183 / 595
旅立つ者。
お嬢様達の出立。
しおりを挟む
「鶏肉はリョウエスト揚げという新しい揚げ方で作ってるの。ソースにつけて食べてね。豚肉は、新しいソースの、ロイックソースで、茹でているの。野菜も一緒に楽しんでね。つけ合わせはオウトールの、ストラソースサラダ。オウトールは両方の、領地で美味しいの、採れるの。ストラソース、混ぜるだけ。簡単。あとパンも用意してるから食べてね」
「んー……美味しいわ。サクサクしていて中ジューシーで。これはレシピを広めたいわね」
「豚肉が柔らかくて少し酸っぱいけど美味しいわ。野菜も美味しいわ」
「この料理はワインにも合うなあ」
「そうよね。ついつい呑んじゃいそう」
「あら。豚肉のはいいわね。リョウ、これも結婚式で出してちょうだい」
「ミシェ姉さん、品数、多いよ」
「そう?じゃあ今度一通り作ってみて。そこから選ぶわ」
「ミシェ、結婚式でこんな料理だすの?良いわね」
「私もこんな料理出してもらいたいわ」
「あら。マリーダもメリンもリョウに頼めば良いわよ。喜んでやると思うわ」
「え、僕やるの?」
「うふふふ。リョウ、よろしくね」
「わたしもよろしく」
「よくわからないけど、わかった。頑張る」
和気藹々と夕食を楽しんで〆はちょっとだけおしゃれに。
「食後に…ワインでも、使う甘い葡萄を、氷菓にしたの。食べてみて」
「わぁー。素敵な色」
「おしゃれ」
「香り付けで、少し果実酒、加えてる。もし気になるなら、別のと変える」
「…美味しいわ。全然気にならないわよ」
「私も。今日の食事は本当に幸せだったわ」
「本当そうね。ストラストのお家の皆さん本当に温かい人ばかりで嬉しかった」
「お二人共楽しんでいただけて何よりですわ。用事というのは急ぎかしら?」
「そう急ぎでもないわ」
「そうね。私もそうだわ」
「でしたら二、三日ゆっくり過ごしてみたらいかがかしら?あなた、そうしてもらいません?」
「ああ。そちらが良ければ滞在なさると良いでしょう。まだルステインには見どころがいっぱいありますし、旅の疲れを癒していったらよろしいのではないでしょうか?」
「良いかしら?」
「お願い」
「「よろしいでしょうか?」」
「もちろんです。スクワンジャー家、ゼローキア家の皆様にも精一杯おもてなしをさせていただきます」
「ありがとう」
「よろしくお願い」
「「ありがとうございます」」
「明日は私がとっておきの場所に案内するわね。ストラは二人のエスコートをちゃんとしてね」
「ありがとうミシェ」
「楽しみにしてるわ」
「姉さんお手柔らかに頼むよ」
「私が護衛するから任せて」
「エメイラ様、嬉しいです」
「よろしくお願いします」
お嬢様達は会話を楽しんで宿に行った。
「ストラ、なかなか良いお嬢様達だな」
「そうね。お貴族様なのにものすごく親しみやすいわ」
「そうだろ?全然偉ぶらないからすぐに友達になれたよ」
「向こうの家族の方達もそうなの?」
「公爵様の方も侯爵様の方もお兄さんがものすごい心配性で最初はすごく警戒されたんだ。でも色々と話をして最後はまた来いって言ってくれたよ」
「ストラは天然の人たらしだわ」
「ストラ兄さん、すごい」
「そうかな?ウルリッヒもお兄さん達も本音で話せばわかってくれたんだよね」
ストラ兄さん、絶対魅力Sだわ。
「これで鈍感なところが治れば…」
「なんか言った?」
「なんでもないわ。あのね、マリーダとメリンの話、ちゃんと聞くのよ。上辺で会話したら姉さん怒るわよ」
「わ、わかった。ちゃんと聞くよ。姉さんこそ、人たらしじゃないか」
「ふふふ。私は違うわよ」
「二人とも、すごいね」
「リョウほどじゃないよ。今日の料理びっくりしたよ。二人の領地の特産品まで考えてあるとは」
「ストークが教えてくれたの」
「恐縮です。ですがヤートさんがより正確に覚えていらっしゃいました」
「ヤートは凄いな。貴族の事ならなんでも知ってるんじゃないか」
「だと思います。ヤート調査商会の情報収集力は伊達ではないと思われます」
「まあ、あとしばらくお嬢様達を楽しませるようにみんな頼むな」
「「「はい」」」
その日はそれでお開きとなった。2日目はお姉さんがルステインの穴場スポットを案内して、3日目はお母さんとエメイラが癒しのマッサージやエステ処を案内していた。ストラ兄さんはずっとエスコートしていた。お疲れ様。僕の方は僕の方で3日間料理で二人をもてなした。家来の人達はスサンの天使のメニューを大体制覇したかな?僕に会うと口々にお礼を言ってたから満足してくれたと思ってる。
