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第13話 美剣士エレナの忠誠
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夜明けの光が王都を包むころ、まだ煙の残る空の下で、民は祈りを続けていた。
創造主レン――その名が神殿から響き渡って以降、混乱よりも静寂が街を支配していた。
人々は恐れることをやめ、新しい秩序の始まりを直感していたのだ。
神殿跡地から少し離れた丘の上に、俺は立っていた。
全身を覆う光の残滓がまだ抜けず、思考の芯が霞んでいる。
世界と繋がりすぎた状態から戻るのは容易ではなかった。
ただ立つだけで、地脈や風の流れが胸の奥に流れ込む。まるで、自分がこの世界の延長そのものになったようだ。
「レン様、休まなければ。」
ディアナが心配そうに近づく。
だが俺は首を振った。
「まだ終わっていない。理を組み直すには、“柱”が要る。俺が見守っている間に、何かが外で動きそうな気がする。」
まるで、その言葉に呼応するように、丘の下の道に騒ぎが起きた。
馬の蹄が乾いた地を打ち、鎧を鳴らす音が近づいてくる。
十数騎の兵が灰色のマントをなびかせ、中央の女が馬上からこちらを見上げていた。
「……あれは。」
ディアナが目を見張る。
「“銀翼のエレナ”。勇者パーティ時代の剣士です。」
かつての仲間。
だが、あの頃の彼女の瞳にあった光はもうない。代わりに、鋭く研ぎ澄まされた覚悟がそこにあった。
彼女は馬から降りると、両膝をついた。
「創造主レン様。再びお姿を拝する栄誉を……。」
その声に、周囲の兵も一斉に頭を垂れる。
「やめてくれ、エレナ。そういうのは性に合わない。」
俺は軽く笑って手を差し出した。
しかし彼女は首を振り、頭を上げなかった。
「いえ。あの時の私は愚かでした。あなたをただの村人と思い込み、力なき者を見下ろした。その代償は痛いほど受け取りました。」
沈んだ声が震える。
「アルドの狂気を止められなかったこと、あの塔で起きた惨状を防げなかったこと……あの日から毎日、剣を握るたびに自分を責めてきました。」
「なら、もう責めるな。」
俺はゆっくりと彼女の肩に手を置いた。
「お前たちの選択が間違いだったわけじゃない。ただ、見えなかっただけだ。俺自身も、世界の裏を知らずにいた。」
エレナは驚いたように顔を上げた。
「許してくださるのですか……? この罪を。」
「許すも何も、罪を感じる必要がない。俺はお前に恨みなど抱いていない。」
その言葉に、エレナの瞳が潤む。
いつも戦場で凛とした彼女が、子どものように震えていた。
やがて彼女は立ち上がり、剣を抜いて地に突き立てる。
「でしたら、今度こそ。命を賭してお仕えいたします。」
「お仕え?」
「ええ。私は剣士です。ただ斬ることしかできません。ですが、創造主の剣として、もう一度生きる意味が欲しいのです。」
周りの兵たちが「姉御……!」とざわめく。
彼女たちも同じ意思を持っているらしい。
勇者亡き今、彼らは軸を失っていた。だが新しい“光”がここに現れたのだ。
「みんな、俺は神様じゃない。ただの人間だ。」
そう言っても、誰も顔を上げなかった。
ディアナが小声で言う。「人々は“神”でなく、“意味”を求めているのです。」
「意味、か……。」
静かに息を吐いた。
かつて俺が創造主でありながら世界から離れた理由、それは“意味を定める怖さ”だった。
だが今、彼らがその意味を預けてくれるというなら、俺はそれを拒む資格がない。
「わかった。なら、剣を捧げる意志を受け取ろう。」
俺が言うと、エレナは深く息を吸い、剣を掲げた。
「この身、この魂、創造の理に捧ぐ。あなたの命ずるままに、生き斬りましょう。」
その言葉が終わると同時に、剣が淡い金光を放つ。
光は彼女の腕を包み、刻まれるように模様が浮かび上がる。
「それ……」
「あなたの理が、私の中に刻まれています。」
エレナの声は静かだった。
「これが、忠誠の証。私の力は、もうあなたの意志に呼応する。」
ディアナが微笑む。「世界に心から信頼して仕える剣士。きっと、これも必要な“柱”ですね。」
だがその直後、空が一瞬だけ暗くなった。
北の方角、遥か彼方で、巨大な影がうごめく。
「……何かが起こっている。」
光の筋が一瞬走り、闇を裂く。まるで誰かが“創造主の名”を逆利用して、力を呼び出そうとしているような感覚だった。
エレナが剣を握り、即座に構える。
「命じてください。どこへでも行きましょう。」
「まだ敵の正体が見えない。無駄に動くわけにはいかない。」
「それでも、あなたが危険に晒されるなら私は動きます。」
その真っすぐな瞳に、俺は一瞬、言葉を失った。
アルドの時とは違う。彼の信仰は力への賛美だった。
だがエレナのそれは、信仰ではなく“選択”だった。理解した上で、信頼している。
「……わかった。だが剣を振るうなら、守るためだけに使え。」
「はい。」
短い返事。だがその一言に、彼女の決意が滲んでいた。
丘の上で符が燃え落ちた。リュミナの残した封印の使い魔が風に散る。
その小さな光が、俺の足元に集まり、声を結んだ。
「レン。北の地、“灰の峡谷”から異なる理の波が放たれています。」
「灰の峡谷……世界の下層へ通じる裂け目か。」
「ええ。そこに“あるはずのない命”が生まれています。」
俺は唇を噛む。
あの“理の海”の残滓、始原の意志の断片が形を取っているのかもしれない。
つまり――俺の“影”が新しい肉体を得ようとしている。
「行かなきゃならないな。」
エレナが頷く。「剣を。」
「頼む。」
彼女が差し出した剣を受け取ると、不思議な感覚が走った。
剣を通してエレナの心が見える。迷いのない信頼。それが光に近い純度で俺へ流れ込む。
「エレナ、お前の剣は美しいな。」
「それはあなたが創り出した理の色だから。」
その言葉に、俺は笑った。
朝日が完全に昇り、王都の屋根を黄金色に染め始める。
世界は静かに再び息をしていた。
だが、その奥で微かな脈動が伝わる。北方から、名前のない気配がこちらに向かってくる。
「行こう。」
ディアナが祈りの杖を携え、エレナが剣を構え、俺は歩き出した。
創造主の名が響いた世界で、新たな“理の敵”が姿を見せようとしている。
「次の戦いは、創造を試す戦いになる。」
俺の呟きに、二人の女は頷いた。
風が吹き抜け、草原の香りが漂う。どこまでも澄んだその光景の中で、俺は確かに感じていた。
――この世界はまだ、生まれ続けていると。
創造主レン――その名が神殿から響き渡って以降、混乱よりも静寂が街を支配していた。
人々は恐れることをやめ、新しい秩序の始まりを直感していたのだ。
神殿跡地から少し離れた丘の上に、俺は立っていた。
全身を覆う光の残滓がまだ抜けず、思考の芯が霞んでいる。
世界と繋がりすぎた状態から戻るのは容易ではなかった。
ただ立つだけで、地脈や風の流れが胸の奥に流れ込む。まるで、自分がこの世界の延長そのものになったようだ。
「レン様、休まなければ。」
ディアナが心配そうに近づく。
だが俺は首を振った。
「まだ終わっていない。理を組み直すには、“柱”が要る。俺が見守っている間に、何かが外で動きそうな気がする。」
まるで、その言葉に呼応するように、丘の下の道に騒ぎが起きた。
馬の蹄が乾いた地を打ち、鎧を鳴らす音が近づいてくる。
十数騎の兵が灰色のマントをなびかせ、中央の女が馬上からこちらを見上げていた。
「……あれは。」
ディアナが目を見張る。
「“銀翼のエレナ”。勇者パーティ時代の剣士です。」
かつての仲間。
だが、あの頃の彼女の瞳にあった光はもうない。代わりに、鋭く研ぎ澄まされた覚悟がそこにあった。
彼女は馬から降りると、両膝をついた。
「創造主レン様。再びお姿を拝する栄誉を……。」
その声に、周囲の兵も一斉に頭を垂れる。
「やめてくれ、エレナ。そういうのは性に合わない。」
俺は軽く笑って手を差し出した。
しかし彼女は首を振り、頭を上げなかった。
「いえ。あの時の私は愚かでした。あなたをただの村人と思い込み、力なき者を見下ろした。その代償は痛いほど受け取りました。」
沈んだ声が震える。
「アルドの狂気を止められなかったこと、あの塔で起きた惨状を防げなかったこと……あの日から毎日、剣を握るたびに自分を責めてきました。」
「なら、もう責めるな。」
俺はゆっくりと彼女の肩に手を置いた。
「お前たちの選択が間違いだったわけじゃない。ただ、見えなかっただけだ。俺自身も、世界の裏を知らずにいた。」
エレナは驚いたように顔を上げた。
「許してくださるのですか……? この罪を。」
「許すも何も、罪を感じる必要がない。俺はお前に恨みなど抱いていない。」
その言葉に、エレナの瞳が潤む。
いつも戦場で凛とした彼女が、子どものように震えていた。
やがて彼女は立ち上がり、剣を抜いて地に突き立てる。
「でしたら、今度こそ。命を賭してお仕えいたします。」
「お仕え?」
「ええ。私は剣士です。ただ斬ることしかできません。ですが、創造主の剣として、もう一度生きる意味が欲しいのです。」
周りの兵たちが「姉御……!」とざわめく。
彼女たちも同じ意思を持っているらしい。
勇者亡き今、彼らは軸を失っていた。だが新しい“光”がここに現れたのだ。
「みんな、俺は神様じゃない。ただの人間だ。」
そう言っても、誰も顔を上げなかった。
ディアナが小声で言う。「人々は“神”でなく、“意味”を求めているのです。」
「意味、か……。」
静かに息を吐いた。
かつて俺が創造主でありながら世界から離れた理由、それは“意味を定める怖さ”だった。
だが今、彼らがその意味を預けてくれるというなら、俺はそれを拒む資格がない。
「わかった。なら、剣を捧げる意志を受け取ろう。」
俺が言うと、エレナは深く息を吸い、剣を掲げた。
「この身、この魂、創造の理に捧ぐ。あなたの命ずるままに、生き斬りましょう。」
その言葉が終わると同時に、剣が淡い金光を放つ。
光は彼女の腕を包み、刻まれるように模様が浮かび上がる。
「それ……」
「あなたの理が、私の中に刻まれています。」
エレナの声は静かだった。
「これが、忠誠の証。私の力は、もうあなたの意志に呼応する。」
ディアナが微笑む。「世界に心から信頼して仕える剣士。きっと、これも必要な“柱”ですね。」
だがその直後、空が一瞬だけ暗くなった。
北の方角、遥か彼方で、巨大な影がうごめく。
「……何かが起こっている。」
光の筋が一瞬走り、闇を裂く。まるで誰かが“創造主の名”を逆利用して、力を呼び出そうとしているような感覚だった。
エレナが剣を握り、即座に構える。
「命じてください。どこへでも行きましょう。」
「まだ敵の正体が見えない。無駄に動くわけにはいかない。」
「それでも、あなたが危険に晒されるなら私は動きます。」
その真っすぐな瞳に、俺は一瞬、言葉を失った。
アルドの時とは違う。彼の信仰は力への賛美だった。
だがエレナのそれは、信仰ではなく“選択”だった。理解した上で、信頼している。
「……わかった。だが剣を振るうなら、守るためだけに使え。」
「はい。」
短い返事。だがその一言に、彼女の決意が滲んでいた。
丘の上で符が燃え落ちた。リュミナの残した封印の使い魔が風に散る。
その小さな光が、俺の足元に集まり、声を結んだ。
「レン。北の地、“灰の峡谷”から異なる理の波が放たれています。」
「灰の峡谷……世界の下層へ通じる裂け目か。」
「ええ。そこに“あるはずのない命”が生まれています。」
俺は唇を噛む。
あの“理の海”の残滓、始原の意志の断片が形を取っているのかもしれない。
つまり――俺の“影”が新しい肉体を得ようとしている。
「行かなきゃならないな。」
エレナが頷く。「剣を。」
「頼む。」
彼女が差し出した剣を受け取ると、不思議な感覚が走った。
剣を通してエレナの心が見える。迷いのない信頼。それが光に近い純度で俺へ流れ込む。
「エレナ、お前の剣は美しいな。」
「それはあなたが創り出した理の色だから。」
その言葉に、俺は笑った。
朝日が完全に昇り、王都の屋根を黄金色に染め始める。
世界は静かに再び息をしていた。
だが、その奥で微かな脈動が伝わる。北方から、名前のない気配がこちらに向かってくる。
「行こう。」
ディアナが祈りの杖を携え、エレナが剣を構え、俺は歩き出した。
創造主の名が響いた世界で、新たな“理の敵”が姿を見せようとしている。
「次の戦いは、創造を試す戦いになる。」
俺の呟きに、二人の女は頷いた。
風が吹き抜け、草原の香りが漂う。どこまでも澄んだその光景の中で、俺は確かに感じていた。
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