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14歳の助走。
王都支店での一コマ。
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披露宴の余韻を胸に抱えたまま、僕は馬車の向きを変えてスサン商会王都支店へ向かった。石畳に車輪の音が軽く響く。店先が見えてくると、懐かしい声が風に混じる。
「いらっしゃいませ、良い品入っております!」
丁稚の少年が胸を張って客の呼び込みをしている。声の張り方、手の振り、足の置き場……ああ、僕も小さい頃やっていたな、と思い出して頬が緩んだ。店の看板は以前よりも磨かれ、入り口の両脇に並ぶ商品見本は季節の布と新しい鍛ち具が巧く組み合わされている。支店が息をしている、と一目でわかる顔つきだ。
扉を押すと、奥から番頭のイゼルがすぐに姿を見せた。
「若、これはこれは。お疲れでございましょう」
「ただいま。イゼル、相変わらずきびきびしてるね」
イゼルは深く会釈し、背後に控えていた商会員のアガックを手で示す。
「アガック、若のお席を。奥の部屋を明けてあります」
「はい、すぐに」
案内されて部屋へと歩く途中、帳場の前に立つ見慣れない顔がいくつも目に入った。若い目、落ち着いた目、商いの匂いに敏い目。知らない者ばかりが増えたな、と胸の奥に温かい驚きが広がる。スサン商会、大きくなった。嬉しい種類の寂しさだ。
部屋には先にお父さんとお母さんが入っていた。お父さんは湯飲みを手に、庭の緑を眺めている。お母さんは膝の上で包みをほどいていた。
「遅かったわね。お疲れさま」
「今来たところだよ」
挨拶を交わしたところで、廊下から元気な鳴き声が重なって聞こえた。ロイック兄さんが入ってきて、抱きかかえた籠をそっと座敷に置く。
「ご一行さま、ご到着です」
籠の中身は三人分。バトエルエン、レーン、そしてザーラ。まだ本当に小さな赤ん坊たちだ。ふわふわの毛布の上で手足をばたつかせ、泣くというより声を出す練習をしているような、可愛い音を立てる。
「おお、よしよし」
お父さんが思わず顔を綻ばせ、お母さんは片手で口元を押さえて目を細めた。僕は手にクリーンをかけ、そっと指先で頬をつつく。ザーラが一瞬きょとんとしたあと、こちらの指をぎゅっと掴んだ。指は驚くほど温かく、細い。胸の奥の疲れが音もなく解けていく。
「可愛いなあ……」
「でしょ」ロイック兄さんが肩をすくめる。
「日々、天使が増える感じだ」
「バトエルエンは手のひらが大きいわね。将来は良い職人になるかもしれない」
お母さんが撫でると、バトエルエンが満足げに丸くなる。レーンはほっぺをぷくっと膨らませて母の方を見て、すぐに寝息を立て始めた。ザーラは人間の姿に近いせいか、目元が兄さんにそっくりで、微笑む角度まで似ていて可笑しい。
アガックが香の立つ茶を運んできて、湯気の向こうが柔らかく揺れた。お父さんが湯飲みを手に取って一口、ふう、と息を吐く。
「そろそろ、譲っても良いなあ……」
ぽつりと言った。
「誰に」お母さんが目だけで笑う。
「ロイックにな」
お父さんの声は淡々としているが、そこに含まれた誇らしさは隠しようがない。
「まだまだ働いてもらうからね」
兄さんはあっさり返した。
「父さんには看板でいてもらわないと、客が落ち着かない。譲るのは段取りを全部回してからだ」
「段取りは、回っているさ」
「回ってるのは見てる。でも、僕の手の癖で止まるところがまだある。……それに、父さんの顔で通る帳場もあるだろう」
お父さんは湯飲みを置き、庭に視線を戻す。
「顔で通る帳場は、顔が変わっても通るようにせねばならん。商会の稽古はそこから始まる」
「わかってる。だから、稽古はもう始めてる。ゆっくり、でも確かに」
