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第七章 ただいま準備中
07.よっし!面接官から来るなって言われた
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「レイモンド子爵のタウンハウスに住んでいるという事は、子爵家で働いている?」
「子爵夫人イリス様のお仕事を少し手伝わせていただいております」
嘘は言っていないが本当の事も言っていないという、詐欺師が使う手口のひとつ。子爵のタウンハウスに住んでいると勘違いさせたが、住んでいるとはひと言も言っていないし、イリスに叱られそうになった時『イリスゥ、なんか手伝おうかぁ?』とミリーが言うのは本当の事。
「子爵ではなく子爵夫人の方なら問題はないか⋯⋯試験結果によるが、合格した場合イリス夫人の手伝いはどうするつもりだね?」
「まだ決めておりませんが、学園の試験を受けるようにと仰られたのはイリス様の方ですから」
入学する気は更々ないので仕事について話し合った事はない⋯⋯これも嘘は言っていない。
「レイモンド子爵家にくる前はどこに住んでいたのかな? あと、家族は?」
「住所は分かりません。両親と兄姉らしき人がいたような気はしますが、ハッキリとは分かりません。孤児に近い暮らしをしているなぁと思っていたような気はしています」
これはギリギリか⋯⋯侯爵家の住所は知らないし、両親や兄姉が話していた内容は全てスルーしていたので、言っていたのかどうか覚えていない。
(気がするって良い言葉だよね。孤児だったとは言ってないし、自分の暮らしをどう思っていたかなんて個人の主観だし)
「学園の入学金や授業料はかなり高額なんだが、話の様子からいって支払いは厳しいんじゃないかな?」
「成績の上位3人までの平民は、入学金や授業料が免除されると聞いています。10位以内であれば減額とも」
「これはこれは、よほど自信があるようだねえ。では、免除若しくは減額対象でなくなれば退学するつもりの受験と入学というわけだね。
イリス夫人ともあろうお方が、この王立学園のレベルの高さをご存知ないとは思えないんだが」
「どこと比べてのレベルなのか平民の私には分かりませんが、入学試験の内容について言えば予想よりも⋯⋯いえ、失礼しました」
「今年は隣国の皇子殿下が留学してこられると言えば、レベルの高さは想像できるだろう? その対応で我が国の王子殿下が入学される事も決まっているし。
生徒達の士気が普段以上に高くなるのは間違いない。イリス夫人から仕事をいただけているのであれば、無理をする必要はないんじゃないかな?」
「帰り次第、イリス様にそのようにお伝えいたします。試験結果はまだ出ていないけれど、無理に入学しない方が良いと面接官の方からお気遣いいただいたと」
「いやいやいやいや、そういう意味ではないんだ。君の負担が大きすぎるというか⋯⋯この学園に通う生徒のほとんどは貴族の子息令嬢だからね。イリス夫人の後見があっても平民で孤児となると、肩身の狭い思いをすることになるのは間違いないんだよ。そこまでして通う意味があるのかを聞いているわけで」
「イリス様のお考えを私が推測するのは不敬に当たりますので、返答を控えさせていただきます。私に言えるのは⋯⋯イリス様はとても思慮深い方ですから、短絡的な行動をお取りになられるとは思えません。そして、歴史あるレイモンド子爵家の夫人として、子爵家の財政に負担や損失を強いる行動をされるはずがないと確信しております」
面接を終えたミリーは混雑する馬車の脇を通って、住所を知らない孤児が住むみたいに思える屋敷に向かった。
(疲れた~。まだ時間はあるけど仕事する気分になれないし、今日はターニャ婆んとこでおやつを買って帰ろうかな)
「いや~、今の子は面白いねえ」
「そうですか? 可愛げがなくて自信家で、入学直後から問題を起こしそうな気がしますが」
「そう思うかい? 試験結果が出たら直ぐに知らせて⋯⋯いや、この後見に行こう」
面接の担当官を務めたのは学園長だが、ミリーの面接の様子を隣の部屋で聞いていたのは学園の理事長で、この国の王弟殿下でもある。
隣国からの留学生⋯⋯国交を断絶しているリンドブルム帝国から留学を希望する親書が届き、王宮が騒然となったのは1ヶ月前の事。しかも留学してくる第三皇子は、若干12にして既に国政にも参加している天才児である。
