62 / 112
バードランド編
フィテアトルへ
しおりを挟む
チャドリも私たちが倒せなかった冥王たちを倒してくれたのだからこれくらいは当然だと言い張る。
そして話しあった結果、チャドリ達の好意を無駄にするわけにもいかず彼らの提示した額の1割である40万eauをいただき、残りの360万eauは貧しい貧困層を助けるために使うということに合意した。
次に話したのはミリートに対する処分だった。
当然であった、今までは冥王の3神官の一人に精神を支配されていたとはいえチャドリ達と敵対していたのだから当然である、当然部族の長の中にも彼を追放するようにとの声が上がっていた。
その声に対してリルカがまず声を上げ始め必死に説得し始める、もうお兄様は敵ではないと、だから見捨てないでほしいと──
だが反対派の意見が変わることはなかった。
彼らはけげんな表情をして首を決して縦に振らない。
リルカもそうなることは理解していた、しかし自身の感情が納得できずうつむいて悩んでいた。
そんな中カラブロが口を挟むように提案をしだす、そして一つの案を出した。
「だったらまず俺達と一緒に行動することにする、そして最後まで裏切らずに一緒に戦い続けてくれたら仲間と認めてやってほしい、逆にもし裏切ったら」
ミリートはあまりに力を使いすぎたため体のダメージが大きすぎたようでまだ療養が必要で 動けるようになったらすぐに幸乃達の所へ向かうとのことだった。
そしてその強大な力を今度は冥王を倒すために使うことを約束した。
「そう言えば次はどこに行くんだっけ?」
幸乃が話しを切り替えて質問する、すると肩に乗っていたシェリンが答え始める。
次に行くべき場所はここから西に位置する街フィテアトルだと。
そう、そこがこの国の首都であった。
「あの、ベルちゃんちょっといい?」
「なんでしょうか?」
「何かベルちゃん嬉そうじゃない? 」
「まあそうですよ、私の実家ですからね」
ベルがフィテアトルの方向を向いて微笑しながら答える、そう、フィテアトルはベルの故郷でもあった。
つまり彼女にとっては帰省の意味もある、久しぶりに家族のもとへ帰るのだから恐らくはその喜びもあるのだろう。
フィテアトル行きの乗り合い馬車がやってきた。
首都行きの馬車だけあって比較的状態の良い馬車が使われているようで内装もきれいで椅子もここに来る時のような木の硬い椅子ではなくソファーのような少し柔らかい椅子だった。
そして幸乃がシェリンのカメラの前でにっこりとした笑顔でしめの言葉を送り始める。
「次はこの国の首都のフィテアトル、どんな出会いが待っているのかとっても楽しみです」
4人は馬車に乗りフィテアトルへ向かった。
そして話しあった結果、チャドリ達の好意を無駄にするわけにもいかず彼らの提示した額の1割である40万eauをいただき、残りの360万eauは貧しい貧困層を助けるために使うということに合意した。
次に話したのはミリートに対する処分だった。
当然であった、今までは冥王の3神官の一人に精神を支配されていたとはいえチャドリ達と敵対していたのだから当然である、当然部族の長の中にも彼を追放するようにとの声が上がっていた。
その声に対してリルカがまず声を上げ始め必死に説得し始める、もうお兄様は敵ではないと、だから見捨てないでほしいと──
だが反対派の意見が変わることはなかった。
彼らはけげんな表情をして首を決して縦に振らない。
リルカもそうなることは理解していた、しかし自身の感情が納得できずうつむいて悩んでいた。
そんな中カラブロが口を挟むように提案をしだす、そして一つの案を出した。
「だったらまず俺達と一緒に行動することにする、そして最後まで裏切らずに一緒に戦い続けてくれたら仲間と認めてやってほしい、逆にもし裏切ったら」
ミリートはあまりに力を使いすぎたため体のダメージが大きすぎたようでまだ療養が必要で 動けるようになったらすぐに幸乃達の所へ向かうとのことだった。
そしてその強大な力を今度は冥王を倒すために使うことを約束した。
「そう言えば次はどこに行くんだっけ?」
幸乃が話しを切り替えて質問する、すると肩に乗っていたシェリンが答え始める。
次に行くべき場所はここから西に位置する街フィテアトルだと。
そう、そこがこの国の首都であった。
「あの、ベルちゃんちょっといい?」
「なんでしょうか?」
「何かベルちゃん嬉そうじゃない? 」
「まあそうですよ、私の実家ですからね」
ベルがフィテアトルの方向を向いて微笑しながら答える、そう、フィテアトルはベルの故郷でもあった。
つまり彼女にとっては帰省の意味もある、久しぶりに家族のもとへ帰るのだから恐らくはその喜びもあるのだろう。
フィテアトル行きの乗り合い馬車がやってきた。
首都行きの馬車だけあって比較的状態の良い馬車が使われているようで内装もきれいで椅子もここに来る時のような木の硬い椅子ではなくソファーのような少し柔らかい椅子だった。
そして幸乃がシェリンのカメラの前でにっこりとした笑顔でしめの言葉を送り始める。
「次はこの国の首都のフィテアトル、どんな出会いが待っているのかとっても楽しみです」
4人は馬車に乗りフィテアトルへ向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる