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ー余話ー

★ありがとうございます★

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❋お気に入り登録が…1000を超えて、ビックリしている“みん”です。
Σ(´⊙ω⊙`)
本当に、ありがとうございます!!感謝の気持ちをこめまして、話を投稿しました。本編に添った内容なので、続編のようなお砂糖はありません。お時間があれば覗いて見て下さい❋
(* ᵕᴗᵕ)⁾⁾    ꕤ




















❋王太后とレフコース❋



「ほう。其方が、かつて“パルヴァンの守り神”と呼ばれておったフェンリルか?」

「はい。名前はレフコースです。レフコース、この方が、今回私やミヤさんを助けてくれた王太后様。」

『ふむ。確かに──昔の話だが、我は“守り神”と呼ばれていた。ただ…主は守れなかったが……。』

と、レフコースの耳と尻尾がシュンと垂れ下がる。

「その巫女殿は残念ではあったが、パルヴァンの記録では数多の領民、ウォーランド王国の民が助けられたのは事実。私からも、感謝を──。それで、今は…其方は…幸せか?」

『あぁ、我は今は─幸せだ。』

レフコースの尻尾がまた、ユラユラと動き出すと、王太后様も目を細めて優しく微笑んだ。










「そうじゃ!其方、擬人化できるのであろう?それを、見せてはもらえるかのう?“美魔女”らしいのう?」

『“美魔女”はよく分からぬが──』

と、シュルンと言った感じで、フェンリルの姿から美魔女へと姿を変えた。

ムギュッ

「ほう。確かに、年齢不詳な美魔女だのう。それで…何故ハル殿に抱きついておるのだ?」

何故か、レフコースは擬人化すると私に必ず抱きついて来ます。その度に、立派な胸に顔が埋まるので、開いてはいけない扉が開いてしまいそうで、ドキドキするのは───気のせいじゃない気がしてきました!もう、いっその事開けちゃおうかなぁ??あれ?駄目?

『我が主が小さくて可愛く見える故、抱きしめたくなるのだ。この気持ちは、騎士が分かってくれた。』

「騎士─あぁ、エディオル=カルザインかのう?そうかそうか─。」

「なっ──!レフコース!!」

ーそんな恥ずかしい事を、王太后様に!!ー

ボンッと一気に顔を真っ赤にした私を、王太后様は優しい顔で見ていた。












*****


「ハル殿!」


王太后様とお別れして、レフコースと一緒に王城から出て来ると、エディオル様が居た。

「エディオル様?お疲れ様です。お仕事の帰り…ですか?」

ーさっきの今で、余計に意識してしまって恥ずかしい!ー

「王太后様が、ハル殿が帰るから、送ってやってくれ─と。」

「え?そんな、態々送ってもらわなくても──」

「迷惑…だろうか?」

少し哀しそうにシュンとした顔をするエディオル様。

「うっ─!迷惑ではなくて──」

「なら、送って行こう。」

次の瞬間にはとっても綺麗な笑顔になっていた。

ーやっぱり、私って…チョロ過ぎなのかなぁ?ー

チラリとエディオル様に、もう一度視線を向ける。

「ん?」

優しい顔をしたエディオル様が、私を見ていた。

ーやっぱり…好き…だなぁー

「何でもありません。えっと…迷惑でなければ、宜しくお願いします。」

「あぁ、喜んで。それじゃあ…送って行こう。」

そう言って、エディオル様と一緒に馬車に乗り込んだ。



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