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9歳の記す者。
エルフの記念すべき一夜。
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エルフ伯爵のタウンハウス。石造りの豪奢な館に夕闇が差す頃、歴史的な一夜が幕を開ける。
「リョウエスト、よくここまで準備を整えたな」
エルフ伯が静かに、しかし満足そうに微笑んだ。
「皆、エルフの真髄を感じてくれるはずです」
僕は頷き、入口で迎えの挨拶をした。
「本日はご多忙の中、史上初のエルフ主催夜会にお越しいただき誠にありがとうございます。今宵はエルフの伝統料理を中心にしたウルリッヒスタイルを私が監修しました。どうぞご期待ください」
参加した貴族たちの顔は興味津々だ。スクワンジャー公爵が鼻を鳴らし、エフェルト公爵はゆったりと頷く。
「エルフの調理法って、一体どんなものなのだ?」
と伯爵の一人が尋ねる。
「基本は素材の味を最大限に活かすこと。スパイスもあまり使わず、火加減も繊細なんですよ」
僕はささやきながら見守った。
エルフの家令が流暢に司会を務める。彼は前菜のお皿の紹介をする。前菜が出てくる。エルフ料理の前菜である。そして…
「エルフの伝統芸能も間もなく始まります」
と家令は言う。館内の照明が柔らかくなり、エルフの演奏家たちが魔法の弦楽器を手に立つ。
貴族たちは息を呑む。繊細な調べが空間を満たし、まるで森の奥深くにいるかのような錯覚に陥る。
「こんな音色は初めてだ」
スクワンジャー公爵が感心している。
僕は周囲を見渡しながら、初めての試みの成功に胸が熱くなる。
「皆さま…今宵、我がタウンハウスにお越しくださり、感謝いたします」
エルフ伯がゆっくりと一歩前に出ると、その場が静まり返った。
彼の金銀混じる長髪が蝋燭の灯りに揺れ、どこか神秘的な輝きを放つ。
「我らエルフがこうして城外で、他種族を招いての夜会を催すことは、王国の長い歴史において初めての試みです。ですが」
伯は、軽く視線を僕に向けて微笑む。
「未来を記す者、リョウエスト・バァン・スサン殿の提案と監修によって、我が一族も時の流れと共に一歩を踏み出す勇気を得ました」
その言葉に、場内から静かな拍手が湧く。スクワンジャー公爵は口元を引き締め、エフェルト公爵は杯を持ち上げて伯に敬意を示した。
伯は続ける。
「今宵の料理は、我らの伝統を守りつつも、人間社会との架け橋となるよう構成されております。料理を作ったのは我が民の料理人たち。そしてそれを導いたのが」
「僕です」と僕が軽く一礼した。
「リョウエスト殿が、この繊細な味の調和を監修してくださった。素材と向き合う姿勢は、まさにエルフの哲学そのものでした」
その言葉に、厨房から出されたスープの香りがふわりと漂う。
森の根菜と香草、そして湧き水だけを使った透明なスープ…。
「う、うまい!だが、何か足りないようで、足りている…!」
「深い味…こんなシンプルで、ここまでの余韻を感じるなんて…」
そんな驚嘆の声が続々と上がる中、伯は静かに、ゆったりと歩を進めながら貴族たちの間を回った。まるで主人としての誇りと余裕を見せるように。
「スクワンジャー公爵殿、どうか氷菓はゆっくりとお召し上がりください。我が森の実を凍らせた品…貴殿のお好みに合えば幸いです」
「まったく…エルフというやつは、こういう演出まで絵になるんだから」
公爵は苦笑しながらも、目尻が下がっていた。
「エフェルト公爵殿、貴族派との間にもこうした文化的交流があれば…と、思いませんか?」
「まさにその通りですな。伯爵のこの挑戦には心から敬意を表したい」
その間にも僕は忙しく、厨房の様子を確認しつつ、各テーブルの要望を聞いて回っていた。
「リョウエスト様、あちらの貴族がエルフの魔法道具について商談をしたいと」
「わかりました、エルフ伯と後ほどお時間を作って調整します。急がせないように、時間を見て」
給仕に指示を出しながら、ふと周囲を見ると、エルフの使用人たちに貴族の一部が視線を送っている。特に若い女性給仕に。
しかし、その様子を見たエルフ伯は、あくまで穏やかな声で釘を刺した。
「人の目の数だけ、感情もあります。ですが、我らエルフの者を一品の飾りとして見ないでいただければ幸いです」
静かな声なのに、重い。
その場が一瞬ピンと張りつめ、スクワンジャー公爵が「心得ている」と低く応じ、場を整えるように乾杯を提案した。
「よき食、よき出会いに」
「よき未来に」
杯が交わされる。僕はエメイラの隣に立ち、彼女と視線を合わせた。
「やっぱり、あなたの助けがなければ、こうはならなかった」
「あなたが導いたのよ、伯とエルフたちを。誇りに思いなさい」
