間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第2章 少年期

18話 お茶会のお客様2

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 ポリテス商会の兄弟がいなくなって直ぐに来たのは30代前半の夫婦だ、
夫婦は私を見て直ぐに目を見開いた後、次はキラキラした好奇心旺盛な目に変わり少し早足で私達の前に来た。

男?「お久しぶりです、公爵様、公爵夫人、今日はご招待していただき有り難う御座います、そして先代様方には毎年 沢山のパズルのご依頼頂き有り難う御座います」

(おぉ、この人達も商人さんなのかな?それで毎年この人達のお店でパズルの依頼しているのか)

父様「あぁ久しぶりだね アビルにサナーティオ夫人、父上が無茶な注文ばかりしているのではないかと心配していたのだが 大丈夫だったかい?」

お祖父様「こ、こら、ラト、人聞きの悪い事を言うんじゃない」

(どもったって事は多少は身に覚えがあるんだねお祖父様・・・)

男性商人?「ははは、少し無茶でしたがそこは職人達の意地で完成させてましたね・・・、まぁ後は私達も完成品が楽しみであったのもありますので 私達も同罪とゆう事で」

 と、苦笑い気味に答えていた。

母様「まぁ、その気持ち私も分かりますわ、完成したパズルはどれもとても綺麗で素敵ですもの」

商人の奥さん?「そう言って頂けると職人達も喜びますわ、そのご様子ですとパズルは順調に完成しているみたいでよかったです、残りのパズルも完成すると一つの作品になると職人が申しておりましたから、先日お届け致しました王城のパズルが完成できましたら 専用のケースをご用意してコチラからお送りしますので仰って下さい直ぐにお届け致しますので」

(へー、そうゆう事だったんだね専用ケース!あれ?…と、言う事はもう完成してるから今までのパズルで一つの作品になるんだ!いいなそれ!早く見てみたい!)

 うずうず しながら大人達の挨拶が終わるのを待っていると。

父様「それはすごいね・・・王城のパズル?・・・・、あれ?アトリー、部屋にあったあのお城の模型は・・・」

 どうやら父様は気づいたみたい。

「はい、お祖父様から貰った王城のパズルですね!完成したので専用ケースが見てみたいです♪」

商人夫婦「「えっ!」」

 夫婦は目を点にして固まってしまった。

父様「やはりか・・・、もう完成してたんだね、いつ完成させたんだい?アトリー?」

「王都についた次の日の朝からして大叔父様が来る少し前に完成しました、完成までの時間はそうですね・・・・、5時間か5時間半ぐらい?です」

父様「・・・・3日前に終わってたんだね、しかし5時間ぐらいか・・・、かなり早く終わったんだね」

「でも、ソルと2人でしたので早く終わったんですよ」

父様「2人でしてたのか、楽しかったかい?」

「はい!楽しかったです!今までのパズルもとても楽しかったのでそれが一つの作品になるのがもっと楽しみです♪」

父様「そうだね、専用ケースを今度届けてもらおうか、頼めるかな?アビル?」

(やった!専用ケースゲット!帰ってからどれが作品のパズルか探さないとね)

男性商人?「は、はい、本日 店に戻り次第お届けのご用意をさせて頂きます、しかしお聞きしていた以上に素晴らしいお子様ですね」

父様「あぁ、そうだよ、とても賢く良い子なんだ、紹介が遅れたね、この子が今回の主役の私の末の子でアメトリンと“祝福“の際にお越しになられた聖獣様達です、では アトリーご挨拶を」

「はい、父様、初めまして僕の名前はアメトリン・ノブル・デューキスと申します、いつも楽しく綺麗なパズルを作って頂き有り難うございます、そしてこの子達が聖獣のジュールに天華、夜月です、以後も見知り置きを」

 ちゃんとお礼も言いながら挨拶すると夫婦は嬉しそうに挨拶を返してくれた。

男性商人?「お初にお目に掛かります聖獣様、ご子息様、私はアビル・ヘンドラーと申します、当店の商品をお褒め頂き有り難う御座います 職人達も喜びます それとコチラが私の妻でサナーティオと申します」

サナーティオさん「初めまして、先程紹介頂きました私はサナーティオ・ヘンドラーと申します、聖獣様、ご子息様にお目に掛かり大変光栄ですわ 専用ケースは直ぐにお届け致しますのでしばらくお待ちください」
    *専用ケースの発注は既にオルガノからヘンドラー商会へされていた、事務員の素早い対応ですぐに職人の元に発注証が届けられていたので行き違いでヘンドラー夫妻はアトリーがパズルを完成させたのを知らずにお茶会に来ていた。

「有り難うございます、楽しみに待ってますね♪」

(ワクワクだね!良いよね“専用“ケースって響き♪)

父様「どうやらアトリーは待ち遠しいようだ 良かったら明日店舗の方に顔を出させて貰って良いかな?」

(お、明日のお出かけの時にお店で見せてもらえるかな?)

アビルさん「はい、お越し頂けるのでしたらケースをご用意していつでもお待ちしております」

父様「急かしたようで済まないね、明日行く前に知らせるよ」

サナーティオさん「お気遣い有り難うございます、ご連絡お待ちしております」

母様「よろしくお願いします、ではそろそろ会場にご案内させて頂きますわね、こちらのメイドが会場にご案内しますのでお茶会開始まで少々お待ち下さい」

 母様が良い頃合いで会場に誘導してくれて ヘンドラー夫婦はお辞儀をして会場に案内されて行った。

母様「良かったわね、アトリー お店に見に行ける様になって」

「はい、母様 楽しみです♪」

 母様と笑い合い明日の話をしている間に招待客は次々来た。
 来客はまず私達を目にして 一瞬固まりその後 直ぐに父様達と定型通りの貴族の挨拶して私達を紹介して挨拶をし会場に案内をする、
それを・ヴァロノス 男爵家夫妻
   ・ビカント 子爵家夫妻
   ・コンテ 伯爵家夫妻
   ・ボージエ伯爵家当主
   ・フュルスト 侯爵家夫妻
と、5回繰り返したところで、貴族って大変だなーと遠い目をしつつ 休憩しながら次の来客を待っていると。

(あ!、あの馬車の紋章は・・・)

 見覚えのある馬車が玄関前に止まり、中からお待ちかねの人物達が降りてきた。

(やっぱり!イネオス君達だ!)

 少しテンションを上げつつお出迎えの用意をしていると、どうやら次のお客様と被ったみたいだ。

(おや?、お知り合いかな?)

 どうやら玄関先で互いに挨拶を交わしているようだ少し待つとイネオス君達と後からきたお客様が一緒に玄関ホールに入ってきた、後から来たお客様は今までの来客と同じように私達を見て一瞬固まり直ぐに気を取り直して近づいてきた。

父様「ようこそお越し下さいました、マルキース侯爵閣下、初めてお会いしますね 本日は急に招待してすみません」

マルキース侯爵「いえいえ、ご招待いただき有り難うございます デューキス公爵様、それに聖獣様やお子様達にお会いできて光栄です」

お祖父様「久しぶりだな、サンセル まだ引退して無かったか、息子はどうした?」

マルキース侯爵「お久し振りです、インディ様 息子は今だ王城勤めして まだ後を継ぐ気はないみたいですよ、その前に孫が継ぐ方が早そうです」

 と、苦笑いしながらお祖父様と気軽な挨拶をしていた。

(こちらもお知り合い?)

