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想章【思い出と名前】
6.大切な世界
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ユークリッドが居なくなったと報告を受けて、アレクシスは血相を変えて伴侶を探し回っていた。
城内には居ないだろう。騎士達が走り回って探している。
(魔法で連れ去られたか、いや…)
自ら部屋を出たユークリッドが「ちょっと本を探しに行くだけ」と護衛を断って姿を消した。
警備の数は増やしても、騎士達はユークリッドが狙われているとは知らない。
まさかと思って墓場へと向かうと、人影が見えた。
───最愛が、男に組み敷かれ、首を絞められていた。
思考するよりも速く脚は駆け出し、剣を引き抜き、
一瞬の躊躇いなく男に斬りつけていた。
汚らわしい男の血を浴びたユークリッドは、苦しみから解放され、少し咳き込んだ後に小さく呟いた。
「俺、もうひとりで死ぬの、やだ…」
心からの安堵を浮かべて目を閉じ、全身の力が抜け落ちた。
アレクシスの目の前には、真っ白な顔が微動だにせず横たわっている。
(また、間に合わなかった───)
「ユーク、私は、あ、あぁ…ッあああああああ!!!!」
無我夢中で斬った。刺した。刺した。刺した。
許せないなんて言葉では足りなかった。
前世の神子も、ユークリッドも、なにも救えない自分が憎い。
ユークリッドを傷付け、命を狙う目の前の存在が憎い。
最愛をどこまでも苦しめるこの世界が憎い。憎い。許せない。
「使ってみろ!!光の魔法を!神子を苦しめた魔法で、ッ癒してみろ!!」
癒した側から殺してやる。いくらでも殺してやる。
青かった髪は赤く染まった。身体だったものは崩れ落ちた。
それでも怒りと喪失感はとめどなく溢れ、頬を伝うのが涙なのか血なのか分からなくなった。
「アレク!!もう死んでる!!やめろ!」
「あああああああああ!!!!」
ヴィルヘルムに羽交い締めにされたからなんだ。コイツを早く殺さなければいけなかった。ユークリッドを守る為には、確実に始末すべきだった。
「…ヴィル!ユークリッドの心臓はまだ動いている!」
切羽詰まったランスロットの声で、アレクシスはようやく剣を落とした。
「ッ気道を確保しろ!誰か医者を呼んでこい!!…アレク、離して大丈夫だな」
「大丈夫です。ユークを、早く!」
一番大切な人より先に怒りを優先してしまった。そんな事あってはならないのに。
何度、自分が命を狙われても表情一つ変えなかったランスロットが明らかに動揺を隠せない様子で「心臓は動いているが、呼吸をしていない」とユークリッドの状態をみていた。
「すみません、兄上!私に、助けさせて下さい」
「…落ち着いて、着実にこなせ」
いつになく厳しい顔をした兄に頷いて、真っ直ぐに向き合う。
泣くのは後だ。ユークリッドを、絶対に死なせてはいけない。
もう二度と、世界に裏切らせないと決めたから。安らぎで埋め尽くされた未来を一緒に歩くと決めたから。
アレクシスは真っ白な顎に手を添えて、息を吹き込んだ。
────目を覚ましたユークリッドは、懐かしい場所に立っていた。
「……弓道場だ」
あの日、黒い線が見えたあの場所に立っている。
すっかり見慣れた景色よりも、高い視点に違和感を覚えて手のひらを見た。
捨てられたはずの道着を身に付けた、少し大きな手。下を向けば黒い髪が少し見えた。───前世の姿だ。
「…アレク?」
戻ってきたのに、少しも嬉しくない。実感がないからなのか、もう戻りたい気持ちはないのか。
顔に触れると、ちゃんと感触がある。あんなに焦がれた世界が、目の前にある。
「やだ…アレク、アレク…」
泣きそうになったその時、ユークリッドの前に光の玉が現れた。
『とんでもない男だ。賢者という唯一無二の命を刈り取ってくるなんて。』
「…誰」
『さっきまで一緒に居たのにつれないね。まぁキミはもう追い出すから関係ないけど』
ふわふわとその場に浮いている光の玉に、それが何なのかユークリッドはようやく気付いた。
「俺、死んだんだ…」
『違うよ。正しくは、もう少しで魂が入れ替わる。
キミは身体を失って、永遠に大嫌いな世界を彷徨うんだ。死ぬより辛いかもね。素直に従わなかったせいだよ』
「……俺が前世の姿なのは、乗っ取られるから?お前がユークリッドの形になるってこと?」
『馬鹿だなぁ。それも違うよ。』
くるくると回る光に不快感を感じるが、ユークリッドの姿で死んだのに、今は前世の姿な事には納得いかない。
ユークリッドは大人しく賢者の言葉を待った。
『器の姿がどう変わろうと、魂ってのは変わらない。これはキミが強く想った心象風景に過ぎないんだ。走馬灯の中ってやつ。』
「……なら、お前がランドグリスの姿をしてないのは?」
『僕がどれだけ長い年月を生きていると思ってるんだ?数多くの人間の身体を乗っ取って、不滅の命を手に入れてるのに、元の姿なんて覚えてないよ。一時的な器も興味ないね』
「…」
一体どれだけの魂を追い出してきたのだろう。
長い年月を経て、自分の姿を見失ったと言うのに少しも気にしていないという様子がユークリッドには理解出来ない。
『勘違いしてるね。僕にとって大事なのは永遠の命。他は別に大きな問題じゃないんだ。
キミの身体は貧弱そうだから長くは持たないだろうけど、肉体が滅べば、またすぐに他の肉体を奪うだけ。キミは仮の入れ物として存在する為だけに、大嫌いな世界で誰にも認識されず、何も言えない魂だけの状態で取り残されるんだ』
(──心象、風景)
そっと上を向いて、願った。
景色が歪み、神子が閉じ込められた客室に。また歪んで、ユークリッドが育った離れに。次々に景色は変化して──また弓道場に戻った。
『なんだ。急に景色を変えたと思ったら戻して。辛くて恋人に会いたくなくなった?無意味なことをするね』
「…恋人じゃない。夫だ。」
まだ、口に出すのは少し照れ臭いけど。
「俺、なんで前世の方の姿なんだろうって、思ったけどすぐにわかった。」
両手を差し出すと、右手は手を守る弓かけが現れ、矢が握られた。
左手には、弓が握られている。懐かしい、弓道の道具。
「本当は、人を殺す道具なんかじゃないけど…俺には、これしか扱える武器がないから」
『………やめておきなよ。僕は偉大な賢者だ。世界に利益をもたらす事のできる唯一無二の存在だよ』
「唯一無二に、したんだろ。」
景色がまた歪み、光の玉は、的になる。
『え…なんで、なんで…?!たかが魂が、弱い人間の魂が!』
わからないだろうな。ただ器として呼び寄せた神子達がどんな世界に生きていたかなんて。
「…ファンタジー慣れしてる現代人の想像力、なめんな。
──俺の心が動かせる世界なら、無敵になるに決まってるじゃん」
『待て!俺が消えたら、魔法が!!』
(────集中。)
手が、身体が、覚えている。
息を飲むような緊張感。一矢に全てをかける。神経が擦り切れるギリギリまで引かれ、静止する弦。
『───、──!!!』
何も聞こえない、静寂の時間。そうだ、この時間が好きだった。
全てが止まっているような、静かすぎるくらいのこの世界を、自分が創造しているようで。
(我慢して、我慢して。…狙いを定めて。)
───放つ。
矢は風を切り、真っ直ぐに飛んで行く。
『やめ』
────ようやく声が耳に届いた瞬間。狙った的の真ん中に矢は深く深く刺さって沈んだ。
「……」
声はもう、聞こえてこない。
何も喋らなくなった的に、与える感情はない。
死んだ者は、戻らないんだ。
「……ごめんなさい、みんな。俺、もう帰る場所があるんだ。」
景色は変わる。かつての自分が埋まる墓の前へ。
さっきより小さくなった手のひらを、ユークリッドはじっと見つめていた。
大切な世界に、帰らなければと。
「───けほっ」
息苦しい。喉が痛い。きっと首には痣か何かができている。その証拠にズキズキと表面が痛んでいた。
「ユーク!!」
やっぱり、駆け付けてくれたのはアレクシスだったみたいだ。
痛くて苦しくても、緩んでしまう口元は仕方ないって思って欲しい。嬉しいんだ。
(久しぶりに、アレクシスが泣いている…そんなに涙をぼろぼろ零して、なんだか血がいっぱいついてる…?)
