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第142話 不吉の双子、リディアの胸騒ぎ
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ロビーに張り詰めた空気が、肌に触れるたび、どこか冷たいざらつきを残していった。
——違う。何かが、違う。
ルクレウスの登場から、ずっと感じていた妙な胸騒ぎが、リディアの中で明確な輪郭を持ち始めていた。
だがそれは、目の前に立つ“あの二人”を見た瞬間、言いようのない“恐怖”に変わった。
黄色と緑のドレッドヘアに、サングラスをかけた男。
白黒の縞模様のコーンロウに、口元を覆うマフラーの男。
——アポロ。そして、ティガ。
二人は何も言わず、ただ順番にこちらへと視線を向けてきただけだった。
それだけなのに。
心臓が、跳ねた。
息が、浅くなる。
喉が、ひりついた。
「……っ」
リディアは自分でも気づかぬうちに、迅の影に半歩、身体を寄せていた。
彼らの視線が、自分の上を通り過ぎたはずなのに——
どこか、心の芯に“爪”を立てられたような痛みが残っている。
(な、に……?)
わからない。
恐怖の理由が、まったくわからない。
けれど——確かに怖い。
初めて会ったはずなのに。話したことすら、ないのに。
「……私、この二人を——知ってる……?」
小さな呟きが、唇を震わせる。
ありえない。記憶にそんなものはない。
けれど、頭の奥——もっと深い、“理屈ではない場所”が告げている。
あの二人は、“脅威”だと。
人間として持っていてはいけない何かを、彼らは内包している。
——魔術でも、闘気でもない、もっと根源的な“何か”。
息が苦しい。
手が冷たい。指先がわずかに震えていた。
(落ち着かなきゃ……私は……)
その時だった。
すっと、温もりが触れる。
自分の手に、誰かの掌が重ねられた。
「……リディア」
聞き慣れた、落ち着いた声。
顔を上げれば、そこには迅の横顔があった。
「大丈夫だ。俺がいる」
その言葉は、特別に優しくもなければ、過剰な気遣いもなかった。
ただ、まるで当然のように。あくまで真っ直ぐに。
それが、胸に沁みた。
(あ……)
わずかに力の抜けた指先が、彼の手に包まれる。
震えが、止まる。
「……ありがと、迅」
掠れるように、小さく呟いた。
彼女の肩が、わずかに緩む。
胸を締めつけていた得体の知れない恐怖が、少しずつ、霧のように晴れていく。
思えば、ずっとそうだった。
この異世界で、何があっても迅が傍にいた。
理解できないこと、恐ろしいもの、それらに向かい合う時、彼の存在はいつだってリディアの背中を支えてくれていた。
(……また、守られた)
そんな風に感じてしまったことが、少しだけ悔しくて、でも——それ以上に、嬉しかった。
彼の手を握り返すことは、しなかった。
けれど、その温もりを、手放そうとも思わなかった。
——嵐の前の静けさの中。
リディアは、少しだけ目を閉じて、深く、深く、息を吐いた。
◇◆◇
ロビーのざわめきは、ルクレウスと"戦律の双牙《ツイン・ジェミナス》"の一行がホテル奥の大ホールへと去っていくにつれ、少しずつ静けさを取り戻していった。
蒼と金の外套が最後に翻ると、扉はぴたりと閉じ、再び空間には絨毯を踏む足音も、軍靴の音も残らなくなった。
空気が、抜けた。
だが、それは安堵ではなかった。誰の胸の内にも、何か重たい鉛のようなものが沈んでいた。
迅は無言のまましばらく、扉の方を見つめていた。
静かに片手を上げると、そっとロドリゲスの肩に触れる。
「……じいさん。ちょっと、耳を貸してくれ」
白銀の長髪の老魔導士は、わずかに片眉を上げただけで、それ以上何も言わずに首を傾けた。
迅は声を発さず、唇だけを僅かに動かし、ロドリゲスの耳元で短く囁いた。
——言葉の内容までは、誰にも聞き取れない。
ただ、リディアがその様子を少し離れた場所から見ていて、迅の表情が一瞬だけ鋭くなったのを感じ取っていた。
「……ふむ、了解じゃ」
ロドリゲスは顎を撫でて頷くと、杖を軽く鳴らして立ち上がる。
「では、儂は先にホールへ向かうとしよう。選手の皆も、遅れぬようにな」
まるで何事もなかったかのような穏やかな口調。
ロドリゲスはそのままロビーを後にし、重厚な扉の奥へと消えていった。
残された迅は、ソファの肘掛けに体重を預けたまま、ぽつりと漏らす。
「……さて、と」
その横に立っていたカリムが、さも当然のように身を屈めて隣に腰を下ろした。
その仕草は騎士らしからぬ気安さに満ちていたが、彼の目は冴えていた。
「勇者殿。貴殿は、あの王子たちをどう見る?」
声に毒はないが、微かに警戒の色がにじんでいた。
迅は、腕を組んだまま天井を見上げ、数秒沈黙した後に、口を開いた。
「正直、どこまでが芝居でどこまでが本気か、まだ掴みきれてねぇ。ただ、全体の構図は何となく見えてきた」
「構図……か」
「……まず間違いなく、ルクレウスは今回の大会を“政治の舞台”として利用するつもりだ」
カリムは小さく目を細める。
「確かに……あの笑みの裏には、意志が隠れていた。言葉も全て、計算ずくという印象を受けた」
「だよな。おまけに、あの2組の双子の連中……特に、アポロとティガ。あいつらの雰囲気はただならねぇ。特に、リディアがあそこまで怯えるなんて……普通じゃねぇ」
「ふむ……。我が剣士としての勘で言えば、あの二刀使いの双子の方
は、ただ強いだけじゃない。“得体の知れない何か”を感じた」
「だろうな」
迅は椅子から立ち上がり、ゆっくりと歩き出す。ロビーの大理石の床に、硬質な足音が響く。
「今はまだ、こっちが情報不足ってところだ。だが……」
彼は一歩、カリムの方へと振り返る。
「……お前は、どう見た? あいつらの強さ」
問われたカリムは、少しだけ黙ってから、淡々と答える。
「分からん。だが、派手な方の双子……アポロとティガの方は、“殺し”に慣れている匂いがした」
その言葉は、ひどく静かだった。
「剣士というよりは、兵士でもない……戦場に生きるものではない何かだ」
「……暗殺者、って線か」
「もしくは……裏の戦士、だな。正面から名乗りを上げるような剣ではない。だが、手練れだ」
迅は唇を引き結び、深く頷く。
「なら……こちらも、それ相応の準備が必要ってわけだ」
カリムがゆっくりと頷き返した。
「……ふ。ようやく、面白くなってきたな。勇者殿」
その言葉に、迅もニヤリと笑う。
「ま、俺はいつもの通り、"観察"して"分析"するだけさ。」
◇◆◇
ノーザリア王宮付属ホテル、その奥まった一角にある大理石の回廊。明かり取りの窓から差し込む夕陽が、壁に金色の影を刻んでいた。
