64 / 97
5日目
お宝の価値②
しおりを挟む
見た目を良くできれば、ガン爺が修理した物は中古でも高額で買い取ってもらえるとわかった。
――ゴミになる運命だった物が、ガン爺の手によって再び命を吹き込まれ、私の腕時計の能力で価値を上げる。
とても理想的なサイクルに思えてくる。
アンティークな腕時計を愛用していた中田祐一郎としては〝時を経て生まれる味わい〟を否定するようで、残念に思わなくもないが……
そういった物に需要がなく、使われずに捨てられてしまうのなら、もう一度必要とされるように新しく生まれ変わらせてあげるのも、悪いことではないような気がした。
ガン爺も喜んでくれると良いのだけれど。
ともあれ、このことをガン爺に伝えるには、腕時計の能力を打ち明けないといけない。
ガン爺なら、そのことを知っても態度を変えることはないだろうし、私に不利になることもしないとわかるのだが、知ることで面倒に巻き込んでしまうかもしれないと思うと、躊躇われる。
既にいろいろ知っているバルトさんに相談してからの方がいいだろうか。
向かい側の店先で談笑しているガン爺と、それに嫌そうな顔で付き合っているバルトさんの姿を見付けた。
「お待たせしました」
声をかけて駆け寄ると、バルトさんからもの言いたげな視線が向けられ、口篭もる。
腕時計の能力で、ガン爺のお宝の価値が上がったのだと、すぐにでも報告したかったが、こんなところで口にするわけにもいかない。後から説明することを小声で伝え、納得してもらった。
「その様子じゃと、気になることは解決したようじゃな」
「はい、店の方が快く応じてくれたので、いろいろ知ることができて良かったです。でも僕の勝手な思い付きで、お待たせしてしまってすみませんでした」
「よいよい、こっちの店の爺とも知り合いじゃで、近況報告なんぞをしておったでな、ちょうど良かったぞい」
ガン爺はそう言うと、そこの店のお爺さんに私を紹介してくれた。簡単に挨拶をして別れたのだが、道すがら行き交う知り合いにも紹介するものだから対応に忙しくなる。顔見知りが増えるのは喜ばしくも、覚えるのが大変で名前と顔が一致しているか不安になる。
ガン爺に振り回されワタワタする私の様子がおかしかったのか、少し距離を取りながら付いて来ていたバルトさんが肩を震わせているのがわかり、恨めしくなる。
「のうバル坊、あそこでいい匂いさせとる串焼きが気になるんじゃが、ちと買ってきてくれんかのう」
ガン爺はバルトさんにも容赦なかった。目に留まった屋台の料理を買うように指示が飛ぶ。
「〝バル坊〟は止めてくれって言っただろうがっ」
なんだかんだと文句を言いつつ、指定された屋台に向かうバルトさんの姿に、溜飲が下がる。
「ガン爺がしばらく家にいることになったから、大家であるカジドワに挨拶しときたいんだが、これから行くことにしてもいいか?」
バルトさんの提案に、私とガン爺が同意したので、買い込んだ屋台の料理を手土産にカジドワさんの家にお邪魔することになった。
カジドワさんの都合を聞かず、どやどやと押しかけることになったのだが、問題なく受け入れられ拍子抜けする。
特にガン爺の態度はここでも変わらず、親戚か何かのような気軽さでカジドワさんに挨拶をしていて、知り合いだとは聞いていたが驚いた。
カジドワさんが武器作りを止め、新たに調理器具の量産に取り組んでいると聞いたガン爺は、興味を持ったようで、カジドワさんを引き連れ、いそいそと奥の工房へ足を向けている。
そこで調理器具を見付けたガン爺は、子供のように瞳を輝かせた。【皮むき器】を手に取り、カジドワさんにあれこれ質問する姿に頬が緩む。楽しそうでなによりだ。
遠巻きにして眺めていた私とバルトさんは、意気投合した2人の邪魔をするのも悪いかとその場を離れる。
ちょうどバルトさんと2人になれたので、先ほど話せなかったガン爺のお宝について切り出すことにした。
腕時計の機能を使う前の状態を知らないバルトさんには分かりにくいかと思ったが、実際に見てもらった方がいいだろうと腕時計から取り出した〝振り子付きの置時計〟を差し出す。
