149 / 166
第2章
国際会議の決定を
しおりを挟む
案内された部屋に着くとすぐに今までの経緯が説明された。
本来は王しか参加が許されないはずの国際会議だが、私たちは関係者として同席を許された。
そして今回の各国の王の招集は精霊が行ったということも説明された。
どなたもさすが国王というか、だれも困惑する様子はない。それどころか納得してうんうんと頷いている。
一通り話を終えたところで、先ほどよりもさらに険しい声でライアン陛下が告げる。
「前々から会議でも上がっていたが、イヴァンカ国王家の王族としての誇りや資質は地に堕ちているようだ。
王族というだけで権威を振りかざし、まるで国民は王族のおもちゃかのような対応すらしている。このような王家が国を収めているのは望ましくない。
だがこれが国内だけの問題ならば、これは他国からは口を出しにくい。
しかし、イヴァンカ国はこれまでも他国への侵略を目指し、何度も戦争を仕掛けてきた。これはなんども国際会議で問題にあげてきた。だが、最終的にイヴァンカ国が勝利を収めることがなく、様子を見てきたというのが現状。
しかし、今回、我が息子の嫁への襲撃が発覚した。私としてもこれ以上の様子見は必要ないと判断する。
そこで、皆が賛成してくれるのならば国際会議の決定として事を起そうと思う。
そこで意見を聞きたい。みなの意見を」
陛下の言葉に他の王たちが手を上げ順に発言していく。
ある程度の予想通りというべきなのか、この場にいる全員が賛成すると同意の意思を示した。
「もちろん賛成する。あの国は数少ない魔法が使える国だからと他の国を下に見て協力関係をきずくことができない。それだけでなく、すぐに他国に攻め入るのは問題視されている事。昨日仕入れた情報によると、近々ズゴット国に攻め入る準備を第4王子を中心に始めているらしい。
どうも今回の作戦が成功したら王位継承権候補第1位に上げるようにタリジャン王と手を握ったようだ。
だからその前にこの目論見をつぶしておきたい所だ」
そんな発言もあった。
イヴァンカ国は現在イヴァンカ国の南にあるスジャール国に攻め入っており、まだ停戦になっていなかったはずだ。それなのに次の国に攻め入る作戦が始まっているだなんて。
ほんとうに最低な国……
「そうか。では早急に事を起すことにしよう。
そこでサリーに一つ頼みたいことがあるのだ」
本来は王しか参加が許されないはずの国際会議だが、私たちは関係者として同席を許された。
そして今回の各国の王の招集は精霊が行ったということも説明された。
どなたもさすが国王というか、だれも困惑する様子はない。それどころか納得してうんうんと頷いている。
一通り話を終えたところで、先ほどよりもさらに険しい声でライアン陛下が告げる。
「前々から会議でも上がっていたが、イヴァンカ国王家の王族としての誇りや資質は地に堕ちているようだ。
王族というだけで権威を振りかざし、まるで国民は王族のおもちゃかのような対応すらしている。このような王家が国を収めているのは望ましくない。
だがこれが国内だけの問題ならば、これは他国からは口を出しにくい。
しかし、イヴァンカ国はこれまでも他国への侵略を目指し、何度も戦争を仕掛けてきた。これはなんども国際会議で問題にあげてきた。だが、最終的にイヴァンカ国が勝利を収めることがなく、様子を見てきたというのが現状。
しかし、今回、我が息子の嫁への襲撃が発覚した。私としてもこれ以上の様子見は必要ないと判断する。
そこで、皆が賛成してくれるのならば国際会議の決定として事を起そうと思う。
そこで意見を聞きたい。みなの意見を」
陛下の言葉に他の王たちが手を上げ順に発言していく。
ある程度の予想通りというべきなのか、この場にいる全員が賛成すると同意の意思を示した。
「もちろん賛成する。あの国は数少ない魔法が使える国だからと他の国を下に見て協力関係をきずくことができない。それだけでなく、すぐに他国に攻め入るのは問題視されている事。昨日仕入れた情報によると、近々ズゴット国に攻め入る準備を第4王子を中心に始めているらしい。
どうも今回の作戦が成功したら王位継承権候補第1位に上げるようにタリジャン王と手を握ったようだ。
だからその前にこの目論見をつぶしておきたい所だ」
そんな発言もあった。
イヴァンカ国は現在イヴァンカ国の南にあるスジャール国に攻め入っており、まだ停戦になっていなかったはずだ。それなのに次の国に攻め入る作戦が始まっているだなんて。
ほんとうに最低な国……
「そうか。では早急に事を起すことにしよう。
そこでサリーに一つ頼みたいことがあるのだ」
39
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
悪役だから仕方がないなんて言わせない!
音無砂月
恋愛
マリア・フォン・オレスト
オレスト国の第一王女として生まれた。
王女として政略結婚の為嫁いだのは隣国、シスタミナ帝国
政略結婚でも多少の期待をして嫁いだが夫には既に思い合う人が居た。
見下され、邪険にされ続けるマリアの運命は・・・・・。
良いものは全部ヒトのもの
猫枕
恋愛
会うたびにミリアム容姿のことを貶しまくる婚約者のクロード。
ある日我慢の限界に達したミリアムはクロードを顔面グーパンして婚約破棄となる。
翌日からは学園でブスゴリラと渾名されるようになる。
一人っ子のミリアムは婿養子を探さなければならない。
『またすぐ別の婚約者候補が現れて、私の顔を見た瞬間にがっかりされるんだろうな』
憂鬱な気分のミリアムに両親は無理に結婚しなくても好きに生きていい、と言う。
自分の望む人生のあり方を模索しはじめるミリアムであったが。
謹んで、婚約破棄をお受けいたします。
パリパリかぷちーの
恋愛
きつい目つきと素直でない性格から『悪役令嬢』と噂される公爵令嬢マーブル。彼女は、王太子ジュリアンの婚約者であったが、王子の新たな恋人である男爵令嬢クララの策略により、夜会の場で大勢の貴族たちの前で婚約を破棄されてしまう。
【完結】女王と婚約破棄して義妹を選んだ公爵には、痛い目を見てもらいます。女王の私は田舎でのんびりするので、よろしくお願いしますね。
五月ふう
恋愛
「シアラ。お前とは婚約破棄させてもらう。」
オークリィ公爵がシアラ女王に婚約破棄を要求したのは、結婚式の一週間前のことだった。
シアラからオークリィを奪ったのは、妹のボニー。彼女はシアラが苦しんでいる姿を見て、楽しそうに笑う。
ここは南の小国ルカドル国。シアラは御年25歳。
彼女には前世の記憶があった。
(どうなってるのよ?!)
ルカドル国は現在、崩壊の危機にある。女王にも関わらず、彼女に使える使用人は二人だけ。賃金が払えないからと、他のものは皆解雇されていた。
(貧乏女王に転生するなんて、、、。)
婚約破棄された女王シアラは、頭を抱えた。前世で散々な目にあった彼女は、今回こそは幸せになりたいと強く望んでいる。
(ひどすぎるよ、、、神様。金髪碧眼の、誰からも愛されるお姫様に転生させてって言ったじゃないですか、、、。)
幸せになれなかった前世の分を取り返すため、女王シアラは全力でのんびりしようと心に決めた。
最低な元婚約者も、継妹も知ったこっちゃない。
(もう婚約破棄なんてされずに、幸せに過ごすんだーー。)
【完結】優雅に踊ってくださいまし
きつね
恋愛
とある国のとある夜会で起きた事件。
この国の王子ジルベルトは、大切な夜会で長年の婚約者クリスティーナに婚約の破棄を叫んだ。傍らに愛らしい少女シエナを置いて…。
完璧令嬢として多くの子息と令嬢に慕われてきたクリスティーナ。周囲はクリスティーナが泣き崩れるのでは無いかと心配した。
が、そんな心配はどこ吹く風。クリスティーナは淑女の仮面を脱ぎ捨て、全力の反撃をする事にした。
-ーさぁ、わたくしを楽しませて下さいな。
#よくある婚約破棄のよくある話。ただし御令嬢はめっちゃ喋ります。言いたい放題です。1話目はほぼ説明回。
#鬱展開が無いため、過激さはありません。
#ひたすら主人公(と周囲)が楽しみながら仕返しするお話です。きっつーいのをお求めの方には合わないかも知れません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる