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神の修行。
二年半が経ち。
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ここにやってきて二年半が経った。
僕は修行の毎日を過ごしている。毎日のメニューはどんどん高度なものになっていくがなんとかついていっている。
戦闘系は剣術、体術、震極拳に加え槍術と短剣術、弓術が増えた。槍術はナーディルさんのメインウェポンという事で熱の入った指導をされており、地上に戻ってもやるように言われている。弓術はアネーシャさんが教えてくれており、百発百中には程遠いが狙った的には当たるようになってきた。
魔術は全般的に満遍なく教えてもらっている。あまりに多すぎて覚えられるかわからない。続きはエメイラが教えてくれると信じている。魔法は四系統と回復魔法を収めた。まだ『鎧』『壁』は発動できないが一応その他は使える。マデリエネさん曰く魔術も魔法も多分先天性スキルで得ているから焦らず頑張れと言っていた。ロスハーンさんは一通りスパルタで教えたあとは何も教えてくれない。相変わらずイケズだ。
学術系は神学、魔獣学、農学、歴史、戦術、医学を学んだ。さらっとやっているだけなので本格的にやるなら地上でがんばらねばならぬだろう。
冒険系は鍵開け、忍び、乗馬、御者、偽装、探索、追跡、登攀、尾行、変装、釣り、動植物知識、罠をやっている。地上でスキルとして得るのには特殊な訓練が必要なものが多いので、どうにかして学ぶ環境を作らなければなとおもっている。
技術系は治金、錬金術、鍛治、革細工、調理、陶芸、木工、ガラス加工、薬師。そして今度から石工と魔法技師の基礎を学ぶことになった。
精神系は言いくるめ、演技、外交、脅迫、社交、礼儀作法、嘘発見、読唇術、心理学をやっている。これは日常生活で気をつけていれば取得できるものが多いとイサリナさんは言っている。
今日は定例の呑み会だ。ここにきて30回はやったかと思うが、毎度僕の料理は好評だし、楽しんでもらえてると思う。最近は料理を一から何品か作り、あとは適当に創って出す事が多い。酒の種類は増えた。というのは錬金術で色んな酒の発酵、蒸留と経年変化をするようになったからだ。ウイスキー、ブランデー、ラム、ウォッカらしきものが出来て経年変化で熟成しているし、ビール、エール、ワインを醸造している。特にワインは酵母液を錬金術で改良してあるので、美味しくなった。ピノ・ノワールやメルローに似たブドウ品種をアネーシャさんが発見したのでそれを使って作ったらピノ・ノワール似の方は花のような芳香を放つワインとなったし、メルローはまろやかでプラムのような味わいを持つワインとなった。
さて、今日はこの日のために作ったものがある。ピザ釜だ。一度見た時から一回作ってみたかったんだよね。
レンガやモルタルや砂を創り出しせっせとDIYして作った。材料代0円っていいなあ。
ピザは三種類用意した。マルゲリータ、マヨピザ、ジェノベーゼである。
マルゲリータは定番中の定番だろう。ソースはトマトとニンニク、塩胡椒とオリーブオイルで作り、薄力粉と強力粉をまぜて作った生地に塗り、チーズをのせて焼く。そして焼き上がったものにバジルを散らす。
マヨピザはトマトソースをマヨネーズに変えたピザだ。具材はベーコン、コーン、じゃがいもにした。
ジェノベーゼピザはバジル、パセリ、松の実、ニンニク、塩胡椒、オリーブオイルをミキサーにかけたソースをピザ生地に塗りむきえびとマッシュルームを散らしてチーズをのせて焼いた。ミキサーは魔法道具、グンヴォルさんに作ってもらった。
ピザを2枚ずつ焼いて並べておく。様子を見て追加で焼く予定だ。
そうこうしているうちにリーリシアが戻ってきた。部屋中に香るチーズの香りに小躍りしている。
「あと何出せばいいかなあ?」
「うーん。唐揚げとかポテトとかでいいんじゃない?」
「そうしよう。ポテチもついでに出そう」
外にダイニングテーブルを出してある。そして庭も整備した。今日はガーデンパーティなのである。焼いたピザをテーブルに並べてお酒の注文を聞く。
「俺はウィスキー!」
「私はワインでお願いします」
「ビールでー」
「エールでー」
「ラムコークで」
「自分で注がせていただきます」
「やっぱりビールでしょ」
みんなのお酒を用意しおわったあとでリーリシアの乾杯で料理を食べ始める。
「これはうまいな。緑のがうまい」
「赤いのも美味しいですわ」
「白いのおいしー」
「これ、地上でつくれるー?」
「赤いのと白いのは作れると思いますよ」
「白いのうまい」
「全部おいしくいただいてます」
「そうよね。全部おいしいわ」
このままではピザ無くなるな。僕はピザ釜に追加を投入した。その横でグンヴォルさんがしげしげと釜を見ている。
「これ、この料理専用なのー?」
「そうですね。一応他の料理にも使えますが」
「これ、天啓でおろしていいー?」
「いいですよ。地上降りたら多分作らないだろうし」
「技術転用も楽そうだよねー」
「何かに使えそうですよね」
グンヴォルさん、こういうのに目がないからなあ。話していると追加が焼けた。
