73 / 103
第1章 リリアの巫女(いわやのはなのみこ)
第73話 陰と陽
しおりを挟む
祭壇の前にミカが立ち、その後ろにホリウチ神父が立っていた。
俺達は祭壇を挟み、ミカ達とは反対の壁際に立っている。
ホリウチ神父からはミカも俺達も視界の中にあり、下手には動けそうにない。
祭壇まで20メートル以上ありそうだ。
ホリウチ神父がミカの背後で何かを唱えている。
ホリウチ神父の詠唱を聞くミカの身体がこわばっている。
「緊張しているみたいだな」
ダラがミカの様子を見て言った。
ホリウチ神父が両手の指を組み合わせ、力ある言葉を発した。
「きゃあああぁああああぁぁあ!!!」
ミカは激しく仰け反ると、ただ事ではない悲鳴を上げて膝から床に崩れ落ちた。
「お姉ちゃん!」
フミナがミカに手を伸ばす様な動きをするが
「動くな! そこで大人しくしておけ!」
ホリウチ神父に一喝され、身動きが取れなくなる。
ミカは激しく息を切らせてうずくまっている。
「何なんだよ? ミカちゃんあんなに苦しそうなのに… 儀式は失敗じゃないのかよ?」
ジャンの言う通り、この儀式は明らかにおかしい。
ふらふらと立ち上がるミカは、呼吸こそ乱れてはいるが、どこか怪我をしているようにも見えない。
フミナが小刻みに震えながら涙ぐんでいた。
「お姉ちゃんだけ巫女として特別扱いされて私だけいつも除け者扱いされて、お姉ちゃんだけズルいっていつも思ってて」
フミナは誰に言うでもなく続けた。
「でもお姉ちゃんは絶対に私をここに連れて来てくれなくて、自分だけ良い思いしてるんだと思ってた…」
ミカの事情は知らないが、フミナを守る為に孤独な戦いをしていたのかもしれない。
「私… 本当に馬鹿だ。 お姉ちゃん、本当にごめんなさい」
フミナはずっと呟いていた。
悲しい姉妹のすれ違いに、気の利いたセリフの一つも思い浮かばなかった。
儀式は今もなお続いていた。
ホリウチ神父が誘うがままに、ミカの手が木箱に触れる。
「ぎゃああああああああああぁああああ!!!」
先刻より激しい悲鳴を上げ、ミカの身体が痙攣するが、手は木箱から離れない様だ。
悲鳴を上げるミカにフミナが駆け寄る。
「お姉ちゃん!」
「来るな!」
駆け寄るフミナにホリウチ神父が叫ぶ!
フミナが祭壇の近くまで駆け寄ると、ミカの背中から黒い影が飛び出し、フミナの背中に飛び込んで行った。
「きゃあああああああああああああ!!!!!!」
「フミナ!!」
フミナの絶叫を聞き、ミカが意識を取り戻す。
フミナは床に倒れていた。
「貴様! よくも神聖な儀式を邪魔してくれたな!」
ホリウチ神父は怒りに震え、凄まじい形相でフミナに歩み寄った。
「太陽の巫女ごときに出る幕など無いわ!」
ホリウチ神父はそう怒鳴ると、苦痛に震えるフミナの背中に蹴りを入れた。
「もう限界だ、俺はこの依頼降りるぞ」
ジャンが拳を震わせて言った。
「俺も今、ちょうど同じことを言おうと思っていたところだ」
ダラも怒りの形相でホリウチ神父を睨み付けていた。
満場一致でホリウチ神父に飛び掛かろうとした瞬間…
ホリウチ神父が突然、豪快に宙に舞った。
「へ?」
ダラが間抜けな声を上げた。
ホリウチ神父が顔面から地面に落ちると、その背後の空気が揺れた。
世界がねじ曲がった隙間から、リンが蹴りを入れたポーズのまま姿を現す。
「やりたい放題やってくれたわね、ホリウチ神父」
「リン!」
ジャンが駆け寄るリンの手元には例の鏡があった。
「ミカちゃんが儀式を始めたら鏡が反応して… こんな力があったなんてね」
リンはそう言うと、ミカとフミナにミドルヒールをかけてまわった。
「本来は二人で行う儀式を一人でさせる事で儀式の意味を捻じ曲げていたのよ」
リンは今さらながら皆に説明した。
「そうか! 月の巫女と太陽の巫女、陰と陽、対の関係だったのか!」
ダラが納得したように言った。
「リン! どうすれば良い?」
今の俺の雇い主はリンだ。
当然のようにリンに指示を仰いだ。
「正しい手順で儀式を行うわ、ダラ、ペンをミカちゃんに渡して貰えるかしら?」
ダラは色々聞きたい事がありそうな顔をしたが、大人しくリンの指示に従った。
ダラはリーデンから借りてきていたペンを取り出すとミカに渡した。
「フミナちゃんは鏡を持って」
そう言うとリンはフミナに鏡を手渡した。
ミカとフミナはまるで何かに憑りつかれたように、お互いに目を閉じ、向かい合った。
「一体どうなってんの? 姉ちゃん」
ジャンがリンの元に駆け寄ってきた。
「私も詳しく教えられていないのだけど、恐らくは口寄せの一種ね、もっとも寄せられるのは死者の魂なんかじゃなくて…」
「まさか! 神なのか?」
ダラがリンに尋ねる。
「神か… それに準ずる存在… なのかしら?」
そうしている間にも、二人の巫女により儀式は静かに執り行われていた。
フミナの差し出す鏡にミカがペンを使い、何かを描き始めた。
鏡の表面から光が溢れる。
「こんなの巫女にしか使えそうにないわね」
リンが何故か残念そうに呟く。
もしかしたら何か下心でもあったのかもしれない。
フミナが天にかざした鏡の鏡面から、キラキラと輝く粒子が宙に舞い始めた。
「綺麗だ…」
ジャンがうっとりと見つめながら呟いた。
二人の少女を中心にして、光の粒が舞い踊る様は神秘的としか表現出来なかった。
これがリンの依頼主が望んでいた事なのか?
これならリーデンも文句ないのではないか?
リンの表情をうかがうべく振り向く。
その時、何かが空を切り裂く音がした。
慌てて振り返ると、額から血を流したフミナが仰け反り倒れる所だった。
フミナの背中から黒い影が流れ出すと、その影は迷う様に祭壇の周りを彷徨い、ミカの背中に飛び込んでいった。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ミカの絶叫が地下神殿に響き渡る。
何が起こった?
「神の御加護を台無しにしおって! こんな儀式は認めんぞ!」
スリングショットを持ったホリウチ神父が祭壇に這い寄る。
しかし、怒りの形相を浮かべたジャンが駆け寄り、剣の柄でホリウチ神父のこめかみを強打した。
「フミナ! 大丈夫か?」
ダラとリンがフミナに駆け寄ると、リンがフミナにミドルヒールをかけた。
フミナの額の裂傷が癒えていく。
「今ので魔力が尽きたわ、もう誰も怪我しないで頂戴」
リンが疲れ切った様に呟いた。
「額をかすめただけだから裂傷程度で済んだものの、直撃していたら死んでいたな」
フミナを抱え、容態を確認していたダラが言った。
「ミカもまだ呼吸が乱れているけど何とかなりそうだ」
まだ自力で立てないミカを両手で抱え上げると驚くほど軽かった。
ミカの背中も脚も、骨と皮の感触しか感じられない。
この娘は一体どのような生活をして来たのだろう…
どのみちミカもフミナも消耗が激しい、これ以上儀式を続けさせる事は出来ない。
「もうここに用はない、さっさと脱出しよう」
俺はダラに声を掛け、階段の方へ足を向けた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
是非↓の♥を押して応援して下さい
俺達は祭壇を挟み、ミカ達とは反対の壁際に立っている。
ホリウチ神父からはミカも俺達も視界の中にあり、下手には動けそうにない。
祭壇まで20メートル以上ありそうだ。
ホリウチ神父がミカの背後で何かを唱えている。
ホリウチ神父の詠唱を聞くミカの身体がこわばっている。
「緊張しているみたいだな」
ダラがミカの様子を見て言った。
ホリウチ神父が両手の指を組み合わせ、力ある言葉を発した。
「きゃあああぁああああぁぁあ!!!」
ミカは激しく仰け反ると、ただ事ではない悲鳴を上げて膝から床に崩れ落ちた。
「お姉ちゃん!」
フミナがミカに手を伸ばす様な動きをするが
「動くな! そこで大人しくしておけ!」
ホリウチ神父に一喝され、身動きが取れなくなる。
ミカは激しく息を切らせてうずくまっている。
「何なんだよ? ミカちゃんあんなに苦しそうなのに… 儀式は失敗じゃないのかよ?」
ジャンの言う通り、この儀式は明らかにおかしい。
ふらふらと立ち上がるミカは、呼吸こそ乱れてはいるが、どこか怪我をしているようにも見えない。