お祖父様「はははっそうか孫の方が早いか、それも有りかもしれんなぁ」

マルキース侯爵「そうですねぇ・・・、あぁ!そうでした、今回 我が家の寄子の三家の子供達がお世話になったそうで、お礼申し上げます」

 と、頭を下げたのを見て後ろにいたイネオス君達のご家族も急いで頭を下げてきた。

父様「頭をお上げ下さい マルキース侯爵閣下、お世話になったのはこちらの方ですから、むしろ私達がお礼申し上げます」

 と、父様が頭を下げると私と家族、その場にいた屋敷の使用人全員が一斉に頭を下げた。

マルキース侯爵「そ、そんな、皆様 頭をお上げ下さい」

 と、後ろのイネオス君達からもワタワタした雰囲気が伝わってきた、
父様もこれ以上困らせないように直ぐに頭を上げて皆んなも元の姿勢に戻り挨拶の続きをした。

父様「本当に感謝しているのですよ、我が息子は友人が出来たと大変 喜んでいまして、ご迷惑かと思いつつも今日はご招待致しました、さぁアトリーご挨拶を」

 父様に促され少し前に出て。

「初めまして侯爵様、友人ご家族の皆様、僕はデューキス公爵家 三男アメトリン・ノブル・デューキスと申します、皆様 本日は僕のお披露目会に来て頂き有り難う御座います、そして友人ご家族の皆様には先日の“祝福“の際はご挨拶できずに申し訳ありませんでした…、最後にこちらにいる子達が聖獣のジュール「キャンッ」夜月「なぁう」天華「キュッ」と言います 以後お見知り置きを」

 と、みんなもわざわざ鳴いてご挨拶した。

マルキース侯爵「ご丁寧なご挨拶をして頂き有り難う御座います、私はサンセル・ノブル・マルキースと申します、聖獣様方、ご子息様お目に掛かれて光栄です、そして後ろにいる者達が我が侯爵家の寄子のヴィカウタ子爵家、ダンロン男爵家、バロネッカ準男爵家の三家です、皆ご挨拶を」

 それからイネオス君達のご家族の紹介と挨拶を交わした。

父様「皆さん何か困ったことがあればこちらにいる 執事のカルベインにお申し付け下さい、それとお子さん達は我が家の子供達と一緒に庭園の方で子供達だけのお茶会をするように準備してありますので そちらは ここにいるメイドのアミリアがご案内します 残りのお客様達がお越しになるまで会場の方でしばしお待ちください」

 と、父様が言ったので私はイネオス君達がいなくなる前に話しかけた。

「イネオス君達、僕はまだ少し時間が掛かるかもしれないけど心配しないで、先に会場の方でソルが待ってるから話でもして待っててくれるといいな」

 そう言うとイネオス君達は笑顔で私が来るのをソルと一緒に待ってると言ってくれた 私も笑顔で直ぐに行くと言って別れた。

父様「嬉しそうだね、アトリー?」

「はい、父様 みんなと早くお話ししたいです♪」

母様「ふふっ後もう少しだから我慢してねアトリー」

「はい母様!」

 私はご機嫌で次の来客を待った、その様子を家族みんなが微笑ましそうに見ているのに気づかずに…

 次の来客も二組同時に来たようだ、2台の馬車からは片方は若い男性が1人もう片方は年配の男女が1組降りてきて 互いに挨拶を交わし先に年配の男女が玄関ホールに入ってきた、年配の男女は私達を見て固まりその後ろでも若い男性が固まっていた。

(なんで皆んな私達を見ると、固まっちゃうのかな?・・・あ!、聖獣の皆んなが可愛いからか!うん、納得)

 と、心の中で勝手に納得していると気を取り戻した年配の男女は近づいてきてまず父様に挨拶をしていた。

年配男性?「本日はお招き頂き有り難う御座います、久しぶりですねアイオラト殿、いつの間にか立派な公爵家当主になってしまって・・・」

 と、感慨深そうに父様を見ている、父様は少し困り顔だ。

年配女性?「まぁ、貴方ったらラトに会うたびに同じ事を毎回言うんですから、呆れられてしまいますよ、ごめんなさいねラト元気にしてましたか?シリーちゃんも」

 こちらは旦那さんを嗜めつつ気軽な感じで挨拶してきた。

父様「お久し振りです叔父上、叔母上、元気でしたよ」

母様「えぇ元気にしてました、ブルア叔母様もお元気そうで安心しましたわ♪」

ブルア叔母様?「ふふっ私はまだまだ元気ですよ、イディも久しいですね 貴方は王都にいる事が多いいならたまには顔を見せに来てくれても良いのではなくて?本当に用事がある時じゃないと会いに来ないんですから全く」

 お祖父様は少し焦っているみたいだすると助け舟が、

旦那さん?「ブルア、そう攻めるでないよイディも忙しかったんだから仕方ないよ、しかし久しぶりだねイディにアリー夫人元気にしていたかい?」

そう言われお祖父様達は、

お祖父様「元気にしておりましたよ、フィデス義兄上とブルア姉上もご健勝のようで何よりです」

(おぉ、お祖父様のお姉さんだったか道理で気軽な様子だったんだね、妹さんかと思うくらい若いな)

お祖母様「私はいつもブルアお義姉様達に会いに行きたかったんですが、色々有りまして会いに行く機会がなくなってしまって残念でしたわ
でもお二人がお元気そうなお姿が拝見できて嬉しい限りですわ」

ブルア叔母様?「そう言ってくれるのはアリーちゃんとシリーちゃんだけよ?、私も2人が元気なら嬉しいわ、それに今日は可愛い子供達に久しぶりに会えましたからね 良しとしましょう」

フィデスさん?「素直でないね、ブルアは 私も勿論 子供達に会えて嬉しいよ 今日は皆んなにプレゼントを用意してきたからね 喜んでくれるといいな」

兄妹全員「「「「有り難う御座います」」」」

父様「いつも有り難う御座います、叔父上、叔母上、それとご紹介が遅れましたがこの子が私の末の息子のアメトリンと聖獣様方です、挨拶を」

「はい父様、初めてお目に掛かります、僕はデューキス公爵家 三男アメトリン・ノブル・デューキスと申します、そしてこちらが聖獣のジュール、夜月に天華です以後お見知り置きを」

 いつものように丁寧に挨拶して顔を上げると、年配の女性がキラキラ綺麗な目で近くまで来ていて私の前で屈みながら頭を撫でてきた。

ブルア叔母様?「まぁまぁ、とても上手に出来ましたね、それにシリーちゃんに似てなんて可愛いのかしら♪、他の子達も可愛いけれどアメトリン君は特に可愛いわぁ」

(⁉︎、っ⁉︎、き、急に来た、え!撫でられてる?・・・、あ、瞳が綺麗な水色?それより濃いなキレーなブルーダイアモンド見たいにキラキラしてるやっぱりお祖父様のお姉さんだけあってすごく似てる)

ブルア叔母様?「私は貴方のお祖父様の姉に当たります、ヘルツォーク公爵家前当主夫人のブルダイア・ノービレ・ヘルツォークと言います、気軽にブルア大叔母様と呼んでちょうだいね、聖獣様方にもお会いできてとても光栄ですわ」

フィデスさん?「本当に良い子だねぇアメトリン君、私はヘルツォーク公爵家前当主のフィデス・ノブル・ヘルツォークと言います、聖獣様方以後お見知り置きを、聖獣様方にもお土産を用意しましたが お気に召してくれると嬉しいです、あ、後 私の事はフィデス大叔父様と呼んでおくれ」

 と、言われ頭を撫でられた。

(めちゃ撫でられた・・・・、それに凄くフレンドリー)

「あ、有り難う御座います、フィデス大叔父様、ブルア大叔母様♪」

(皆んなにお土産があるって良かったね♪)「キュッ」「なぁぅ」「キャンッ」

若い男性「では、私もついでに挨拶させて頂きますね、私は現国王の弟で今はドゥーガ公爵家当主のブルージル・ノブル・ドゥーガと申します、聖獣様方、お会いできて光栄です、それにアメトリン君、私は君の父君の従兄弟に当たる、なので気軽にジル叔父様と呼んでくれ」