別れの朝、みなが僕の工房の前で集まった。
「色々ありがとう。楽しかったわ」
「皆様、本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております」
「これはあなた方を思ってうちの子達が一生懸命作ったポーチと私が作った膝掛けなの。良かったらもらってくださる?」
「ありがとう。大切にするわ」
「これ、小さい子達が作ったものね。大事にする。ハノンの膝掛けも嬉しいわ」
「これはお肌に良い化粧品。化粧かぶれがほとんどないわ。無くなったら言ってちょうだい。いつでも用意するから。それと、がんばってね」
「ミシェ、ありがとう」
「ミシェ、あなたの事大好きよ」
「これ、途中で、食べてね」
「リョウ、嬉しいわ。ありがとう」
「あなた、今度うちにいらっしゃいな」
「良いわね。私のところにもいらっしゃいね」
「はい。旅ができる、ようになります」
「うふふ。楽しみに待ってるわ」
「これは魔法道具の指輪で緊急時に魔術の鎧がかかるものだわ。一度だけ攻撃を防いでくれるの。あなた方の家にお土産で持って行くと良いわ」
「エメイラ様ありがとう」
「エメイラ様、うちの父が喜びます」
ストラ兄さんが二人の前に行く。
「あの、あのな、うちの商会で売ってるもので悪いけど色んな人に聞いて選んでみた」
「ストラスト、なあに、これ?」
「カメオだ。二人色違いになってる。これからも仲良くしてくれ」
「悪くないわね。これからもよろしくね」
「しょうがないから着けてあげるわ。また学校で会いましょうね」
「ああ。勉強がんばってな。わからないことがあったら手紙くれ。とことん教えるから」
「ふふふ。何もなくても送るわよ」
「そうね。私も送るわ」
「では皆さん、またお会いしましょう」
「お元気で。また来ますわ」
僕たちは馬車が見えなくなるまで手を振って見送った。
「んー……美味しいわ。サクサクしていて中ジューシーで。これはレシピを広めたいわね」
「豚肉が柔らかくて少し酸っぱいけど美味しいわ。野菜も美味しいわ」
「この料理はワインにも合うなあ」
「そうよね。ついつい呑んじゃいそう」
「あら。豚肉のはいいわね。リョウ、これも結婚式で出してちょうだい」
「ミシェ姉さん、品数、多いよ」
「そう?じゃあ今度一通り作ってみて。そこから選ぶわ」
「ミシェ、結婚式でこんな料理だすの?良いわね」
「私もこんな料理出してもらいたいわ」
「あら。マリーダもメリンもリョウに頼めば良いわよ。喜んでやると思うわ」
「え、僕やるの?」
「うふふふ。リョウ、よろしくね」
「わたしもよろしく」
「よくわからないけど、わかった。頑張る」
和気藹々と夕食を楽しんで〆はちょっとだけおしゃれに。
「食後に…ワインでも、使う甘い葡萄を、氷菓にしたの。食べてみて」
「わぁー。素敵な色」
「おしゃれ」
「香り付けで、少し果実酒、加えてる。もし気になるなら、別のと変える」
「…美味しいわ。全然気にならないわよ」
「私も。今日の食事は本当に幸せだったわ」
「本当そうね。ストラストのお家の皆さん本当に温かい人ばかりで嬉しかった」
「お二人共楽しんでいただけて何よりですわ。用事というのは急ぎかしら?」
「そう急ぎでもないわ」
「そうね。私もそうだわ」
「でしたら二、三日ゆっくり過ごしてみたらいかがかしら?あなた、そうしてもらいません?」
「ああ。そちらが良ければ滞在なさると良いでしょう。まだルステインには見どころがいっぱいありますし、旅の疲れを癒していったらよろしいのではないでしょうか?」
「良いかしら?」
「お願い」
「「よろしいでしょうか?」」
「もちろんです。スクワンジャー家、ゼローキア家の皆様にも精一杯おもてなしをさせていただきます」
「ありがとう」
「よろしくお願い」
「「ありがとうございます」」
「明日は私がとっておきの場所に案内するわね。ストラは二人のエスコートをちゃんとしてね」
「ありがとうミシェ」
「楽しみにしてるわ」
「姉さんお手柔らかに頼むよ」
「私が護衛するから任せて」
「エメイラ様、嬉しいです」
「よろしくお願いします」
お嬢様達は会話を楽しんで宿に行った。
「ストラ、なかなか良いお嬢様達だな」