「……迅様。ルクレウス殿下達について、お話したいこともまだありますが、我々選手はそろそろ行かなくてはなりませんわ。」
紅の鎧を纏ったエリナが、静かに声を上げる。柔らかな金髪が揺れ、背筋を伸ばした姿はどこか舞踏会に向かう貴族令嬢のようだった。
「おう、抽選会、だったっけな。」
迅が軽く肩を回しながら立ち上がる。隣では、カリムが無言で剣帯を締め直していた。騒がしさはないが、その動きからは、確かな戦士の気配が滲んでいる。
「ミィシャ、行きますわよ」
エリナが促すと、猫獣人の少女は軽くストレッチをしながらうなずいた。
「よっしゃ。……あのバカ王子に会場で吠え面かかせてやるか!」
「やめなさい。まだ抽選会よ? 吠えるのはまだ早くてよ」
エリナが苦笑しながらたしなめると、ミィシャは舌を出して肩をすくめた。
その空気の中で、選手としての4人——迅、カリム、エリナ、ミィシャが、それぞれの想いを胸に抽選会場へと足を踏み出す。
足音が、廊下に静かに響く。
その後ろ姿を、残されたリディアとライネルが静かに見送った。
回廊の奥へと進んでいく選手たちの背が見えなくなった頃。
リディアがふと、通路の反対側から近づいてくる気配に気づいた。
ギシ……ギシ……と、床にわずかに鳴る革靴の音。
重くはないが、どこか冷ややかで、芯のある歩き方。
「……?」
リディアが振り向くと、そこに一人の男がいた。
年若くも、よく鍛えられた剣士の姿。
青みのある銀髪をきっちりと撫でつけ、目元はライネルを思わせる冷淡な鋭さを湛えている。
無言のまま、彼はリディアとライネルの間をすれ違っていく。
その瞬間——
ぴたり、と。
男の視線が、わずかにライネルの方に向けられた。
まるで氷のように冷えた、剣の刃のような眼差し。
だが、それもほんの一瞬だった。彼はすぐに視線を逸らし、回廊の奥へと姿を消していく。
その背中を見送りながら、リディアはぽつりと呟いた。
「……今の人、どこか……ライネルに似てなかった?」
ふと、横にいる青年へと目を向ける。
だが——
「……気のせいだよ。」
ライネルは眼鏡の位置を直しながら、表情を崩さぬまま応えた。
それ以上、何も言わない。
だがその声には、微かに張り詰めた何かが含まれていた。
大理石の廊下の先——
大ホールの扉が、ゆっくりと開かれた。
無数の煌びやかな光が、場内を包み込む。
武闘大会・本戦トーナメント抽選会——
今、幕が上がろうとしていた。
——違う。何かが、違う。
ルクレウスの登場から、ずっと感じていた妙な胸騒ぎが、リディアの中で明確な輪郭を持ち始めていた。
だがそれは、目の前に立つ“あの二人”を見た瞬間、言いようのない“恐怖”に変わった。
黄色と緑のドレッドヘアに、サングラスをかけた男。
白黒の縞模様のコーンロウに、口元を覆うマフラーの男。
——アポロ。そして、ティガ。
二人は何も言わず、ただ順番にこちらへと視線を向けてきただけだった。
それだけなのに。
心臓が、跳ねた。
息が、浅くなる。
喉が、ひりついた。
「……っ」
リディアは自分でも気づかぬうちに、迅の影に半歩、身体を寄せていた。
彼らの視線が、自分の上を通り過ぎたはずなのに——
どこか、心の芯に“爪”を立てられたような痛みが残っている。
(な、に……?)
わからない。
恐怖の理由が、まったくわからない。
けれど——確かに怖い。
初めて会ったはずなのに。話したことすら、ないのに。
「……私、この二人を——知ってる……?」
小さな呟きが、唇を震わせる。
ありえない。記憶にそんなものはない。
けれど、頭の奥——もっと深い、“理屈ではない場所”が告げている。
あの二人は、“脅威”だと。
人間として持っていてはいけない何かを、彼らは内包している。
——魔術でも、闘気でもない、もっと根源的な“何か”。
息が苦しい。
手が冷たい。指先がわずかに震えていた。
(落ち着かなきゃ……私は……)
その時だった。
すっと、温もりが触れる。
自分の手に、誰かの掌が重ねられた。
「……リディア」
聞き慣れた、落ち着いた声。
顔を上げれば、そこには迅の横顔があった。
「大丈夫だ。俺がいる」
その言葉は、特別に優しくもなければ、過剰な気遣いもなかった。
ただ、まるで当然のように。あくまで真っ直ぐに。
それが、胸に沁みた。
(あ……)
わずかに力の抜けた指先が、彼の手に包まれる。
震えが、止まる。
「……ありがと、迅」
掠れるように、小さく呟いた。
彼女の肩が、わずかに緩む。
胸を締めつけていた得体の知れない恐怖が、少しずつ、霧のように晴れていく。
思えば、ずっとそうだった。
この異世界で、何があっても迅が傍にいた。
理解できないこと、恐ろしいもの、それらに向かい合う時、彼の存在はいつだってリディアの背中を支えてくれていた。
(……また、守られた)
そんな風に感じてしまったことが、少しだけ悔しくて、でも——それ以上に、嬉しかった。
彼の手を握り返すことは、しなかった。
けれど、その温もりを、手放そうとも思わなかった。
——嵐の前の静けさの中。
リディアは、少しだけ目を閉じて、深く、深く、息を吐いた。
◇◆◇
ロビーのざわめきは、ルクレウスと"戦律の双牙《ツイン・ジェミナス》"の一行がホテル奥の大ホールへと去っていくにつれ、少しずつ静けさを取り戻していった。
蒼と金の外套が最後に翻ると、扉はぴたりと閉じ、再び空間には絨毯を踏む足音も、軍靴の音も残らなくなった。
空気が、抜けた。
だが、それは安堵ではなかった。誰の胸の内にも、何か重たい鉛のようなものが沈んでいた。
迅は無言のまましばらく、扉の方を見つめていた。
静かに片手を上げると、そっとロドリゲスの肩に触れる。
「……じいさん。ちょっと、耳を貸してくれ」
白銀の長髪の老魔導士は、わずかに片眉を上げただけで、それ以上何も言わずに首を傾けた。
迅は声を発さず、唇だけを僅かに動かし、ロドリゲスの耳元で短く囁いた。
——言葉の内容までは、誰にも聞き取れない。
ただ、リディアがその様子を少し離れた場所から見ていて、迅の表情が一瞬だけ鋭くなったのを感じ取っていた。
「……ふむ、了解じゃ」
ロドリゲスは顎を撫でて頷くと、杖を軽く鳴らして立ち上がる。
「では、儂は先にホールへ向かうとしよう。選手の皆も、遅れぬようにな」
まるで何事もなかったかのような穏やかな口調。
ロドリゲスはそのままロビーを後にし、重厚な扉の奥へと消えていった。
残された迅は、ソファの肘掛けに体重を預けたまま、ぽつりと漏らす。
「……さて、と」
その横に立っていたカリムが、さも当然のように身を屈めて隣に腰を下ろした。
その仕草は騎士らしからぬ気安さに満ちていたが、彼の目は冴えていた。
「勇者殿。貴殿は、あの王子たちをどう見る?」
声に毒はないが、微かに警戒の色がにじんでいた。
迅は、腕を組んだまま天井を見上げ、数秒沈黙した後に、口を開いた。
「正直、どこまでが芝居でどこまでが本気か、まだ掴みきれてねぇ。ただ、全体の構図は何となく見えてきた」
「構図……か」
「……まず間違いなく、ルクレウスは今回の大会を“政治の舞台”として利用するつもりだ」
カリムは小さく目を細める。
「確かに……あの笑みの裏には、意志が隠れていた。言葉も全て、計算ずくという印象を受けた」