学園への入学は表向きの理由で、モラヴィアス王国の偵察がメインなのは間違いなく、これ以上の関係悪化を避け国交の回復に向けた足掛かりを作るべく王侯貴族は奔走している。
議会は学園の品位を貶めるとして平民の排除を求めたが、入学の申し込みは既に始まっている。このタイミングで平民の受け入れを拒否すれば、リンドブルム帝国への心象が悪くなるのは間違いない。
《 平民は試験を受けさせた後、不合格とすれば良い 》
難易度を上げた試験問題と疑わしきは罰する気迫で監視する試験官達からの威圧で、枠しかない篩にかける。
面接を学園長が行い、運悪く高得点を叩き出した平民のアラを探させておく⋯⋯この国の王侯貴族の認識は『高貴な血を持つ貴族と無能な平民』
議会で議決されたのは⋯⋯王子殿下の周りを優秀な高位貴族の子息令嬢で固める。授業等で交流する可能性があるクラスには、問題はないが成績はそれなりの高位貴族の子息令嬢と、優秀な低位貴族の子息令嬢を配置する。
残る低位貴族の子息令嬢と問題のありそうな高位貴族の子息令嬢の教室は別棟を使い、食堂や中庭などの共用部分の使用にも制限や時間差を設ける。
貴族籍を持つ子息令嬢の面接は主任教諭達が手分けして行っているが、不合格にならないと知っている子供達の中で、真摯に面接を受けているのは何人だろうか。
入学までに1ヶ月半しかない状況でどこまで対応出来るのか、教職員達は不眠不休で準備に奔走している。
(質問の答えに嘘はなさそうだが、言いたくない事はひと言も口にしていない。所々微妙にぼかした返答で付け入る隙を見せずに学園長を納得させて、情報を引き出して帰って行った。なんとも見事な手法だよね。
恐らく試験結果は好成績だろうから、こんな状況じゃなければ是非とも入学させたい。いや、レイモンド子爵に声をかけて引き抜くのも有りかな⋯⋯)
ミリーを不合格にするとしたら曖昧な出自位しか使えないだろう。
(現在の状況から考えると、レイモンド子爵家が後見では議会は納得しないが⋯⋯情報戦に長けたイリス夫人が負け戦に手を出すとは思えん。
そう言えば、イリス夫人は商人ギルドの運営に関わっていたはず。ブランドール公爵かクラレンド侯爵が噛んでいるとしたら話が変わってくるな)
「どうせ平民を不合格にしないと議会は納得しないんだし、粗探しは大変だけど後は任せて良いかな」
久しぶりに面白くなりそうだと、理事長は鼻歌を歌いながら面接室を出て行った。
「子爵夫人イリス様のお仕事を少し手伝わせていただいております」
嘘は言っていないが本当の事も言っていないという、詐欺師が使う手口のひとつ。子爵のタウンハウスに住んでいると勘違いさせたが、住んでいるとはひと言も言っていないし、イリスに叱られそうになった時『イリスゥ、なんか手伝おうかぁ?』とミリーが言うのは本当の事。
「子爵ではなく子爵夫人の方なら問題はないか⋯⋯試験結果によるが、合格した場合イリス夫人の手伝いはどうするつもりだね?」
「まだ決めておりませんが、学園の試験を受けるようにと仰られたのはイリス様の方ですから」
入学する気は更々ないので仕事について話し合った事はない⋯⋯これも嘘は言っていない。
「レイモンド子爵家にくる前はどこに住んでいたのかな? あと、家族は?」
「住所は分かりません。両親と兄姉らしき人がいたような気はしますが、ハッキリとは分かりません。孤児に近い暮らしをしているなぁと思っていたような気はしています」
これはギリギリか⋯⋯侯爵家の住所は知らないし、両親や兄姉が話していた内容は全てスルーしていたので、言っていたのかどうか覚えていない。
(気がするって良い言葉だよね。孤児だったとは言ってないし、自分の暮らしをどう思っていたかなんて個人の主観だし)
「学園の入学金や授業料はかなり高額なんだが、話の様子からいって支払いは厳しいんじゃないかな?」
「成績の上位3人までの平民は、入学金や授業料が免除されると聞いています。10位以内であれば減額とも」
「これはこれは、よほど自信があるようだねえ。では、免除若しくは減額対象でなくなれば退学するつもりの受験と入学というわけだね。
イリス夫人ともあろうお方が、この王立学園のレベルの高さをご存知ないとは思えないんだが」
「どこと比べてのレベルなのか平民の私には分かりませんが、入学試験の内容について言えば予想よりも⋯⋯いえ、失礼しました」
「今年は隣国の皇子殿下が留学してこられると言えば、レベルの高さは想像できるだろう? その対応で我が国の王子殿下が入学される事も決まっているし。