僕は二人のやり取りを聞きながら、座敷の敷居の向こうで動く支店の気配に耳を澄ませた。帳場で紙が擦れる音、荷の出入りを知らせる控えめな掛け声、先ほどの丁稚の呼び込みがリズム良く繰り返される。イゼルが短い指示を飛ばし、誰かがそれをきれいに受け取る。流れが良い。大きくなった組織に、音の乱れが少ない。
「イゼル、最近はどう?」
襖越しに声をかけると、すぐに返事が来た。
「はい。運河の便が定まりまして、入荷の波が読みやすくなりました。帳場は三系統で振り分け、倉の出し入れを二列導線で。若の二行要旨は皆が真似をしておりまして、連絡が短くなり申しました」
「良いね。アガックは?」
「は、はい。わたくしは南の交易品の棚を任されまして……まだまだ勉強中ですが、流れが掴めてきました」
襖が開いて、アガックが少し照れくさそうに頭を下げる。すっかり言葉使いがよくなっているな。目がまっすぐだ。
「頼りにしてる。困ったらすぐ言って」
「はい!」
お父さんが軽く咳払いをして話を戻す。
「ロイック、譲るとなったら、お前はまず何をする」
「倉の並べ替え。入ってくる順、出ていく順、売れる順で、棚ごとに物語が読めるようにする。次に人。帳場、売場、倉、荷運びの四つを毎月回す交代制にして、偏りをなくす。最後に口の統一。値を決める言葉と、お断りの言葉を整える」
「よく見ている」
「父さんが教えてくれた」
お父さんの頬にうっすら笑みが浮かんだ。お母さんは隣でその横顔を眺め、湯飲みに口をつける。
「ねえ、譲る話は家でしましょう。今は赤ちゃんの話を」
「そうだな」
お父さんがあっさりと頷き、座敷の空気がまた柔らかくなる。
僕は籠のふちに肘を乗せないよう気をつけながら、三人の顔を順に見た。バトエルエンはむにゃむにゃと口を動かし、レーンは手の中で見えない糸をたぐるように指を動かしている。ザーラは眠りに落ちかけて、まぶたがゆっくり上下している。
「兄さん、三人の寝かしつけはどうしてるの」
「交代制。僕、マリカ、ケリィ、ジェン、それぞれの持ち歌があって、どれかが当たると全員寝る。外したら全員起きる」
「くじ引きだね」
「そう。だから僕は最近、歌が上手くなった」
お母さんが声を立てずに笑い、お父さんはわざとらしく耳に手を当てる。
「今ここで歌ってみるか」
「いや、その……赤ん坊が三人とも起きるので」
「じゃあ今度、庭で」
「約束だ」
「ねえ、あなた」お母さんが指で卓を二度、軽く叩いた。「次に家族が揃うのはいつかしら」
「社交がひと息ついたら、一度ルステインで」
「温泉の静養の家の現場にも寄りたいわ」
「もちろん。道がもう良いから、揺れも少ない。赤ん坊でも大丈夫だよ」
兄さんが頷き、お父さんが顎をさする。
「では、その時に店のことも少しずつ」
「だから、ゆっくり。僕は逃げない」
「わかっておる」
茶が冷め切る前に一度注ぎ直し、話は取り留めなく身内の昔話へ流れた。幼い頃の失敗談、最初に売った布の柄、初めて取れた大口の取引のこと。アニナがいつの間にか入ってきて湯飲みを替え、ドルトが廊下の先に目を配る。ミザーリは襖の陰で静かに佇み、窓の外の光の具合で時刻を測っている。家族の輪の外側に、家族のような者たちがいて、同じ温度で店を守ってくれている。
やがて赤ん坊たちの眠気が本物になった。ザーラが最初に小さくあくびをし、レーンがそれに釣られて目をこすり、バトエルエンが両手を上に伸ばしてから、ふう、と息を吐いた。
「寝かせましょうか」
母の声に、兄さんがそっと籠を持ち上げる。僕は立ち上がり、襖を開け、廊下の灯を一つ明るくした。
「ありがとう」
「こちらこそ」
兄さんが笑い、父が立ち上がる。母は最後に僕の肩を軽く叩いた。
「いいお茶の時間だったわ」
「またやろう」
店先に出ると、夕暮れの色が通りに差していた。丁稚がまだ声を張っている。僕は彼の横に立ち、呼び込みの声に合わせて一度だけ手を振った。少年がこちらを見上げ、真似をして笑う。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
二つの声が重なって、店の暖簾がふんわり揺れた。スサン商会は、今日もよく動いている。父の背中、兄の手、母の笑顔、赤ん坊の温かさ。全部が同じ場所にある。僕はその景色を胸に写して、ゆっくりと息を吸い込んだ。
「いらっしゃいませ、良い品入っております!」
丁稚の少年が胸を張って客の呼び込みをしている。声の張り方、手の振り、足の置き場……ああ、僕も小さい頃やっていたな、と思い出して頬が緩んだ。店の看板は以前よりも磨かれ、入り口の両脇に並ぶ商品見本は季節の布と新しい鍛ち具が巧く組み合わされている。支店が息をしている、と一目でわかる顔つきだ。
扉を押すと、奥から番頭のイゼルがすぐに姿を見せた。
「若、これはこれは。お疲れでございましょう」
「ただいま。イゼル、相変わらずきびきびしてるね」
イゼルは深く会釈し、背後に控えていた商会員のアガックを手で示す。
「アガック、若のお席を。奥の部屋を明けてあります」
「はい、すぐに」
案内されて部屋へと歩く途中、帳場の前に立つ見慣れない顔がいくつも目に入った。若い目、落ち着いた目、商いの匂いに敏い目。知らない者ばかりが増えたな、と胸の奥に温かい驚きが広がる。スサン商会、大きくなった。嬉しい種類の寂しさだ。
部屋には先にお父さんとお母さんが入っていた。お父さんは湯飲みを手に、庭の緑を眺めている。お母さんは膝の上で包みをほどいていた。
「遅かったわね。お疲れさま」
「今来たところだよ」
挨拶を交わしたところで、廊下から元気な鳴き声が重なって聞こえた。ロイック兄さんが入ってきて、抱きかかえた籠をそっと座敷に置く。
「ご一行さま、ご到着です」
籠の中身は三人分。バトエルエン、レーン、そしてザーラ。まだ本当に小さな赤ん坊たちだ。ふわふわの毛布の上で手足をばたつかせ、泣くというより声を出す練習をしているような、可愛い音を立てる。
「おお、よしよし」
お父さんが思わず顔を綻ばせ、お母さんは片手で口元を押さえて目を細めた。僕は手にクリーンをかけ、そっと指先で頬をつつく。ザーラが一瞬きょとんとしたあと、こちらの指をぎゅっと掴んだ。指は驚くほど温かく、細い。胸の奥の疲れが音もなく解けていく。
「可愛いなあ……」
「でしょ」ロイック兄さんが肩をすくめる。
「日々、天使が増える感じだ」
「バトエルエンは手のひらが大きいわね。将来は良い職人になるかもしれない」
お母さんが撫でると、バトエルエンが満足げに丸くなる。レーンはほっぺをぷくっと膨らませて母の方を見て、すぐに寝息を立て始めた。ザーラは人間の姿に近いせいか、目元が兄さんにそっくりで、微笑む角度まで似ていて可笑しい。
アガックが香の立つ茶を運んできて、湯気の向こうが柔らかく揺れた。お父さんが湯飲みを手に取って一口、ふう、と息を吐く。
「そろそろ、譲っても良いなあ……」
ぽつりと言った。
「誰に」お母さんが目だけで笑う。
「ロイックにな」
お父さんの声は淡々としているが、そこに含まれた誇らしさは隠しようがない。
「まだまだ働いてもらうからね」
兄さんはあっさり返した。
「父さんには看板でいてもらわないと、客が落ち着かない。譲るのは段取りを全部回してからだ」
「段取りは、回っているさ」
「回ってるのは見てる。でも、僕の手の癖で止まるところがまだある。……それに、父さんの顔で通る帳場もあるだろう」
お父さんは湯飲みを置き、庭に視線を戻す。
「顔で通る帳場は、顔が変わっても通るようにせねばならん。商会の稽古はそこから始まる」
「わかってる。だから、稽古はもう始めてる。ゆっくり、でも確かに」
僕は二人のやり取りを聞きながら、座敷の敷居の向こうで動く支店の気配に耳を澄ませた。帳場で紙が擦れる音、荷の出入りを知らせる控えめな掛け声、先ほどの丁稚の呼び込みがリズム良く繰り返される。イゼルが短い指示を飛ばし、誰かがそれをきれいに受け取る。流れが良い。大きくなった組織に、音の乱れが少ない。
「イゼル、最近はどう?」
襖越しに声をかけると、すぐに返事が来た。
「はい。運河の便が定まりまして、入荷の波が読みやすくなりました。帳場は三系統で振り分け、倉の出し入れを二列導線で。若の二行要旨は皆が真似をしておりまして、連絡が短くなり申しました」
「良いね。アガックは?」
「は、はい。わたくしは南の交易品の棚を任されまして……まだまだ勉強中ですが、流れが掴めてきました」
襖が開いて、アガックが少し照れくさそうに頭を下げる。すっかり言葉使いがよくなっているな。目がまっすぐだ。
「頼りにしてる。困ったらすぐ言って」
「はい!」
お父さんが軽く咳払いをして話を戻す。
「ロイック、譲るとなったら、お前はまず何をする」
「倉の並べ替え。入ってくる順、出ていく順、売れる順で、棚ごとに物語が読めるようにする。次に人。帳場、売場、倉、荷運びの四つを毎月回す交代制にして、偏りをなくす。最後に口の統一。値を決める言葉と、お断りの言葉を整える」
「よく見ている」
「父さんが教えてくれた」
お父さんの頬にうっすら笑みが浮かんだ。お母さんは隣でその横顔を眺め、湯飲みに口をつける。
「ねえ、譲る話は家でしましょう。今は赤ちゃんの話を」
「そうだな」
お父さんがあっさりと頷き、座敷の空気がまた柔らかくなる。
僕は籠のふちに肘を乗せないよう気をつけながら、三人の顔を順に見た。バトエルエンはむにゃむにゃと口を動かし、レーンは手の中で見えない糸をたぐるように指を動かしている。ザーラは眠りに落ちかけて、まぶたがゆっくり上下している。
「兄さん、三人の寝かしつけはどうしてるの」
「交代制。僕、マリカ、ケリィ、ジェン、それぞれの持ち歌があって、どれかが当たると全員寝る。外したら全員起きる」
「くじ引きだね」
「そう。だから僕は最近、歌が上手くなった」
お母さんが声を立てずに笑い、お父さんはわざとらしく耳に手を当てる。
「今ここで歌ってみるか」
「いや、その……赤ん坊が三人とも起きるので」
「じゃあ今度、庭で」
「約束だ」
「ねえ、あなた」お母さんが指で卓を二度、軽く叩いた。「次に家族が揃うのはいつかしら」
「社交がひと息ついたら、一度ルステインで」
「温泉の静養の家の現場にも寄りたいわ」
「もちろん。道がもう良いから、揺れも少ない。赤ん坊でも大丈夫だよ」
兄さんが頷き、お父さんが顎をさする。
「では、その時に店のことも少しずつ」
「だから、ゆっくり。僕は逃げない」
「わかっておる」
茶が冷め切る前に一度注ぎ直し、話は取り留めなく身内の昔話へ流れた。幼い頃の失敗談、最初に売った布の柄、初めて取れた大口の取引のこと。アニナがいつの間にか入ってきて湯飲みを替え、ドルトが廊下の先に目を配る。ミザーリは襖の陰で静かに佇み、窓の外の光の具合で時刻を測っている。家族の輪の外側に、家族のような者たちがいて、同じ温度で店を守ってくれている。
やがて赤ん坊たちの眠気が本物になった。ザーラが最初に小さくあくびをし、レーンがそれに釣られて目をこすり、バトエルエンが両手を上に伸ばしてから、ふう、と息を吐いた。
「寝かせましょうか」
母の声に、兄さんがそっと籠を持ち上げる。僕は立ち上がり、襖を開け、廊下の灯を一つ明るくした。
「ありがとう」
「こちらこそ」
兄さんが笑い、父が立ち上がる。母は最後に僕の肩を軽く叩いた。
「いいお茶の時間だったわ」
「またやろう」
店先に出ると、夕暮れの色が通りに差していた。丁稚がまだ声を張っている。僕は彼の横に立ち、呼び込みの声に合わせて一度だけ手を振った。少年がこちらを見上げ、真似をして笑う。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
二つの声が重なって、店の暖簾がふんわり揺れた。スサン商会は、今日もよく動いている。父の背中、兄の手、母の笑顔、赤ん坊の温かさ。全部が同じ場所にある。僕はその景色を胸に写して、ゆっくりと息を吸い込んだ。
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