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しおりを挟むどれくらい時間が経ったのだろう。瑠衣は目を覚ますとお腹の上に人間の手が回されていた。レオナルドはもう獣人に戻っていた。夜は薄っすらと明けかかっていて空が美しいうす紫色になっていた。
瑠衣はふっと振り返る。美しい彫刻のような彫の深い顔が、薄明るい光でいっそう陰影が浮きあがりそれは美しかった。
長いまつ毛は銀色で、高い頬骨に薄い唇、引き締まった顎。どれもこれもイケメンすぎる。瑠衣はそっと彼の頬骨や鼻、そして唇を指でたどる。
やっぱりわたしってこういうイケメンに弱いんだわ。
修仁もまるで雑誌のモデル並みにイケメンだったし、レオナルドだってそう…もしレオナルドがわたしを利用していたら、どうするつもり?おまけに婚約者がいたなんて…まあ、もと婚約者だけど…
そう言えば女神さまが言ってたわよね。元の世界に帰れるチャンスがあるって…
後1週間か…もし彼に騙されていたとしたら、どうするつもり?元の世界に帰る?
その時はレオナルドの事などきれいさっぱり忘れてしまおう。そして元の世界に帰ればいいんじゃない。
そうすればどんなに傷ついたって何もかも忘れられるんだから…
っていうよりもしかして今このすべてが夢って事?女神さまはわたしはあちらの世界では昏睡状態ってだって言ってた……
瑠衣はつんのめりそうになる。
えっ?ひょっとして‥‥わたしが脳で勝手にこの世界を作り出しているの?
うへぇ‥‥頭が痛くなってきた。
もうくよくよ考えたって仕方がないわ。わたしはこの世界で誰よりレオナルドが好き。今はこの気持ちだけを持っていたい。彼が何を考えているかなんて考えたくない……
瑠衣は大きなため息をつくとレオナルドの胸が大きく膨らんだ。
「悪い子だ」瑠衣のたどっていた指をいきなりつかまれると彼の唇が重なって来た。
彼の唇は優しく触れた後、すぐに角度を変えて瑠衣の唇を吸った。体を起こしてレオナルドが被さって来る。片方の手は頬に当てて、もう片方の手は乳房を這う。
レオナルドの手は狙った獲物のように的確に瑠衣の尖りをつまむとコリコリ刺激を送った。
「あっ、…はぁ…んっ‥‥」
「今すぐ欲しい…るい?」
レオナルドの欲情した猛りは、瑠衣のお腹の上ではち切れそうなほどどくどく脈打っている。それを押し付けられて瑠衣の体はどうしようもない渇きを覚えた。
彼は生まれたままの姿で、その猛りが直接目に入って飛び込んできた。
「あなたが欲しいの、レオナルドお願い…」
レオナルドが生々しい熱い塊を押し付けてくると、体中がぞくぞく痺れた。瑠衣の血液は一瞬で甘くてとろけたはちみつに変わった。
レオナルドの手がドレスの胸元から中へ忍び込んでくると、滑らかな乳房をやわやわと揉み始めた。
「‥‥うっん、はっぁ‥‥…」
すでに尖っている先端を指先でこねられると甘い疼きがずくんと下腹の奥に宿る。
唇はむさぼるように吸い上げられ舌は痛いほどからめとられる。
激しく欲情したレオナルドはもう何も見えないようで、一心に瑠衣を求めている。
「るい‥‥我慢できない…うぐっ、はっ、はぁ‥‥」
レオナルドは狼から戻ったばかりで野獣に近い状態なのか、全身から男の色香を発している。
その肉杭は天を仰ぐように空を向きそそり立っている。
瑠衣はそんな彼を見ているだけで、みだらに濡れた。
レオナルドの手は瑠衣のドレスをめくり上げすぐに下着に手をかけた。
下着の中に手を滑り込ませ、蜜口を探り当てた。
瑠衣の秘部はもうすでに濡れそぼっていて、レオナルドは指をすんなりと受け入れる。
「ん…‥んっ…‥はぁ…」
レオナルドの指が出し入れされるたびじゅぶじゅぶと卑猥な音を響かせて、蜜口からは甘い蜜があふれ出る。
「あぁ、るい‥‥るい…あぁ、君を愛してる。愛してる…はぁ……るい…」
レオナルドは狂おしいほど瑠衣の名前を連呼する。
唇は首筋を伝ってドレスからこぼれ出た乳房を這いまわり、瑠衣を甘い快楽の縁に導いて行く。
「るい…ああ…俺のるい…‥」
喉の奥から溢れてくるその声は瑠衣の肌を骨をとろけさせた。
瑠衣は体を起こして、彼を押し倒す。そしてその上に身をかがめ、猛り狂った雄茎を優しく手で包み込んだ。
たどたどしい指に太い血管がぴくぴく引くついて、その先端からは透明な先走りがあふれ出る。
「ああ‥‥レ…オナル‥ド」
瑠衣は修仁のものを見たことはあったが、くわえたことはなかった。
レオナルドのその初々しいほどピンク色の美しい猛りを見ると口に含んでみたい衝動にかられた。
瑠衣は両手でその猛りを握りしめると、おずおずと舌先で先端を舐めた。
「んぐっ!‥‥はぁ…‥」
レオナルドがうめき声を上がる。
瑠衣は先端を唇でねっとりと含むとゆっくりとそれを飲み込んでいく。雄の強い香りと淫らな味を感じると、自分でもおかしいほど欲望がほとばしる。
何度か上下に唇を動かし夢中になって屹立をしゃぶる。
レオナルドが瑠衣の口から逃れるようにいきなり猛りを離す。
「はぐぅ、るいだめ、上に乗って…」
瑠衣の口は一気に寂しさを感じたが、言われるままドレスを持ち上げてレオナルドの腰の上にまたがる。
彼が屹立したものを下で支えるように握ると、先端を瑠衣の蜜口にこすりつけぐっと押し付けた。
瑠衣は切ないほど欲情しゆっくり腰をおろす。
瑠衣は、頬を染め、唇を震わせ、その美しいグリーンの瞳が上り始めた太陽で輝いている。
レオナルドはその表情を見て胸の奥が焼き焦げそうなほど熱くなり欲情する。
「ああ…俺の瑠衣…俺の番‥‥ずっと、ずっと一緒だ」
瑠衣はその言葉に後押しされるように、ゆっくりと彼の剛直を秘部に埋めて行く。
レオナルドが腰を突き上げた。彼の屹立が膣壁を押し開いてずぐりと貫いた。
「あ、あああああぁっ…‥あぁ」
ふたりが同時に卑猥な声を上げる。
律動に貫かれた媚肉がうねる、自分でも気づかないうちに腰をがくがくするほど激しく揺する。
凄まじい快感が一気に瑠衣を絶頂の頂まで押し上げ、痺れるような快感に翻弄される。
「あっ、あぁ…‥ん。あ、あぁぁ…‥」
あふれ出る蜜がレオナルドのお腹にまであふれ出て、ふたりが腰を動かすたびにぴちゃぴちゃと音を立てる。
「あぁ‥‥すごい、中がうねって締め付ける」
レオナルドが恍惚の表情で声を漏らす。
彼の肉茎をたくさんの襞ひだが包み込み、濡れて熱い肉壁がギュッと締め付ける。
我慢をしようとすればするほど、快感は肥大していき、レオナルドの雄茎は体積を増していく。
レオナルドは繋がったまま体を起こして瑠衣を下に組み敷く。
脚を自分の肩にかけるように上向かせると、レオナルドは猛然と腰を振り始めた。
「はぁっ、ん、はぁ、くっ、んんっ」
彼の息は荒くリズミカルで‥‥
力強く奥まで穿たれ、引き抜かれて行く。そしてまた一気に最奥まで穿たれて、とことんぎりぎりまで引き抜かれる。
「あ、あぁん。レオ‥‥はぁっ、ちょ、きつっ‥‥ん、それっ、だめぇ‥」
今度は深くえぐるように回転させて屹立を押しまわしてくる。
亀頭に蜜をまとわせるかのように腰をまわされると、気持ちよすぎて内側がきゅぅーと締め付ける。
今日のレオナルドは獰猛で野獣でエロい。
なのに瑠衣の内側は喜びに蜜をまとい男の欲望をさらに奥へ引き込もうと締め付ける。
息も泊まりそうなほどの快感、最奥までつながっている喜び、気が遠のくほどの痺れ‥‥ああ…もう…もう‥‥
「レオ…もう‥‥も、はぁっ‥‥あぁ、奥……くっ、もう、いっちゃう‥‥」
瑠衣はもっと繋がりたくて、脚をレオナルドの腰にまわしつけると、手を伸ばしてレオナルドの背中にしがみついた。
視界に彼の顔がぼんやりと見え、したたる汗とたくましい両腕がわたしを抱きしめた。
「くぅ…る、い…俺のるい‥‥」
狂おしいほど抱きしめられて、さらに腰を押し付けられて、瑠衣の内側はきゅうーんと強く収縮した。
「やぁ、い、ちゃう‥‥だめ、いっ、く、あぁぁ…‥」
快感が弾けて膣壁が痙攣をおこした。
その瞬間レオナルドがとどめの一撃を放つ。うなり声を上げるとびくびく腰を震わせる。
瑠衣をきつく抱きしめたまま、最奥に怒涛の勢いで熱い吐精が放たれる。
瑠衣は無意識のうちにその精を受け止めようと腰を浮かせる。繋がれた秘部は貧欲に締め付けられたまま、ひくひくと収縮した。
レオナルドが何度か腰を突き入れすべてを出し尽くすと、瑠衣の上に倒れ込んだ。
瑠衣はその体を愛しむようにレオナルドを抱きしめる。
乱れた呼吸さえも、激しく打ち付ける鼓動も、彼の重みも全部がすべてが愛おしかった。
「レオナルド…愛してる。あなたのすべてを愛してる」
瑠衣は言葉にして言わずにはいられなかった。
「ああ、瑠衣、俺も愛してる。お前のすべてが愛おしい」
気だるい余韻の中でふたりは見つめ合い、夜明けの陽だまりの中で抱き合った。
例え夢でもいい…この時今この瞬間がすべて…レオナルドを愛してる。
もう、夢の中でもどこでもよかった。ただ、ただ、レオナルドを愛してる。
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