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8歳の旅回り。
アイスクリームシンドローム。
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「わぁ……! この辺、森の香りと焼いた砂糖みたいな匂いが混じってる」
朝の光を浴びながら、小人族の領都を囲む草原を散歩していた僕は、ふと甘いような、不思議な香りに気づいた。エメイラが鼻をひくひく動かし、僕の後ろでぴたりと止まる。
「リョウ、それ…あれじゃない? 黒い鞘みたいな…なに?」
「この匂い…たぶんそう。形も香りも、バニラビーンズそのもの…!」
僕は思わず地面にしゃがみ込んで、根元から丁寧に観察する。バニラがこの世界に知られていないのは知っていた。誰も食用と知らず、ただの甘い香りの蔓植物として無視されていた。
「やった…これは大発見だよ。世界で最初に見つけた、なんて言ってもいいかも」
「また名物が増えちゃうわね。ルステイン特製・リョウエスト印の…ん~、バニラ?」
「…今日、バニラアイス作ろう!」
僕の声に、ストークが冷静に帳面を開いた。
「では、商業登録の書類を整えておきましょう。先に館に戻りますね」
「お願い。ストーク、いつもありがと」
ミザーリが腕を組んで首をかしげる。
「主よ、また妙な甘いもの作るのか?」
「うん。きっとミザーリも好きになるよ」
ナビが肩にとまって「にゃー!」と鳴き、青の技のリーダー格であるアインスが後ろでくすりと笑った。
「こういう時のリョウ様が一番『災厄』なのかもしれやせんね」
館に戻ると、早速僕はアイスクリーム製造機の設計図を作った。冷却装置、攪拌機構、そして魔力で動く手回しレバーを融合させる。小人族の職人たちが目を輝かせて駆け寄ってくる。
「これは……機械で甘い雪を作るのか?」
「すごい発想じゃのう!」
「完成したら、ぜひみんなで食べてみようね」
小人伯も部屋の奥から走ってきた。
「ぼく、ぼくも食べるーっ! リョウエスト君が作るんだよね?ぜったい、おいしい!」
「できたよ……!」
僕が手を止めると、銀のボウルに詰まったふわふわの白い塊が姿を現した。現存する冷凍庫の機構を使ってゆっくりと冷やしながら、甘いミルクと採れたてのバニラを混ぜて撹拌した初の『バニラアイス』。
「ほ、本当にできちゃったのね……!」
エメイラが一番に手を伸ばして、木のスプーンで一口。
「…!?これ…すごい…」
「どう?ちゃんと冷たい?」
「冷たくて甘くて、なめらかで…!」
ナビが空中でぐるぐると宙返りを決めた。
「にゃーー!」
ミザーリは少し戸惑いながらも、そっとスプーンを取って一口。
「…ほう。なるほど。これは…確かに、悪くない。いや、むしろ好きかもしれん」
青の技たちもひとくちずつ味見して、無言で頷く者、思わず目を見開く者、それぞれに驚いていた。
「リョウ様、これは…国家レベルの発明では?」
「おおおおおっ!?なんだこの食べ物は!歯にしみるけど、うまいのだあっ!!」
小人伯が叫びながら地面を転げ回る。笑い声が響く。
「ふふ、よかった。じゃあこれ、ちゃんと商業登録しておこう」
ストークがすでに書類を広げてペンを走らせていた。
「『バニラアイスクリーム』、発明者・リョウエスト・スサン、開発地・小人領都。冷却撹拌機を含めて一括登録します」
「いつもありがとう、ストーク」
「お役目ですから」
「じゃあこれ……水竜人にも食べさせてあげたいね」
僕の言葉にアインスがふと真顔になる。
「水竜人たちにも感謝されるでしょうな。あの暑い港で、これがあったら……」
僕は思いついて、そのまま立ち上がった。
「……もう一つ、作りたい装置があるんだ」
「ん?」
「今のこの機構を応用すれば…『浄水装置』が作れると思う。水竜人と小人族、両方に贈るために」
その言葉に、館の空気がすっと静まった。エメイラが小さく呟く。
「…それって、飲み水を綺麗にするってこと?」
「うん。魔法道具とフィルターを組み合わせて、毒素や泥を除去して、いつでもきれいな水が使えるようにしたい」
「それ…うちの村にも欲しい!」
「港でも使えるな!」
「リョウ様…我々も、設計図の護衛を任せてください」
皆の声が次々と重なっていく中、僕は工具を持ち直した。
「じゃあ、始めよう。リョウエスト式浄水装置の初号機。小人族の領都で作るんだ」
作業を一心不乱に続ける。時間はかかったが満足するものができた。
「…できた、かな」
僕が最後の固定具を締め終えると、周囲から自然と拍手が起こった。
「主よ、これが…浄水装置…」
「うん。まずはこの水槽に水を入れて…はい、レバーを回してみて」
エメイラがそっとハンドルを回すと、金属製の筒からポタ、ポタと透明な水が出てきた。それはまるで朝露のように澄んでいて、見る者すべての目を引きつけた。
「これ、川の水から取ったのに…全然臭くない…!」
ミザーリが驚いて言う。
「不純物はここで除かれ、ここで毒素と菌類が処理される仕組み」
僕は構造を説明した。小人伯が興奮気味に身を乗り出す。
「こ、これはすごい!これがあれば…水竜人との貿易も、食の安全も、ぐぐぐっと進むのだっ!」
「リョウエスト様、これは…小人族と水竜人、双方にとっての宝です」
「僕なりの、ほんの小さな贈り物です。海と川、工房と街道。全部が繋がるように」
「リョウエスト君…」
エメイラがじっと僕を見ていた。
「…ねえ、ルステインに戻ったら、皆で慰安旅行に行こうよ。エルグナさんも青の技の皆も、ずっと疲れてる顔してるもの」
「賛成です」
ミザーリが小さく頷く。
「あたいも……陽炎隊の皆さんは疲れてると思うので。休んでほしい」
「じゃあ決まり。ドワーフ領から戻ったら計画しよう」
僕はふと、工房の隅に座って一人図面を描いていた。今度は氷冷式の小型型浄水装置。この世界での旅は、驚きと発見ばかりだ。
小人伯がそっと隣に来て、照れたように言った。
「リョウエスト君、ほんとにすごいっ。こんなに楽しいの、久しぶり。小人たちも、君に感謝してるよっ」
「ありがとう。僕も、小人族の皆と一緒に作るの、すごく楽しいよ」
「……うんっ! 今度はぼくも何か考えるの。負けてられないから!」
僕は笑って頷いた。
朝の光を浴びながら、小人族の領都を囲む草原を散歩していた僕は、ふと甘いような、不思議な香りに気づいた。エメイラが鼻をひくひく動かし、僕の後ろでぴたりと止まる。
「リョウ、それ…あれじゃない? 黒い鞘みたいな…なに?」
「この匂い…たぶんそう。形も香りも、バニラビーンズそのもの…!」
僕は思わず地面にしゃがみ込んで、根元から丁寧に観察する。バニラがこの世界に知られていないのは知っていた。誰も食用と知らず、ただの甘い香りの蔓植物として無視されていた。
「やった…これは大発見だよ。世界で最初に見つけた、なんて言ってもいいかも」
「また名物が増えちゃうわね。ルステイン特製・リョウエスト印の…ん~、バニラ?」
「…今日、バニラアイス作ろう!」
僕の声に、ストークが冷静に帳面を開いた。
「では、商業登録の書類を整えておきましょう。先に館に戻りますね」
「お願い。ストーク、いつもありがと」
ミザーリが腕を組んで首をかしげる。
「主よ、また妙な甘いもの作るのか?」
「うん。きっとミザーリも好きになるよ」
ナビが肩にとまって「にゃー!」と鳴き、青の技のリーダー格であるアインスが後ろでくすりと笑った。
「こういう時のリョウ様が一番『災厄』なのかもしれやせんね」
館に戻ると、早速僕はアイスクリーム製造機の設計図を作った。冷却装置、攪拌機構、そして魔力で動く手回しレバーを融合させる。小人族の職人たちが目を輝かせて駆け寄ってくる。
「これは……機械で甘い雪を作るのか?」
「すごい発想じゃのう!」
「完成したら、ぜひみんなで食べてみようね」
小人伯も部屋の奥から走ってきた。
「ぼく、ぼくも食べるーっ! リョウエスト君が作るんだよね?ぜったい、おいしい!」
「できたよ……!」
僕が手を止めると、銀のボウルに詰まったふわふわの白い塊が姿を現した。現存する冷凍庫の機構を使ってゆっくりと冷やしながら、甘いミルクと採れたてのバニラを混ぜて撹拌した初の『バニラアイス』。
