88 / 116
新しい生活に胸を踊らせて
11
しおりを挟む
あまりにも大胆な発言に驚く。
自分からこんなことを慶都さんにお願いするなんて…
なんていやらしいの?
なんて淫らな女なの?
恥ずかしくてたまらないのに、でも…体は慶都さんを強く求めた。
『ああ、お望みどおりに』
ギリシャ彫刻のように美しい上半身に抱きしめられ、少し汗ばんだ胸板と私の胸がピッタリ重なる。
そして、次の瞬間、ぐっしょりと濡れた私の中が、ズシッと重くなり、どうしようもなく熱くなった。
同時に、なんとも言えない快感に襲われる。
『すっごく気持ち良い』
…私は…
慶都さんに抱かれて別人のようになる。
こんな淫らな自分がいることに初めて気付かされ、どうしようもなく恥ずかしいのに、嬉しくてたまらない。
何度も何度も体を揺さぶられ、激しく高揚していく感情。
もう、我慢なんて出来ない。
『ああ、ダメっ。そんなにされたら私…』
甘い甘い快楽の海、私はゆっくりとそこに堕ちていく。
『その可愛い声、もっと聞かせて。何度でも気持ち良くしてやるから』
『う、嬉しい…』
そんな会話をしている間も、慶都さんの責めに悶えた。
『彩葉…好きだ』
『私も、慶都…さん。はあっ、ダ、ダメ…っ!ああっ』
そう、誰にもこの興奮は味わえない。
世界でただ1人、私だけが知り得るこの腰が砕けそうになるような快感。
ひとつになれた喜びに浸りながら…私達は、当たり前のように最後にもう一度だけ最高のキスを交わした。
『彩葉を誰にも渡さない。絶対に離さない』
何度も耳元で囁かれる甘やかな言葉に酔いしれ、私の想いはますます強くなっていく。
ずっと片思いだと思ってた慶都さんと、今、私は十分過ぎるくらい深く心を通わせている。
この体も、全て慶都さんのもの。
私をあなたで支配して…
もう慶都さんなしでは生きていけない。
どうかこの時間が永遠であるようにと、心の底から願わずにはいられなかった。
自分からこんなことを慶都さんにお願いするなんて…
なんていやらしいの?
なんて淫らな女なの?
恥ずかしくてたまらないのに、でも…体は慶都さんを強く求めた。
『ああ、お望みどおりに』
ギリシャ彫刻のように美しい上半身に抱きしめられ、少し汗ばんだ胸板と私の胸がピッタリ重なる。
そして、次の瞬間、ぐっしょりと濡れた私の中が、ズシッと重くなり、どうしようもなく熱くなった。
同時に、なんとも言えない快感に襲われる。
『すっごく気持ち良い』
…私は…
慶都さんに抱かれて別人のようになる。
こんな淫らな自分がいることに初めて気付かされ、どうしようもなく恥ずかしいのに、嬉しくてたまらない。
何度も何度も体を揺さぶられ、激しく高揚していく感情。
もう、我慢なんて出来ない。
『ああ、ダメっ。そんなにされたら私…』
甘い甘い快楽の海、私はゆっくりとそこに堕ちていく。
『その可愛い声、もっと聞かせて。何度でも気持ち良くしてやるから』
『う、嬉しい…』
そんな会話をしている間も、慶都さんの責めに悶えた。
『彩葉…好きだ』
『私も、慶都…さん。はあっ、ダ、ダメ…っ!ああっ』
そう、誰にもこの興奮は味わえない。
世界でただ1人、私だけが知り得るこの腰が砕けそうになるような快感。
ひとつになれた喜びに浸りながら…私達は、当たり前のように最後にもう一度だけ最高のキスを交わした。
『彩葉を誰にも渡さない。絶対に離さない』
何度も耳元で囁かれる甘やかな言葉に酔いしれ、私の想いはますます強くなっていく。
ずっと片思いだと思ってた慶都さんと、今、私は十分過ぎるくらい深く心を通わせている。
この体も、全て慶都さんのもの。
私をあなたで支配して…
もう慶都さんなしでは生きていけない。
どうかこの時間が永遠であるようにと、心の底から願わずにはいられなかった。
2
あなたにおすすめの小説
ピアニストは御曹司の盲愛から逃れられない
花里 美佐
恋愛
☆『君がたとえあいつの秘書でも離さない』スピンオフです☆
堂本コーポレーション御曹司の堂本黎は、英国でデビュー直後のピアニスト栗原百合と偶然出会った。
惹かれていくふたりだったが、百合は黎に隠していることがあった。
「俺と百合はもう友達になんて戻れない」
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
課長のケーキは甘い包囲網
花里 美佐
恋愛
田崎すみれ 二十二歳 料亭の娘だが、自分は料理が全くできない負い目がある。
えくぼの見える笑顔が可愛い、ケーキが大好きな女子。
×
沢島 誠司 三十三歳 洋菓子メーカー人事総務課長。笑わない鬼課長だった。
実は四年前まで商品開発担当パティシエだった。
大好きな洋菓子メーカーに就職したすみれ。
面接官だった彼が上司となった。
しかも、彼は面接に来る前からすみれを知っていた。
彼女のいつも買うケーキは、彼にとって重要な意味を持っていたからだ。
心に傷を持つヒーローとコンプレックス持ちのヒロインの恋(。・ω・。)ノ♡
私の赤い糸はもう見えない
沙夜
恋愛
私には、人の「好き」という感情が“糸”として見える。
けれど、その力は祝福ではなかった。気まぐれに生まれたり消えたりする糸は、人の心の不確かさを見せつける呪いにも似ていた。
人を信じることを諦めた大学生活。そんな私の前に現れた、数えきれないほどの糸を纏う人気者の彼。彼と私を繋いだ一本の糸は、確かに「本物」に見えたのに……私はその糸を、自ら手放してしまう。
もう一度巡り会った時、私にはもう、赤い糸は見えなかった。
“確証”がない世界で、私は初めて、自分の心で恋をする。
龍の腕に咲く華
沙夜
恋愛
どうして私ばかり、いつも変な人に絡まれるんだろう。
そんな毎日から抜け出したくて貼った、たった一枚のタトゥーシール。それが、本物の獣を呼び寄せてしまった。
彼の名前は、檜山湊。極道の若頭。
恐怖から始まったのは、200万円の借金のカタとして課せられた「添い寝」という奇妙な契約。
支配的なのに、時折見せる不器用な優しさ。恐怖と安らぎの間で揺れ動く心。これはただの気まぐれか、それとも――。
一度は逃げ出したはずの豪華な鳥籠へ、なぜ私は再び戻ろうとするのか。
偽りの強さを捨てた少女が、自らの意志で愛に生きる覚悟を決めるまでの、危険で甘いラブストーリー。
氷の上司に、好きがバレたら終わりや
naomikoryo
恋愛
──地方から本社に異動してきた29歳独身OL・舞子。
お調子者で明るく、ちょっとおせっかいな彼女の前に現れたのは、
“氷のように冷たい”と社内で噂される40歳のイケメン上司・本庄誠。
最初は「怖い」としか思えなかったはずのその人が、
実は誰よりもまっすぐで、優しくて、不器用な人だと知ったとき――
舞子の中で、恋が芽生えはじめる。
でも、彼には誰も知らない過去があった。
そして舞子は、自分の恋心を隠しながら、ゆっくりとその心の氷を溶かしていく。
◆恋って、“バレたら終わり”なんやろか?
◆それとも、“言わな、始まらへん”んやろか?
そんな揺れる想いを抱えながら、仕事も恋も全力投球。
笑って、泣いて、つまずいて――それでも、前を向く彼女の姿に、きっとあなたも自分を重ねたくなる。
関西出身のヒロイン×無口な年上上司の、20話で完結するライト文芸ラブストーリー。
仕事に恋に揺れるすべてのOLさんたちへ。
「この恋、うちのことかも」と思わず呟きたくなる、等身大の恋を、ぜひ読んでみてください。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる