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第1章 リリアの巫女(いわやのはなのみこ)
第72話 海底神殿
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ミカは扉の前に立ち、両手を添えて軽く押した。
「え? そんなにあっさり?」
何の躊躇もなく神殿の扉を開けたミカを見て、ジャンが拍子抜けした様に言った。
確かにもう少し警戒するかとも思ったが、俺達侵入者と違いミカにとっては自分のテリトリーなのだから当然だった。
「天井が… 高い… 地下にこんな神殿があるなんて…」
あまりにも広い空間に、フミナが圧倒された様に言った。
高い天井に吸い込まれるように大きく仰け反っており、後ろに倒れそうでハラハラした。
「神殿の上は海だそうよ」
「不思議…」
ミカの説明にフミナが呟く。
天井で何かがキラキラと輝いていて、星空を見上げている様に見えた。
「え? 海だったのか、コレ」
ジャンが今さらながらに驚きの声を上げるが、確かに俺達もその異様さに圧倒され天井を見上げる。
「これは、アルテミシア教の神殿なの?」
ジャンがミカに尋ねた。
本来なら屋外に建てられるであろう階段ピラミッド型の祭殿は、神都ハヤタマに寄った際にも見た記憶は無かった。
「『真の神』を祀る神殿だと聞いています」
ミカの答えは微妙にジャンの質問と噛み合っていないように感じた。
つまり
「また怪しい神が出て来たもんだな、儀式はどこでどのように行うんだ?」
ダラは神と聞くと嫌そうな顔をする。
真の神、と言う事は女神アルテミシアとは別の神を指している様だ。
しかも、女神アルテミシアを見下している様にすら感じられた。
「階段の上に祭壇があります。 そこで神器をお祀りして神の御加護を授かります」
ミカの説明を聞いたリンは俺に目配せすると、首を横に振った。
それは、ミカの言う儀式が正しい儀式では無い、と言う事なのだろう。
本人の認識が間違っているのなら儀式は中断か?
しかし、リンは何も行動を起こさない。
あくまでも正しい儀式とやらをさせる方向で進めるつもりなのだろう。
「呼ばれてもないのに押しかけて歓迎してもらえるとも思えないが、せっかくだからパーティに参加させてもらおうじゃないか」
ダラの発言を聞くと、俺達は危ない人みたいに聞こえた。
「まぁ、元々は儀式に招待されていたから、ね」
我ながら言い訳っぽい発言だとは思った。
「よし、行くぞ」
ダラは俺達に振り返り、声を掛けたが…
「リン?」
ダラの訝し気な声に振り返るとリンの姿はどこにもなかった。
「ジャン、リンはどうした?」
ジャンはダラに言われて振り向いた。
「いや、俺だって知らないよ?」
ジャンは慌てて周囲を確認するが、やはりリンの姿は見当たらない。
「さらわれたのか自分の意思で居なくなったのか…」
俺は内心焦っていた。
何かあった時、リンの挙動で判断しようと思っていたからだ。
「仕方ない行くぞ、ジャン、先頭を頼む」
ダラがジャンに声を掛けた。
ジャンもリンの事が気になって仕方ない様子だが、生憎もう時間がない。
「分かった」
ジャンが絞り出すように言った。
「颯竢はミカとフミナを頼む」
「頼まれた」
ピラミッドの斜面を見下ろしながら石段を登った。
どこかにリンの姿が見えないかと期待したが、やはり見当たらない。
驚いた事に俺が集中しても気配すら感じなかった。
ピラミッドは驚く程高かった。
まさか海底にこれほどの建築物があるとは…
途中でフミナが足を止めた為、全員一度息を整えた。
再び息を切らせて登ると、ようやく頂上が見えて来た。
ピラミッドの頂上には50メートル四方程の広場があり、中央には祭壇があった。
階段のない左右の斜面には落下防止の柵の様な壁があった。
俺達が登って来たのとは反対側も階段が下へと続いているようだ。
祭壇の横には、見覚えのある老紳士が立っており、祭壇の上には見覚えのある木箱が置いてあった。
「あの箱…どうしてここに?」
ジャンが驚いて声を上げた。
その箱は、俺達が運び、カワイ神父一味に破壊された木箱と形も大きさもそっくりだった。
「偶然って訳じゃ無さそうだな…」
冷や汗が頬を伝って顎から滴り落ちた。
これは聞いて無いぞ?
リン…
「ほぅ? 何やら騒がしいと思っていたら、これはどういう事かね? ミカ」
祭壇の横の老紳士がゆっくりとこちらに目線を向けた。
老紳士のいう『これ』が俺達を指しているのは明白だった。
まるで『今気付いた』と言いたげな口ぶりだったが、俺達が洞窟に入った時から知っていたのは明確だ。
老紳士の芝居がかった仕草には威圧感があり、ミカが萎縮している。
「儀式を…執り行う為に参りました、ホリウチ様」
ミカが緊張した面持ちで答える。
やはりコイツがホリウチ神父か…
ホリウチ神父は俺達を順番に見ながらゆっくりと口を開いた。
「招かれざる客が多すぎるとは思わないかね? それに…」
フミナをその瞳に捉えると、ホリウチ神父は鬼気迫る表情で睨みつけた。
「何故妹まで連れてきた? 決して連れて来るなとあれほど言っていたであろう?」
「そう怒るなよ、フミナちゃんを連れて来たのは俺達だ、ミカちゃんは関係ねーよ」
ジャンが反論するが、ホリウチ神父は聞いてもいない様子だった。
「不浄なる魂は神への祈りを誤ったものにする、この場にいる事も許されぬわ!」
ホリウチ神父のあまりの剣幕にフミナは何も言えずにいた。
フミナに暴言を吐くホリウチ神父を見て、俺は逆に冷静さを取り戻していた。
祭壇の上、中央には木箱が置かれている。
間違いない、俺達が運んで来た木箱だ。
何故ここにあるのか分からないが…
よく見ると、開きそうな継ぎ目も見えない。
木箱を中心に、祭壇の表面に幾何学的な模様が描かれており、何らかの魔法陣だと推測できた。
俺達が登ってきたのとは反対側の階段に何かの気配を感じた。
リンだ。
『戦乱の世が訪れる』だったか…
そんな世の中にならない方が良いに決まっている。
ジャンはフミナを背中にかばいながら、ホリウチ神父と何かを言い合っていた。
「貴様と話している暇は無い、ミカ、こっちへ来なさい」
ホリウチ神父はジャンに吐き捨てるように言うと、ミカに手招きをした。
「はい…」
ミカは言われた通りに神父のもとへ歩み寄った。
「貴様らは下がっておれ、壁に背中が付くまでな」
「仕事が関係無かったら絶対ぶっ飛ばしてるところだぜ…」
ジャンがブツブツ言っているが、今のところ従うしかなかった。
「お姉ちゃん…」
フミナがミカを見つめて小さく呟いた。
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何の躊躇もなく神殿の扉を開けたミカを見て、ジャンが拍子抜けした様に言った。
確かにもう少し警戒するかとも思ったが、俺達侵入者と違いミカにとっては自分のテリトリーなのだから当然だった。
「天井が… 高い… 地下にこんな神殿があるなんて…」
あまりにも広い空間に、フミナが圧倒された様に言った。
高い天井に吸い込まれるように大きく仰け反っており、後ろに倒れそうでハラハラした。
「神殿の上は海だそうよ」
「不思議…」
ミカの説明にフミナが呟く。
天井で何かがキラキラと輝いていて、星空を見上げている様に見えた。
「え? 海だったのか、コレ」
ジャンが今さらながらに驚きの声を上げるが、確かに俺達もその異様さに圧倒され天井を見上げる。
「これは、アルテミシア教の神殿なの?」
ジャンがミカに尋ねた。
本来なら屋外に建てられるであろう階段ピラミッド型の祭殿は、神都ハヤタマに寄った際にも見た記憶は無かった。
「『真の神』を祀る神殿だと聞いています」
ミカの答えは微妙にジャンの質問と噛み合っていないように感じた。
つまり
「また怪しい神が出て来たもんだな、儀式はどこでどのように行うんだ?」
ダラは神と聞くと嫌そうな顔をする。
真の神、と言う事は女神アルテミシアとは別の神を指している様だ。
しかも、女神アルテミシアを見下している様にすら感じられた。
「階段の上に祭壇があります。 そこで神器をお祀りして神の御加護を授かります」
ミカの説明を聞いたリンは俺に目配せすると、首を横に振った。
それは、ミカの言う儀式が正しい儀式では無い、と言う事なのだろう。
本人の認識が間違っているのなら儀式は中断か?
しかし、リンは何も行動を起こさない。
あくまでも正しい儀式とやらをさせる方向で進めるつもりなのだろう。
「呼ばれてもないのに押しかけて歓迎してもらえるとも思えないが、せっかくだからパーティに参加させてもらおうじゃないか」
ダラの発言を聞くと、俺達は危ない人みたいに聞こえた。
「まぁ、元々は儀式に招待されていたから、ね」
我ながら言い訳っぽい発言だとは思った。
「よし、行くぞ」
ダラは俺達に振り返り、声を掛けたが…
「リン?」
ダラの訝し気な声に振り返るとリンの姿はどこにもなかった。
「ジャン、リンはどうした?」
ジャンはダラに言われて振り向いた。
「いや、俺だって知らないよ?」
ジャンは慌てて周囲を確認するが、やはりリンの姿は見当たらない。
「さらわれたのか自分の意思で居なくなったのか…」
俺は内心焦っていた。
何かあった時、リンの挙動で判断しようと思っていたからだ。
「仕方ない行くぞ、ジャン、先頭を頼む」
ダラがジャンに声を掛けた。
ジャンもリンの事が気になって仕方ない様子だが、生憎もう時間がない。
「分かった」
ジャンが絞り出すように言った。
「颯竢はミカとフミナを頼む」
「頼まれた」
ピラミッドの斜面を見下ろしながら石段を登った。
どこかにリンの姿が見えないかと期待したが、やはり見当たらない。
驚いた事に俺が集中しても気配すら感じなかった。
ピラミッドは驚く程高かった。
まさか海底にこれほどの建築物があるとは…
途中でフミナが足を止めた為、全員一度息を整えた。
再び息を切らせて登ると、ようやく頂上が見えて来た。
ピラミッドの頂上には50メートル四方程の広場があり、中央には祭壇があった。
階段のない左右の斜面には落下防止の柵の様な壁があった。
俺達が登って来たのとは反対側も階段が下へと続いているようだ。
祭壇の横には、見覚えのある老紳士が立っており、祭壇の上には見覚えのある木箱が置いてあった。
「あの箱…どうしてここに?」
ジャンが驚いて声を上げた。
その箱は、俺達が運び、カワイ神父一味に破壊された木箱と形も大きさもそっくりだった。
「偶然って訳じゃ無さそうだな…」
冷や汗が頬を伝って顎から滴り落ちた。
これは聞いて無いぞ?
リン…
「ほぅ? 何やら騒がしいと思っていたら、これはどういう事かね? ミカ」
祭壇の横の老紳士がゆっくりとこちらに目線を向けた。
老紳士のいう『これ』が俺達を指しているのは明白だった。
まるで『今気付いた』と言いたげな口ぶりだったが、俺達が洞窟に入った時から知っていたのは明確だ。
老紳士の芝居がかった仕草には威圧感があり、ミカが萎縮している。
「儀式を…執り行う為に参りました、ホリウチ様」
ミカが緊張した面持ちで答える。
やはりコイツがホリウチ神父か…
ホリウチ神父は俺達を順番に見ながらゆっくりと口を開いた。
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フミナをその瞳に捉えると、ホリウチ神父は鬼気迫る表情で睨みつけた。
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「そう怒るなよ、フミナちゃんを連れて来たのは俺達だ、ミカちゃんは関係ねーよ」
ジャンが反論するが、ホリウチ神父は聞いてもいない様子だった。
「不浄なる魂は神への祈りを誤ったものにする、この場にいる事も許されぬわ!」
ホリウチ神父のあまりの剣幕にフミナは何も言えずにいた。
フミナに暴言を吐くホリウチ神父を見て、俺は逆に冷静さを取り戻していた。
祭壇の上、中央には木箱が置かれている。
間違いない、俺達が運んで来た木箱だ。
何故ここにあるのか分からないが…
よく見ると、開きそうな継ぎ目も見えない。
木箱を中心に、祭壇の表面に幾何学的な模様が描かれており、何らかの魔法陣だと推測できた。
俺達が登ってきたのとは反対側の階段に何かの気配を感じた。
リンだ。
『戦乱の世が訪れる』だったか…
そんな世の中にならない方が良いに決まっている。
ジャンはフミナを背中にかばいながら、ホリウチ神父と何かを言い合っていた。
「貴様と話している暇は無い、ミカ、こっちへ来なさい」
ホリウチ神父はジャンに吐き捨てるように言うと、ミカに手招きをした。
「はい…」
ミカは言われた通りに神父のもとへ歩み寄った。
「貴様らは下がっておれ、壁に背中が付くまでな」
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