寝ている間に何があったのか、顔に飛んでいる血を手で拭ってあげながら考えたけど頭が回らない。
どこを怪我したんだろう。
「…アレク、怪我したら、ちゃんと手当しなきゃ…」
ハンカチ、ポケットに入れてるはずだけど
なんだか力が入らないなって、眠いなって。
ごめん、本当に俺、体力なくて。
「ユーク、私は、ユークが居ないと、生きていけない」
「…俺も」
アレクシスが居る世界じゃないと生きていけないんだ。だからちゃんと、手当てして。
俺はちょっとだけ、眠くて。やってあげられないみたい。
「泣かないで、あれく、」
また、目が開けられなくなった。アレクの呼び声だけが耳に響く。
泣かないで。いつものアレクが、優しく笑ってるアレクが、一番大好きだから。
城内には居ないだろう。騎士達が走り回って探している。
(魔法で連れ去られたか、いや…)
自ら部屋を出たユークリッドが「ちょっと本を探しに行くだけ」と護衛を断って姿を消した。
警備の数は増やしても、騎士達はユークリッドが狙われているとは知らない。
まさかと思って墓場へと向かうと、人影が見えた。
───最愛が、男に組み敷かれ、首を絞められていた。
思考するよりも速く脚は駆け出し、剣を引き抜き、
一瞬の躊躇いなく男に斬りつけていた。
汚らわしい男の血を浴びたユークリッドは、苦しみから解放され、少し咳き込んだ後に小さく呟いた。
「俺、もうひとりで死ぬの、やだ…」
心からの安堵を浮かべて目を閉じ、全身の力が抜け落ちた。
アレクシスの目の前には、真っ白な顔が微動だにせず横たわっている。
(また、間に合わなかった───)
「ユーク、私は、あ、あぁ…ッあああああああ!!!!」
無我夢中で斬った。刺した。刺した。刺した。
許せないなんて言葉では足りなかった。
前世の神子も、ユークリッドも、なにも救えない自分が憎い。
ユークリッドを傷付け、命を狙う目の前の存在が憎い。
最愛をどこまでも苦しめるこの世界が憎い。憎い。許せない。
「使ってみろ!!光の魔法を!神子を苦しめた魔法で、ッ癒してみろ!!」
癒した側から殺してやる。いくらでも殺してやる。
青かった髪は赤く染まった。身体だったものは崩れ落ちた。
それでも怒りと喪失感はとめどなく溢れ、頬を伝うのが涙なのか血なのか分からなくなった。
「アレク!!もう死んでる!!やめろ!」
「あああああああああ!!!!」
ヴィルヘルムに羽交い締めにされたからなんだ。コイツを早く殺さなければいけなかった。ユークリッドを守る為には、確実に始末すべきだった。
「…ヴィル!ユークリッドの心臓はまだ動いている!」
切羽詰まったランスロットの声で、アレクシスはようやく剣を落とした。
「ッ気道を確保しろ!誰か医者を呼んでこい!!…アレク、離して大丈夫だな」
「大丈夫です。ユークを、早く!」
一番大切な人より先に怒りを優先してしまった。そんな事あってはならないのに。
何度、自分が命を狙われても表情一つ変えなかったランスロットが明らかに動揺を隠せない様子で「心臓は動いているが、呼吸をしていない」とユークリッドの状態をみていた。
「すみません、兄上!私に、助けさせて下さい」
「…落ち着いて、着実にこなせ」
いつになく厳しい顔をした兄に頷いて、真っ直ぐに向き合う。
泣くのは後だ。ユークリッドを、絶対に死なせてはいけない。
もう二度と、世界に裏切らせないと決めたから。安らぎで埋め尽くされた未来を一緒に歩くと決めたから。
アレクシスは真っ白な顎に手を添えて、息を吹き込んだ。
────目を覚ましたユークリッドは、懐かしい場所に立っていた。
「……弓道場だ」
あの日、黒い線が見えたあの場所に立っている。
すっかり見慣れた景色よりも、高い視点に違和感を覚えて手のひらを見た。
捨てられたはずの道着を身に付けた、少し大きな手。下を向けば黒い髪が少し見えた。───前世の姿だ。
「…アレク?」
戻ってきたのに、少しも嬉しくない。実感がないからなのか、もう戻りたい気持ちはないのか。
顔に触れると、ちゃんと感触がある。あんなに焦がれた世界が、目の前にある。
「やだ…アレク、アレク…」
泣きそうになったその時、ユークリッドの前に光の玉が現れた。
『とんでもない男だ。賢者という唯一無二の命を刈り取ってくるなんて。』
「…誰」
『さっきまで一緒に居たのにつれないね。まぁキミはもう追い出すから関係ないけど』
ふわふわとその場に浮いている光の玉に、それが何なのかユークリッドはようやく気付いた。
「俺、死んだんだ…」
『違うよ。正しくは、もう少しで魂が入れ替わる。
キミは身体を失って、永遠に大嫌いな世界を彷徨うんだ。死ぬより辛いかもね。素直に従わなかったせいだよ』
「……俺が前世の姿なのは、乗っ取られるから?お前がユークリッドの形になるってこと?」