彼女の微笑はこの夜会の完成を告げる鐘のようだった。
エルフの奏者たちが円形の舞台に立ち、静かに弦を引いた。
竪琴、笛、そして透明な水晶管から放たれる不思議な音が、夜会場を幻想的な空気で包みこむ。
「これが…エルフの、楽の音…」
「音が、揺れてる…まるで月明かりそのもの…」
囁くように感嘆の声が漏れた。
「舞をどうぞ」
エルフ伯が手を広げて招くと、人々は最初こそ戸惑ったが、次第にエルフと人間の間でダンスの輪が広がっていく。
女性の貴族が恐る恐るエルフの男性に手を差し出し、エルフの女性が人間の若い騎士と笑いながらステップを踏む。
エメイラが僕の手をそっと取った。
「さあ、あなたも。せっかくだもの」
「僕は主催だし、あまり目立ちたくない」
「あなたは最初から目立ってるわよ」
エメイラがくすくすと笑った。僕は観念して手を取り、静かな円の中へと加わる。
エルフ伯はというと、中央に立ったまま、背筋を伸ばしてすべてを見守っていた。
一歩も動かず、言葉もない。ただその存在だけで空間を支配している。
すると一人の若い貴族が、恐る恐る彼に声をかけた。
「エルフ伯、あの…一つお願いが」
「お聞かせください」
「伯爵領の中で、森と共に生きる技術をぜひ分けていただきたく。私の領でも、人と自然の共存を模索しておりまして…」
その声に続くように、次々と他の貴族たちがエルフ伯へ歩み寄ってきた。
「我が家でも、魔法灯のような持続可能な照明が欲しくて」
「森の獣たちとの共存について…ご指南いただけませんか?」
「我らの知は、望む者に与えられるべきでしょう」
エルフ伯の声は穏やかで、けれども確固としていた。
「ですが、条件があります。我らの誇りと文化を『利用する』のではなく、『理解し、共にある』こと。貴族としての誠実と尊厳をもって、関係を築ける方に限らせていただきます」
それを聞いてスクワンジャー公爵がうなずく。
「さすがエルフ伯だ。私としても、そうした理念をもって他種族と交流してほしい…諸君、エルフの誇りを軽く見てはならぬぞ」
エフェルト公爵も杯を持ちながら静かに続けた。
「この夜会は、文化の展示ではなく、未来への『始まり』なのだな」
やがて夜が更け、音楽が静かに終わると、僕が再び壇上へと立った。
「本日はお越しくださり、ありがとうございました。貴族としての名誉と、エルフという存在への理解が、これからの王国をより良き未来へと導いてくれることを、僕は信じております」
大きな拍手が広がった。
「リョウエスト、よくここまで準備を整えたな」
エルフ伯が静かに、しかし満足そうに微笑んだ。
「皆、エルフの真髄を感じてくれるはずです」
僕は頷き、入口で迎えの挨拶をした。
「本日はご多忙の中、史上初のエルフ主催夜会にお越しいただき誠にありがとうございます。今宵はエルフの伝統料理を中心にしたウルリッヒスタイルを私が監修しました。どうぞご期待ください」
参加した貴族たちの顔は興味津々だ。スクワンジャー公爵が鼻を鳴らし、エフェルト公爵はゆったりと頷く。
「エルフの調理法って、一体どんなものなのだ?」
と伯爵の一人が尋ねる。
「基本は素材の味を最大限に活かすこと。スパイスもあまり使わず、火加減も繊細なんですよ」
僕はささやきながら見守った。
エルフの家令が流暢に司会を務める。彼は前菜のお皿の紹介をする。前菜が出てくる。エルフ料理の前菜である。そして…
「エルフの伝統芸能も間もなく始まります」
と家令は言う。館内の照明が柔らかくなり、エルフの演奏家たちが魔法の弦楽器を手に立つ。
貴族たちは息を呑む。繊細な調べが空間を満たし、まるで森の奥深くにいるかのような錯覚に陥る。
「こんな音色は初めてだ」
スクワンジャー公爵が感心している。
僕は周囲を見渡しながら、初めての試みの成功に胸が熱くなる。
「皆さま…今宵、我がタウンハウスにお越しくださり、感謝いたします」
エルフ伯がゆっくりと一歩前に出ると、その場が静まり返った。
彼の金銀混じる長髪が蝋燭の灯りに揺れ、どこか神秘的な輝きを放つ。
「我らエルフがこうして城外で、他種族を招いての夜会を催すことは、王国の長い歴史において初めての試みです。ですが」
伯は、軽く視線を僕に向けて微笑む。
「未来を記す者、リョウエスト・バァン・スサン殿の提案と監修によって、我が一族も時の流れと共に一歩を踏み出す勇気を得ました」
その言葉に、場内から静かな拍手が湧く。スクワンジャー公爵は口元を引き締め、エフェルト公爵は杯を持ち上げて伯に敬意を示した。
伯は続ける。
「今宵の料理は、我らの伝統を守りつつも、人間社会との架け橋となるよう構成されております。料理を作ったのは我が民の料理人たち。そしてそれを導いたのが」
