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28話 無慈悲な回答
(ニーナ視点)
絶対にアーチェは私を見捨てないはず……その確信はあった。ジョンを失った時の彼女の喪失感は凄かったのだから。あの事故を誘発させたのは私自身とはいえ、彼女の喪失感には正直、引いてしまったこともあるほどだ。
「ニーナ、あなたが大変なのは理解出来るわ」
「アーチェ……!」
ほらやっぱり土壇場では、アーチェは私のことを見捨てるわけがない。私が数年掛けて彼女を調教してきたのだから……絶対に私のことを裏切らないように育てて来た。私こそが彼女の母親と言っても過言ではないはずだ。
だから、そんなアーチェが私を本当に裏切るわけが……。
「大変なのは理解出来るけど、あなたがしてしまったことは重罪になると思うわ。例え、ジョンの正体がネプト国王陛下であったことは知らなかったとしても、一般人の子供の命を危うくさせた段階で許されるものではないし」
「えっ……アーチェ?」
おかしい……アーチェの態度は明らかにおかしかった。私が必死に助けを求めているのに……!
「だからニーナ。あなたは潔く、罪を認めた方が良いと思うわよ? それが最も傷の少ない解決法になるだろうし」
「ちょ、ちょっと待ってよアーチェ……私はジョンを失って悲しんでいた貴方を慰めてあげたわよね? それ以外にも別荘やお店など、色々なところに連れて行ってあげたでしょう? アーチェはその恩を忘れているなんてことありませんよね?」
「忘れてはいないわ、ニーナ。でも、今までの話を総合して考えた場合、私があなたを擁護する理由を見出す方が難しいと思うのだけれど……」
今までは私の操り人形だったアーチェが、ここにきて正論を言っている……これは周囲の影響なのかしら。マズイわ……このままでは、本当に私は重罪に問われてしまい兼ねない。なんとか罪を逃れる方法を考えないと……!
「アーチェ……私達は親友ですよね? 私が重罪になることを、アーチェは本気では望んでいませんよね?」
「いいえ、ニーナ。私達が親友だったのは以前までの話よ。今はむしろ、あなたに重い罰が下ることを願っているわ」
う、嘘でしょ……? あのアーチェがここまで私を拒絶するなんて……! これは何かの間違いだわ!!
絶対にアーチェは私を見捨てないはず……その確信はあった。ジョンを失った時の彼女の喪失感は凄かったのだから。あの事故を誘発させたのは私自身とはいえ、彼女の喪失感には正直、引いてしまったこともあるほどだ。
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「アーチェ……!」
ほらやっぱり土壇場では、アーチェは私のことを見捨てるわけがない。私が数年掛けて彼女を調教してきたのだから……絶対に私のことを裏切らないように育てて来た。私こそが彼女の母親と言っても過言ではないはずだ。
だから、そんなアーチェが私を本当に裏切るわけが……。
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「えっ……アーチェ?」
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「いいえ、ニーナ。私達が親友だったのは以前までの話よ。今はむしろ、あなたに重い罰が下ることを願っているわ」
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