『馬鹿だなぁ。それも違うよ。』
くるくると回る光に不快感を感じるが、ユークリッドの姿で死んだのに、今は前世の姿な事には納得いかない。
ユークリッドは大人しく賢者の言葉を待った。
『器の姿がどう変わろうと、魂ってのは変わらない。これはキミが強く想った心象風景に過ぎないんだ。走馬灯の中ってやつ。』
「……なら、お前がランドグリスの姿をしてないのは?」
『僕がどれだけ長い年月を生きていると思ってるんだ?数多くの人間の身体を乗っ取って、不滅の命を手に入れてるのに、元の姿なんて覚えてないよ。一時的な器も興味ないね』
「…」
一体どれだけの魂を追い出してきたのだろう。
長い年月を経て、自分の姿を見失ったと言うのに少しも気にしていないという様子がユークリッドには理解出来ない。
『勘違いしてるね。僕にとって大事なのは永遠の命。他は別に大きな問題じゃないんだ。
キミの身体は貧弱そうだから長くは持たないだろうけど、肉体が滅べば、またすぐに他の肉体を奪うだけ。キミは仮の入れ物として存在する為だけに、大嫌いな世界で誰にも認識されず、何も言えない魂だけの状態で取り残されるんだ』
(──心象、風景)
そっと上を向いて、願った。
景色が歪み、神子が閉じ込められた客室に。また歪んで、ユークリッドが育った離れに。次々に景色は変化して──また弓道場に戻った。
『なんだ。急に景色を変えたと思ったら戻して。辛くて恋人に会いたくなくなった?無意味なことをするね』
「…恋人じゃない。夫だ。」
まだ、口に出すのは少し照れ臭いけど。
「俺、なんで前世の方の姿なんだろうって、思ったけどすぐにわかった。」
両手を差し出すと、右手は手を守る弓かけが現れ、矢が握られた。
左手には、弓が握られている。懐かしい、弓道の道具。
「本当は、人を殺す道具なんかじゃないけど…俺には、これしか扱える武器がないから」
『………やめておきなよ。僕は偉大な賢者だ。世界に利益をもたらす事のできる唯一無二の存在だよ』
「唯一無二に、したんだろ。」
景色がまた歪み、光の玉は、的になる。
『え…なんで、なんで…?!たかが魂が、弱い人間の魂が!』
わからないだろうな。ただ器として呼び寄せた神子達がどんな世界に生きていたかなんて。
「…ファンタジー慣れしてる現代人の想像力、なめんな。
──俺の心が動かせる世界なら、無敵になるに決まってるじゃん」
『待て!俺が消えたら、魔法が!!』
(────集中。)
手が、身体が、覚えている。
息を飲むような緊張感。一矢に全てをかける。神経が擦り切れるギリギリまで引かれ、静止する弦。
『───、──!!!』
何も聞こえない、静寂の時間。そうだ、この時間が好きだった。
全てが止まっているような、静かすぎるくらいのこの世界を、自分が創造しているようで。
(我慢して、我慢して。…狙いを定めて。)
───放つ。
矢は風を切り、真っ直ぐに飛んで行く。
『やめ』
────ようやく声が耳に届いた瞬間。狙った的の真ん中に矢は深く深く刺さって沈んだ。
「……」
声はもう、聞こえてこない。
何も喋らなくなった的に、与える感情はない。
死んだ者は、戻らないんだ。
「……ごめんなさい、みんな。俺、もう帰る場所があるんだ。」
景色は変わる。かつての自分が埋まる墓の前へ。
さっきより小さくなった手のひらを、ユークリッドはじっと見つめていた。
大切な世界に、帰らなければと。
「───けほっ」
息苦しい。喉が痛い。きっと首には痣か何かができている。その証拠にズキズキと表面が痛んでいた。
「ユーク!!」
やっぱり、駆け付けてくれたのはアレクシスだったみたいだ。
痛くて苦しくても、緩んでしまう口元は仕方ないって思って欲しい。嬉しいんだ。
(久しぶりに、アレクシスが泣いている…そんなに涙をぼろぼろ零して、なんだか血がいっぱいついてる…?)
寝ている間に何があったのか、顔に飛んでいる血を手で拭ってあげながら考えたけど頭が回らない。
どこを怪我したんだろう。
「…アレク、怪我したら、ちゃんと手当しなきゃ…」
ハンカチ、ポケットに入れてるはずだけど
なんだか力が入らないなって、眠いなって。
ごめん、本当に俺、体力なくて。
「ユーク、私は、ユークが居ないと、生きていけない」
「…俺も」
アレクシスが居る世界じゃないと生きていけないんだ。だからちゃんと、手当てして。
俺はちょっとだけ、眠くて。やってあげられないみたい。
「泣かないで、あれく、」
また、目が開けられなくなった。アレクの呼び声だけが耳に響く。
泣かないで。いつものアレクが、優しく笑ってるアレクが、一番大好きだから。
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