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初めての魔法
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ペコッ。
幸乃はにっこりとした笑顔でお礼を言って頭を下げた。
馬車はそのまま去っていった……
そして繁華街らしき場所に幸乃は入っていく。
繁華街で幸乃は看板や文字を見る。
(なんかアメリカで見たスラム街に比較的似てるわね……)
まるで南米やアメリカにあるスラム街のように雑多な出店や木造の家が立ち並んでいた。
とりあえず歩いてみる、まず店の名前を見てみる。
Popina Karijagusuレストラン・カリージャグス
Supellectilem copia - LACEA(家具屋・レイシア)
(嘘?字が分かる──)
不思議とこの世界の文字を幸乃は認識で来ていた。見たことない言葉だったにもかかわらずである。
次に試しに茶葉を売っている店を見てみると……
nigrum tea(紅茶) viridis tea(緑茶)
不思議とそこに書いてある文字が理解できるようになっていた。
(奈美の話は本当みたいね、字は知らないのに──)
幸乃はこの世界に来る前奈美が私にこの世界に文字を認証できるようにしたという言葉を思い出した。
するとそこの店主が押し売りのように話しかけてきた。
「何か用かい、これ、おいしいよ!!」
(やべ、私現金持ってないや!! )
「すいません、なんでもないです!!」
慌てて幸乃は両手を振ってこの場を去った。
「そういえば私この世界のお金持ってないや……」
そう考えポケットの中を探ると……
「あれ?」
幸乃はポケットの中にメモ書きと水色の宝石が入っているのに気付く。
メモ書きを見てみると……
「あなたが異世界に行っても困らないよう対策をしておきました、カメラを回して資金が欲しいとその宝石を握って念じてください、By奈美」
それを見て幸乃はその通りカメラを回すように頼んで宝石を首に下げた後宝石を握る、そして。
(資金が欲しいです──)
そう願う、すると──
ドン!
「な、なにこれ?」
するといきなり両手にギリギリ抱え込むくらいの袋が現れる。
そして袋に書いてある文字を読んだ。
「お金に困ったらこれを空けてください By奈美」
「あー奈美さんっていい人!」
そして……
「ちょっと空けてみようか……」
そして幸乃はその袋を空ける、その中には三つの物が入っていた。
空手着 1着
瓦割り用と書かれた紙とその瓦が10枚ほど
上の部分がくりぬかれている空き缶 1つ
「はぁ? あのクソ女ァー」
その中身を見て手のひら返しで叫ぶ。
反射的に空き缶を地面にたたきつける。
中身から察するにお金が欲しければ空手のパフォーマンスをして金を稼げってことだろうと幸乃は想像した。
悔しいがそれしか方法がなかった幸乃は5分ほど歩き、パフォーマンスができそうな大きな広場を見つける。
「ど~~ん」
変な叫び声をあげ、彼女は服を着替え終わり、再びカメラを回し始めた。
次にここを歩いている人たちに声をかけて呼び止める、これからショーが始まると……
スッ、コンコン
カメラの前で瓦の一枚を観客に渡す、そして硬いものであることを確かめさせた。
瓦をセットし、チョップのまねを瓦の上で行いそれを素手で割るということをアピールする。
(えっ、出来るのかよ……)
(──面白そうだな)
そのアピールに周りがざわめきだす。
そして──
「いっきますよー」
幸乃が作り笑顔を見せてガッツポーズをする、アイドルの卵であった彼女にはそういったアピールは得意中の得意だった。
「てやあああああああああああ」
勢いよく彼女は手を瓦に叩きつける。
そして──
コン
「いたたたたたたたたたたたたたたたたたたた」
瓦は一枚も割れず悶絶しのたうちまわりながら手を抑える幸乃。
(ふふふ)
(プッ)
周りから笑い声が聞こえる、しかしそれはどう見ても──
(絶対笑われてる、私、くそぅ……)
確実に笑われている様子だった……
元々プライドの高い幸乃にとっては屈辱でしかなかった。
(ぅぅぅ……こんなのできるわけないじゃない、奈美―あいつー)
奈美への恨みつらみを思考の中で張り巡らす中、一つのひらめきが生まれた。
(そうだ、魔力──)
公園で奈美と話している時、あいつはそんなことをほのめかす発言をしていた。
(よくわからないけどたしか、物語だとこうやって力を込めて……)
手から湧きあがる痛みを抑え幸乃はそう考え両手に力を込める。
すると……
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「あれ?力が……」
幸乃の手がほんのり水色に光り始める。
(これが……魔法?)
そう感じながら再び瓦の上に手を置く、そして……
その魔法の力を込めたまま勢いよく瓦に手を叩きつける。
ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァン
5枚ほどあった瓦が勢いよく割れる。
「おおおおおお、すっげええええええええええええ」
思わず驚く幸乃。
ドワッ
周りからも驚きの声が出る。
パチパチパチパチ
そして湧き出る拍手の音。
(あ、そうだ、お金恵んでもらわなきゃ!!)
幸乃は空き缶を持って観客たちの所に近寄り、観客にお金を恵んでもらうように空き缶を目の前に持っていって交渉する。
反応はまずまずといったところで、結構な人が空き缶にコインを入れてくれた。
パフォーマンスが一通り終わる。
「どんくらい集まったかな~」
まずどれくらいお金が集まったかを見る。
1450Eau(オウル)
幸乃はさっきの市場での茶葉の値段を思い出す。
(とりあえず私たちの世界での1円が1(Eau)オウルってことになりそうね……)
幸乃はにっこりとした笑顔でお礼を言って頭を下げた。
馬車はそのまま去っていった……
そして繁華街らしき場所に幸乃は入っていく。
繁華街で幸乃は看板や文字を見る。
(なんかアメリカで見たスラム街に比較的似てるわね……)
まるで南米やアメリカにあるスラム街のように雑多な出店や木造の家が立ち並んでいた。
とりあえず歩いてみる、まず店の名前を見てみる。
Popina Karijagusuレストラン・カリージャグス
Supellectilem copia - LACEA(家具屋・レイシア)
(嘘?字が分かる──)
不思議とこの世界の文字を幸乃は認識で来ていた。見たことない言葉だったにもかかわらずである。
次に試しに茶葉を売っている店を見てみると……
nigrum tea(紅茶) viridis tea(緑茶)
不思議とそこに書いてある文字が理解できるようになっていた。
(奈美の話は本当みたいね、字は知らないのに──)
幸乃はこの世界に来る前奈美が私にこの世界に文字を認証できるようにしたという言葉を思い出した。
するとそこの店主が押し売りのように話しかけてきた。
「何か用かい、これ、おいしいよ!!」
(やべ、私現金持ってないや!! )
「すいません、なんでもないです!!」
慌てて幸乃は両手を振ってこの場を去った。
「そういえば私この世界のお金持ってないや……」
そう考えポケットの中を探ると……
「あれ?」
幸乃はポケットの中にメモ書きと水色の宝石が入っているのに気付く。
メモ書きを見てみると……
「あなたが異世界に行っても困らないよう対策をしておきました、カメラを回して資金が欲しいとその宝石を握って念じてください、By奈美」
それを見て幸乃はその通りカメラを回すように頼んで宝石を首に下げた後宝石を握る、そして。
(資金が欲しいです──)
そう願う、すると──
ドン!
「な、なにこれ?」
するといきなり両手にギリギリ抱え込むくらいの袋が現れる。
そして袋に書いてある文字を読んだ。
「お金に困ったらこれを空けてください By奈美」
「あー奈美さんっていい人!」
そして……
「ちょっと空けてみようか……」
そして幸乃はその袋を空ける、その中には三つの物が入っていた。
空手着 1着
瓦割り用と書かれた紙とその瓦が10枚ほど
上の部分がくりぬかれている空き缶 1つ
「はぁ? あのクソ女ァー」
その中身を見て手のひら返しで叫ぶ。
反射的に空き缶を地面にたたきつける。
中身から察するにお金が欲しければ空手のパフォーマンスをして金を稼げってことだろうと幸乃は想像した。
悔しいがそれしか方法がなかった幸乃は5分ほど歩き、パフォーマンスができそうな大きな広場を見つける。
「ど~~ん」
変な叫び声をあげ、彼女は服を着替え終わり、再びカメラを回し始めた。
次にここを歩いている人たちに声をかけて呼び止める、これからショーが始まると……
スッ、コンコン
カメラの前で瓦の一枚を観客に渡す、そして硬いものであることを確かめさせた。
瓦をセットし、チョップのまねを瓦の上で行いそれを素手で割るということをアピールする。
(えっ、出来るのかよ……)
(──面白そうだな)
そのアピールに周りがざわめきだす。
そして──
「いっきますよー」
幸乃が作り笑顔を見せてガッツポーズをする、アイドルの卵であった彼女にはそういったアピールは得意中の得意だった。
「てやあああああああああああ」
勢いよく彼女は手を瓦に叩きつける。
そして──
コン
「いたたたたたたたたたたたたたたたたたたた」
瓦は一枚も割れず悶絶しのたうちまわりながら手を抑える幸乃。
(ふふふ)
(プッ)
周りから笑い声が聞こえる、しかしそれはどう見ても──
(絶対笑われてる、私、くそぅ……)
確実に笑われている様子だった……
元々プライドの高い幸乃にとっては屈辱でしかなかった。
(ぅぅぅ……こんなのできるわけないじゃない、奈美―あいつー)
奈美への恨みつらみを思考の中で張り巡らす中、一つのひらめきが生まれた。
(そうだ、魔力──)
公園で奈美と話している時、あいつはそんなことをほのめかす発言をしていた。
(よくわからないけどたしか、物語だとこうやって力を込めて……)
手から湧きあがる痛みを抑え幸乃はそう考え両手に力を込める。
すると……
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「あれ?力が……」
幸乃の手がほんのり水色に光り始める。
(これが……魔法?)
そう感じながら再び瓦の上に手を置く、そして……
その魔法の力を込めたまま勢いよく瓦に手を叩きつける。
ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァン
5枚ほどあった瓦が勢いよく割れる。
「おおおおおお、すっげええええええええええええ」
思わず驚く幸乃。
ドワッ
周りからも驚きの声が出る。
パチパチパチパチ
そして湧き出る拍手の音。
(あ、そうだ、お金恵んでもらわなきゃ!!)
幸乃は空き缶を持って観客たちの所に近寄り、観客にお金を恵んでもらうように空き缶を目の前に持っていって交渉する。
反応はまずまずといったところで、結構な人が空き缶にコインを入れてくれた。
パフォーマンスが一通り終わる。
「どんくらい集まったかな~」
まずどれくらいお金が集まったかを見る。
1450Eau(オウル)
幸乃はさっきの市場での茶葉の値段を思い出す。
(とりあえず私たちの世界での1円が1(Eau)オウルってことになりそうね……)
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