 と、ジル叔父様は近づいてきて挨拶してくれた。

「はい、ジル叔父様、よろしくお願いします」

 ジル叔父様は満足そうに頷いた。

父様「ジル、またそんな大雑把な挨拶をしてお母上に叱られるぞ」

お祖父様「こうゆう所は兄上に似なくて良いのになぁ」

(確かにこう言うフランクで豪快な感じ ロブル大叔父様に似てるな)

ジル叔父様「良いんですよ、私なんて肩書きだけが立派な ただの独り身のしがない冒険者ですから 堅苦しいのは得意ではないですし」

(おぉ、公爵家当主で冒険者ってすごいな!私も将来あんな感じでフランクな感じの冒険者になれるかな⁉︎)

「ジル叔父様は冒険者なのですか?冒険のお話を後で聞かせてください♪」

ジル叔父様「お、冒険者に興味があるのか?よし、いいぞ時間があったら話してやるぞ!」

 ブルージルコンのような綺麗な濃い水色の瞳を細めニカッと笑ってポンポンと頭を撫でてくれた。

「約束ですよ、ジル叔父様!」

ジル叔父様「おう!約束だ!それと他の子供達にも今まで探索してたダンジョンでの珍しいお土産があるからな 皆んなで仲良く分けてくれ」

兄妹全員「「「「「有り難う御座いますジル叔父様!」」」」」

 兄弟みんなでお礼を言うと、ジル叔父様は片手を上げながらメイドさんに会場の案内を頼み 先に行ってしまった。

ブルア大叔母様「あらまぁ、あの子ったら言いたいこと言ってさっさと行ってしまったわ 最近ロブルに似てきたわねぇ」

お祖父様「姉上もそう思いますか?・・・はぁ」

(お祖父様は末っ子なのかな?苦労してそう・・・)

ブルア大叔母様「まぁ良いわ、それよりイディ、どうせ今からロブルと陛下が来るのでしょう?来たらロブルと陛下に後で話がありますと伝えてくれる?後 逃げたら知りませんよとも伝えておいて、お願いね♪」

お祖父様「分かりました、ちゃんと伝えておきます、フィデス義兄上、ブルア姉上 会場にはこちらのメイドが案内いたします、どうぞごゆっくりお待ちください」

 お祖父様はブルア大叔母様の言葉にニヤリと笑って快く伝言を受け取った。

(う~わぁ、お祖父様が悪い顔で笑ってる~)

 ブルア大叔母様は笑顔で兄弟皆んなの頭を撫でて 最後にもう一度私の頭を撫でてから会場に行った。

「ブルア大叔母様は大叔父様達に何のお話があるんでしょうね?」

 疑問に思ったことを父様に聞いてみたら。

父様「さぁ、私には分からないなぁ、久しぶりに会うから色々話すことがあるのではないかな?」

「そう ですか?お久し振りならそうかもしれませんね?」

(え、聞いたらいけなかったかな?兄弟喧嘩とかじゃないよね・・・、いや陛下もって言ってたから違うか?うーん分からん、まっいいか私には関係なさそうだし!)

 そんな事を考えていると 玄関に白くて豪華な王家の馬車二台が停まった、先頭の馬車の中からシベラス叔父様と父様と同じぐらいの年齢の男性が降りてきた、後ろの馬車からはロブル大叔父様とサフィア大叔母様が降りてきて、知らない男性を先頭に玄関ホールに入ってきた。
 男性は入口 入って直ぐに私達に気づきそこで立ち止まり固まった、そこに後ろから来たロブル大叔父様に背中をどつかれて中に進んできた。

男性?「どつくなんて酷いですよ、父上!邪魔だったなら声を掛けて下さったら良いじゃないですか!」

 とどつかれた背中をさすりながら文句を言っていた。

ロブル大叔父様「つい な、それに早くアメトリン達に会いたかったからな気がせいた、許せ」

(全然 謝る気はなさそう・・・ロブル大叔父様らしい)

シベラス叔父様「ほら、邪魔ですよ、やぁアトリー元気にしてたかい?それに父上達もお疲れ様です」

男性?「おい、こら、ラス!」

 男性を押し退けつつ私と家族に挨拶してきたシベラス叔父様、男性は何か言っていたが、

男性?「久しぶりだなラト!元気にしてたか?」

父様「あぁ、シベラス、お前もお疲れ様 私達はまだ平気だがアトリーはそろそろキツイかもしれないね、初めてのお茶会だから疲れが出る頃合いだからね」

と、話しかけてくる男性を無視しつつ父様が会話を続けた。

シベラス叔父様「そうですね、初めてのお茶会は挨拶するのがキツイですからね、大丈夫かい アトリー?」

男性?「おい!、ラスも2人して無視するなよ!」

「えっと、僕は平気ですよ?」

 なおも男性を無視しつつ私を気にかけてくれるシベラス叔父様、私は男性を横目で見つつ返事を返す。

男性?「お、やっぱり、噂はあてにならないなぁ」

シベラス叔父様「そうか、それなら良いが そうだ聖獣様方に挨拶しなければね、初めまして、聖獣様方 私はアメトリンの父方の叔父に当たります シベラス・ノブル・デューキスと申します、以後お見知り置きを」

 シベラス叔父様の挨拶に「キャンッ」「なう」「キュキュッ」と返事を返すみんな。

ジュール『よろしく!』 夜月『良い性格をしているな』 天華『父君によく似ておられますね』

 と、三者三様の返事だったが、

男性?「おぉ!やはりこちらが聖獣様か!がっ⁉︎いたっ!」

そして男性はロブル大叔父様にまた頭をどつかれて静かになった。

「はい、よろしくと言ってます、そうだ聖獣皆んなの名前を教えるの忘れてましたね、この子がジュール、こちらが夜月、最後にこの子が天華です 皆んなをよろしくお願いします」

シベラス叔父様「はい、こちらこそ、アトリーをお願い致します」

 と、ニッコリ笑ってお辞儀をしてくれた。「クンッ」「にゃぁう」「キューキュッ」

ジュール『うん!』 夜月『言われなくとも』 天華『良い人そうですね』

男性?「な、なぁ、もう良いかな?しゃべっても・・・」

(この人一応この国の王様だよね・・・、良いの?この可哀想な扱い・・・)

シベラス叔父様「何ですか、陛下、先程からうるさいですよ、それに来る時言いましたよね私が最初に家族と挨拶しますって、なのに横からウダウダとそんな風だから先王陛下にどつかれるんですよ」

陛下「うぐっ、だが私は初めて聖獣様とアメトリン君に会うんだぞ良いじゃないか 先に話しても!」

シベラス叔父様「私も聖獣様方には初めて会いますよ、そこは問題ではないんです、私はちゃんと言いましたよね、先に私が家族と挨拶しますって、約束しましたよね、後でゆっくり挨拶してくださいって、い、い、ま、し、た、よ、ね!」

陛下「ぬぅ、言った・・・分かった私が悪かった」

 両手を上げて降参した様に謝った。

シベラス叔父様「分かれば良いのです、次から気を付けないと仕事を倍に増やしますよ♪最近仕事の処理が遅れていますからね♪」

 楽しそうに笑いながら黒い事を言うシベラス叔父様、叔父様の言葉に顔を青くしながら。

陛下「そ、それだけは!勘弁してくれ!真面目に仕事するから!」

 と、懇願している。

(国王の扱いの酷さよ・・・てか、今まで真面目に仕事してないのか?)

