202 / 203
ー余話ー
★ありがとうございます★
しおりを挟む
❋お気に入り登録が、1100を超えました。ありがとうございます。感謝の気持ちを込めてお話を投稿しました。良ければ覗いて見て下さい。❋
( *´꒳`*)っ♡
❋1100切ってしまいましたが、このまま公開しておきます(笑)❋
「私の名は─春ノ宮琴音─。あなたの名は─“レフコース”─。」
私は改めて、レフコースと名を交した──のだけど……
「「え─っ????」」
今、ミヤさんと私の目の前に、擬人化したレフコースが立っている。
白い髪は肩の下辺り迄あり、フェンリルの時よりも少しツリ目ではあるけど、綺麗なアイスブルーの色はそのままで、何となく儚げな雰囲気のある美男子。
「流石は隠しキャラね…一番人気だった王太子よりも…イケメンじゃないかしら?」
と、ミヤさんがほぅ─と、ため息を吐く。
『主?我は…人間の姿になっているのだな?嬉しい』
そう言って、本当に嬉しそうに微笑みながらギュッと私を抱きしめてくるレフコース。
「はぅ───っ」
これはこれで、エディオル様とは違う意味?でのドキドキが半端無いです!
『主は小さくて…可愛い…あの騎士が、主を抱きしめたくなる気持ちが分かった。』
「ふぁいっ!?」
イケメンに抱きしめられながら、耳元でそんな事を囁かれて、一体誰が平常心でいられるの!?勘弁して欲しいです!
「えっと…レフコース?ハルが恥ずか死ぬかもしれないから、その辺で離してあげてくれるかしら?」
『はずかしぬ?とは、よく分からぬが、離れた方が良いのだな?』
「はい!離れてくれた方が助かるから!!」
それはそれは全力で肯定させていただきました。
少し寂しそう?な顔をしながら私から離れるレフコース。
『主、また我と名を交してくれてありがとう。』
「私の方こそ、勝手に繋がりを切ってごめんね。また、名を交してくれてありがとう。レフコース、これからも…よろしくね!」
と、私とレフコースは笑いあった。
「────って言う夢をみたんです。」
「ネージュ殿が…オス─男……」
近衛の仕事が休みの日、ハル殿と約束をして王都のパルヴァン邸で会う時間をつくってもらい、一緒にお茶を飲んでいると、ネージュ殿がイケメンだった夢をみた──と、面白そうに笑いながら話をしてくれた。
その嬉しそう?楽しそうな顔のハル殿は、本当に可愛いしか当てはまらないが、ネージュ殿がイケメンでドキドキしたとか……夢の話であっても、モヤッとした気持ちが湧き上がった。
その本人であるネージュ殿は、現実ではメス─女性で、しかも“美魔女”と呼ばれる程の美女だ。
ー一番可愛いのはハル殿だがー
チラリと、ハル殿の足元でくるまって寝ているネージュ殿を見る。
ネージュ殿は、俺に対しては好意的で、なんならハル殿を俺と恋仲にしようとしてくれている。それが、もしネージュ殿が男だったら─────
同性であっても、ハル殿とネージュ殿はお互い相思相愛。
リュウの言うゲームのように、人間と魔獣でも恋仲になれるとしたら───
ー同性で…良かったー
いや、それでも簡単にネージュ殿にハル殿を渡すなんて事はしないし、俺も手放すつもりはないけど。
「エディオル様…どうしたんですか?」
「あっ…いや…ネージュ殿がイケメンだと…想像したら…。」
そこまで言ってから、俺はハル殿の目をしっかりと見据える。
「ハル殿の側に居る男が、俺じゃないのは…何だか気に喰わないな…と思ってしまったんだ。」
「ぬぁっ────!?」
と、ハル殿らしく変な声を発して、ボンッと顔を真っ赤にしてワチャワチャしているハル殿を見ると、本当に…この世界に戻って来たんだな─と実感する。
ーもう、絶対に逃さないー
そう心の中で囁いて、俺は更にハル殿を追い込んでいった。
❋今投稿している続編が、少しシリアスなのが続いているので、久し振りに楽しく書けました(笑)お気に入り登録、本当にありがとうございます!❋
(*,,˃ ᵕ ˂ )✰*。
( *´꒳`*)っ♡
❋1100切ってしまいましたが、このまま公開しておきます(笑)❋
「私の名は─春ノ宮琴音─。あなたの名は─“レフコース”─。」
私は改めて、レフコースと名を交した──のだけど……
「「え─っ????」」
今、ミヤさんと私の目の前に、擬人化したレフコースが立っている。
白い髪は肩の下辺り迄あり、フェンリルの時よりも少しツリ目ではあるけど、綺麗なアイスブルーの色はそのままで、何となく儚げな雰囲気のある美男子。
「流石は隠しキャラね…一番人気だった王太子よりも…イケメンじゃないかしら?」
と、ミヤさんがほぅ─と、ため息を吐く。
『主?我は…人間の姿になっているのだな?嬉しい』
そう言って、本当に嬉しそうに微笑みながらギュッと私を抱きしめてくるレフコース。
「はぅ───っ」
これはこれで、エディオル様とは違う意味?でのドキドキが半端無いです!