生徒達の士気が普段以上に高くなるのは間違いない。イリス夫人から仕事をいただけているのであれば、無理をする必要はないんじゃないかな?」
「帰り次第、イリス様にそのようにお伝えいたします。試験結果はまだ出ていないけれど、無理に入学しない方が良いと面接官の方からお気遣いいただいたと」
「いやいやいやいや、そういう意味ではないんだ。君の負担が大きすぎるというか⋯⋯この学園に通う生徒のほとんどは貴族の子息令嬢だからね。イリス夫人の後見があっても平民で孤児となると、肩身の狭い思いをすることになるのは間違いないんだよ。そこまでして通う意味があるのかを聞いているわけで」
「イリス様のお考えを私が推測するのは不敬に当たりますので、返答を控えさせていただきます。私に言えるのは⋯⋯イリス様はとても思慮深い方ですから、短絡的な行動をお取りになられるとは思えません。そして、歴史あるレイモンド子爵家の夫人として、子爵家の財政に負担や損失を強いる行動をされるはずがないと確信しております」
面接を終えたミリーは混雑する馬車の脇を通って、住所を知らない孤児が住むみたいに思える屋敷に向かった。
(疲れた~。まだ時間はあるけど仕事する気分になれないし、今日はターニャ婆んとこでおやつを買って帰ろうかな)
「いや~、今の子は面白いねえ」
「そうですか? 可愛げがなくて自信家で、入学直後から問題を起こしそうな気がしますが」
「そう思うかい? 試験結果が出たら直ぐに知らせて⋯⋯いや、この後見に行こう」
面接の担当官を務めたのは学園長だが、ミリーの面接の様子を隣の部屋で聞いていたのは学園の理事長で、この国の王弟殿下でもある。
隣国からの留学生⋯⋯国交を断絶しているリンドブルム帝国から留学を希望する親書が届き、王宮が騒然となったのは1ヶ月前の事。しかも留学してくる第三皇子は、若干12にして既に国政にも参加している天才児である。
学園への入学は表向きの理由で、モラヴィアス王国の偵察がメインなのは間違いなく、これ以上の関係悪化を避け国交の回復に向けた足掛かりを作るべく王侯貴族は奔走している。
議会は学園の品位を貶めるとして平民の排除を求めたが、入学の申し込みは既に始まっている。このタイミングで平民の受け入れを拒否すれば、リンドブルム帝国への心象が悪くなるのは間違いない。
《 平民は試験を受けさせた後、不合格とすれば良い 》
難易度を上げた試験問題と疑わしきは罰する気迫で監視する試験官達からの威圧で、枠しかない篩にかける。
面接を学園長が行い、運悪く高得点を叩き出した平民のアラを探させておく⋯⋯この国の王侯貴族の認識は『高貴な血を持つ貴族と無能な平民』
議会で議決されたのは⋯⋯王子殿下の周りを優秀な高位貴族の子息令嬢で固める。授業等で交流する可能性があるクラスには、問題はないが成績はそれなりの高位貴族の子息令嬢と、優秀な低位貴族の子息令嬢を配置する。
残る低位貴族の子息令嬢と問題のありそうな高位貴族の子息令嬢の教室は別棟を使い、食堂や中庭などの共用部分の使用にも制限や時間差を設ける。
貴族籍を持つ子息令嬢の面接は主任教諭達が手分けして行っているが、不合格にならないと知っている子供達の中で、真摯に面接を受けているのは何人だろうか。
入学までに1ヶ月半しかない状況でどこまで対応出来るのか、教職員達は不眠不休で準備に奔走している。
(質問の答えに嘘はなさそうだが、言いたくない事はひと言も口にしていない。所々微妙にぼかした返答で付け入る隙を見せずに学園長を納得させて、情報を引き出して帰って行った。なんとも見事な手法だよね。
恐らく試験結果は好成績だろうから、こんな状況じゃなければ是非とも入学させたい。いや、レイモンド子爵に声をかけて引き抜くのも有りかな⋯⋯)
ミリーを不合格にするとしたら曖昧な出自位しか使えないだろう。
(現在の状況から考えると、レイモンド子爵家が後見では議会は納得しないが⋯⋯情報戦に長けたイリス夫人が負け戦に手を出すとは思えん。
そう言えば、イリス夫人は商人ギルドの運営に関わっていたはず。ブランドール公爵かクラレンド侯爵が噛んでいるとしたら話が変わってくるな)
「どうせ平民を不合格にしないと議会は納得しないんだし、粗探しは大変だけど後は任せて良いかな」
久しぶりに面白くなりそうだと、理事長は鼻歌を歌いながら面接室を出て行った。
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