「銀貨2枚(2万ルド)で買い取ってくれるそうです」
私がそう告げると「おっ、なんだ? さっきの店でこの置時計の買取価格を聞いてきたのか?」と、バルトさんは手にした〝振り子付きの置時計〟をまじまじと眺める。
「ここらでは見かけない高級品のようだが……俺にはこれの価値はわからねえから銀貨2枚(2万ルド)が妥当なのかの判断はできねえぞ」
バルトさんはよくわかっていないようで首を傾げ、不安そうだ。
「それはガン爺からいただいた中古品なんです。汚れや傷が目出つと買い手が付かないから高く買い取れないと言われたのが腑に落ちなくて、腕時計の機能で汚れと傷をなくしてみたんです。そしたら中古品なのにビックリするくらいの値で買い取ってくれることがわかって……」
「おい、ちょっとまて」
バルトさんは自分の顔を片手で覆い、私の話を途中で遮る。
「これがガン爺の修理した物だって言うのか? ゴミとして捨てられてた物だと?」
私が笑顔で頷くと、バルトさんは改めて〝振り子付きの置時計〟を眺め、大きく息を吐いた。そして「凄いな……新品だって言われても信じちまうぞ」と小さく呟く。
「確かにガン爺の中古品はたいして金にならなくて俺も驚いたが、それにしたって――腕時計の機能で汚れや傷をなくして、新品のようにしちまうだなんて、何さらっとおかしなことをしでかしてるんだか。……簡単に言ってくれたが、ガン爺の中古品の汚れは『洗浄』魔法でも落ちなかった〝色あせ〟みたいなやつだろ? 変質しちまったもんを元の状態に戻して傷もなくすなんてこと、どうやったらできるんだ? ……ああ、ユーチの腕時計なら、魔力で『修復』できたりするのか? よくわからねえが、またとんでもないことを思い付いたもんだな」
なにやらブツブツ呟き頭を抱えてしまったバルトさんに、申し訳ない気持ちになる。
魔力があればなんでもできるような気にがしていたけれど……そういうものではなかったようだ。
――ゴミになる運命だった物が、ガン爺の手によって再び命を吹き込まれ、私の腕時計の能力で価値を上げる。
とても理想的なサイクルに思えてくる。
アンティークな腕時計を愛用していた中田祐一郎としては〝時を経て生まれる味わい〟を否定するようで、残念に思わなくもないが……
そういった物に需要がなく、使われずに捨てられてしまうのなら、もう一度必要とされるように新しく生まれ変わらせてあげるのも、悪いことではないような気がした。
ガン爺も喜んでくれると良いのだけれど。
ともあれ、このことをガン爺に伝えるには、腕時計の能力を打ち明けないといけない。
ガン爺なら、そのことを知っても態度を変えることはないだろうし、私に不利になることもしないとわかるのだが、知ることで面倒に巻き込んでしまうかもしれないと思うと、躊躇われる。
既にいろいろ知っているバルトさんに相談してからの方がいいだろうか。
向かい側の店先で談笑しているガン爺と、それに嫌そうな顔で付き合っているバルトさんの姿を見付けた。
「お待たせしました」
声をかけて駆け寄ると、バルトさんからもの言いたげな視線が向けられ、口篭もる。
腕時計の能力で、ガン爺のお宝の価値が上がったのだと、すぐにでも報告したかったが、こんなところで口にするわけにもいかない。後から説明することを小声で伝え、納得してもらった。
「その様子じゃと、気になることは解決したようじゃな」
「はい、店の方が快く応じてくれたので、いろいろ知ることができて良かったです。でも僕の勝手な思い付きで、お待たせしてしまってすみませんでした」
「よいよい、こっちの店の爺とも知り合いじゃで、近況報告なんぞをしておったでな、ちょうど良かったぞい」
ガン爺はそう言うと、そこの店のお爺さんに私を紹介してくれた。簡単に挨拶をして別れたのだが、道すがら行き交う知り合いにも紹介するものだから対応に忙しくなる。顔見知りが増えるのは喜ばしくも、覚えるのが大変で名前と顔が一致しているか不安になる。
ガン爺に振り回されワタワタする私の様子がおかしかったのか、少し距離を取りながら付いて来ていたバルトさんが肩を震わせているのがわかり、恨めしくなる。
「のうバル坊、あそこでいい匂いさせとる串焼きが気になるんじゃが、ちと買ってきてくれんかのう」
ガン爺はバルトさんにも容赦なかった。目に留まった屋台の料理を買うように指示が飛ぶ。
「〝バル坊〟は止めてくれって言っただろうがっ」
なんだかんだと文句を言いつつ、指定された屋台に向かうバルトさんの姿に、溜飲が下がる。
「ガン爺がしばらく家にいることになったから、大家であるカジドワに挨拶しときたいんだが、これから行くことにしてもいいか?」
バルトさんの提案に、私とガン爺が同意したので、買い込んだ屋台の料理を手土産にカジドワさんの家にお邪魔することになった。
カジドワさんの都合を聞かず、どやどやと押しかけることになったのだが、問題なく受け入れられ拍子抜けする。
特にガン爺の態度はここでも変わらず、親戚か何かのような気軽さでカジドワさんに挨拶をしていて、知り合いだとは聞いていたが驚いた。
カジドワさんが武器作りを止め、新たに調理器具の量産に取り組んでいると聞いたガン爺は、興味を持ったようで、カジドワさんを引き連れ、いそいそと奥の工房へ足を向けている。
そこで調理器具を見付けたガン爺は、子供のように瞳を輝かせた。【皮むき器】を手に取り、カジドワさんにあれこれ質問する姿に頬が緩む。楽しそうでなによりだ。
遠巻きにして眺めていた私とバルトさんは、意気投合した2人の邪魔をするのも悪いかとその場を離れる。
ちょうどバルトさんと2人になれたので、先ほど話せなかったガン爺のお宝について切り出すことにした。
腕時計の機能を使う前の状態を知らないバルトさんには分かりにくいかと思ったが、実際に見てもらった方がいいだろうと腕時計から取り出した〝振り子付きの置時計〟を差し出す。
「銀貨2枚(2万ルド)で買い取ってくれるそうです」
私がそう告げると「おっ、なんだ? さっきの店でこの置時計の買取価格を聞いてきたのか?」と、バルトさんは手にした〝振り子付きの置時計〟をまじまじと眺める。
「ここらでは見かけない高級品のようだが……俺にはこれの価値はわからねえから銀貨2枚(2万ルド)が妥当なのかの判断はできねえぞ」
バルトさんはよくわかっていないようで首を傾げ、不安そうだ。
「それはガン爺からいただいた中古品なんです。汚れや傷が目出つと買い手が付かないから高く買い取れないと言われたのが腑に落ちなくて、腕時計の機能で汚れと傷をなくしてみたんです。そしたら中古品なのにビックリするくらいの値で買い取ってくれることがわかって……」
「おい、ちょっとまて」
バルトさんは自分の顔を片手で覆い、私の話を途中で遮る。
「これがガン爺の修理した物だって言うのか? ゴミとして捨てられてた物だと?」
私が笑顔で頷くと、バルトさんは改めて〝振り子付きの置時計〟を眺め、大きく息を吐いた。そして「凄いな……新品だって言われても信じちまうぞ」と小さく呟く。
「確かにガン爺の中古品はたいして金にならなくて俺も驚いたが、それにしたって――腕時計の機能で汚れや傷をなくして、新品のようにしちまうだなんて、何さらっとおかしなことをしでかしてるんだか。……簡単に言ってくれたが、ガン爺の中古品の汚れは『洗浄』魔法でも落ちなかった〝色あせ〟みたいなやつだろ? 変質しちまったもんを元の状態に戻して傷もなくすなんてこと、どうやったらできるんだ? ……ああ、ユーチの腕時計なら、魔力で『修復』できたりするのか? よくわからねえが、またとんでもないことを思い付いたもんだな」
なにやらブツブツ呟き頭を抱えてしまったバルトさんに、申し訳ない気持ちになる。
魔力があればなんでもできるような気にがしていたけれど……そういうものではなかったようだ。
201
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。