「そうね。お貴族様なのにものすごく親しみやすいわ」
「そうだろ?全然偉ぶらないからすぐに友達になれたよ」
「向こうの家族の方達もそうなの?」
「公爵様の方も侯爵様の方もお兄さんがものすごい心配性で最初はすごく警戒されたんだ。でも色々と話をして最後はまた来いって言ってくれたよ」
「ストラは天然の人たらしだわ」
「ストラ兄さん、すごい」
「そうかな?ウルリッヒもお兄さん達も本音で話せばわかってくれたんだよね」
ストラ兄さん、絶対魅力Sだわ。
「これで鈍感なところが治れば…」
「なんか言った?」
「なんでもないわ。あのね、マリーダとメリンの話、ちゃんと聞くのよ。上辺で会話したら姉さん怒るわよ」
「わ、わかった。ちゃんと聞くよ。姉さんこそ、人たらしじゃないか」
「ふふふ。私は違うわよ」
「二人とも、すごいね」
「リョウほどじゃないよ。今日の料理びっくりしたよ。二人の領地の特産品まで考えてあるとは」
「ストークが教えてくれたの」
「恐縮です。ですがヤートさんがより正確に覚えていらっしゃいました」
「ヤートは凄いな。貴族の事ならなんでも知ってるんじゃないか」
「だと思います。ヤート調査商会の情報収集力は伊達ではないと思われます」
「まあ、あとしばらくお嬢様達を楽しませるようにみんな頼むな」
「「「はい」」」
その日はそれでお開きとなった。2日目はお姉さんがルステインの穴場スポットを案内して、3日目はお母さんとエメイラが癒しのマッサージやエステ処を案内していた。ストラ兄さんはずっとエスコートしていた。お疲れ様。僕の方は僕の方で3日間料理で二人をもてなした。家来の人達はスサンの天使のメニューを大体制覇したかな?僕に会うと口々にお礼を言ってたから満足してくれたと思ってる。
別れの朝、みなが僕の工房の前で集まった。
「色々ありがとう。楽しかったわ」
「皆様、本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております」
「これはあなた方を思ってうちの子達が一生懸命作ったポーチと私が作った膝掛けなの。良かったらもらってくださる?」
「ありがとう。大切にするわ」
「これ、小さい子達が作ったものね。大事にする。ハノンの膝掛けも嬉しいわ」
「これはお肌に良い化粧品。化粧かぶれがほとんどないわ。無くなったら言ってちょうだい。いつでも用意するから。それと、がんばってね」
「ミシェ、ありがとう」
「ミシェ、あなたの事大好きよ」
「これ、途中で、食べてね」
「リョウ、嬉しいわ。ありがとう」
「あなた、今度うちにいらっしゃいな」
「良いわね。私のところにもいらっしゃいね」
「はい。旅ができる、ようになります」
「うふふ。楽しみに待ってるわ」
「これは魔法道具の指輪で緊急時に魔術の鎧がかかるものだわ。一度だけ攻撃を防いでくれるの。あなた方の家にお土産で持って行くと良いわ」
「エメイラ様ありがとう」
「エメイラ様、うちの父が喜びます」
ストラ兄さんが二人の前に行く。
「あの、あのな、うちの商会で売ってるもので悪いけど色んな人に聞いて選んでみた」
「ストラスト、なあに、これ?」
「カメオだ。二人色違いになってる。これからも仲良くしてくれ」
「悪くないわね。これからもよろしくね」
「しょうがないから着けてあげるわ。また学校で会いましょうね」
「ああ。勉強がんばってな。わからないことがあったら手紙くれ。とことん教えるから」
「ふふふ。何もなくても送るわよ」
「そうね。私も送るわ」
「では皆さん、またお会いしましょう」
「お元気で。また来ますわ」
僕たちは馬車が見えなくなるまで手を振って見送った。
183
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜
2nd kanta
ファンタジー
愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。
人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。
そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。
しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる