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12歳の疾走。
ラーメン始動物語。
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僕は朝から市場に来ていた。
「すみませーん、豚の骨……捨てるやつ、もらえませんか?」
「……またお前か、坊主。好きに持ってけ。どうせ犬にやるつもりだったやつや」
市場の精肉屋さんは、見慣れた顔で笑いながら大きな袋を差し出してくれた。中には脛骨、背骨、ゲンコツ。骨髄もまだ残ってる。
「ありがとう。今日こそ、完成させるよ……」
その足で野菜売りのところへ行き、外葉の取れたキャベツ、ヘタの黒いネギ、切り損ねの玉ねぎなどを選りすぐる。くず野菜だって、出汁には最高だ。
そのままアトリエに戻り、大鍋に水を張って火にかける。ぐつぐつと灰汁を取りながら、骨と野菜を放り込んでいく。
火は、自作のバーナーで一定温度をキープ。強火のまま灰汁を取り続けて三時間……スープは黄金を超えて白濁し始めていた。
「うん、いい……脂も出てるし、骨髄も溶け出してる。いける……!」
かん水はこの世界にない。でも、卵を使った中華風の麺なら作れる。
すでに作ってあるパスタマシンに、生地を伸ばして何度も通す。手製の麺が次々と落ちていく。
「チャーシューは……昨日のうちに低温で仕込んであるし、ネギも切った。しなちくはないけど、それはまあ仕方ない」
醤油ダレは、現地の熟成醤油と酒、干し魚の粉末を合わせて作っておいた。
器にタレを入れてスープを注ぎ、麺を入れて。
「完成、ラーメン……!」
熱い湯気が立ち上り、醤油の香ばしさとスープの甘みが鼻をくすぐる。
でも、僕がこの一杯を食べることはない。今日は……神々のためのラーメンだ。
「……行こう。オカモチも準備したし」
木製の二段重ね。中にスープが漏れないよう細工を施し、片手で持てるように調整した。
背負って、街の神殿通りへ向かう。
まずは火の神ナーディルさんの神殿。祭壇に一礼してから、そっとラーメンを捧げる。
「ナーディルさん、お約束の『熱き一杯』、届けにまいりました」
ラーメンを乗せた器が、ぼっ、と炎に包まれ次の瞬間、静かに掻き消えた。
「……受け取ってくれたんだ」
続いて風の神アネーシャの神殿。こちらは白い石造りで、風鈴が音を鳴らしている。
「アネーシャさんにも、『風を運ぶ麺』をどうぞ」
同じように、ラーメンが風に包まれ、煙のように空へと昇っていく。
僕はオカモチの蓋をそっと閉じた。
「とりあえず……完成したな。次は、ちゃんと登録しないと」
向かうのは、ルステイン料理ギルド。門をくぐれば……。
「おーう、リョウエストはんかいな! 今日はまた、何しに来たんや?」
現れたのは、ギルド支部長マジスさんだった。
「ラーメン、やて?」
マジス支部長が、眉をひくりと動かした。僕はオカモチを机に置きながら、真剣な顔でうなずいた。
「はい。この世界ではまだ誰も作っていない料理です。豚骨スープに、卵入りの手打ち麺、それに醤油だれを合わせて…」
「ほうほう……要は新しい『汁もん』やな?で、その『ラーメン』ちゅうやつは、うまいんか?」
「当然です。味には、ちょっとだけ自信あります」
「ちょっとやないやろ、リョウエストはん。あんたが『ちょっと』言う時は大概バケモンや」
マジスさんが笑って言う。周囲にいたギルドの職員たちも、興味津々で近づいてきた。
「ほな、見せてもうてもええか?」
「もちろん」
僕はオカモチの蓋を開け、器を丁寧に取り出す。中には黄金色の豚骨醤油スープに浮かぶ、艶やかな中太麺。そして自家製チャーシューと刻みネギ。
「ラーメンです。スープから飲んでみてください」
マジスさんが木製スプーンを手に取り、静かにすくって口へ運んだ。
「……」
一口、二口。三口目には、もう顔が変わっていた。
「……なにこれ」
厨房が静まり返る。職員の誰かが、ごくりと唾を飲み込んだ。
「うっわ……骨の出汁か?いや、ちゃう……これ、脂の甘さと、なんや深いコクが……!」
「スープは豚骨です。強火で炊いて、骨髄まで溶かしてます。野菜はくず野菜を使って、えぐみが出ないよう工夫して」
「ほほーっ……天才かいな、リョウエストはん……!」
次に麺を啜る。マジスさんが一度箸を構えて戸惑ったのは、麺を「吸う」という文化がないからだ。
「……こう?」
「思い切って、すすってください」
ズッ。
音を立てて吸った瞬間、マジスさんの眉が跳ねた。
「……こ、これや!風を、風を食うてるみたいや……!麺が踊ってるっちゅうか、香りと食感が一緒に襲いかかってくるんや……!」
ついに職員たちが我慢できずに声を上げた。
「マジスさん、俺にも一口……!」
「わしにも頼む! そんなにうまいのか!?」
「ちょっと待ちい! 順番や順番!」
たちまち行列ができ、僕が追加の器を出すたびに「ラーメン!」の歓声が上がる。
スープの香りと、食べる人の目が輝く音。僕の知らない世界が、そこにあった。
「坊っちゃん……こんなん、レシピ登録どころの騒ぎちゃうで」
マジスさんが真顔になった。
「この『ラーメン』はな……料理の文化に革命を起こすやつや。麺、汁、トッピング、全部が一体となって心を打つ……これは、食の魔法や……!」
「そこまで言ってくれるとは……でも、僕の料理は『みんなが笑って食べられるもの』でありたいです」
「……せやな。せやけどな、坊っちゃん。これは『食文化の魔王』や。もう逃げられへんで……」
「魔王扱い!? 僕、普通の料理人だよ!? 子供だよ!?」
料理ギルドのカウンターで、マジス支部長が登録用紙に力強く筆を走らせる。
「登録名、『ラーメン』。主素材、豚骨スープ・手打ち卵麺・醤油だれ・焼豚・葱……」
「副素材のくず野菜も一応……」
「おお、入れとこか。なんやそれがこの味の『深さ』を出してる気ぃするわ」
マジスさんが筆を置いて、大きくうなずく。
「ほんなら、本日付で『ラーメン』は正式登録や! この料理は今後、ルステイン料理ギルドで『リョウエスト式湯麺料理』として扱われる!」
わあっとギルド中に拍手が広がる。
「わ、わー……なんか、えらい大事になったな……」
「何言うてんねん坊っちゃん。こんなん大事にならん方がどうかしとるで!」
マジスさんが肩を叩いてくる。痛い。重い。
「ほんで、やな。これはもうワシらだけの話やないわ。このラーメン、街で広めてええか? 紹介ポスター作って、試食会もやって、ギルドの公式推奨料理にする。ええか?」
「もちろんです。むしろ、食べてもらわないと始まらないし」
「よっしゃあああ!! ほなワシ、印刷屋行ってくるわ!! 坊っちゃんはそのまま、料理の講習してくれたらええ!」
「え、今から!? 準備してないけど!?」
「準備なんかいらんわ! 味がすべてや!」
その後、気づけば僕はギルドの試作厨房に立ち、助手の見習いさんたちに囲まれていた。
「この麺をパスタマシンに通して……はい、しっかり粉振ってね。乾かしすぎないように!」
「スープはこっちです。灰汁取ったら香味野菜……そう、焦げないように!」
「スープって……飲むだけじゃなかったんやな……」
「この麺、香りが違う……!」
見習いたちは感嘆し、必死にメモを取っていた。中には「これ、将来店出したいっす!」と目を輝かせる者まで。
(これが……僕の料理が、誰かの未来になる瞬間なんだ……)
夜、ギルドからの帰り道。神殿通りを抜ける時、ふわりと風が頬をなでた。振り返れば、風の神殿から白い光が瞬き、どこかで炎のような音も聞こえた。
「……おいしかったかな」
神々は答えない。でも、ちゃんと届いた気がする。
数日後、街には屋台風の仮設店舗が登場し、ラーメンの試食イベントが開かれた。
「熱いスープ! この味、なんだ!? 初めてなのに……懐かしい!」