フミナが小刻みに震えながら涙ぐんでいた。
「お姉ちゃんだけ巫女として特別扱いされて私だけいつも除け者扱いされて、お姉ちゃんだけズルいっていつも思ってて」
フミナは誰に言うでもなく続けた。
「でもお姉ちゃんは絶対に私をここに連れて来てくれなくて、自分だけ良い思いしてるんだと思ってた…」
ミカの事情は知らないが、フミナを守る為に孤独な戦いをしていたのかもしれない。
「私… 本当に馬鹿だ。 お姉ちゃん、本当にごめんなさい」
フミナはずっと呟いていた。
悲しい姉妹のすれ違いに、気の利いたセリフの一つも思い浮かばなかった。
儀式は今もなお続いていた。
ホリウチ神父が誘うがままに、ミカの手が木箱に触れる。
「ぎゃああああああああああぁああああ!!!」
先刻より激しい悲鳴を上げ、ミカの身体が痙攣するが、手は木箱から離れない様だ。
悲鳴を上げるミカにフミナが駆け寄る。
「お姉ちゃん!」
「来るな!」
駆け寄るフミナにホリウチ神父が叫ぶ!
フミナが祭壇の近くまで駆け寄ると、ミカの背中から黒い影が飛び出し、フミナの背中に飛び込んで行った。
「きゃあああああああああああああ!!!!!!」
「フミナ!!」
フミナの絶叫を聞き、ミカが意識を取り戻す。
フミナは床に倒れていた。
「貴様! よくも神聖な儀式を邪魔してくれたな!」
ホリウチ神父は怒りに震え、凄まじい形相でフミナに歩み寄った。
「太陽の巫女ごときに出る幕など無いわ!」
ホリウチ神父はそう怒鳴ると、苦痛に震えるフミナの背中に蹴りを入れた。
「もう限界だ、俺はこの依頼降りるぞ」
ジャンが拳を震わせて言った。
「俺も今、ちょうど同じことを言おうと思っていたところだ」
ダラも怒りの形相でホリウチ神父を睨み付けていた。
満場一致でホリウチ神父に飛び掛かろうとした瞬間…
ホリウチ神父が突然、豪快に宙に舞った。
「へ?」
ダラが間抜けな声を上げた。
ホリウチ神父が顔面から地面に落ちると、その背後の空気が揺れた。
世界がねじ曲がった隙間から、リンが蹴りを入れたポーズのまま姿を現す。
「やりたい放題やってくれたわね、ホリウチ神父」
「リン!」
ジャンが駆け寄るリンの手元には例の鏡があった。
「ミカちゃんが儀式を始めたら鏡が反応して… こんな力があったなんてね」
リンはそう言うと、ミカとフミナにミドルヒールをかけてまわった。
「本来は二人で行う儀式を一人でさせる事で儀式の意味を捻じ曲げていたのよ」
リンは今さらながら皆に説明した。
「そうか! 月の巫女と太陽の巫女、陰と陽、対の関係だったのか!」
ダラが納得したように言った。
「リン! どうすれば良い?」
今の俺の雇い主はリンだ。
当然のようにリンに指示を仰いだ。
「正しい手順で儀式を行うわ、ダラ、ペンをミカちゃんに渡して貰えるかしら?」
ダラは色々聞きたい事がありそうな顔をしたが、大人しくリンの指示に従った。
ダラはリーデンから借りてきていたペンを取り出すとミカに渡した。
「フミナちゃんは鏡を持って」
そう言うとリンはフミナに鏡を手渡した。
ミカとフミナはまるで何かに憑りつかれたように、お互いに目を閉じ、向かい合った。
「一体どうなってんの? 姉ちゃん」
ジャンがリンの元に駆け寄ってきた。
「私も詳しく教えられていないのだけど、恐らくは口寄せの一種ね、もっとも寄せられるのは死者の魂なんかじゃなくて…」
「まさか! 神なのか?」
ダラがリンに尋ねる。
「神か… それに準ずる存在… なのかしら?」
そうしている間にも、二人の巫女により儀式は静かに執り行われていた。
フミナの差し出す鏡にミカがペンを使い、何かを描き始めた。
鏡の表面から光が溢れる。
「こんなの巫女にしか使えそうにないわね」
リンが何故か残念そうに呟く。
もしかしたら何か下心でもあったのかもしれない。
フミナが天にかざした鏡の鏡面から、キラキラと輝く粒子が宙に舞い始めた。
「綺麗だ…」
ジャンがうっとりと見つめながら呟いた。
二人の少女を中心にして、光の粒が舞い踊る様は神秘的としか表現出来なかった。
これがリンの依頼主が望んでいた事なのか?