シベラス叔父様「ほぉ・・・、今まで真面目にしていなかったんですか、仕事、そうですか、してなかったんですね、真面目に仕事、明日から・・・いや今日お茶会が終わった後からみっちりと真面目に仕事しましょうね、陛下」

 シベラス鬼様・・・叔父様の言葉を聞きながらアワアワし出した陛下、最終的には顔色は白くなりがっくり肩を下げていた。

(あーぁ、魂抜けてるんじゃ・・・大丈夫かな?まぁ、自業自得かな?)

 ロブル大叔父様達夫婦は我関せずとばかりに いつの間にかお祖父様達とお話していたようで、

ロブル大叔父様「すまんな、騒がしくて・・・」

お祖父様「やはりついて来ましたか・・・本当に好奇心旺盛なのは誰に似たんですかね」

ジロリと大叔父様を見たお祖父様その視線をかわす様に私を見た大叔父様。

ロブル大叔父様「おっと、そうだ、シベラス!良いのか例のアレ先に渡さなくて、持って来ていただろう?」

 陛下をいい笑顔で追い詰めていたシベラス叔父様に声をかけた。

シベラス叔父様「あぁ!、そうでした、アトリー、約束していた物だよ」

 シベラス叔父様はどこから出したか分からないが手に私が抱えるのがやっとと言うぐらいの大きさの白い袋を差し出して来た
私は抱えていたジュールを母様に渡し袋を受け取った。

「⁉︎、有り難う御座います♪、開けて見ていいですか?」

 叔父様が「どうぞ」と言ってくれたので急いで袋を開けて見ると。

「っ!わ~可愛い~⁉︎ちょうど良い大きさの猫さんだ!柔らか~いふわふわだ!ふふっ約束守って下さって有り難う御座います シベラス叔父様 大好きです♪」

(本当に可愛い白い猫さんだ!デフォルメされた顔が何とも可愛い猫目で フォルムも胴長のマルッとした感じが何とも言えない抱き心地!最高の抱き枕だ!)

 気持ちよくてずっとぬいぐるみをモフモフしている私を満足そうに見ているシベラス叔父様。

シベラス叔父様「気に入ってくれたみたいで嬉しいよ」

「はい、とても気に入りました!今日から抱っこして寝ます!」

父様「良かったね、アトリー」と頭を撫でてくれる父様

「はい、嬉しいです!」

 私がぬいぐるみにキャッキャうふふっとしていると。

陛下「あ、あのぉ、もう良いかな?自己紹介しても?」

 と、恐る恐る聞いてきた陛下に。

シベラス叔父様「あぁ、忘れてました、どうぞ自己紹介なさって下さい 陛下」

(安定の雑な国王扱いでクールな叔父様カッコイイ!)

 私は陛下の挨拶を聞くためにぬいぐるみをオーリーに預け ジュールを母様から受け取りまた抱っこした。

陛下「う、うむ、紹介が遅れて申し訳ない、私はこの国を預かり統治している国王のサフィアス・レイ・ウェルセメンテと申します、聖獣様方には我が国の王族の血筋である公爵家三男のアメトリン・ノブル・デューキスの元に来ていただいた事 誠に嬉しく思います、先の神々の警告文での文言通り我が国はアメトリン・ノブル・デューキスへの必要以上の干渉または接触を本人が望まぬ限りしない事を改めてここに国を代表して御約束致します」

 片膝をつきながら頭を下げた。

 さっきまでとはまるで別人のような陛下の態度に少し驚きつつ見ていると。

「キュキュー」天華『その約束違えぬ様にして下さいね』

  と、天華が言ったが、

(陛下は分かってないと思う)

陛下「⁉︎、は!承知しました!」

陛下は凄く驚いて返事をした。

(!、え⁉︎、聞こえたの今の?)

天華『アトリー様、今この方には主神様が直接お話された様です』

(あ、そう言うこと・・・あれ?それは大丈夫なの?ティーナちゃんが直接話しかけて…)

天華『主神様が仰るにはこの人の人生に1度有るかぐらいの“神託“を使ったそうです』

(あらー、良いのかな こんな事で陛下の人生に1度の“ご神託“の権利使って・・・)

天華『こんな事がなかったら一度目もなかったと思いますよ、それに“神託“は1度だけとは限りませんから、神々の気分次第ですからね、まぁそれなりの条件が揃わないとできませんが・・・』

(へーそうなんだ、良かった・・・・のか?)

天華『良かったんですよ、主神様のお声を直接聞けることは大変名誉な事ですから』

(ん?・・・それは・・・そうか、普通は聞こえないもんね神様の声・・・この間会ったばかりだから忘れてた、神様に会うなんて畏れ多いいことなんだよね普通は・・・)

天華『アトリー様は神々のご友人なのですからお気になさらないで良いんですよ』

(うん、そうだよね!また教会に会いに行かないとだしね♪)

 そう話してると陛下が立ち上がり私に近づいてきた。

陛下「と、言うことで、アメトリン君、君は好きな事を好きな時にしなさい正し、悪いことはしないようにね♪」

 と、ウィンクしながら注意してくれた。

「はい、しません!」とちゃんと返事をすると。

陛下「ふふっ良い子だね、私の事はサフィアス叔父様とでも呼んでくれ、アメトリン君」

 と、頭を撫でてくれた。

「はい、よろしくお願いします、サフィアス叔父様」

サフィア大叔母様「じゃあ次は私達ね、アメトリン君、昨日ぶりね今日はまた違った雰囲気で可愛いわ」

サフィアス叔父様「ちょ、母上!」

 サフィア大叔母様はサフィアス叔父様を押し退け 私の前に来てかがみ私の頭を撫でながら挨拶してくれた。

「有り難うございます、サフィア大叔母様」

(母親からも雑な扱いだ・・・可愛そう・・・いや、いじられキャラなのか?)

 押し退けられたサフィアス叔父様は諦めたのか父様に話しかけていた。

ロブル大叔父様「アメトリンは相変わらず可愛いのぉ、そうだ今日は子供達全員にプレゼント持って来ておるからな楽しみにしてるといい」

兄妹全員「「「「「有り難う御座います、ロブル大叔父様」」」」」

 こうして一応 全ての来客をお出迎えして挨拶を済ませたら 次はお披露目会場に行ってもう一度挨拶を済ませて 子供達だけでお茶会だ。

(皆んな何してるかな?)とルンルン気分でいると、

お祖父様「あぁ、忘れる所でした、陛下、兄上 お二人に伝言が御座います、ブルダイア姉上から『後で話があります』と」

その伝言を聞いた2人は、

「「っ⁉︎ブルア姉上が(叔母上が)⁉︎」」

そう叫ぶと急に2人して後ろを向いて外に出ようとしている所に、

お祖父様「あ、後『 逃げたら知りませんよ』との伝言です」

最後の言葉を聞いてビタッと音がしそうなほど急に止まり 肩を落として振り返りトボトボと戻ってきた。

 その後2人は悲壮感漂う顔でメイドに会場に案内されて行った、その後ろをサフィア大叔母様はやけに嬉しそうについて行った。

「?、お二人はブルア大叔母様がお嫌いなんですか?」

お祖父様「いいや、嫌いではないと思うよ、少し苦手なだけだよ」

「苦手?・・・、ブルア大叔母様はあんなにお優しいのに・・・」

母様「そうよねぇ?」

カミィ姉様「そうですよね?」

カイ兄様「どうしてでしょうね?」

 母と兄弟達で頭を傾げながら話した、お祖母様はニコニコ笑いながら見守っていた。



 この時アトリーの祖父と父は心中でこう呟いた「「ブルア姉上(叔母上)が優しいのは女性と子供だけだ・・・」」と・・・














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​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

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