『主は小さくて…可愛い…あの騎士が、主を抱きしめたくなる気持ちが分かった。』
「ふぁいっ!?」
イケメンに抱きしめられながら、耳元でそんな事を囁かれて、一体誰が平常心でいられるの!?勘弁して欲しいです!
「えっと…レフコース?ハルが恥ずか死ぬかもしれないから、その辺で離してあげてくれるかしら?」
『はずかしぬ?とは、よく分からぬが、離れた方が良いのだな?』
「はい!離れてくれた方が助かるから!!」
それはそれは全力で肯定させていただきました。
少し寂しそう?な顔をしながら私から離れるレフコース。
『主、また我と名を交してくれてありがとう。』
「私の方こそ、勝手に繋がりを切ってごめんね。また、名を交してくれてありがとう。レフコース、これからも…よろしくね!」
と、私とレフコースは笑いあった。
「────って言う夢をみたんです。」
「ネージュ殿が…オス─男……」
近衛の仕事が休みの日、ハル殿と約束をして王都のパルヴァン邸で会う時間をつくってもらい、一緒にお茶を飲んでいると、ネージュ殿がイケメンだった夢をみた──と、面白そうに笑いながら話をしてくれた。
その嬉しそう?楽しそうな顔のハル殿は、本当に可愛いしか当てはまらないが、ネージュ殿がイケメンでドキドキしたとか……夢の話であっても、モヤッとした気持ちが湧き上がった。
その本人であるネージュ殿は、現実ではメス─女性で、しかも“美魔女”と呼ばれる程の美女だ。
ー一番可愛いのはハル殿だがー
チラリと、ハル殿の足元でくるまって寝ているネージュ殿を見る。
ネージュ殿は、俺に対しては好意的で、なんならハル殿を俺と恋仲にしようとしてくれている。それが、もしネージュ殿が男だったら─────
同性であっても、ハル殿とネージュ殿はお互い相思相愛。
リュウの言うゲームのように、人間と魔獣でも恋仲になれるとしたら───
ー同性で…良かったー
いや、それでも簡単にネージュ殿にハル殿を渡すなんて事はしないし、俺も手放すつもりはないけど。
「エディオル様…どうしたんですか?」
「あっ…いや…ネージュ殿がイケメンだと…想像したら…。」
そこまで言ってから、俺はハル殿の目をしっかりと見据える。
「ハル殿の側に居る男が、俺じゃないのは…何だか気に喰わないな…と思ってしまったんだ。」
「ぬぁっ────!?」
と、ハル殿らしく変な声を発して、ボンッと顔を真っ赤にしてワチャワチャしているハル殿を見ると、本当に…この世界に戻って来たんだな─と実感する。
ーもう、絶対に逃さないー
そう心の中で囁いて、俺は更にハル殿を追い込んでいった。
❋今投稿している続編が、少しシリアスなのが続いているので、久し振りに楽しく書けました(笑)お気に入り登録、本当にありがとうございます!❋
(*,,˃ ᵕ ˂ )✰*。
161
あなたにおすすめの小説
取り巻き令嬢Aは覚醒いたしましたので
モンドール
恋愛
揶揄うような微笑みで少女を見つめる貴公子。それに向き合うのは、可憐さの中に少々気の強さを秘めた美少女。
貴公子の周りに集う取り巻きの令嬢たち。
──まるでロマンス小説のワンシーンのようだわ。
……え、もしかして、わたくしはかませ犬にもなれない取り巻き!?
