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第10話 レベル9999の生産スキル。国宝級の魔道具を量産して快適ライフを始めよう
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『アレン領』と名付けた広大な森の朝は、小鳥のさえずりと共に訪れた。
……と言いたいところだが、実際には怪鳥のけたたましい鳴き声と、遠くで何かの魔物が木をなぎ倒す轟音で目が覚めた。
さすがはSランク魔境『死の森』である。目覚まし時計がいらないくらい賑やかだ。
「ふわぁ……よく寝た」
俺はあくびをしながら体を起こした。
昨日、魔法で作り上げた白亜の城塞『アレン城(仮)』の主寝室。
広さはテニスコート一面分ほどあり、窓からは湖が一望できる最高のロケーションだ。
だが、問題が一つあった。
「……何もないな」
俺の声が虚しく反響する。
そう、昨日勢いで「外側」だけ作ったはいいが、家具や生活用品を揃えるのを忘れていたのだ。
寝具だけは【亜空間倉庫】に入れていた予備の布団セットを使ったが、それ以外はがらんどうである。
テーブルも、椅子も、タンスも、カーテンすらない。
これでは廃墟でのサバイバルと変わらない。
「おはようございます、アレン様」
「あ、アレン様! おはようございますっ!」
隣の部屋から、セラムとフェリスが起きてきた。
二人とも昨日は床に毛布を敷いて寝たらしい。申し訳ないことをした。
「おはよう二人とも。背中痛くなかったか?」
「いえ、屋根があるだけで快適でした。以前の環境に比べれば天国です」
セラムが凛々しく答えるが、少し腰をさすっている。
「私は平気です! もともと野宿でしたから!」
フェリスは元気いっぱいだが、寝癖で銀髪が爆発している。鏡がないから直せないのだろう。
「よし、今日は『家作り』をしよう」
俺は宣言した。
「家作り、ですか? もうお城は建っていますが」
セラムが首を傾げる。
「中身だよ。家具、家電(魔道具)、インテリア。快適な暮らしには道具が必要だ。街まで買いに行ってもいいが、せっかく森に素材がいっぱいあるんだ。俺のスキルで作ってしまおう」
俺はニヤリと笑った。
レベル9999になってから、戦闘スキルばかりに目が行きがちだが、実は生産系スキルもカンストしているのだ。
【鍛冶(極)】【木工(極)】【裁縫(極)】【錬金術(極)】【魔道具作成(極)】……。
これらを駆使すれば、王宮の家具職人も裸足で逃げ出すような最高級品が作れるはずだ。
「まずは素材集めだ。庭(森)に出るぞ」
***
城の裏手、鬱蒼とした原生林エリア。
ここには樹齢数百年を超える巨木が立ち並んでいる。
普通の木材としても一級品だが、この森の濃密なマナを吸って育った木々は、それ自体が魔力を帯びた『魔木』へと変異しているものが多い。
「ギギギギギ……!」
俺たちが近づくと、一本の巨大な樫の木が、まるで苦悶の声を上げるように幹を捻らせた。
木の表面に不気味な顔が浮かび上がり、太い枝が鞭のようにしなって襲いかかってくる。
『エルダー・トレント』。
樹齢1000年を超え、魔物化した植物だ。ランクはA。
その硬度は鉄を超え、物理攻撃を半減させる厄介な相手だ。
「アレン様、下がっていてください! 私が!」
セラムが短剣を抜いて前に出ようとする。
「いや、待てセラム。斬っちゃダメだ」
俺は彼女を制止した。
「斬撃でバラバラにすると、一枚板が取れなくなる。家具にするなら、なるべく原形を留めておきたい」
「は、はあ……? ではどうやって?」
「こうする」
俺は素手でトレントの正面に立った。
トレントが雄叫びを上げ、丸太のような剛腕を振り下ろしてくる。
俺はそれを回避せず、真正面から受け止めた。
……人差し指と親指で。
「ギッ!?」
トレントの動きが止まる。
俺はそのまま指に力を込めた。
「悪いな、テーブルになってもらうぞ。『引っこ抜く』」
ズズズズズズズズンッ!!
