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14歳の助走。
獣人領の歓迎。
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獣人領の外門が見えてくると、アールが御者台からするりと降りて、門番の前にまっすぐ立った。胸に手を当て、声を張る。
「コリント王国名誉伯爵、未来を記す者リョウエスト・バァン・スサン一行。異種族協働の道を繋ぐ旅の途上につき、獣人伯閣下に御目通りを願い上げる。並びにエルフ伯の親書と酒の献上あり。護衛は陽炎隊、渉外は私、アール・ヤーヴィが務める」
言葉は簡潔で、所作に淀みがない。門番が目を細め、唇の端を上げた。僕は内心で頷く。渉外として、間違いなく進歩している。
入門の角笛が鳴るや、城壁の向こうで白い煙が立った。間を置かず二つ、三つ……丘と丘を渡って狼煙が走る。僕らが来たことを草原じゅうに伝える合図なのだろう。リディアが面白そうに空を見上げる。
「良き知らせの煙は、酒の匂いに似ておるの」
ストークが小声で笑い、ローランは煙の間合いを数えていた。
館前の広場に馬車が入ると、すでに獣人たちの隊列が整っていた。太鼓が一つ腹に響き、角笛が高く応える。毛並みの色も体格もさまざまな者たちが輪になり、足を踏み鳴らして勇壮な踊りを披露する。踏み締める靴底の拍と太鼓の打点が重なるたび、地面が震えて胸が熱くなる。輪の中心で一人、銀灰の毛の戦士が両手を大きく広げ、空に向かって吼えた。その瞬間、風が一拍遅れて頬を撫でる。リディアが目を細め、ゆっくりと頷いた。
踊りが静かに収まると、館の大扉から獣人伯が現れた。長い外套、背筋はまっすぐ、眼差しは穏やかで強い。
「満足いただけたかな、リディア殿」
「わらわは満足だ。よい拍だ」
リディアがニコリと笑うと、獣人伯も口元を緩めた。
「実はこれは、龍族の前で先祖が踊った踊りなのです。空の民に道を借りた日、地の民が勇気を確かめるために舞った。今日、また伝承が残せそうです」
その言葉に、広場の若者たちの耳がぴくりと動いた。僕は獣人伯と正面から向き合い、固く握手を交わす。
「よく来たな、道を繋ぐ者、未来を記す者よ」
「お招き感謝いたします。学びをいただきに参りました」
僕らは館へ通され、まずは使いの者に土産と書簡を手渡す。エルフ伯の封蝋が光り、獣人伯は封を改めてつとめて目を通す。
「森の伯は相変わらず筆が早い。……うむ、協働の見取り図、確かに受け取った」
続いてリディアが肩の鱗飾りを軽く揺らし、小ぶりの樽を掲げる。
「草原を感じられる酒を作ってみた。陽に干した草と若い実の香りを重ねてある。とくと味わってくれ」
「ありがたい」
獣人伯が杯に一指ほど受け、鼻先で香りを確かめる。瞬きのあと、低く笑った。
「風の匂いがする。遠くへ走りたくなる酒だ」
「今日は我らが郷土料理を楽しんでもらいたい」
そう言って案内された大広間には、すでに長卓が三列。炉の上には鉄鍋がかかり、肉と根菜の煮込みが静かに波打っている。焼き串は脂が弾け、塩と香草の香りが立って鼻をくすぐった。雑穀を蒸した団子に発酵乳の白いソース、干し肉の薄切りには草原の蜂蜜が糸のように垂らしてある。大皿の端には、子ども用にと柔らかい臓物のスープと温かい平パン。リディアが目を輝かせ、ナビは肩の上で喉を鳴らす。
席につく前、アールが短く前に出た。
「渉外役として一言。旅の安全に心を砕いてくださった皆さまに感謝を。礼儀は守り、杯は回し、水は忘れません」
獣人伯が満足げに頷き、杯を掲げる。最初は水での乾杯。次に乳酒、草の酒、蜂蜜酒が順に回る。陽炎隊の面々も拍を合わせて杯を上げ、ストークがそっと水差しを中央へ寄せる。
食卓は始まってからが早い。焼き串は太く、だが芯まで火が通って柔らかい。塩の加減が絶妙で、香草が肉の匂いを一段上へ引き上げる。煮込みは骨髄が溶け出して滋味深く、雑穀の団子を沈めるとほろりと崩れて口の中でまとまる。発酵乳の酸味は草の酒と響き合い、干し肉の皿は蜂蜜の甘みと胡椒の辛みが後を引いた。
獣人伯の隣席で、ローランが静かに料理の流れを観察している。肉の切り分け方、皿の巡り、席の入れ替わり。ここでも秩序は拍で成り立っている。トーマスは壁際で安全の通り道を目で追い、カレルは給仕に混じって子ども用の皿が足りているかを見て、さりげなく補う。ミレイユは台所の働きぶりに目を輝かせ、手元の紙に短く書き留めていた。
「リョウエスト殿」
獣人伯が声を低める。卓の賑わいの向こう、太鼓の音が再び近づく。
「お前が森にも、鉄にも、歌にも道を通したと聞いた。わが領でも、人と人、種と種の道を太くしたい。踊りや食から始めるのが、我らのやり方だ」
「賛成です。入口は明るく、誰の目にも見えるところから」
「では明日は学校と市場を見てくれ。子の声と、売り買いの声は、領の体温だ」
「ありがたく」
合図もなく、広間の隅から太鼓が二つ、三つと増えた。先ほどの舞が縮尺を変えて現れ、今度は客も一緒に輪へ招かれる。アールが最初に足を踏み入れ、拍を数え、右へ一歩、左へ一歩……すぐに呼吸が合う。リディアが肩で拍を取り、僕も腰掛け場の端から輪に加わる。笑い声が重なり、杯がまた回る。やりすぎにならない程度のやりすぎが、場を温めていく。
宴の途中、リディアの草原酒が二巡目に入る。獣人伯が僕に小声で囁く。
「この香りは、走る者の背を押す。明日は長く歩いてもらうぞ」
「望むところです」
夜更け、炉の火が少し落ちて、最後の皿が卓を離れる。獣人伯は短く挨拶をして、人々は三拍手で応えた。退出の列は静かで速い。廊下に草の香りが残り、遠くで狼煙の灰が風に溶けていった。
客間に戻る途中、アールが小さな声で言う。
「今日、輪に招かれた時、合図が二つありました。子の列と年寄りの列を先に通す手の動き。覚えました」
「よく見てたね」
「見て、真似して、返す。それが渉外の最初の仕事だとわかってきました」
その言葉に僕は笑い、肩を叩いた。リディアが後ろからふふんと鼻を鳴らす。
「明日は市場と学校じゃな。腹を空かせておけ。学びは腹が減る」
ナビが僕の肩で小さく鳴く。草原の夜は涼しく、遠くで小さな太鼓の余韻が、まだ地面の奥で続いているように思えた。
「コリント王国名誉伯爵、未来を記す者リョウエスト・バァン・スサン一行。異種族協働の道を繋ぐ旅の途上につき、獣人伯閣下に御目通りを願い上げる。並びにエルフ伯の親書と酒の献上あり。護衛は陽炎隊、渉外は私、アール・ヤーヴィが務める」
言葉は簡潔で、所作に淀みがない。門番が目を細め、唇の端を上げた。僕は内心で頷く。渉外として、間違いなく進歩している。
入門の角笛が鳴るや、城壁の向こうで白い煙が立った。間を置かず二つ、三つ……丘と丘を渡って狼煙が走る。僕らが来たことを草原じゅうに伝える合図なのだろう。リディアが面白そうに空を見上げる。
「良き知らせの煙は、酒の匂いに似ておるの」
ストークが小声で笑い、ローランは煙の間合いを数えていた。
館前の広場に馬車が入ると、すでに獣人たちの隊列が整っていた。太鼓が一つ腹に響き、角笛が高く応える。毛並みの色も体格もさまざまな者たちが輪になり、足を踏み鳴らして勇壮な踊りを披露する。踏み締める靴底の拍と太鼓の打点が重なるたび、地面が震えて胸が熱くなる。輪の中心で一人、銀灰の毛の戦士が両手を大きく広げ、空に向かって吼えた。その瞬間、風が一拍遅れて頬を撫でる。リディアが目を細め、ゆっくりと頷いた。
踊りが静かに収まると、館の大扉から獣人伯が現れた。長い外套、背筋はまっすぐ、眼差しは穏やかで強い。
「満足いただけたかな、リディア殿」
「わらわは満足だ。よい拍だ」
リディアがニコリと笑うと、獣人伯も口元を緩めた。
「実はこれは、龍族の前で先祖が踊った踊りなのです。空の民に道を借りた日、地の民が勇気を確かめるために舞った。今日、また伝承が残せそうです」
その言葉に、広場の若者たちの耳がぴくりと動いた。僕は獣人伯と正面から向き合い、固く握手を交わす。
「よく来たな、道を繋ぐ者、未来を記す者よ」
「お招き感謝いたします。学びをいただきに参りました」
僕らは館へ通され、まずは使いの者に土産と書簡を手渡す。エルフ伯の封蝋が光り、獣人伯は封を改めてつとめて目を通す。
「森の伯は相変わらず筆が早い。……うむ、協働の見取り図、確かに受け取った」
続いてリディアが肩の鱗飾りを軽く揺らし、小ぶりの樽を掲げる。
「草原を感じられる酒を作ってみた。陽に干した草と若い実の香りを重ねてある。とくと味わってくれ」
「ありがたい」
獣人伯が杯に一指ほど受け、鼻先で香りを確かめる。瞬きのあと、低く笑った。
「風の匂いがする。遠くへ走りたくなる酒だ」
「今日は我らが郷土料理を楽しんでもらいたい」
そう言って案内された大広間には、すでに長卓が三列。炉の上には鉄鍋がかかり、肉と根菜の煮込みが静かに波打っている。焼き串は脂が弾け、塩と香草の香りが立って鼻をくすぐった。雑穀を蒸した団子に発酵乳の白いソース、干し肉の薄切りには草原の蜂蜜が糸のように垂らしてある。大皿の端には、子ども用にと柔らかい臓物のスープと温かい平パン。リディアが目を輝かせ、ナビは肩の上で喉を鳴らす。
席につく前、アールが短く前に出た。
「渉外役として一言。旅の安全に心を砕いてくださった皆さまに感謝を。礼儀は守り、杯は回し、水は忘れません」
獣人伯が満足げに頷き、杯を掲げる。最初は水での乾杯。次に乳酒、草の酒、蜂蜜酒が順に回る。陽炎隊の面々も拍を合わせて杯を上げ、ストークがそっと水差しを中央へ寄せる。
食卓は始まってからが早い。焼き串は太く、だが芯まで火が通って柔らかい。塩の加減が絶妙で、香草が肉の匂いを一段上へ引き上げる。煮込みは骨髄が溶け出して滋味深く、雑穀の団子を沈めるとほろりと崩れて口の中でまとまる。発酵乳の酸味は草の酒と響き合い、干し肉の皿は蜂蜜の甘みと胡椒の辛みが後を引いた。
獣人伯の隣席で、ローランが静かに料理の流れを観察している。肉の切り分け方、皿の巡り、席の入れ替わり。ここでも秩序は拍で成り立っている。トーマスは壁際で安全の通り道を目で追い、カレルは給仕に混じって子ども用の皿が足りているかを見て、さりげなく補う。ミレイユは台所の働きぶりに目を輝かせ、手元の紙に短く書き留めていた。
「リョウエスト殿」
獣人伯が声を低める。卓の賑わいの向こう、太鼓の音が再び近づく。
「お前が森にも、鉄にも、歌にも道を通したと聞いた。わが領でも、人と人、種と種の道を太くしたい。踊りや食から始めるのが、我らのやり方だ」
「賛成です。入口は明るく、誰の目にも見えるところから」
「では明日は学校と市場を見てくれ。子の声と、売り買いの声は、領の体温だ」
「ありがたく」
合図もなく、広間の隅から太鼓が二つ、三つと増えた。先ほどの舞が縮尺を変えて現れ、今度は客も一緒に輪へ招かれる。アールが最初に足を踏み入れ、拍を数え、右へ一歩、左へ一歩……すぐに呼吸が合う。リディアが肩で拍を取り、僕も腰掛け場の端から輪に加わる。笑い声が重なり、杯がまた回る。やりすぎにならない程度のやりすぎが、場を温めていく。
宴の途中、リディアの草原酒が二巡目に入る。獣人伯が僕に小声で囁く。
「この香りは、走る者の背を押す。明日は長く歩いてもらうぞ」
「望むところです」
夜更け、炉の火が少し落ちて、最後の皿が卓を離れる。獣人伯は短く挨拶をして、人々は三拍手で応えた。退出の列は静かで速い。廊下に草の香りが残り、遠くで狼煙の灰が風に溶けていった。
客間に戻る途中、アールが小さな声で言う。
「今日、輪に招かれた時、合図が二つありました。子の列と年寄りの列を先に通す手の動き。覚えました」
「よく見てたね」
「見て、真似して、返す。それが渉外の最初の仕事だとわかってきました」
その言葉に僕は笑い、肩を叩いた。リディアが後ろからふふんと鼻を鳴らす。
「明日は市場と学校じゃな。腹を空かせておけ。学びは腹が減る」
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