「僕です」と僕が軽く一礼した。
「リョウエスト殿が、この繊細な味の調和を監修してくださった。素材と向き合う姿勢は、まさにエルフの哲学そのものでした」
その言葉に、厨房から出されたスープの香りがふわりと漂う。
森の根菜と香草、そして湧き水だけを使った透明なスープ…。
「う、うまい!だが、何か足りないようで、足りている…!」
「深い味…こんなシンプルで、ここまでの余韻を感じるなんて…」
そんな驚嘆の声が続々と上がる中、伯は静かに、ゆったりと歩を進めながら貴族たちの間を回った。まるで主人としての誇りと余裕を見せるように。
「スクワンジャー公爵殿、どうか氷菓はゆっくりとお召し上がりください。我が森の実を凍らせた品…貴殿のお好みに合えば幸いです」
「まったく…エルフというやつは、こういう演出まで絵になるんだから」
公爵は苦笑しながらも、目尻が下がっていた。
「エフェルト公爵殿、貴族派との間にもこうした文化的交流があれば…と、思いませんか?」
「まさにその通りですな。伯爵のこの挑戦には心から敬意を表したい」
その間にも僕は忙しく、厨房の様子を確認しつつ、各テーブルの要望を聞いて回っていた。
「リョウエスト様、あちらの貴族がエルフの魔法道具について商談をしたいと」
「わかりました、エルフ伯と後ほどお時間を作って調整します。急がせないように、時間を見て」
給仕に指示を出しながら、ふと周囲を見ると、エルフの使用人たちに貴族の一部が視線を送っている。特に若い女性給仕に。
しかし、その様子を見たエルフ伯は、あくまで穏やかな声で釘を刺した。
「人の目の数だけ、感情もあります。ですが、我らエルフの者を一品の飾りとして見ないでいただければ幸いです」
静かな声なのに、重い。
その場が一瞬ピンと張りつめ、スクワンジャー公爵が「心得ている」と低く応じ、場を整えるように乾杯を提案した。
「よき食、よき出会いに」
「よき未来に」
杯が交わされる。僕はエメイラの隣に立ち、彼女と視線を合わせた。
「やっぱり、あなたの助けがなければ、こうはならなかった」
「あなたが導いたのよ、伯とエルフたちを。誇りに思いなさい」
彼女の微笑はこの夜会の完成を告げる鐘のようだった。
エルフの奏者たちが円形の舞台に立ち、静かに弦を引いた。
竪琴、笛、そして透明な水晶管から放たれる不思議な音が、夜会場を幻想的な空気で包みこむ。
「これが…エルフの、楽の音…」
「音が、揺れてる…まるで月明かりそのもの…」
囁くように感嘆の声が漏れた。
「舞をどうぞ」
エルフ伯が手を広げて招くと、人々は最初こそ戸惑ったが、次第にエルフと人間の間でダンスの輪が広がっていく。
女性の貴族が恐る恐るエルフの男性に手を差し出し、エルフの女性が人間の若い騎士と笑いながらステップを踏む。
エメイラが僕の手をそっと取った。
「さあ、あなたも。せっかくだもの」
「僕は主催だし、あまり目立ちたくない」
「あなたは最初から目立ってるわよ」
エメイラがくすくすと笑った。僕は観念して手を取り、静かな円の中へと加わる。
エルフ伯はというと、中央に立ったまま、背筋を伸ばしてすべてを見守っていた。
一歩も動かず、言葉もない。ただその存在だけで空間を支配している。
すると一人の若い貴族が、恐る恐る彼に声をかけた。
「エルフ伯、あの…一つお願いが」
「お聞かせください」
「伯爵領の中で、森と共に生きる技術をぜひ分けていただきたく。私の領でも、人と自然の共存を模索しておりまして…」
その声に続くように、次々と他の貴族たちがエルフ伯へ歩み寄ってきた。
「我が家でも、魔法灯のような持続可能な照明が欲しくて」
「森の獣たちとの共存について…ご指南いただけませんか?」
「我らの知は、望む者に与えられるべきでしょう」
エルフ伯の声は穏やかで、けれども確固としていた。
「ですが、条件があります。我らの誇りと文化を『利用する』のではなく、『理解し、共にある』こと。貴族としての誠実と尊厳をもって、関係を築ける方に限らせていただきます」
それを聞いてスクワンジャー公爵がうなずく。
「さすがエルフ伯だ。私としても、そうした理念をもって他種族と交流してほしい…諸君、エルフの誇りを軽く見てはならぬぞ」
エフェルト公爵も杯を持ちながら静かに続けた。
「この夜会は、文化の展示ではなく、未来への『始まり』なのだな」
やがて夜が更け、音楽が静かに終わると、僕が再び壇上へと立った。
「本日はお越しくださり、ありがとうございました。貴族としての名誉と、エルフという存在への理解が、これからの王国をより良き未来へと導いてくれることを、僕は信じております」
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