「さあ、追加焼けました。熱いうちにどうぞ!」
「「「おおー」」」
僕は修行の毎日を過ごしている。毎日のメニューはどんどん高度なものになっていくがなんとかついていっている。
戦闘系は剣術、体術、震極拳に加え槍術と短剣術、弓術が増えた。槍術はナーディルさんのメインウェポンという事で熱の入った指導をされており、地上に戻ってもやるように言われている。弓術はアネーシャさんが教えてくれており、百発百中には程遠いが狙った的には当たるようになってきた。
魔術は全般的に満遍なく教えてもらっている。あまりに多すぎて覚えられるかわからない。続きはエメイラが教えてくれると信じている。魔法は四系統と回復魔法を収めた。まだ『鎧』『壁』は発動できないが一応その他は使える。マデリエネさん曰く魔術も魔法も多分先天性スキルで得ているから焦らず頑張れと言っていた。ロスハーンさんは一通りスパルタで教えたあとは何も教えてくれない。相変わらずイケズだ。
学術系は神学、魔獣学、農学、歴史、戦術、医学を学んだ。さらっとやっているだけなので本格的にやるなら地上でがんばらねばならぬだろう。
冒険系は鍵開け、忍び、乗馬、御者、偽装、探索、追跡、登攀、尾行、変装、釣り、動植物知識、罠をやっている。地上でスキルとして得るのには特殊な訓練が必要なものが多いので、どうにかして学ぶ環境を作らなければなとおもっている。
技術系は治金、錬金術、鍛治、革細工、調理、陶芸、木工、ガラス加工、薬師。そして今度から石工と魔法技師の基礎を学ぶことになった。
精神系は言いくるめ、演技、外交、脅迫、社交、礼儀作法、嘘発見、読唇術、心理学をやっている。これは日常生活で気をつけていれば取得できるものが多いとイサリナさんは言っている。
今日は定例の呑み会だ。ここにきて30回はやったかと思うが、毎度僕の料理は好評だし、楽しんでもらえてると思う。最近は料理を一から何品か作り、あとは適当に創って出す事が多い。酒の種類は増えた。というのは錬金術で色んな酒の発酵、蒸留と経年変化をするようになったからだ。ウイスキー、ブランデー、ラム、ウォッカらしきものが出来て経年変化で熟成しているし、ビール、エール、ワインを醸造している。特にワインは酵母液を錬金術で改良してあるので、美味しくなった。ピノ・ノワールやメルローに似たブドウ品種をアネーシャさんが発見したのでそれを使って作ったらピノ・ノワール似の方は花のような芳香を放つワインとなったし、メルローはまろやかでプラムのような味わいを持つワインとなった。
さて、今日はこの日のために作ったものがある。ピザ釜だ。一度見た時から一回作ってみたかったんだよね。
レンガやモルタルや砂を創り出しせっせとDIYして作った。材料代0円っていいなあ。
ピザは三種類用意した。マルゲリータ、マヨピザ、ジェノベーゼである。
マルゲリータは定番中の定番だろう。ソースはトマトとニンニク、塩胡椒とオリーブオイルで作り、薄力粉と強力粉をまぜて作った生地に塗り、チーズをのせて焼く。そして焼き上がったものにバジルを散らす。
マヨピザはトマトソースをマヨネーズに変えたピザだ。具材はベーコン、コーン、じゃがいもにした。
ジェノベーゼピザはバジル、パセリ、松の実、ニンニク、塩胡椒、オリーブオイルをミキサーにかけたソースをピザ生地に塗りむきえびとマッシュルームを散らしてチーズをのせて焼いた。ミキサーは魔法道具、グンヴォルさんに作ってもらった。
ピザを2枚ずつ焼いて並べておく。様子を見て追加で焼く予定だ。
そうこうしているうちにリーリシアが戻ってきた。部屋中に香るチーズの香りに小躍りしている。
「あと何出せばいいかなあ?」
「うーん。唐揚げとかポテトとかでいいんじゃない?」
「そうしよう。ポテチもついでに出そう」
外にダイニングテーブルを出してある。そして庭も整備した。今日はガーデンパーティなのである。焼いたピザをテーブルに並べてお酒の注文を聞く。
「俺はウィスキー!」
「私はワインでお願いします」
「ビールでー」
「エールでー」
「ラムコークで」
「自分で注がせていただきます」
「やっぱりビールでしょ」
みんなのお酒を用意しおわったあとでリーリシアの乾杯で料理を食べ始める。
「これはうまいな。緑のがうまい」
「赤いのも美味しいですわ」
「白いのおいしー」
「これ、地上でつくれるー?」
「赤いのと白いのは作れると思いますよ」
「白いのうまい」
「全部おいしくいただいてます」
「そうよね。全部おいしいわ」
このままではピザ無くなるな。僕はピザ釜に追加を投入した。その横でグンヴォルさんがしげしげと釜を見ている。
「これ、この料理専用なのー?」
「そうですね。一応他の料理にも使えますが」
「これ、天啓でおろしていいー?」
「いいですよ。地上降りたら多分作らないだろうし」
「技術転用も楽そうだよねー」
「何かに使えそうですよね」
グンヴォルさん、こういうのに目がないからなあ。話していると追加が焼けた。
「さあ、追加焼けました。熱いうちにどうぞ!」
「「「おおー」」」
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