FRIENDS

緒方宗谷

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二年生の二学期

🍭

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 南はそう言って、ポテトをもう一本つまんだ。
「他に選べるソースって、ケチャップとチーズだっけ? 量もダブル[バーガーショップの店名]のLくらいあるし、結構な食べ応え感だよね。そのくせカリカリしてるから、難なくいけちゃう感じ。チョコソースも甘くなくて、マヨみたいな酸味があるから重くならないし。それに、このデザイン気に入った。逆円錐形で螺旋状のトーチみたいなのだけだったら他にもありそうだけど、この手のよう伸びた左右のココットをはめるリングが、異世界の文明みたいで面白いでしょ。ちょっと写真撮っておこう」
 息つく暇も与えず傍白気味に一人ごちる南を、奈緒は、表紙をめくった状態の縦横十五センチ十センチ強のメモ帳と、モモタの鉛筆を握りしめて見ていたが、「そうだ」と呟くと、わきに置いてあった茶色いてさげから、裏表が白と濃い灰色の厚紙を取り出して、「あれ~、これなんだっけ? え~?」などと、対抗するように一人ごちはじめる。
 それに気がついた南が、水を一口飲んだ。
「なになに? またなにか手紙書くの?」
「うん。この間のお食事会のお誘いはだめだったから、また違う作戦考えた」
「あの手紙はいい線イケてたと思うんだけど、ざんねんだったね。まさかあんなわだかまりがあったなんて、知らなかった」

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