森が揺れた。
俺はトレントの巨木を、根っこごと大地から引き抜いたのだ。
高さ50メートルはある巨体が宙に浮く。
もはや農業というより土木工事だ。
「さて、ここからが本番だ」
俺は空中に浮かせたトレントに向かって手をかざした。
スキル発動。
【木工(極)】×【空間切断】×【乾燥加工】。
シュパパパパパパッ!!
目にも止まらぬ速さで、不可視の刃がトレントを駆け巡る。
枝葉が切り落とされ、皮が剥がれ、製材され、瞬時に乾燥魔法で水分が抜かれる。
暴れていた魔物は、数秒後には美しく磨き上げられた『最高級魔樫材』の山へと変わっていた。
「……すごいです。魔物があっという間に資材に」
フェリスが口をポカーンと開けている。
「よし、これを加工するぞ。イメージは……英国風アンティーク、いや、北欧モダンにするか」
俺は脳内にある前世の家具カタログを検索し、デザインを決定した。
【錬金術(極)】発動。
積み上げられた木材がひとりでに組み上がり、変形し、結合していく。
釘一本使わない、高度な『組木細工』の技法。
さらに【付与魔法(エンチャント)】で『耐久強化』『防汚』『自動修復』の効果をプラス。
ポンッ。
白煙と共に完成したのは、重厚な輝きを放つダイニングテーブルと、背もたれに彫刻が施された椅子6脚セットだった。
素材の持つ深い飴色が美しく、座面にはクッション性の高いスライム素材(さっき通りがかりに狩った)を使用している。
「鑑定」
【世界樹の食卓セット】
【ランク】国宝級(SS)
【効果】食事の味質向上(大)、リラックス効果、魔力回復速度アップ
【製作者】アレン
「……やりすぎたか?」
世界樹じゃないのに世界樹扱いされている。
まあ、エルダー・トレントも似たようなものか。
座るだけで魔力が回復する椅子なんて、市場に出せば国家予算レベルの値段がつくだろう。
「アレン様! これ、すべすべしてて気持ちいいです!」
フェリスがテーブルに頬ずりしている。
「この彫刻……もしや、古代エルフの伝統様式ですか? いえ、それ以上に洗練されています……」
セラムが椅子の脚を撫で回して感動している。
「よし、この調子でどんどん作るぞ。次はベッドとソファ、それからタンスだ」
俺たちは森を練り歩き、次々と襲ってくるトレントや魔獣を素材に変えていった。
『キラーベア』の毛皮は最高級のラグマットに。
『メタルスパイダー』の糸はシルクのようなカーテンとシーツに。
『クリスタル・ゴーレム』の核は照明器具の魔石に。
狩りをすればするほど、俺たちの城が豪華になっていく。
まさに地産地消。エコである。
***
昼過ぎには、城の主要な部屋の家具が揃った。
リビングにはふかふかのソファセット。
寝室にはキングサイズの天蓋付きベッド(スプリングの代わりに風魔法のクッションを内蔵)。
フェリスとセラムの個室も作り、それぞれの好みに合わせた家具を配置した。
だが、まだ足りないものがある。
「生活インフラ」だ。
いくら家具が豪華でも、水汲みや火起こしが手動では文化的な生活とは言えない。
この世界には魔法があるが、魔道具は高価で、一般家庭には普及していない。
しかし俺には作れる。
しかも、前世日本の知識というチート設計図付きで。
「次は水回りだ」
俺たちは城の地下へ向かった。
ここには湖から引いた水を貯めるタンク室を作ってある。
だが、ポンプがないので水圧が弱い。
「水魔法の魔石を使って、自動給水システムを作る」
俺はミスリル銀を加工してパイプを作り、そこに【水流操作】の魔法陣を刻印した。
蛇口をひねれば(魔力を感知すれば)、適度な水圧で綺麗な水が出る仕組みだ。
さらに【浄化】の魔法陣も組み込み、湖の水が飲料水レベルに濾過されるようにした。
次は「お湯」だ。
給湯システムを作る。
火魔法の魔石を組み込んだタンクを作り、水を瞬時に沸騰させて供給する。
温度調節機能付きだ。
「これでシャワーもお風呂も使い放題だ」
俺が試運転で蛇口をひねると、ザーッという心地よい音と共に温水がほとばしった。
「わあぁっ! アレン様、お湯が出ました! 魔法を使ってないのに!」
フェリスがはしゃいで水流に手を突っ込む。
「この仕組み……城下町の噴水機構より遥かに高度です。しかも魔力消費がほとんどないなんて」
セラムが配管構造を真剣に分析している。
ついでに「キッチン」も改造した。
薪をくべるカマドではなく、魔石を燃料とする『魔導コンロ』を作成。
つまみを回すだけで火力が調整でき、IHヒーターのようにフラットでお手入れも簡単。
さらに、氷魔法の魔石を使った『魔導冷蔵庫』も完備。
これで狩った魔物の肉や、森で採れた果物を新鮮なまま保存できる。
「トイレ」も重要だ。
水洗式はもちろん、【消臭】【殺菌】【洗浄(ウォシュレット機能)】付きの超ハイテクトイレを作成した。
座ると温かい。これは絶対に譲れないポイントだ。
「掃除」も自動化したい。
俺は余った木材とスライムの核を使って、小さな円盤状の魔道具を作った。
自律行動型掃除ゴーレム、名付けて『ルンバ君(異世界ver)』だ。
床のゴミを感知して吸い取り、拭き掃除までしてくれる優れものだ。
「か、可愛い……」
フェリスがちょこまかと動くルンバ君を追いかけて遊んでいる。犬か。
こうして夕方になる頃には、俺の城は地球の現代住宅も真っ青の超ハイテク・スマートホームへと進化していた。
見た目は中世ファンタジーの城だが、中身はSFレベルだ。
***
「さて、最後は『警備』だな」
俺は城門の前に立った。
いくら城壁が頑丈でも、門番がいなければ不安だ。
俺たちが外出している間に泥棒(まあ、この森に来られる泥棒がいれば褒めてやりたいが)に入られても困る。
「最高の番犬を作ろう」
俺は【亜空間倉庫】から、とっておきの素材を取り出した。
昨日、ギルドに売らずに残しておいた『エンシェント・ヴォルカニック・ドラゴンの骨(一部)』と、さっき森で採取した『黒曜石の岩塊』。
そして、俺の血を少々。
【土魔法(極)】×【死霊術(極)】×【生命付与】。
地面に魔法陣を描き、素材を配置する。
莫大な魔力を注ぎ込む。
「起きろ、『ガーディアン・ゴーレム』」
ズズズズズ……!
魔法陣が黒く輝き、素材が融合する。
むくむくと起き上がったのは、身長5メートルほどの漆黒の騎士像だった。
全身が黒曜石の鎧で覆われ、ドラゴンの骨で作られた大剣を持っている。
兜の奥には、赤い眼光が鋭く輝いていた。
「……マスター」
重低音の声。
知能も与えてある。
レベルは推定300。
セラムより強いかもしれない。
こいつ一体で、小国の軍隊くらいなら壊滅できる戦力だ。
「お前の名前は『オニキス』だ。この城と、俺の仲間を守れ」
「御意。我が身砕けるまで、この門を通す者はなし」
オニキスは恭しく膝をつき、その後、城門の横で直立不動の姿勢を取った。
微動だにしないその姿は、まるで最初からそこにあった彫像のようだ。
頼もしい限りだ。
「……アレン様」
セラムが引きつった顔で俺を見た。
「あのゴーレムから発せられるプレッシャー……魔王軍の将軍クラスです。あんなのを門番にするなんて……」
「防犯対策は万全にしておかないとな」
「防犯のレベルが違いすぎます……」
***
夜。
全ての作業を終えた俺たちは、完成したばかりのダイニングで夕食をとっていた。
メニューは、魔導コンロで作った『キラーボアの赤ワイン煮込み』と、魔導オーブンで焼いた『ふわふわパン』。
照明器具の柔らかな光が食卓を照らし、空調のおかげで室温も快適そのものだ。
「美味しいです~! パンが雲みたいに柔らかいです!」
フェリスが尻尾を振ってパンを頬張る。
「このシチューも絶品です。お肉が舌の上で解けます……」
セラムも優雅に、しかしスプーンを止めることなく食べている。
「これからは毎日こんな食事ができるぞ。設備は整ったからな」
俺はワイン(ジュース)を飲みながら、満足感に浸っていた。
追放された時はどうなるかと思ったが、結果的には最高の環境を手に入れたわけだ。
これが「ざまぁ」というやつだろうか。
カイルたちが今頃、寒空の下で固いパンを齧っている(あればの話だが)のと比べれば、雲泥の差だ。
「アレン様」
食後、セラムが改まった表情で切り出した。
「この城の設備、そしてアレン様の生産能力……これらは国家機密レベルです。もし外に知れれば、世界中の国がアレン様を奪い合い、あるいは排除しようとするでしょう」
「まあ、そうだろうな」
「私たちは全力でアレン様をお守りしますが、アレン様ご自身も、あまり無防備に力を晒さない方がよろしいかと。……特に、女性関係には」
「え?」
セラムが少し頬を染めて、上目遣いで俺を見る。
「アレン様のその『何でも叶えてくれる力』と、無自覚な優しさは……女性を狂わせる毒です。私やフェリスのように、心酔してしまう者が増えれば、城が手狭になるかもしれませんよ?」
「うぐっ……」
痛いところを突かれた。
確かに、俺はただ快適な生活がしたいだけなのだが、それが結果的にハーレム要員を引き寄せている自覚はある。
「ま、まあ、変な虫がつかないように気をつけるよ」
「はい。変な虫がついたら、私が斬り捨てますのでご安心を」
「斬るのはやめてくれ」
セラムの目が笑っていなかった。
忠誠心が重い。だが嫌いじゃない。
「あ、アレン様! お風呂! お風呂に入りましょう!」
フェリスがタオルを持って飛び跳ねた。
そうだ、今日の一番の楽しみはこれだ。
「よし、行こうか。完成した大浴場の初風呂だ」
俺たちは脱衣所へ向かった。
男女別にするつもりで作ったのだが、なぜか脱衣所の入り口は一つしかない。
いや、俺が設計ミスをしたわけではない。
フェリスとセラムが「一緒がいいです」と言って、仕切り壁を勝手に撤去してしまったのだ。
「アレン様、背中流しますね!」
「私も……僭越ながら、お背中をお流しします」
湯気の中に浮かぶ、二人の美女の肢体。
白磁のような肌と、銀色の髪、黄金の髪。
広々とした石造りの浴槽に、三人で浸かる。
(……極楽かよ)
俺は湯船の縁に頭を預け、天井を見上げた。
レベル9999の肉体は疲れを知らないが、精神的な癒やしは必要だ。
両脇から、柔らかい感触が伝わってくる。
「アレン様、明日は何をしますか?」
フェリスがお湯をかけ合いながら聞いてくる。
「そうだな……」
生活基盤は整った。
次は、この領地の「資源」調査だ。
特に、湖の真ん中にある遺跡。あそこから感じる魔力の気配は尋常じゃない。
ハミルトン男爵が言っていた「ダンジョン」の入り口である可能性が高い。
「明日は、湖の遺跡を調査しよう。もしかしたら、新しいお宝が眠っているかもしれない」
「お宝! 楽しみです!」
「ダンジョン……武者震いがしますね」
俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ。
この城を拠点に、俺たちは世界中を驚かせるような伝説を作っていくことになるだろう。
まずは手始めに、明日、世界初の「ダンジョン私物化」を成し遂げるとしようか。
***
その頃、アレン城から数キロ離れた森の中で。
一人の影が、木陰から城の明かりを見つめていた。
「……なんだ、あの建物は」
黒いフードを被ったその人物は、信じられないものを見る目で、闇夜に輝く白亜の城塞を凝視していた。
昨日までは何もなかった場所に、突如として現れた要塞。
そして、そこから漏れ出る強大な魔力。
「報告にあった『新しい領主』とやらの仕業か? だが、人間ごときにこれほどの結界が張れるわけがない……」
影は手元の水晶玉を取り出し、何者かと通信を始めた。
「報告する。ターゲット予定地に、謎の勢力が拠点を構築したようだ。……ああ、規模は不明だが、門番に配置されているゴーレムの魔力反応が、我が軍の『黒騎士』様に匹敵する」
水晶の向こうで、息を呑む気配がした。
「監視を続ける。場合によっては……排除、もしくは接触を試みる」
影はフードを直し、闇へと消えた。
その背中には、禍々しい魔族の紋章が刻まれていた。
アレンたちの快適ライフを脅かすかもしれない「招かれざる客」が、すぐそこまで迫っていた。
……もっとも、レベル9999のアレンにとっては、彼らもまた「新しい労働力(または経験値)」でしかないのだが。
(つづく)
……と言いたいところだが、実際には怪鳥のけたたましい鳴き声と、遠くで何かの魔物が木をなぎ倒す轟音で目が覚めた。
さすがはSランク魔境『死の森』である。目覚まし時計がいらないくらい賑やかだ。
「ふわぁ……よく寝た」
俺はあくびをしながら体を起こした。
昨日、魔法で作り上げた白亜の城塞『アレン城(仮)』の主寝室。
広さはテニスコート一面分ほどあり、窓からは湖が一望できる最高のロケーションだ。
だが、問題が一つあった。
「……何もないな」
俺の声が虚しく反響する。
そう、昨日勢いで「外側」だけ作ったはいいが、家具や生活用品を揃えるのを忘れていたのだ。
寝具だけは【亜空間倉庫】に入れていた予備の布団セットを使ったが、それ以外はがらんどうである。
テーブルも、椅子も、タンスも、カーテンすらない。
これでは廃墟でのサバイバルと変わらない。
「おはようございます、アレン様」
「あ、アレン様! おはようございますっ!」
隣の部屋から、セラムとフェリスが起きてきた。
二人とも昨日は床に毛布を敷いて寝たらしい。申し訳ないことをした。
「おはよう二人とも。背中痛くなかったか?」
「いえ、屋根があるだけで快適でした。以前の環境に比べれば天国です」
セラムが凛々しく答えるが、少し腰をさすっている。
「私は平気です! もともと野宿でしたから!」
フェリスは元気いっぱいだが、寝癖で銀髪が爆発している。鏡がないから直せないのだろう。
「よし、今日は『家作り』をしよう」
俺は宣言した。
「家作り、ですか? もうお城は建っていますが」
セラムが首を傾げる。
「中身だよ。家具、家電(魔道具)、インテリア。快適な暮らしには道具が必要だ。街まで買いに行ってもいいが、せっかく森に素材がいっぱいあるんだ。俺のスキルで作ってしまおう」
俺はニヤリと笑った。
レベル9999になってから、戦闘スキルばかりに目が行きがちだが、実は生産系スキルもカンストしているのだ。
【鍛冶(極)】【木工(極)】【裁縫(極)】【錬金術(極)】【魔道具作成(極)】……。
これらを駆使すれば、王宮の家具職人も裸足で逃げ出すような最高級品が作れるはずだ。
「まずは素材集めだ。庭(森)に出るぞ」
***
城の裏手、鬱蒼とした原生林エリア。
ここには樹齢数百年を超える巨木が立ち並んでいる。
普通の木材としても一級品だが、この森の濃密なマナを吸って育った木々は、それ自体が魔力を帯びた『魔木』へと変異しているものが多い。
「ギギギギギ……!」
俺たちが近づくと、一本の巨大な樫の木が、まるで苦悶の声を上げるように幹を捻らせた。
木の表面に不気味な顔が浮かび上がり、太い枝が鞭のようにしなって襲いかかってくる。
『エルダー・トレント』。
樹齢1000年を超え、魔物化した植物だ。ランクはA。
その硬度は鉄を超え、物理攻撃を半減させる厄介な相手だ。
「アレン様、下がっていてください! 私が!」
セラムが短剣を抜いて前に出ようとする。
「いや、待てセラム。斬っちゃダメだ」
俺は彼女を制止した。
「斬撃でバラバラにすると、一枚板が取れなくなる。家具にするなら、なるべく原形を留めておきたい」
「は、はあ……? ではどうやって?」
「こうする」
俺は素手でトレントの正面に立った。
トレントが雄叫びを上げ、丸太のような剛腕を振り下ろしてくる。
俺はそれを回避せず、真正面から受け止めた。
……人差し指と親指で。
「ギッ!?」
トレントの動きが止まる。
俺はそのまま指に力を込めた。
「悪いな、テーブルになってもらうぞ。『引っこ抜く』」
ズズズズズズズズンッ!!
森が揺れた。
俺はトレントの巨木を、根っこごと大地から引き抜いたのだ。
高さ50メートルはある巨体が宙に浮く。
もはや農業というより土木工事だ。
「さて、ここからが本番だ」
俺は空中に浮かせたトレントに向かって手をかざした。
スキル発動。
【木工(極)】×【空間切断】×【乾燥加工】。
シュパパパパパパッ!!
目にも止まらぬ速さで、不可視の刃がトレントを駆け巡る。
枝葉が切り落とされ、皮が剥がれ、製材され、瞬時に乾燥魔法で水分が抜かれる。
暴れていた魔物は、数秒後には美しく磨き上げられた『最高級魔樫材』の山へと変わっていた。
「……すごいです。魔物があっという間に資材に」
フェリスが口をポカーンと開けている。
「よし、これを加工するぞ。イメージは……英国風アンティーク、いや、北欧モダンにするか」
俺は脳内にある前世の家具カタログを検索し、デザインを決定した。
【錬金術(極)】発動。
積み上げられた木材がひとりでに組み上がり、変形し、結合していく。
釘一本使わない、高度な『組木細工』の技法。
さらに【付与魔法(エンチャント)】で『耐久強化』『防汚』『自動修復』の効果をプラス。
ポンッ。
白煙と共に完成したのは、重厚な輝きを放つダイニングテーブルと、背もたれに彫刻が施された椅子6脚セットだった。
素材の持つ深い飴色が美しく、座面にはクッション性の高いスライム素材(さっき通りがかりに狩った)を使用している。
「鑑定」
【世界樹の食卓セット】
【ランク】国宝級(SS)
【効果】食事の味質向上(大)、リラックス効果、魔力回復速度アップ
【製作者】アレン
「……やりすぎたか?」
世界樹じゃないのに世界樹扱いされている。
まあ、エルダー・トレントも似たようなものか。
座るだけで魔力が回復する椅子なんて、市場に出せば国家予算レベルの値段がつくだろう。
「アレン様! これ、すべすべしてて気持ちいいです!」
フェリスがテーブルに頬ずりしている。
「この彫刻……もしや、古代エルフの伝統様式ですか? いえ、それ以上に洗練されています……」
セラムが椅子の脚を撫で回して感動している。
「よし、この調子でどんどん作るぞ。次はベッドとソファ、それからタンスだ」
俺たちは森を練り歩き、次々と襲ってくるトレントや魔獣を素材に変えていった。
『キラーベア』の毛皮は最高級のラグマットに。
『メタルスパイダー』の糸はシルクのようなカーテンとシーツに。
『クリスタル・ゴーレム』の核は照明器具の魔石に。
狩りをすればするほど、俺たちの城が豪華になっていく。
まさに地産地消。エコである。
***
昼過ぎには、城の主要な部屋の家具が揃った。
リビングにはふかふかのソファセット。
寝室にはキングサイズの天蓋付きベッド(スプリングの代わりに風魔法のクッションを内蔵)。
フェリスとセラムの個室も作り、それぞれの好みに合わせた家具を配置した。
だが、まだ足りないものがある。
「生活インフラ」だ。
いくら家具が豪華でも、水汲みや火起こしが手動では文化的な生活とは言えない。
この世界には魔法があるが、魔道具は高価で、一般家庭には普及していない。
しかし俺には作れる。
しかも、前世日本の知識というチート設計図付きで。
「次は水回りだ」
俺たちは城の地下へ向かった。
ここには湖から引いた水を貯めるタンク室を作ってある。
だが、ポンプがないので水圧が弱い。
「水魔法の魔石を使って、自動給水システムを作る」
俺はミスリル銀を加工してパイプを作り、そこに【水流操作】の魔法陣を刻印した。
蛇口をひねれば(魔力を感知すれば)、適度な水圧で綺麗な水が出る仕組みだ。
さらに【浄化】の魔法陣も組み込み、湖の水が飲料水レベルに濾過されるようにした。
次は「お湯」だ。
給湯システムを作る。
火魔法の魔石を組み込んだタンクを作り、水を瞬時に沸騰させて供給する。
温度調節機能付きだ。
「これでシャワーもお風呂も使い放題だ」
俺が試運転で蛇口をひねると、ザーッという心地よい音と共に温水がほとばしった。
「わあぁっ! アレン様、お湯が出ました! 魔法を使ってないのに!」
フェリスがはしゃいで水流に手を突っ込む。
「この仕組み……城下町の噴水機構より遥かに高度です。しかも魔力消費がほとんどないなんて」
セラムが配管構造を真剣に分析している。
ついでに「キッチン」も改造した。
薪をくべるカマドではなく、魔石を燃料とする『魔導コンロ』を作成。
つまみを回すだけで火力が調整でき、IHヒーターのようにフラットでお手入れも簡単。
さらに、氷魔法の魔石を使った『魔導冷蔵庫』も完備。
これで狩った魔物の肉や、森で採れた果物を新鮮なまま保存できる。
「トイレ」も重要だ。
水洗式はもちろん、【消臭】【殺菌】【洗浄(ウォシュレット機能)】付きの超ハイテクトイレを作成した。
座ると温かい。これは絶対に譲れないポイントだ。
「掃除」も自動化したい。
俺は余った木材とスライムの核を使って、小さな円盤状の魔道具を作った。
自律行動型掃除ゴーレム、名付けて『ルンバ君(異世界ver)』だ。
床のゴミを感知して吸い取り、拭き掃除までしてくれる優れものだ。
「か、可愛い……」
フェリスがちょこまかと動くルンバ君を追いかけて遊んでいる。犬か。
こうして夕方になる頃には、俺の城は地球の現代住宅も真っ青の超ハイテク・スマートホームへと進化していた。
見た目は中世ファンタジーの城だが、中身はSFレベルだ。
***
「さて、最後は『警備』だな」
俺は城門の前に立った。
いくら城壁が頑丈でも、門番がいなければ不安だ。
俺たちが外出している間に泥棒(まあ、この森に来られる泥棒がいれば褒めてやりたいが)に入られても困る。
「最高の番犬を作ろう」
俺は【亜空間倉庫】から、とっておきの素材を取り出した。
昨日、ギルドに売らずに残しておいた『エンシェント・ヴォルカニック・ドラゴンの骨(一部)』と、さっき森で採取した『黒曜石の岩塊』。
そして、俺の血を少々。
【土魔法(極)】×【死霊術(極)】×【生命付与】。
地面に魔法陣を描き、素材を配置する。
莫大な魔力を注ぎ込む。
「起きろ、『ガーディアン・ゴーレム』」
ズズズズズ……!
魔法陣が黒く輝き、素材が融合する。
むくむくと起き上がったのは、身長5メートルほどの漆黒の騎士像だった。
全身が黒曜石の鎧で覆われ、ドラゴンの骨で作られた大剣を持っている。
兜の奥には、赤い眼光が鋭く輝いていた。
「……マスター」
重低音の声。
知能も与えてある。
レベルは推定300。
セラムより強いかもしれない。
こいつ一体で、小国の軍隊くらいなら壊滅できる戦力だ。
「お前の名前は『オニキス』だ。この城と、俺の仲間を守れ」
「御意。我が身砕けるまで、この門を通す者はなし」
オニキスは恭しく膝をつき、その後、城門の横で直立不動の姿勢を取った。
微動だにしないその姿は、まるで最初からそこにあった彫像のようだ。
頼もしい限りだ。
「……アレン様」
セラムが引きつった顔で俺を見た。
「あのゴーレムから発せられるプレッシャー……魔王軍の将軍クラスです。あんなのを門番にするなんて……」
「防犯対策は万全にしておかないとな」
「防犯のレベルが違いすぎます……」
***
夜。
全ての作業を終えた俺たちは、完成したばかりのダイニングで夕食をとっていた。
メニューは、魔導コンロで作った『キラーボアの赤ワイン煮込み』と、魔導オーブンで焼いた『ふわふわパン』。
照明器具の柔らかな光が食卓を照らし、空調のおかげで室温も快適そのものだ。
「美味しいです~! パンが雲みたいに柔らかいです!」
フェリスが尻尾を振ってパンを頬張る。
「このシチューも絶品です。お肉が舌の上で解けます……」
セラムも優雅に、しかしスプーンを止めることなく食べている。
「これからは毎日こんな食事ができるぞ。設備は整ったからな」
俺はワイン(ジュース)を飲みながら、満足感に浸っていた。
追放された時はどうなるかと思ったが、結果的には最高の環境を手に入れたわけだ。
これが「ざまぁ」というやつだろうか。
カイルたちが今頃、寒空の下で固いパンを齧っている(あればの話だが)のと比べれば、雲泥の差だ。
「アレン様」
食後、セラムが改まった表情で切り出した。
「この城の設備、そしてアレン様の生産能力……これらは国家機密レベルです。もし外に知れれば、世界中の国がアレン様を奪い合い、あるいは排除しようとするでしょう」
「まあ、そうだろうな」
「私たちは全力でアレン様をお守りしますが、アレン様ご自身も、あまり無防備に力を晒さない方がよろしいかと。……特に、女性関係には」
「え?」
セラムが少し頬を染めて、上目遣いで俺を見る。
「アレン様のその『何でも叶えてくれる力』と、無自覚な優しさは……女性を狂わせる毒です。私やフェリスのように、心酔してしまう者が増えれば、城が手狭になるかもしれませんよ?」
「うぐっ……」
痛いところを突かれた。
確かに、俺はただ快適な生活がしたいだけなのだが、それが結果的にハーレム要員を引き寄せている自覚はある。
「ま、まあ、変な虫がつかないように気をつけるよ」
「はい。変な虫がついたら、私が斬り捨てますのでご安心を」
「斬るのはやめてくれ」
セラムの目が笑っていなかった。
忠誠心が重い。だが嫌いじゃない。
「あ、アレン様! お風呂! お風呂に入りましょう!」
フェリスがタオルを持って飛び跳ねた。
そうだ、今日の一番の楽しみはこれだ。
「よし、行こうか。完成した大浴場の初風呂だ」
俺たちは脱衣所へ向かった。
男女別にするつもりで作ったのだが、なぜか脱衣所の入り口は一つしかない。
いや、俺が設計ミスをしたわけではない。
フェリスとセラムが「一緒がいいです」と言って、仕切り壁を勝手に撤去してしまったのだ。
「アレン様、背中流しますね!」
「私も……僭越ながら、お背中をお流しします」
湯気の中に浮かぶ、二人の美女の肢体。
白磁のような肌と、銀色の髪、黄金の髪。
広々とした石造りの浴槽に、三人で浸かる。
(……極楽かよ)
俺は湯船の縁に頭を預け、天井を見上げた。
レベル9999の肉体は疲れを知らないが、精神的な癒やしは必要だ。
両脇から、柔らかい感触が伝わってくる。
「アレン様、明日は何をしますか?」
フェリスがお湯をかけ合いながら聞いてくる。
「そうだな……」
生活基盤は整った。
次は、この領地の「資源」調査だ。
特に、湖の真ん中にある遺跡。あそこから感じる魔力の気配は尋常じゃない。
ハミルトン男爵が言っていた「ダンジョン」の入り口である可能性が高い。
「明日は、湖の遺跡を調査しよう。もしかしたら、新しいお宝が眠っているかもしれない」
「お宝! 楽しみです!」
「ダンジョン……武者震いがしますね」
俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ。
この城を拠点に、俺たちは世界中を驚かせるような伝説を作っていくことになるだろう。
まずは手始めに、明日、世界初の「ダンジョン私物化」を成し遂げるとしようか。
***
その頃、アレン城から数キロ離れた森の中で。
一人の影が、木陰から城の明かりを見つめていた。
「……なんだ、あの建物は」
黒いフードを被ったその人物は、信じられないものを見る目で、闇夜に輝く白亜の城塞を凝視していた。
昨日までは何もなかった場所に、突如として現れた要塞。
そして、そこから漏れ出る強大な魔力。
「報告にあった『新しい領主』とやらの仕業か? だが、人間ごときにこれほどの結界が張れるわけがない……」
影は手元の水晶玉を取り出し、何者かと通信を始めた。
「報告する。ターゲット予定地に、謎の勢力が拠点を構築したようだ。……ああ、規模は不明だが、門番に配置されているゴーレムの魔力反応が、我が軍の『黒騎士』様に匹敵する」
水晶の向こうで、息を呑む気配がした。
「監視を続ける。場合によっては……排除、もしくは接触を試みる」
影はフードを直し、闇へと消えた。
その背中には、禍々しい魔族の紋章が刻まれていた。
アレンたちの快適ライフを脅かすかもしれない「招かれざる客」が、すぐそこまで迫っていた。
……もっとも、レベル9999のアレンにとっては、彼らもまた「新しい労働力(または経験値)」でしかないのだが。
(つづく)
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