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第二章ー同棲ー
通常運転
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「誕生日?」
「はい。丁度一ヶ月後が、エディオル様の誕生日になります。」
エディオルさんが登城の為邸を出た後、バートさんに相談があると私の部屋にやって来た。
どうやら、一ヶ月後がエディオルさんの誕生日だそうだ。そして、カルザイン邸では、毎年お祝いをしていたそうで、今年も例年通りして良いか─と言う。
「勿論です!しましょう!」
ー“しない”と言う選択肢は無いよね!!ー
「あの!料理はバートさんやジョンさんにお願いしますけど…その…デザート?ケーキ?は…私が用意しても…良いで──」
「勿論構いません!是非、エディオル様に作って差し上げて下さい!」
「は─はい!ありがとうございます。」
何故か、バートさんには喰い気味に許可を得られた。まぁ、駄目です!と言われなくて良かった。
ー後は…何か…プレゼントも用意しようかなー
善は急げ!と言う事で、その日の午後から買い物に行く事にした。
*****
「あのーすみません。この魔石より、もう少し…濃い青色の魔石ってありませんか?」
以前、エディオルさんに教えてもらった、お義姉さん行きつけのアクセサリー店“ビジュー”に来ている。このお店は、平民でも気軽に買える物から貴族特有の豪華な物まで品揃えが良いうえに、魔石の種類や色も豊富に取り揃えられている。それに、ここの店員のお姉さん─キャリーさん─はとても優しいのだ。
「ひょっとして、彼へのプレゼントか何かですか?」
「あの…えっと…婚約してから初めてのプレゼントで──」
「まぁ!婚約したんですか!?」
「うぇ!?は…はい!」
キャリーさんが目を輝かせて、私の手をギュウッと握って来た。
「おめでとうございます!それなら、カルザイン様の瞳のお色に似た魔石をご用意しなければいけませんね!」
そう言うと、キャリーさんはスキップをする勢いで店の奥へと入って行った。
ー他人に喜んでもらえるって、何だかくすぐったいけど…嬉しいなー
それから、キャリーさんはいくつかの青い魔石を持って来てくれて、色々相談にものってくれた。
「それでは、これで加工させて頂きますね。」
「はい、お願いします。キャリーさん、色々相談に乗ってもらって、ありがとうございました!」
ペコリと、改めてお礼を言う。
「いえいえ、相談に乗るのも仕事ですし、私も楽しかったので。」
と、ニッコリと笑うキャリーさんは、本当に優しいお姉さんだ。今度来る時は、お礼のお菓子でも作って持って来よう!
*****
「ハル、お帰り。」
「ディ!?もう帰って来てたの!?」
買い物から邸に帰って来ると、既にエディオルさんが帰って来ていて、バートさんと共に私を出迎えてくれた。
「明日が休みで、今日の仕事が終わったから直ぐに帰って来たんだ。ハルは何処に行ってたんだ?」
「すみません、久し振りにお菓子が食べたくなって、色々買って来てしまいました。」
勿論、プレゼントの事は内緒だ。お菓子は─目にしてしまい欲しくなって…ついついいくつか買ってしまったのだ。
「そうか。でも…明日も俺と一緒に出掛けてくれるか?」
「も─勿論です!行きます!行きたいです!」
“はい!喜んで!”みたいな勢いで返事をすると、エディオルさんは一瞬キョトンとした後
「良かった。」
と言って、フワリと微笑んだ。
ーあぁ…本当に…好きだなぁー
と、フワフワとした気持ちでいると、目の前のエディオルさんが片手で口元を隠して、顔を赤くした。
「?ディ、どうし──」
「ハル様、声が…ダダ漏れ──です。では、私達はここで失礼致します。」
ルナさんがソッと私に耳打ちをした後、バートさんと共に邸の奥へと入って行った。
「ダダ漏れ?何が?」
首を傾げて考える。
ーあぁ…本当に…好きだなぁー
「…え…まさか…私…好きって?声に?え?」
ボンッと顔が熱くなる─と同時に、エディオルさんにギュウッと抱き締められた。
「ハル、俺もハルが好きだ。」
「うぅ─…恥ずかしい!!」
グリグリと頭を擦り付けるハルと、蕩けた顔でハルを抱き締めるエディオル。
「えっと──幻覚…かな?」
「バートさん。しっかりした現実です。これ、珍しくもない光景ですからね?」
「え??珍しく──無いの?え?」
バートは更に驚く。
「はい。これが、パルヴァンが知っているエディオル=カルザイン様です。まぁ…まだまだ序の口ですが。」
何故か、ルナは得意気に語っている。
「そうか──。あ─まだ慣れないが……また、エディオル様が笑えるようになって…良かった。ハル様には…感謝しかないな。」
と、バートは優しい目でエディオルとハルを見つめた。
*****
「エディオル様の、あの顔見たか!?」
「見ましたよ!本当にビックリしちゃって、三度見しましたよ!!」
「私、ちょっと感動すらしました!」
と、カルザイン側の使用人達ががワチャワチャしていると
「アレ、ハル様と一緒に居る時のいつものエディオル様ですよ?あーいえ、まだ序の口かもしれません。」
と、パルヴァン側の使用人達が言うと
「「「「はい!その辺詳しく!」」」」
と、その日は、カルザイン側とパルヴァン側の使用人達は、夜遅く迄話しに花を咲かせたのだった。
「はい。丁度一ヶ月後が、エディオル様の誕生日になります。」
エディオルさんが登城の為邸を出た後、バートさんに相談があると私の部屋にやって来た。
どうやら、一ヶ月後がエディオルさんの誕生日だそうだ。そして、カルザイン邸では、毎年お祝いをしていたそうで、今年も例年通りして良いか─と言う。
「勿論です!しましょう!」
ー“しない”と言う選択肢は無いよね!!ー
「あの!料理はバートさんやジョンさんにお願いしますけど…その…デザート?ケーキ?は…私が用意しても…良いで──」
「勿論構いません!是非、エディオル様に作って差し上げて下さい!」
「は─はい!ありがとうございます。」
何故か、バートさんには喰い気味に許可を得られた。まぁ、駄目です!と言われなくて良かった。
ー後は…何か…プレゼントも用意しようかなー
善は急げ!と言う事で、その日の午後から買い物に行く事にした。
*****
「あのーすみません。この魔石より、もう少し…濃い青色の魔石ってありませんか?」
以前、エディオルさんに教えてもらった、お義姉さん行きつけのアクセサリー店“ビジュー”に来ている。このお店は、平民でも気軽に買える物から貴族特有の豪華な物まで品揃えが良いうえに、魔石の種類や色も豊富に取り揃えられている。それに、ここの店員のお姉さん─キャリーさん─はとても優しいのだ。
「ひょっとして、彼へのプレゼントか何かですか?」
「あの…えっと…婚約してから初めてのプレゼントで──」
「まぁ!婚約したんですか!?」
「うぇ!?は…はい!」
キャリーさんが目を輝かせて、私の手をギュウッと握って来た。
「おめでとうございます!それなら、カルザイン様の瞳のお色に似た魔石をご用意しなければいけませんね!」
そう言うと、キャリーさんはスキップをする勢いで店の奥へと入って行った。
ー他人に喜んでもらえるって、何だかくすぐったいけど…嬉しいなー
それから、キャリーさんはいくつかの青い魔石を持って来てくれて、色々相談にものってくれた。
「それでは、これで加工させて頂きますね。」
「はい、お願いします。キャリーさん、色々相談に乗ってもらって、ありがとうございました!」
ペコリと、改めてお礼を言う。
「いえいえ、相談に乗るのも仕事ですし、私も楽しかったので。」
と、ニッコリと笑うキャリーさんは、本当に優しいお姉さんだ。今度来る時は、お礼のお菓子でも作って持って来よう!
*****
「ハル、お帰り。」
「ディ!?もう帰って来てたの!?」
買い物から邸に帰って来ると、既にエディオルさんが帰って来ていて、バートさんと共に私を出迎えてくれた。
「明日が休みで、今日の仕事が終わったから直ぐに帰って来たんだ。ハルは何処に行ってたんだ?」
「すみません、久し振りにお菓子が食べたくなって、色々買って来てしまいました。」
勿論、プレゼントの事は内緒だ。お菓子は─目にしてしまい欲しくなって…ついついいくつか買ってしまったのだ。
「そうか。でも…明日も俺と一緒に出掛けてくれるか?」
「も─勿論です!行きます!行きたいです!」
“はい!喜んで!”みたいな勢いで返事をすると、エディオルさんは一瞬キョトンとした後
「良かった。」
と言って、フワリと微笑んだ。
ーあぁ…本当に…好きだなぁー
と、フワフワとした気持ちでいると、目の前のエディオルさんが片手で口元を隠して、顔を赤くした。
「?ディ、どうし──」
「ハル様、声が…ダダ漏れ──です。では、私達はここで失礼致します。」
ルナさんがソッと私に耳打ちをした後、バートさんと共に邸の奥へと入って行った。
「ダダ漏れ?何が?」
首を傾げて考える。
ーあぁ…本当に…好きだなぁー
「…え…まさか…私…好きって?声に?え?」
ボンッと顔が熱くなる─と同時に、エディオルさんにギュウッと抱き締められた。
「ハル、俺もハルが好きだ。」
「うぅ─…恥ずかしい!!」
グリグリと頭を擦り付けるハルと、蕩けた顔でハルを抱き締めるエディオル。
「えっと──幻覚…かな?」
「バートさん。しっかりした現実です。これ、珍しくもない光景ですからね?」
「え??珍しく──無いの?え?」
バートは更に驚く。
「はい。これが、パルヴァンが知っているエディオル=カルザイン様です。まぁ…まだまだ序の口ですが。」
何故か、ルナは得意気に語っている。
「そうか──。あ─まだ慣れないが……また、エディオル様が笑えるようになって…良かった。ハル様には…感謝しかないな。」
と、バートは優しい目でエディオルとハルを見つめた。
*****
「エディオル様の、あの顔見たか!?」
「見ましたよ!本当にビックリしちゃって、三度見しましたよ!!」
「私、ちょっと感動すらしました!」
と、カルザイン側の使用人達ががワチャワチャしていると
「アレ、ハル様と一緒に居る時のいつものエディオル様ですよ?あーいえ、まだ序の口かもしれません。」
と、パルヴァン側の使用人達が言うと
「「「「はい!その辺詳しく!」」」」
と、その日は、カルザイン側とパルヴァン側の使用人達は、夜遅く迄話しに花を咲かせたのだった。
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