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12歳の疾走。
炎と技術開発。
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バーナーが火を吹いた瞬間、僕はにやりとした。
「よし、成功。火食いトカゲの皮、あれをこう使えば……一点集中の加熱ができる。これなら鍛治にも……」
「リョウ様!」
ドワーフの工房長、ヂョウギさんの声が低く、しかし激しく響いた。どしん、と僕の机に両手をつき、真剣な目をこちらに向ける。
「これ……これで鉄を炙れば、精度の高い細工が可能になります。しかも短時間で。まさか、このような“火の槍”を、リョウ様がお作りになるとは……」
「槍じゃないよ、ヂョウギさん。これはバーナー。その名前で商業登録した。炎を制御して狙ったところに熱を加える道具。吹き出し口のこの石は、炎の幅を調節できるように…」
「素晴らしいっ……!」
ヂョウギさんは目を潤ませながらうなずいた。
「リョウエスト様、これは鍛治技術の革命です。我が工房ではすでに、五人の鍛冶師がこの試作品で作業を試しておりますが……皆、震えております。興奮のあまりに」
「ふふ……でも、まだ改良の余地はあるよ。耐久性と持ち運びの面で――」
「もう、このままで十分に神々しい!」
いや、だから……
「…で、その、他のドワーフにも見せたって?」
「はっ、もちろんでございます」
ヂョウギさんは神妙にうなずいた。
「お話したところ、隣の工房の者たちも『なんじゃそりゃ!』と驚きまして。翌朝には三件の依頼が殺到し、試作品を貸してくれと押しかけてきた次第です」
「……はやいな」
「ドワーフとは、道具のこととなると少々……我を失いがちでして」
ヂョウギさんが言い終えるより早く、遠くから聞き慣れた叫び声が風に乗って聞こえた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!」
「……来た」
僕は額を押さえた。
「誰だ……どこかで聞いたような……」
「間違いなく、あれは……」
地鳴りのような足音がどんどん近づき、扉を吹き飛ばす勢いで突進してきたのは…。
「バァンンンンンンンンン!!!これか!!お前が作ったのは!!火を槍のようにする神の道具うううううう!!!!!」
僕の友人であり、ドワーフ自治領の伯爵、グラドだった。顔は煤だらけ、瞳はぎらぎら、手には巨大な槌を握っていた。
「グラド、ついこの間にも来てたよね!? あのときは『ステンレス』の話で!」
「その間で進化してるだと!?ルステインの火は止まらねえのかぁああっ!!」
「落ち着いてえええええっ!!」
僕の叫びが響く中、工房が一気にグラドの熱量で温度ごと爆発しそうになった。
「この細さでっ……この温度かああああっっ!!溶ける、溶けるぞおおおっっ!!!」
僕の目の前で、グラドが金属片をバーナーの炎に突っ込んで叫んだ。汗まみれで瞳はぎらついて、完全に『鍛治がかった状態』になっている。
「グラド、待って! それ燃えすぎるってば! 加減しないと――」
「加減とはなんだ!? 鋼に慈悲などいらん!!熱せよ、撃てよ、叩き割れえええええ!!!」
ドゴオォン!!
グラドの槌が金床を打つたびに、工房の床が震える。ヂョウギさんが僕の肩をぽんと叩いた。
「……これは、仕方がございませんな。あれは『鍛治グラド』状態。止まりません」
「知ってるけど!なんでみんな平然としてるの!?」
「いつものことですので。慣れております」
「慣れないよ僕はっ!」
その間にも、グラドはバーナーの火力調整機構に指を突っ込み、ぐるぐる回していた。
「おお……火の幅が狭く……狭くなった……一点集中、溶接すら可能……うおおおっ、魔剣が作れる!!!」
「そんな簡単に魔剣できないから!!」
「ヂョウギーッ!! このバーナー、百基用意しろォォッ!!明朝までに! 無理なら溶鉱炉の中で死ぬッッ!!」
「かしこまりました、お坊ちゃま。では作業工程を確認いたしましょう」
「確認しちゃうの!?止めて!? むしろ誰かブレーキかけてえぇっ!」
僕が叫ぶ中、グラドは金属片に自作の紋章を刻みはじめていた。しかも、その焼印にもバーナーを使っている。
「ぬおおっっ!焼印が滑らかに!まるで手のひらの感触のようだあああ!!!」
「なんだその感想!?」
「……リョウエスト様、すでにドワーフ鍛冶師十名が見学に参っておりますが、よろしいでしょうか?」
ヂョウギさんが静かに言う。ちらっと入口を見ると、髭と槌を持ったドワーフたちが、目を光らせて列をなしていた。
「この小僧か……!火を手懐けたという『火竜童子』とは……!」
「その呼び方やめてー!!」
「見ろ、あの火の色……!オレンジの中に青い芯が……完璧な燃焼……!!」
「これぞ『青き咆哮』……いや、『鍛冶神の舌』だ!!」
「命名やめてええぇ!!」
いつの間にか、僕の開発したバーナーは『伝説の道具』扱いになり、グラドはそれを使って何かとんでもないものを作り上げようとしていた。
「リョウ……お前は……魔法技師の皮をかぶった、鍛冶の暴竜だ……ッ!」
「どんな評価!?魔法技師だからね!?理性あるからね僕!?」
工房は熱気と怒号と、変な称号で満ちていた。これが……ドワーフたちの『技術愛』なんだろうか。
でもちょっと、楽しそうにしてるグラドの顔を見て、僕も少し笑ってしまった。
翌朝。僕は工房の隅で、バーナーの吹き出し口を掃除していた。目の下にはくっきりクマ。体中が煙臭い。
「……はぁ……グラド、ようやく寝たか……」
あのあと、彼は夜中じゅう槌を振るい続け、五本の短剣と謎の『火の勲章』を鍛え上げ、「これを……祭壇に奉納してから寝る」と言い残して倒れた。
「リョウエスト様、本当にお疲れ様でございました」
ヂョウギさんが、湯気の立つハーブティーを差し出してくれる。ありがたく受け取った。
「お父さんとしては……あれ、心配にならないの? 毎回、爆発的に来て、爆発的に鍛えて、寝る……の繰り返しだけど」
「ええ、まあ……心配は尽きませんが……。ですが、あの子の『心』が何に向かって燃えているのかは、よく分かっております。わたくしも、若い頃はそうでございました」
「ヂョウギさんも……?」
「はい。初めて『火食いトカゲの皮』に出会ったときなどは、それはもう、衝撃で……。あの皮が火を吸ってから吐く『間』……あれを見てから三日三晩、火口を眺め続けておりました」
「……ああ、やっぱドワーフだ……」
僕が思わず苦笑いをすると、ヂョウギさんは楽しそうに目を細めた。
「リョウエスト様、今回の改良は……単なる『発明』ではございませんな。これは、『問い』を作ったのです。“火をもっと自在に操れたら、何ができるのか”――それを、皆が自分に問い始めた。だからこそ、グラド坊ちゃまも、あれほど熱く……」
「問い、か」
僕はバーナーの先を見つめた。確かに、最初はただ『便利にしたかった』だけだった。でも、それを見た誰かが、次の可能性を考え始める。それが、技術の広がりになる。
「……じゃあ、答えはひとつじゃないんだ」
「まさに。人によって、鍛治によって、そして……未来によって変わる。素晴らしいことですな」
そこへ、よろよろとした足音が近づいてきた。
「リョウ……おはよう……あれ……昼か?」
「グラド、ちゃんと布団で寝なよ……」
「いや、俺は……バーナーの夢を見てたんだ……火がこう、ぐおーってなって、剣がしゃーって生まれて……」
「擬音多すぎ!」
「でな……俺、考えたんだ。これを……ドワーフ全体に配ろう。すべての工房に。お前が設計図と作り方を広めてくれれば、俺が資材を用意する!」
「やっぱり広めるんだ……」
「そのかわりに……今度の『ドワーフ鍛治競技会』、お前も出ろ。テーマは『炎と技術』。お前のバーナー、ぶちかませ!」
「……え、なにそれ知らない」
「今日決めた!! 俺が!!」
「やっぱりーーーッ!」
叫ぶ僕の背後で、ヂョウギさんがまた、くすりと笑っていた。
「よし、成功。火食いトカゲの皮、あれをこう使えば……一点集中の加熱ができる。これなら鍛治にも……」
「リョウ様!」
ドワーフの工房長、ヂョウギさんの声が低く、しかし激しく響いた。どしん、と僕の机に両手をつき、真剣な目をこちらに向ける。
「これ……これで鉄を炙れば、精度の高い細工が可能になります。しかも短時間で。まさか、このような“火の槍”を、リョウ様がお作りになるとは……」
「槍じゃないよ、ヂョウギさん。これはバーナー。その名前で商業登録した。炎を制御して狙ったところに熱を加える道具。吹き出し口のこの石は、炎の幅を調節できるように…」
「素晴らしいっ……!」
ヂョウギさんは目を潤ませながらうなずいた。
「リョウエスト様、これは鍛治技術の革命です。我が工房ではすでに、五人の鍛冶師がこの試作品で作業を試しておりますが……皆、震えております。興奮のあまりに」
「ふふ……でも、まだ改良の余地はあるよ。耐久性と持ち運びの面で――」
「もう、このままで十分に神々しい!」
いや、だから……
「…で、その、他のドワーフにも見せたって?」
「はっ、もちろんでございます」
ヂョウギさんは神妙にうなずいた。
「お話したところ、隣の工房の者たちも『なんじゃそりゃ!』と驚きまして。翌朝には三件の依頼が殺到し、試作品を貸してくれと押しかけてきた次第です」
「……はやいな」
「ドワーフとは、道具のこととなると少々……我を失いがちでして」
ヂョウギさんが言い終えるより早く、遠くから聞き慣れた叫び声が風に乗って聞こえた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!」
「……来た」
僕は額を押さえた。
「誰だ……どこかで聞いたような……」
「間違いなく、あれは……」
地鳴りのような足音がどんどん近づき、扉を吹き飛ばす勢いで突進してきたのは…。
「バァンンンンンンンンン!!!これか!!お前が作ったのは!!火を槍のようにする神の道具うううううう!!!!!」
僕の友人であり、ドワーフ自治領の伯爵、グラドだった。顔は煤だらけ、瞳はぎらぎら、手には巨大な槌を握っていた。
「グラド、ついこの間にも来てたよね!? あのときは『ステンレス』の話で!」
「その間で進化してるだと!?ルステインの火は止まらねえのかぁああっ!!」
「落ち着いてえええええっ!!」
僕の叫びが響く中、工房が一気にグラドの熱量で温度ごと爆発しそうになった。
「この細さでっ……この温度かああああっっ!!溶ける、溶けるぞおおおっっ!!!」
僕の目の前で、グラドが金属片をバーナーの炎に突っ込んで叫んだ。汗まみれで瞳はぎらついて、完全に『鍛治がかった状態』になっている。
「グラド、待って! それ燃えすぎるってば! 加減しないと――」
「加減とはなんだ!? 鋼に慈悲などいらん!!熱せよ、撃てよ、叩き割れえええええ!!!」
ドゴオォン!!
グラドの槌が金床を打つたびに、工房の床が震える。ヂョウギさんが僕の肩をぽんと叩いた。
「……これは、仕方がございませんな。あれは『鍛治グラド』状態。止まりません」
「知ってるけど!なんでみんな平然としてるの!?」
「いつものことですので。慣れております」
「慣れないよ僕はっ!」
その間にも、グラドはバーナーの火力調整機構に指を突っ込み、ぐるぐる回していた。
「おお……火の幅が狭く……狭くなった……一点集中、溶接すら可能……うおおおっ、魔剣が作れる!!!」
「そんな簡単に魔剣できないから!!」
「ヂョウギーッ!! このバーナー、百基用意しろォォッ!!明朝までに! 無理なら溶鉱炉の中で死ぬッッ!!」
「かしこまりました、お坊ちゃま。では作業工程を確認いたしましょう」
「確認しちゃうの!?止めて!? むしろ誰かブレーキかけてえぇっ!」
僕が叫ぶ中、グラドは金属片に自作の紋章を刻みはじめていた。しかも、その焼印にもバーナーを使っている。
「ぬおおっっ!焼印が滑らかに!まるで手のひらの感触のようだあああ!!!」
「なんだその感想!?」
「……リョウエスト様、すでにドワーフ鍛冶師十名が見学に参っておりますが、よろしいでしょうか?」
ヂョウギさんが静かに言う。ちらっと入口を見ると、髭と槌を持ったドワーフたちが、目を光らせて列をなしていた。
「この小僧か……!火を手懐けたという『火竜童子』とは……!」
「その呼び方やめてー!!」
「見ろ、あの火の色……!オレンジの中に青い芯が……完璧な燃焼……!!」
「これぞ『青き咆哮』……いや、『鍛冶神の舌』だ!!」
「命名やめてええぇ!!」
いつの間にか、僕の開発したバーナーは『伝説の道具』扱いになり、グラドはそれを使って何かとんでもないものを作り上げようとしていた。
「リョウ……お前は……魔法技師の皮をかぶった、鍛冶の暴竜だ……ッ!」
「どんな評価!?魔法技師だからね!?理性あるからね僕!?」
工房は熱気と怒号と、変な称号で満ちていた。これが……ドワーフたちの『技術愛』なんだろうか。
でもちょっと、楽しそうにしてるグラドの顔を見て、僕も少し笑ってしまった。
翌朝。僕は工房の隅で、バーナーの吹き出し口を掃除していた。目の下にはくっきりクマ。体中が煙臭い。
「……はぁ……グラド、ようやく寝たか……」
あのあと、彼は夜中じゅう槌を振るい続け、五本の短剣と謎の『火の勲章』を鍛え上げ、「これを……祭壇に奉納してから寝る」と言い残して倒れた。
「リョウエスト様、本当にお疲れ様でございました」
ヂョウギさんが、湯気の立つハーブティーを差し出してくれる。ありがたく受け取った。
「お父さんとしては……あれ、心配にならないの? 毎回、爆発的に来て、爆発的に鍛えて、寝る……の繰り返しだけど」
「ええ、まあ……心配は尽きませんが……。ですが、あの子の『心』が何に向かって燃えているのかは、よく分かっております。わたくしも、若い頃はそうでございました」
「ヂョウギさんも……?」
「はい。初めて『火食いトカゲの皮』に出会ったときなどは、それはもう、衝撃で……。あの皮が火を吸ってから吐く『間』……あれを見てから三日三晩、火口を眺め続けておりました」
「……ああ、やっぱドワーフだ……」
僕が思わず苦笑いをすると、ヂョウギさんは楽しそうに目を細めた。
「リョウエスト様、今回の改良は……単なる『発明』ではございませんな。これは、『問い』を作ったのです。“火をもっと自在に操れたら、何ができるのか”――それを、皆が自分に問い始めた。だからこそ、グラド坊ちゃまも、あれほど熱く……」
「問い、か」
僕はバーナーの先を見つめた。確かに、最初はただ『便利にしたかった』だけだった。でも、それを見た誰かが、次の可能性を考え始める。それが、技術の広がりになる。
「……じゃあ、答えはひとつじゃないんだ」
「まさに。人によって、鍛治によって、そして……未来によって変わる。素晴らしいことですな」
そこへ、よろよろとした足音が近づいてきた。
「リョウ……おはよう……あれ……昼か?」
「グラド、ちゃんと布団で寝なよ……」
「いや、俺は……バーナーの夢を見てたんだ……火がこう、ぐおーってなって、剣がしゃーって生まれて……」
「擬音多すぎ!」
「でな……俺、考えたんだ。これを……ドワーフ全体に配ろう。すべての工房に。お前が設計図と作り方を広めてくれれば、俺が資材を用意する!」
「やっぱり広めるんだ……」
「そのかわりに……今度の『ドワーフ鍛治競技会』、お前も出ろ。テーマは『炎と技術』。お前のバーナー、ぶちかませ!」
「……え、なにそれ知らない」
「今日決めた!! 俺が!!」
「やっぱりーーーッ!」
叫ぶ僕の背後で、ヂョウギさんがまた、くすりと笑っていた。
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