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12月25日 デート?の開始
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朝8時。白のブラウスとピンクのスカンツ、キャメルのボアニットコートを身に付け外に出る。私を待っていた羅樹と合流し、駅に向かって歩き始める。羅樹のお父さんが取ったチケットは、少し都会に出たところにあるアミューズメントパークの入場券だった。父親と高校生の息子が遊園地に2人で出掛けるというのは珍しいかもしれないが、小さい頃行けなかった代わりとして羅樹がねだったらしい。遊園地などの行楽施設に小さい頃ですら行ったことがほとんどないと明るく話す羅樹に、ズキッと胸が痛む。一方的な同情であることはわかっているけど、少しでも早く私が助けてあげれば、と後悔が滲む。
「楽しみだなぁ…早く行こう!」
「ちょっと待って、そっちじゃない!」
羅樹を引っ張って慣れない線に乗り換える。電車に揺られ、乗り換え、50分。目当てのメインゲートが見えてきた。
「すごーい!すごいね、夕音!」
「…そうだね、今日はいっぱい楽しもう?」
「うん!」
瞳をキラキラと輝かせて、入場を今か今かと待っている羅樹を見て、ここまでの道のりで使ったふらふらとどこかへ行く羅樹を引き止めるために使った労力が回復してしまった。せっかく来たんだ、楽しまなきゃ損だ。
「最初何に乗りたい?」
「最初…何があるの?」
「え、えぇと…あ、コーヒーカップあるよ」
「乗ってみたい!」
少しの間並んで、すぐに順番が来る。羅樹は、真ん中にあるハンドルを見て首を傾げた。
「これを回すとカップごと回るんだよ」
「へぇ…」
羅樹は何も考えずに思いっきり回した。なかなかの回転速度を伴って振り回される。驚いた顔をしていたが、回転の楽しさに気付き笑みを溢す。その顔が愛しくて、私の頬も緩む。ただ回しすぎて、途中から目を回していたので加減を教えた。降りるとふらふらしていたので、近くの店に入り少し休憩する。
「うー…ごめんね、あんなになるなんて…」
「まぁやり過ぎには注意ってことよ。大丈夫そうになったら次行こう」
私は三半規管が強いらしく、酔いはほとんどない。羅樹も強い方だが回し過ぎた。それでも5分そこらで復活したので、まだまだ楽しめる。
「次は何?」
「んー…あ、あれ行こう!」
私が指さしたのは、フリーフォールだ。タワー型のアトラクションで、垂直に落下したかと思うと直前で止まり、上下に揺すられる。羅樹は初めて見るようで、先に乗っている人のリアクションを見て驚いていた。
「楽しそう!」
「そうこなくっちゃ。ほら、行くよ!」
私が先導して順番待ちに並ぶ。待ち時間にいろんな話をしていたら、あっという間に順番が来た。
「うわぁぁぁぁぁあ!!」
「きゃぁぁぁぁぁあ!!」
叫び声を上げるが、顔には笑みが浮かんでいる。上下に動かされ、浮いているような感覚が楽しかった。満足して、次のアトラクションへ、また次へと走って行く。充実した1日になるのは間違いなさそうだった。
「楽しみだなぁ…早く行こう!」
「ちょっと待って、そっちじゃない!」
羅樹を引っ張って慣れない線に乗り換える。電車に揺られ、乗り換え、50分。目当てのメインゲートが見えてきた。
「すごーい!すごいね、夕音!」
「…そうだね、今日はいっぱい楽しもう?」
「うん!」
瞳をキラキラと輝かせて、入場を今か今かと待っている羅樹を見て、ここまでの道のりで使ったふらふらとどこかへ行く羅樹を引き止めるために使った労力が回復してしまった。せっかく来たんだ、楽しまなきゃ損だ。
「最初何に乗りたい?」
「最初…何があるの?」
「え、えぇと…あ、コーヒーカップあるよ」
「乗ってみたい!」
少しの間並んで、すぐに順番が来る。羅樹は、真ん中にあるハンドルを見て首を傾げた。
「これを回すとカップごと回るんだよ」
「へぇ…」
羅樹は何も考えずに思いっきり回した。なかなかの回転速度を伴って振り回される。驚いた顔をしていたが、回転の楽しさに気付き笑みを溢す。その顔が愛しくて、私の頬も緩む。ただ回しすぎて、途中から目を回していたので加減を教えた。降りるとふらふらしていたので、近くの店に入り少し休憩する。
「うー…ごめんね、あんなになるなんて…」
「まぁやり過ぎには注意ってことよ。大丈夫そうになったら次行こう」
私は三半規管が強いらしく、酔いはほとんどない。羅樹も強い方だが回し過ぎた。それでも5分そこらで復活したので、まだまだ楽しめる。
「次は何?」
「んー…あ、あれ行こう!」
私が指さしたのは、フリーフォールだ。タワー型のアトラクションで、垂直に落下したかと思うと直前で止まり、上下に揺すられる。羅樹は初めて見るようで、先に乗っている人のリアクションを見て驚いていた。
「楽しそう!」
「そうこなくっちゃ。ほら、行くよ!」
私が先導して順番待ちに並ぶ。待ち時間にいろんな話をしていたら、あっという間に順番が来た。
「うわぁぁぁぁぁあ!!」
「きゃぁぁぁぁぁあ!!」
叫び声を上げるが、顔には笑みが浮かんでいる。上下に動かされ、浮いているような感覚が楽しかった。満足して、次のアトラクションへ、また次へと走って行く。充実した1日になるのは間違いなさそうだった。
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