「ほ、本当にできちゃったのね……!」
エメイラが一番に手を伸ばして、木のスプーンで一口。
「…!?これ…すごい…」
「どう?ちゃんと冷たい?」
「冷たくて甘くて、なめらかで…!」
ナビが空中でぐるぐると宙返りを決めた。
「にゃーー!」
ミザーリは少し戸惑いながらも、そっとスプーンを取って一口。
「…ほう。なるほど。これは…確かに、悪くない。いや、むしろ好きかもしれん」
青の技たちもひとくちずつ味見して、無言で頷く者、思わず目を見開く者、それぞれに驚いていた。
「リョウ様、これは…国家レベルの発明では?」
「おおおおおっ!?なんだこの食べ物は!歯にしみるけど、うまいのだあっ!!」
小人伯が叫びながら地面を転げ回る。笑い声が響く。
「ふふ、よかった。じゃあこれ、ちゃんと商業登録しておこう」
ストークがすでに書類を広げてペンを走らせていた。
「『バニラアイスクリーム』、発明者・リョウエスト・スサン、開発地・小人領都。冷却撹拌機を含めて一括登録します」
「いつもありがとう、ストーク」
「お役目ですから」
「じゃあこれ……水竜人にも食べさせてあげたいね」
僕の言葉にアインスがふと真顔になる。
「水竜人たちにも感謝されるでしょうな。あの暑い港で、これがあったら……」
僕は思いついて、そのまま立ち上がった。
「……もう一つ、作りたい装置があるんだ」
「ん?」
「今のこの機構を応用すれば…『浄水装置』が作れると思う。水竜人と小人族、両方に贈るために」
その言葉に、館の空気がすっと静まった。エメイラが小さく呟く。
「…それって、飲み水を綺麗にするってこと?」
「うん。魔法道具とフィルターを組み合わせて、毒素や泥を除去して、いつでもきれいな水が使えるようにしたい」
「それ…うちの村にも欲しい!」
「港でも使えるな!」
「リョウ様…我々も、設計図の護衛を任せてください」
皆の声が次々と重なっていく中、僕は工具を持ち直した。
「じゃあ、始めよう。リョウエスト式浄水装置の初号機。小人族の領都で作るんだ」
作業を一心不乱に続ける。時間はかかったが満足するものができた。
「…できた、かな」
僕が最後の固定具を締め終えると、周囲から自然と拍手が起こった。
「主よ、これが…浄水装置…」
「うん。まずはこの水槽に水を入れて…はい、レバーを回してみて」
エメイラがそっとハンドルを回すと、金属製の筒からポタ、ポタと透明な水が出てきた。それはまるで朝露のように澄んでいて、見る者すべての目を引きつけた。
「これ、川の水から取ったのに…全然臭くない…!」
ミザーリが驚いて言う。
「不純物はここで除かれ、ここで毒素と菌類が処理される仕組み」
僕は構造を説明した。小人伯が興奮気味に身を乗り出す。
「こ、これはすごい!これがあれば…水竜人との貿易も、食の安全も、ぐぐぐっと進むのだっ!」
「リョウエスト様、これは…小人族と水竜人、双方にとっての宝です」
「僕なりの、ほんの小さな贈り物です。海と川、工房と街道。全部が繋がるように」
「リョウエスト君…」
エメイラがじっと僕を見ていた。
「…ねえ、ルステインに戻ったら、皆で慰安旅行に行こうよ。エルグナさんも青の技の皆も、ずっと疲れてる顔してるもの」
「賛成です」
ミザーリが小さく頷く。
「あたいも……陽炎隊の皆さんは疲れてると思うので。休んでほしい」
「じゃあ決まり。ドワーフ領から戻ったら計画しよう」
僕はふと、工房の隅に座って一人図面を描いていた。今度は氷冷式の小型型浄水装置。この世界での旅は、驚きと発見ばかりだ。
小人伯がそっと隣に来て、照れたように言った。
「リョウエスト君、ほんとにすごいっ。こんなに楽しいの、久しぶり。小人たちも、君に感謝してるよっ」
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僕は笑って頷いた。
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