これならリーデンも文句ないのではないか?
リンの表情をうかがうべく振り向く。
その時、何かが空を切り裂く音がした。
慌てて振り返ると、額から血を流したフミナが仰け反り倒れる所だった。
フミナの背中から黒い影が流れ出すと、その影は迷う様に祭壇の周りを彷徨い、ミカの背中に飛び込んでいった。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ミカの絶叫が地下神殿に響き渡る。
何が起こった?
「神の御加護を台無しにしおって! こんな儀式は認めんぞ!」
スリングショットを持ったホリウチ神父が祭壇に這い寄る。
しかし、怒りの形相を浮かべたジャンが駆け寄り、剣の柄でホリウチ神父のこめかみを強打した。
「フミナ! 大丈夫か?」
ダラとリンがフミナに駆け寄ると、リンがフミナにミドルヒールをかけた。
フミナの額の裂傷が癒えていく。
「今ので魔力が尽きたわ、もう誰も怪我しないで頂戴」
リンが疲れ切った様に呟いた。
「額をかすめただけだから裂傷程度で済んだものの、直撃していたら死んでいたな」
フミナを抱え、容態を確認していたダラが言った。
「ミカもまだ呼吸が乱れているけど何とかなりそうだ」
まだ自力で立てないミカを両手で抱え上げると驚くほど軽かった。
ミカの背中も脚も、骨と皮の感触しか感じられない。
この娘は一体どのような生活をして来たのだろう…
どのみちミカもフミナも消耗が激しい、これ以上儀式を続けさせる事は出来ない。
「もうここに用はない、さっさと脱出しよう」
俺はダラに声を掛け、階段の方へ足を向けた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
是非↓の♥を押して応援して下さい
2
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
湖畔の賢者
そらまめ
ファンタジー
秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。
ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。
彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。
「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」
そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。
楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。
目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。
そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
神殴り代行 異世界放浪記 〜俺の拳は神をも砕く〜
神
ファンタジー
「フォース」——それは、あらゆる生命の魂に宿るエネルギー。
23世紀、日本は新たなエネルギー「フォース」を発見した。
石油の枯渇による世界戦争の中、日本が生み出したこの力は、やがて世界を変革する。
フォースの研究は、「能力開発」へと発展し、人々は意志と感情によって能力を発現するようになった。
主人公・神谷錬(かみやれん)。
東京で働く25歳のサラリーマンであり、趣味は走ることと美味いものを食べること。
幼少期からフォースに興味を持ち、独学で研究を重ねた結果、**「空間干渉」**という独自の能力を会得する。
空間干渉——それは、フォースの膨大なエネルギーを利用し、空間を操る力。
レンは、自在に空間を歪め、破壊することすら可能となった。
しかし、ある事件をきっかけに、世界の壁の向こう側へと放り出される。
彼が目を覚ましたのは、何もない**「虚無空間」**——そこから、レンの果てしない旅が始まる。
辿り着いた異世界には、神々すら支配する強大な力が渦巻いていた。
しかし、レンの拳は、世界の理すら破壊する力を持っていた——。
世界の壁の向こうにあるのは、希望か?それとも絶望か?
異世界を旅する放浪者が、神々と拳を交える物語が、今始まる——。
クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら
リヒト
ファンタジー
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