「だよな。おまけに、あの2組の双子の連中……特に、アポロとティガ。あいつらの雰囲気はただならねぇ。特に、リディアがあそこまで怯えるなんて……普通じゃねぇ」
「ふむ……。我が剣士としての勘で言えば、あの二刀使いの双子の方
は、ただ強いだけじゃない。“得体の知れない何か”を感じた」
「だろうな」
迅は椅子から立ち上がり、ゆっくりと歩き出す。ロビーの大理石の床に、硬質な足音が響く。
「今はまだ、こっちが情報不足ってところだ。だが……」
彼は一歩、カリムの方へと振り返る。
「……お前は、どう見た? あいつらの強さ」
問われたカリムは、少しだけ黙ってから、淡々と答える。
「分からん。だが、派手な方の双子……アポロとティガの方は、“殺し”に慣れている匂いがした」
その言葉は、ひどく静かだった。
「剣士というよりは、兵士でもない……戦場に生きるものではない何かだ」
「……暗殺者、って線か」
「もしくは……裏の戦士、だな。正面から名乗りを上げるような剣ではない。だが、手練れだ」
迅は唇を引き結び、深く頷く。
「なら……こちらも、それ相応の準備が必要ってわけだ」
カリムがゆっくりと頷き返した。
「……ふ。ようやく、面白くなってきたな。勇者殿」
その言葉に、迅もニヤリと笑う。
「ま、俺はいつもの通り、"観察"して"分析"するだけさ。」
◇◆◇
ノーザリア王宮付属ホテル、その奥まった一角にある大理石の回廊。明かり取りの窓から差し込む夕陽が、壁に金色の影を刻んでいた。
「……迅様。ルクレウス殿下達について、お話したいこともまだありますが、我々選手はそろそろ行かなくてはなりませんわ。」
紅の鎧を纏ったエリナが、静かに声を上げる。柔らかな金髪が揺れ、背筋を伸ばした姿はどこか舞踏会に向かう貴族令嬢のようだった。
「おう、抽選会、だったっけな。」
迅が軽く肩を回しながら立ち上がる。隣では、カリムが無言で剣帯を締め直していた。騒がしさはないが、その動きからは、確かな戦士の気配が滲んでいる。
「ミィシャ、行きますわよ」
エリナが促すと、猫獣人の少女は軽くストレッチをしながらうなずいた。
「よっしゃ。……あのバカ王子に会場で吠え面かかせてやるか!」
「やめなさい。まだ抽選会よ? 吠えるのはまだ早くてよ」
エリナが苦笑しながらたしなめると、ミィシャは舌を出して肩をすくめた。
その空気の中で、選手としての4人——迅、カリム、エリナ、ミィシャが、それぞれの想いを胸に抽選会場へと足を踏み出す。
足音が、廊下に静かに響く。
その後ろ姿を、残されたリディアとライネルが静かに見送った。
回廊の奥へと進んでいく選手たちの背が見えなくなった頃。
リディアがふと、通路の反対側から近づいてくる気配に気づいた。
ギシ……ギシ……と、床にわずかに鳴る革靴の音。
重くはないが、どこか冷ややかで、芯のある歩き方。
「……?」
リディアが振り向くと、そこに一人の男がいた。
年若くも、よく鍛えられた剣士の姿。
青みのある銀髪をきっちりと撫でつけ、目元はライネルを思わせる冷淡な鋭さを湛えている。
無言のまま、彼はリディアとライネルの間をすれ違っていく。
その瞬間——
ぴたり、と。
男の視線が、わずかにライネルの方に向けられた。
まるで氷のように冷えた、剣の刃のような眼差し。
だが、それもほんの一瞬だった。彼はすぐに視線を逸らし、回廊の奥へと姿を消していく。
その背中を見送りながら、リディアはぽつりと呟いた。
「……今の人、どこか……ライネルに似てなかった?」
ふと、横にいる青年へと目を向ける。
だが——
「……気のせいだよ。」
ライネルは眼鏡の位置を直しながら、表情を崩さぬまま応えた。
それ以上、何も言わない。
だがその声には、微かに張り詰めた何かが含まれていた。
大理石の廊下の先——
大ホールの扉が、ゆっくりと開かれた。
無数の煌びやかな光が、場内を包み込む。
武闘大会・本戦トーナメント抽選会——
今、幕が上がろうとしていた。
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