「麺がするする入ってくる! 口の中が幸せ!」
「なぁ、兄ちゃん。これ、売ってくれへんか?」
老若男女、種族も関係なく。ルステインの民は、未知の味に歓喜した。
「すみませーん、豚の骨……捨てるやつ、もらえませんか?」
「……またお前か、坊主。好きに持ってけ。どうせ犬にやるつもりだったやつや」
市場の精肉屋さんは、見慣れた顔で笑いながら大きな袋を差し出してくれた。中には脛骨、背骨、ゲンコツ。骨髄もまだ残ってる。
「ありがとう。今日こそ、完成させるよ……」
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そのままアトリエに戻り、大鍋に水を張って火にかける。ぐつぐつと灰汁を取りながら、骨と野菜を放り込んでいく。
火は、自作のバーナーで一定温度をキープ。強火のまま灰汁を取り続けて三時間……スープは黄金を超えて白濁し始めていた。
「うん、いい……脂も出てるし、骨髄も溶け出してる。いける……!」
かん水はこの世界にない。でも、卵を使った中華風の麺なら作れる。
すでに作ってあるパスタマシンに、生地を伸ばして何度も通す。手製の麺が次々と落ちていく。
「チャーシューは……昨日のうちに低温で仕込んであるし、ネギも切った。しなちくはないけど、それはまあ仕方ない」
醤油ダレは、現地の熟成醤油と酒、干し魚の粉末を合わせて作っておいた。
器にタレを入れてスープを注ぎ、麺を入れて。
「完成、ラーメン……!」
熱い湯気が立ち上り、醤油の香ばしさとスープの甘みが鼻をくすぐる。
でも、僕がこの一杯を食べることはない。今日は……神々のためのラーメンだ。
「……行こう。オカモチも準備したし」
木製の二段重ね。中にスープが漏れないよう細工を施し、片手で持てるように調整した。
背負って、街の神殿通りへ向かう。
まずは火の神ナーディルさんの神殿。祭壇に一礼してから、そっとラーメンを捧げる。
「ナーディルさん、お約束の『熱き一杯』、届けにまいりました」
ラーメンを乗せた器が、ぼっ、と炎に包まれ次の瞬間、静かに掻き消えた。
「……受け取ってくれたんだ」
続いて風の神アネーシャの神殿。こちらは白い石造りで、風鈴が音を鳴らしている。
「アネーシャさんにも、『風を運ぶ麺』をどうぞ」
同じように、ラーメンが風に包まれ、煙のように空へと昇っていく。
僕はオカモチの蓋をそっと閉じた。
「とりあえず……完成したな。次は、ちゃんと登録しないと」
向かうのは、ルステイン料理ギルド。門をくぐれば……。
「おーう、リョウエストはんかいな! 今日はまた、何しに来たんや?」
現れたのは、ギルド支部長マジスさんだった。
「ラーメン、やて?」
マジス支部長が、眉をひくりと動かした。僕はオカモチを机に置きながら、真剣な顔でうなずいた。
「はい。この世界ではまだ誰も作っていない料理です。豚骨スープに、卵入りの手打ち麺、それに醤油だれを合わせて…」
「ほうほう……要は新しい『汁もん』やな?で、その『ラーメン』ちゅうやつは、うまいんか?」
「当然です。味には、ちょっとだけ自信あります」
「ちょっとやないやろ、リョウエストはん。あんたが『ちょっと』言う時は大概バケモンや」
マジスさんが笑って言う。周囲にいたギルドの職員たちも、興味津々で近づいてきた。
「ほな、見せてもうてもええか?」
「もちろん」
僕はオカモチの蓋を開け、器を丁寧に取り出す。中には黄金色の豚骨醤油スープに浮かぶ、艶やかな中太麺。そして自家製チャーシューと刻みネギ。
「ラーメンです。スープから飲んでみてください」
マジスさんが木製スプーンを手に取り、静かにすくって口へ運んだ。
「……」
一口、二口。三口目には、もう顔が変わっていた。
「……なにこれ」
厨房が静まり返る。職員の誰かが、ごくりと唾を飲み込んだ。
「うっわ……骨の出汁か?いや、ちゃう……これ、脂の甘さと、なんや深いコクが……!」
「スープは豚骨です。強火で炊いて、骨髄まで溶かしてます。野菜はくず野菜を使って、えぐみが出ないよう工夫して」
「ほほーっ……天才かいな、リョウエストはん……!」
次に麺を啜る。マジスさんが一度箸を構えて戸惑ったのは、麺を「吸う」という文化がないからだ。
「……こう?」
「思い切って、すすってください」
ズッ。
音を立てて吸った瞬間、マジスさんの眉が跳ねた。
「……こ、これや!風を、風を食うてるみたいや……!麺が踊ってるっちゅうか、香りと食感が一緒に襲いかかってくるんや……!」
ついに職員たちが我慢できずに声を上げた。
「マジスさん、俺にも一口……!」
「わしにも頼む! そんなにうまいのか!?」
「ちょっと待ちい! 順番や順番!」
たちまち行列ができ、僕が追加の器を出すたびに「ラーメン!」の歓声が上がる。
スープの香りと、食べる人の目が輝く音。僕の知らない世界が、そこにあった。
「坊っちゃん……こんなん、レシピ登録どころの騒ぎちゃうで」
マジスさんが真顔になった。
「この『ラーメン』はな……料理の文化に革命を起こすやつや。麺、汁、トッピング、全部が一体となって心を打つ……これは、食の魔法や……!」
「そこまで言ってくれるとは……でも、僕の料理は『みんなが笑って食べられるもの』でありたいです」
「……せやな。せやけどな、坊っちゃん。これは『食文化の魔王』や。もう逃げられへんで……」
「魔王扱い!? 僕、普通の料理人だよ!? 子供だよ!?」
料理ギルドのカウンターで、マジス支部長が登録用紙に力強く筆を走らせる。
「登録名、『ラーメン』。主素材、豚骨スープ・手打ち卵麺・醤油だれ・焼豚・葱……」
「副素材のくず野菜も一応……」
「おお、入れとこか。なんやそれがこの味の『深さ』を出してる気ぃするわ」
マジスさんが筆を置いて、大きくうなずく。
「ほんなら、本日付で『ラーメン』は正式登録や! この料理は今後、ルステイン料理ギルドで『リョウエスト式湯麺料理』として扱われる!」
わあっとギルド中に拍手が広がる。
「わ、わー……なんか、えらい大事になったな……」
「何言うてんねん坊っちゃん。こんなん大事にならん方がどうかしとるで!」
マジスさんが肩を叩いてくる。痛い。重い。
「ほんで、やな。これはもうワシらだけの話やないわ。このラーメン、街で広めてええか? 紹介ポスター作って、試食会もやって、ギルドの公式推奨料理にする。ええか?」
「もちろんです。むしろ、食べてもらわないと始まらないし」
「よっしゃあああ!! ほなワシ、印刷屋行ってくるわ!! 坊っちゃんはそのまま、料理の講習してくれたらええ!」
「え、今から!? 準備してないけど!?」
「準備なんかいらんわ! 味がすべてや!」
その後、気づけば僕はギルドの試作厨房に立ち、助手の見習いさんたちに囲まれていた。
「この麺をパスタマシンに通して……はい、しっかり粉振ってね。乾かしすぎないように!」
「スープはこっちです。灰汁取ったら香味野菜……そう、焦げないように!」
「スープって……飲むだけじゃなかったんやな……」
「この麺、香りが違う……!」
見習いたちは感嘆し、必死にメモを取っていた。中には「これ、将来店出したいっす!」と目を輝かせる者まで。
(これが……僕の料理が、誰かの未来になる瞬間なんだ……)
夜、ギルドからの帰り道。神殿通りを抜ける時、ふわりと風が頬をなでた。振り返れば、風の神殿から白い光が瞬き、どこかで炎のような音も聞こえた。
「……おいしかったかな」
神々は答えない。でも、ちゃんと届いた気がする。
数日後、街には屋台風の仮設店舗が登場し、ラーメンの試食イベントが開かれた。
「熱いスープ! この味、なんだ!? 初めてなのに……懐かしい!」
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