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第1章
仕事内容はヤギと牛の世話(元ドルマン侯爵視点)
しおりを挟む「おー、ライズ、やっときたか!
そっちがサムエルか!俺はノエルだ。じゃああまり時間もかけたくないし、ちゃっちゃとしようぜ。
ここがあんたらの家な。この家にあるものは好きに使ってくれてかまわないよ。
で、朝・夕にご飯を運んできてやる。昼は自分たちで調達してくれ。ここら辺は畑として使ってくれてもかまわない。
だが、働かなけりゃ、食事は出さない。半月は体力の差もあるだろうから多少は甘めに判定してやる。でも半月過ぎたら他の奴らと同じだけ働いてなけりゃ食事は出さない。
仕事内容はヤギと牛の世話。
掃除にエサやり、ヤギや牛のブラッシングが主な仕事だ。
本来はここに搾乳なんかもあるが、牛やヤギのストレスにも繋がることだから当面の間任せることはない。
俺からは以上だ。質問は?」
ノエルと名乗った男は淡々と説明を始めた。
だが訳が分からない。
この小さい小屋が家?昼ご飯は自分たちで調達?
それに私の仕事が牛とヤギの世話?
なにを言っているんだ?
「ま、待ってくれ。
この小さい小屋が家?なんの冗談なんだ?
それに昼は自分たちで調達ってどうやって調達するんだ?
それに私の仕事が牛とヤギの世話?なにかの間違いだろう」
私が話すのを見て、眉間に皺を寄せ、険しい顔をする。
「家を用意されるのがいやなら山で寝てもいいんだぞ。
昼はここで野菜でも作ってそれを食べればいい。
最初から朝夕食事がでるって言われてるだけでもありがたがるんだな!
そんなに甘くねえんだよ。そんな質問しかねえんなら俺たちは行くぞ。今日の夕食は机に置いてある。明日は朝迎えに来るから次の日からは自分で行ってくれ。
服は部屋ん中に3着用意してある。それを洗って着まわしてくれ。
もし寝坊して仕事しなくてもいいけど、食事はねえから今みたいなふざけたことをこっちに言うなよ」
そういってノエルは背を向けて山を下り始めた。
しかし途中で足を止めて振り返ると口を開いた。
「ああ、そういえば山の柵は牛やヤギの脱走防止に外からしか鍵は開かないから。
じゃあ、またあした」
そういって今度こそ唖然とする私たちに背を向けて山を下りて行った。
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