公爵令嬢アリシアは、初恋の人の取り巻きA卒業を決意した。
(『小説家になろう』にも同一名義で投稿しています。)
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
0歳児に戻った私。今度は少し口を出したいと思います。
アズやっこ
恋愛
❈ 追記 長編に変更します。
16歳の時、私は第一王子と婚姻した。
いとこの第一王子の事は好き。でもこの好きはお兄様を思う好きと同じ。だから第二王子の事も好き。
私の好きは家族愛として。
第一王子と婚約し婚姻し家族愛とはいえ愛はある。だから何とかなる、そう思った。
でも人の心は何とかならなかった。
この国はもう終わる…
兄弟の対立、公爵の裏切り、まるでボタンの掛け違い。
だから歪み取り返しのつかない事になった。
そして私は暗殺され…
次に目が覚めた時0歳児に戻っていた。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。こういう設定だとご了承頂けると幸いです。
婚約破棄されたトリノは、継母や姉たちや使用人からもいじめられているので、前世の記憶を思い出し、家から脱走して旅にでる!
山田 バルス
恋愛
この屋敷は、わたしの居場所じゃない。
薄明かりの差し込む天窓の下、トリノは古びた石床に敷かれた毛布の中で、静かに目を覚ました。肌寒さに身をすくめながら、昨日と変わらぬ粗末な日常が始まる。
かつては伯爵家の令嬢として、それなりに贅沢に暮らしていたはずだった。だけど、実の母が亡くなり、父が再婚してから、すべてが変わった。
「おい、灰かぶり。いつまで寝てんのよ、あんたは召使いのつもり?」
「ごめんなさい、すぐに……」
「ふーん、また寝癖ついてる。魔獣みたいな髪。鏡って知ってる?」
「……すみません」
トリノはペコリと頭を下げる。反論なんて、とうにあきらめた。
この世界は、魔法と剣が支配する王国《エルデラン》の北方領。名門リドグレイ伯爵家の屋敷には、魔道具や召使い、そして“偽りの家族”がそろっている。
彼女――トリノ・リドグレイは、この家の“戸籍上は三女”。けれど実態は、召使い以下の扱いだった。
「キッチン、昨日の灰がそのままだったわよ? ご主人様の食事を用意する手も、まるで泥人形ね」
「今朝の朝食、あなたの分はなし。ねえ、ミレイア? “灰かぶり令嬢”には、灰でも食べさせればいいのよ」
「賛成♪ ちょうど暖炉の掃除があるし、役立ててあげる」
三人がくすくすと笑うなか、トリノはただ小さくうなずいた。
夜。屋敷が静まり、誰もいない納戸で、トリノはひとり、こっそり木箱を開いた。中には小さな布包み。亡き母の形見――古びた銀のペンダントが眠っていた。
それだけが、彼女の“世界でただ一つの宝物”。
「……お母さま。わたし、がんばってるよ。ちゃんと、ひとりでも……」
声が震える。けれど、涙は流さなかった。
屋敷の誰にも必要とされない“灰かぶり令嬢”。
だけど、彼女の心だけは、まだ折れていない。
いつか、この冷たい塔を抜け出して、空の広い場所へ行くんだ。
そう、小さく、けれど確かに誓った。
笑い方を忘れた令嬢
Blue
恋愛
お母様が天国へと旅立ってから10年の月日が流れた。大好きなお父様と二人で過ごす日々に突然終止符が打たれる。突然やって来た新しい家族。病で倒れてしまったお父様。私を嫌な目つきで見てくる伯父様。どうしたらいいの?誰か、助けて。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる