流もいんだよ!」
「やほ~~ムクドの前通ったら亮クンのお友達いたから、お邪魔してたんだよね」
雫はいつも通り正直な反応だし、席にはまさかの駆流クンまで座っていて、思いがけずムクド勉強会は大所帯となってしまったようだ。
さっそく鞄だけ置いてバーガーセットを頼む為に結人と列に並んでいたところ、何のメニューにするか耳元で聞いてくる。
「何にすんの?」
声変わりした結人の声は、低くてなんだかお腹に響く感じがする……耳元で囁かれると焦るな。
僕は平静を装いながらいつも通り答えていった。
「ん――……エビのヤツにしようか、フィッシュの方にしようか迷い中」
「ふっ、昔から魚系好きだったな」
「……どうせ進化してませんよー」
「ははっ、餅みてー」
「ひゃめてよ(やめてよ)」
僕がぷっくり膨らませた頬を結人がつまみながら、声を出して笑う……なんだろう、昔に戻ったようでそうじゃないような。
凄くこそばゆくて、幸せなやり取り。
眼鏡と前髪が長くて良かった――――多分顔が赤くなっているに違いない。
「結人は何にするの?」
「俺はポテトだけにすっかな……あんま腹減ってねーから」
「そうなんだ?じゃあセット半分こしよう。僕も夕飯近いから少な目にしたいし」
「おけ」
他愛無い会話をしているだけなのに楽しいな……こんな普通のやり取りが、その内当たり前になっていけばいいのに。
そんな事を考えながら頼んだものを受け取り、席に戻ったのだった。
僕の両隣りは真司と結人が座り、向かいには雫と駆流クンが座っている。
「雫、ここってどうやるの?」
「どれどれ……」
僕が数学で分からない箇所を雫に聞くと、突然隣りの結人がそれについて的確に答えてくれたのだった。
「え……すご!久楽って頭いいんじゃん?!」
「凄いよ、結人!学校来てない時もあるのに……塾でも通ってるの?」
「いや……昔からこんなんだ」
「コイツ、ホントにムカつくくらい何もしなくても頭いいの。やんなっちゃうよね~~僕なんてこの高校に行くのにめちゃくちゃ頑張ったのに、結人はほとんど勉強してないんだよ。世の中不公平だ」
駆流クンが中学時代の結人について話しながら、ガックリと肩を落とす。
僕は笑いながらも驚きを隠せずにいた。
小学校時代も成績いいなと思ってはいたけれど……こんなに頭がいいなら、将来も色んな選択肢がありそうだ。
「結人なら先生にもなれそうだよね。今も教え方上手だったし、奏斗くんとも仲が良いから年下の子に慕われそう」
「あ――確かに!でも金髪はマズいよな~」
雫が悪びれることもなく指摘し、皆が同意する。
「やるとしても小学校の先生はやらねーよ」
「なんで?」
僕が聞き返すと、結人は少し間を置いてからポツリと答えた。
「…………怖がらせるだろ」
「自覚あんのかよ!!」
雫のツッコみにまた笑いが溢れた。
皆で笑い合える事がこんなにも楽しい。
結人とも自然に話せているし、外に出るのも怖かった中学校時代とは全く違う世界のようだ。
こんな時間がずっと続けばいいのに。
そう思いながらハンバーガーを頬張る僕に、
「俺も食う」
「結人も食べたいの?はい」
自分が口をつけてない部分を差し出したところ、突然腕を掴まれてしまう。
そしてその腕をグイッとひっぱられ、そのままハンバーガーをパクリと頬張った結人は、何事もなかったかのようにモグモグしている。
「ん、んまい」
…………これは世に言う”あーん”をしてあげたって事になるのでは?
口の中のものを食べ終えた結人は、驚き固まる僕の方を見て、そっと頬に触れた。
彼の手にはソースがつき、それをペロリと舐めている。
「ふっ、ソースついてる。食べるのに夢中すぎ」
「………………」
こちらを見ながら柔らかく笑う幼馴染の笑顔――――昔は見慣れていたはずの笑顔なのに、随分変わったように感じる。
僕の心臓は物凄い速さで早鐘を打ち、口からその音が飛び出してきそうだった。
「……ご、ごめん!トイレで顔拭いてくる」
息をするのも忘れるほど見惚れていた僕は、何とか言葉を紡ぎ、トイレに駆け込んだのだった。
手洗い場の鏡に映る自分の顔は真っ赤に染まり、長い前髪も眼鏡も、動揺を隠しきれていない……こんな状態で戻れないな。
再会したばかりの時は、物凄く嫌われていた。
顔を見るのも嫌だと言わんばかりの態度だったし。
でも話しかけている内に少しずつ、少しずつ、態度が柔らかくなっていって、路上での件があった後から、距離も縮まり……同じ体育祭実行委員になってからは本当に普通の友人になれた。
それだけでもとても嬉しかったのに。
あんな笑顔を向けてくれるなんて――――昔のようだけど昔とは違う。
それは見た目が変わったのもあるんだろうけど、どう違うかは上手く言葉に出来ない。
落ち着け……落ち着け…………あんなの、小学生の時は当たり前にやっていただろ?
『亮~~顔の周り汚ねー!取ってやるよ』
『結人だって!ほら!』
お互いの顔についたクリームを手で取ってあげて、ペロペロ舐めていた時もあったし、僕が持ってる食べ物を結人がパクッと食べる事だって何度もあったはずだ。
幼馴染と昔みたいにそうやって笑い合いたいと思っていたのは自分なのだから。
昔を思い出し、少し冷静になってきた僕は、そろそろトイレから出ようとすると、駆流クンが入ってきたのだった。
「亮クン、いた~~なかなか戻らないから大丈夫かと思って」
「心配かけてごめんね。ちょっと時間かかっちゃって」
良かった、落ち着いてきたところで。
さっきまでの様子を見られたら不審に思われていたかもしれない……でもなんだか駆流クンがジッとこちらを見つめてくるので何となく気まずい。
「………………」
「皆のところに戻るね」
とにかくこの場をやり過ごさなきゃ、そう思って駆流クンの横を通り過ぎ、ドアに手をかけた瞬間。
彼に腕を引かれてトイレの個室に連れて行かれてしまい、鍵をかけられたのだった。
ドアの前に駆流クンが立つので、僕は戻ろうにも身動きが取れなくなってしまう。
「駆流クン……?」
「亮クンは、結人の事、どう思ってる?」
質問の意図は分からなかったけれど、いつものような軽い雰囲気が鳴りを潜めた駆流クンに、緊張感が走る。
そして俯く僕の顔を覗き込んできたので、まつ毛が長い綺麗な目と眼鏡越しに視線が合う。
息がかかりそうな距離に顔があるので、少し下がろうとしても、便座があるので後ろに下がる事が出来ない。
そして彼の目がとても真剣で目が離せなくて――――
「どうって……大切な幼馴染だよ」
「本当?」
「うん」
自分でも結人の事はずっと”大切な幼馴染”だと、そう思ってきたので、そのまま言葉にした……でもなぜか違和感が拭えず、そんな自分の気持ちを飲み込む。
「……じゃあさ、今度亮クンの家で勉強教えてほしいな~~今日は人数多くてあまり頭に入ってこないんだ」
「え……っと……」
「中間考査近くてピンチなんだ。僕を助けると思ってっ」
ようやく駆流クンが普段の雰囲気に戻った事にホッと胸を撫でおろした。
僕もそれほど勉強ができているわけじゃなかったけれど、駆流クンには教えられるかもと思い、了承する事にした。
「うん、分かったよ。一緒に勉強しよう」
「やった~~じゃあRINE交換しよ!」
流れでOKしてしまったけど友達の力になれるのは嬉しいし、困っている人を放っておく事は出来ない。
RINEを交換した駆流クンはとても嬉しそうで、その顔を見ているとそれほど悪い気はしなかった。
でもさっき彼に迫られた時、驚きはしたけど結人の時のようなドキドキした状態にはならなかった……なんでだろう。
結局ムクドの帰り道で、結人に駆流クンと勉強会の話をしたところ、「その勉強会、俺も行く」と言ってくれたので駆流クンと二人きりではなくなったのだった。
その夜、帰宅後にさっそく駆流クンからRINEがきて、勉強会をする日は日曜日にしようという話になる。
高校に入ってから目まぐるしく友達が増えていく事を嬉しく思いながら、結人との仲を深めるチャンスでもあるので、勉強会がとても楽しみになるのだった。
僕はまだ高校入学したばかりなので今日初めて行くけど、クラスの人も行っているみたいだし、待ち合わせにも使われている。
まさか結人と一緒に行くことになるとは思っていなかった……今日も誘ったら来てくれるし、近頃は拒否されることもないので、嬉しいが積もっていく。
ルンルンで歩く僕に、結人が素朴な疑問を投げかけた。
「本当に勉強してるのか?」
「多分……中間考査も近いから雫に色々教えてもらおうと思って。アイツ、塾も通ってるし頭いいから皆頼りにしてるんだ」
「……ふーん」
「あ、いた!」
ムクドに入り、雫たちが座っている席を見付けて駆け寄ると、ノートを広げている姿が目に入ってくる。
「亮~~やっと来た!」
「ごめん、ごめん。ちょっと長引いちゃって」
「亮、お疲れ」
雫に続いて真司も挨拶をしてくれた。
やっぱり皆、ちゃんと勉強してたんだな。
僕の後ろからゆっくりとやって来た結人が視界に入った雫は、あからさまに驚いた顔をして声を上げる。
「げっ、久楽も来たの?!」
「悪かったな……」
そして驚いたのは、もう一人、まさかの人物も座っていたのだ。
その人物を見た結人が思い切り声を張り上げた。
「なんで駆流もいんだよ!」
「やほ~~ムクドの前通ったら亮クンのお友達いたから、お邪魔してたんだよね」
雫はいつも通り正直な反応だし、席にはまさかの駆流クンまで座っていて、思いがけずムクド勉強会は大所帯となってしまったようだ。
さっそく鞄だけ置いてバーガーセットを頼む為に結人と列に並んでいたところ、何のメニューにするか耳元で聞いてくる。
「何にすんの?」
声変わりした結人の声は、低くてなんだかお腹に響く感じがする……耳元で囁かれると焦るな。
僕は平静を装いながらいつも通り答えていった。
「ん――……エビのヤツにしようか、フィッシュの方にしようか迷い中」
「ふっ、昔から魚系好きだったな」
「……どうせ進化してませんよー」
「ははっ、餅みてー」
「ひゃめてよ(やめてよ)」
僕がぷっくり膨らませた頬を結人がつまみながら、声を出して笑う……なんだろう、昔に戻ったようでそうじゃないような。
凄くこそばゆくて、幸せなやり取り。
眼鏡と前髪が長くて良かった――――多分顔が赤くなっているに違いない。
「結人は何にするの?」
「俺はポテトだけにすっかな……あんま腹減ってねーから」
「そうなんだ?じゃあセット半分こしよう。僕も夕飯近いから少な目にしたいし」
「おけ」
他愛無い会話をしているだけなのに楽しいな……こんな普通のやり取りが、その内当たり前になっていけばいいのに。
そんな事を考えながら頼んだものを受け取り、席に戻ったのだった。
僕の両隣りは真司と結人が座り、向かいには雫と駆流クンが座っている。
「雫、ここってどうやるの?」
「どれどれ……」
僕が数学で分からない箇所を雫に聞くと、突然隣りの結人がそれについて的確に答えてくれたのだった。
「え……すご!久楽って頭いいんじゃん?!」
「凄いよ、結人!学校来てない時もあるのに……塾でも通ってるの?」
「いや……昔からこんなんだ」
「コイツ、ホントにムカつくくらい何もしなくても頭いいの。やんなっちゃうよね~~僕なんてこの高校に行くのにめちゃくちゃ頑張ったのに、結人はほとんど勉強してないんだよ。世の中不公平だ」
駆流クンが中学時代の結人について話しながら、ガックリと肩を落とす。
僕は笑いながらも驚きを隠せずにいた。
小学校時代も成績いいなと思ってはいたけれど……こんなに頭がいいなら、将来も色んな選択肢がありそうだ。
「結人なら先生にもなれそうだよね。今も教え方上手だったし、奏斗くんとも仲が良いから年下の子に慕われそう」
「あ――確かに!でも金髪はマズいよな~」
雫が悪びれることもなく指摘し、皆が同意する。
「やるとしても小学校の先生はやらねーよ」
「なんで?」
僕が聞き返すと、結人は少し間を置いてからポツリと答えた。
「…………怖がらせるだろ」
「自覚あんのかよ!!」
雫のツッコみにまた笑いが溢れた。
皆で笑い合える事がこんなにも楽しい。
結人とも自然に話せているし、外に出るのも怖かった中学校時代とは全く違う世界のようだ。
こんな時間がずっと続けばいいのに。
そう思いながらハンバーガーを頬張る僕に、
「俺も食う」
「結人も食べたいの?はい」
自分が口をつけてない部分を差し出したところ、突然腕を掴まれてしまう。
そしてその腕をグイッとひっぱられ、そのままハンバーガーをパクリと頬張った結人は、何事もなかったかのようにモグモグしている。
「ん、んまい」
…………これは世に言う”あーん”をしてあげたって事になるのでは?
口の中のものを食べ終えた結人は、驚き固まる僕の方を見て、そっと頬に触れた。
彼の手にはソースがつき、それをペロリと舐めている。
「ふっ、ソースついてる。食べるのに夢中すぎ」
「………………」
こちらを見ながら柔らかく笑う幼馴染の笑顔――――昔は見慣れていたはずの笑顔なのに、随分変わったように感じる。
僕の心臓は物凄い速さで早鐘を打ち、口からその音が飛び出してきそうだった。
「……ご、ごめん!トイレで顔拭いてくる」
息をするのも忘れるほど見惚れていた僕は、何とか言葉を紡ぎ、トイレに駆け込んだのだった。
手洗い場の鏡に映る自分の顔は真っ赤に染まり、長い前髪も眼鏡も、動揺を隠しきれていない……こんな状態で戻れないな。
再会したばかりの時は、物凄く嫌われていた。
顔を見るのも嫌だと言わんばかりの態度だったし。
でも話しかけている内に少しずつ、少しずつ、態度が柔らかくなっていって、路上での件があった後から、距離も縮まり……同じ体育祭実行委員になってからは本当に普通の友人になれた。
それだけでもとても嬉しかったのに。
あんな笑顔を向けてくれるなんて――――昔のようだけど昔とは違う。
それは見た目が変わったのもあるんだろうけど、どう違うかは上手く言葉に出来ない。
落ち着け……落ち着け…………あんなの、小学生の時は当たり前にやっていただろ?
『亮~~顔の周り汚ねー!取ってやるよ』
『結人だって!ほら!』
お互いの顔についたクリームを手で取ってあげて、ペロペロ舐めていた時もあったし、僕が持ってる食べ物を結人がパクッと食べる事だって何度もあったはずだ。
幼馴染と昔みたいにそうやって笑い合いたいと思っていたのは自分なのだから。
昔を思い出し、少し冷静になってきた僕は、そろそろトイレから出ようとすると、駆流クンが入ってきたのだった。
「亮クン、いた~~なかなか戻らないから大丈夫かと思って」
「心配かけてごめんね。ちょっと時間かかっちゃって」
良かった、落ち着いてきたところで。
さっきまでの様子を見られたら不審に思われていたかもしれない……でもなんだか駆流クンがジッとこちらを見つめてくるので何となく気まずい。
「………………」
「皆のところに戻るね」
とにかくこの場をやり過ごさなきゃ、そう思って駆流クンの横を通り過ぎ、ドアに手をかけた瞬間。
彼に腕を引かれてトイレの個室に連れて行かれてしまい、鍵をかけられたのだった。
ドアの前に駆流クンが立つので、僕は戻ろうにも身動きが取れなくなってしまう。
「駆流クン……?」
「亮クンは、結人の事、どう思ってる?」
質問の意図は分からなかったけれど、いつものような軽い雰囲気が鳴りを潜めた駆流クンに、緊張感が走る。
そして俯く僕の顔を覗き込んできたので、まつ毛が長い綺麗な目と眼鏡越しに視線が合う。
息がかかりそうな距離に顔があるので、少し下がろうとしても、便座があるので後ろに下がる事が出来ない。
そして彼の目がとても真剣で目が離せなくて――――
「どうって……大切な幼馴染だよ」
「本当?」
「うん」
自分でも結人の事はずっと”大切な幼馴染”だと、そう思ってきたので、そのまま言葉にした……でもなぜか違和感が拭えず、そんな自分の気持ちを飲み込む。
「……じゃあさ、今度亮クンの家で勉強教えてほしいな~~今日は人数多くてあまり頭に入ってこないんだ」
「え……っと……」
「中間考査近くてピンチなんだ。僕を助けると思ってっ」
ようやく駆流クンが普段の雰囲気に戻った事にホッと胸を撫でおろした。
僕もそれほど勉強ができているわけじゃなかったけれど、駆流クンには教えられるかもと思い、了承する事にした。
「うん、分かったよ。一緒に勉強しよう」
「やった~~じゃあRINE交換しよ!」
流れでOKしてしまったけど友達の力になれるのは嬉しいし、困っている人を放っておく事は出来ない。
RINEを交換した駆流クンはとても嬉しそうで、その顔を見ているとそれほど悪い気はしなかった。
でもさっき彼に迫られた時、驚きはしたけど結人の時のようなドキドキした状態にはならなかった……なんでだろう。
結局ムクドの帰り道で、結人に駆流クンと勉強会の話をしたところ、「その勉強会、俺も行く」と言ってくれたので駆流クンと二人きりではなくなったのだった。
その夜、帰宅後にさっそく駆流クンからRINEがきて、勉強会をする日は日曜日にしようという話になる。
高校に入ってから目まぐるしく友達が増えていく事を嬉しく思いながら、結人との仲を深めるチャンスでもあるので、勉強会がとても楽しみになるのだった。
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