8 / 11
8.たっくんのバイトの応援
しおりを挟む
たっくんに応援するって言ってしまった。
でも、じゃあ、どうすれば、いいのかなぁ。
応援って何だろう?
学校の帰り道、たっくんに聞いてみる。
「たっくん、バイトを応援したいんだけど、何すればいい?」
「イチカちゃんは何もしないでいいけど、一緒にお弁当の配達行ってみる?」
「うん、行く。
楽しみ。」
4時に待ち合わせをして、バイト先に向かい、弁当を受け取ると、団地のみんなに配達する。
「A棟は3人だな。
まずは岡さんちだ。」
3階まで一気に階段で駆け上がる。
そして、呼び鈴を鳴らす。
「岡さん、小林商店です。」
「はーい、今開けますね。」
3分ぐらい待つ。
足を引きづりながら、おばあさんが出て来る。
「お待たせして、ごめんね。
あれ、今日はイチカちゃんも一緒なの?」
「はい、たっくんのお仕事応援中です。」
「まぁ、仲良しね。
おばさんはねぇ、足に最近力が入らなくて、階段がつらいの。
それで、配達してもらって、とっても助かってるの。
たっくん、明日牛乳1リットルも頼んでいいかしら?」
「わかりました。
店長に伝えておきます。
こちら弁当です。
じゃ、ありがとうございました。」
そう言って玄関の扉を閉める。
そして、たっくんはサラサラっと名前と牛乳をメモに書く。
「次、2階の真島さん家ね。」
「うん。」
2階に降り、呼び鈴を鳴らす。
「小林商店です。」
「はいよ。」
扉が開くのを待つ。
初老のお爺さんが出てくる。
「はい、こちら弁当です。」
「ありがとう。
おばさんに魚の煮付けが食べたいって伝えてくれるかい?」
「わかりました。
じゃ、さようなら。」
そして、扉を閉めるとまたメモを書く。
そうして、すべての弁当を配り終わると
小林商店に向かって歩く。
「配達はこんな感じだよ。
今日もみんな元気だったから、よかったよ。
行った時、明らかに具合悪そうなら、
弁当やめて、もう一回食べれそうなフルーツとかプリンとか食べれそうなものを聞いてもう一回行ったりすることもあるんだ。」
「大変だね。
時間かかったりして、お店は大丈夫なの?」
「その間、店長が一人で店番することになるから、正直大変なんだけど、配達する範囲は団地までって決めているから、何とかなってる感じかなぁ。」
「それに、明日は牛乳もとか、煮魚食べたいとか、何かただ、弁当配るだけじゃないんだね。」
「うん、そこらへんは個人商店だから、できることって感じだよ。
みんなネットスーパーとか使えなかったりする人達だから。
目が悪いとか、そもそも使い方覚えられないとか。」
「そうだよね。
若い人はネットスーパーで宅配とかするもんね。
じゃ、私これで帰るね。
たっくんのお仕事一緒に行けてよかった。
たっくんみんなのために頑張ってて、えらいよ。
じゃ明日ね。」
「うん、バイバイ。
気をつけて帰ってね。」
たっくんは店に戻り、メモしたことを店長に伝えて、店番を始め、私はお家へ帰る。
たっくんのバイトはお金を稼ぐことだけじゃなく、人助けみたいな役割もあるってママが言ってた通りだった。
いつからか、たっくんは信頼されるお仕事のできるお兄さんになっていた。
また、たっくんの素敵なところ見つけてしまって、好きがとまらないよ。
でも、じゃあ、どうすれば、いいのかなぁ。
応援って何だろう?
学校の帰り道、たっくんに聞いてみる。
「たっくん、バイトを応援したいんだけど、何すればいい?」
「イチカちゃんは何もしないでいいけど、一緒にお弁当の配達行ってみる?」
「うん、行く。
楽しみ。」
4時に待ち合わせをして、バイト先に向かい、弁当を受け取ると、団地のみんなに配達する。
「A棟は3人だな。
まずは岡さんちだ。」
3階まで一気に階段で駆け上がる。
そして、呼び鈴を鳴らす。
「岡さん、小林商店です。」
「はーい、今開けますね。」
3分ぐらい待つ。
足を引きづりながら、おばあさんが出て来る。
「お待たせして、ごめんね。
あれ、今日はイチカちゃんも一緒なの?」
「はい、たっくんのお仕事応援中です。」
「まぁ、仲良しね。
おばさんはねぇ、足に最近力が入らなくて、階段がつらいの。
それで、配達してもらって、とっても助かってるの。
たっくん、明日牛乳1リットルも頼んでいいかしら?」
「わかりました。
店長に伝えておきます。
こちら弁当です。
じゃ、ありがとうございました。」
そう言って玄関の扉を閉める。
そして、たっくんはサラサラっと名前と牛乳をメモに書く。
「次、2階の真島さん家ね。」
「うん。」
2階に降り、呼び鈴を鳴らす。
「小林商店です。」
「はいよ。」
扉が開くのを待つ。
初老のお爺さんが出てくる。
「はい、こちら弁当です。」
「ありがとう。
おばさんに魚の煮付けが食べたいって伝えてくれるかい?」
「わかりました。
じゃ、さようなら。」
そして、扉を閉めるとまたメモを書く。
そうして、すべての弁当を配り終わると
小林商店に向かって歩く。
「配達はこんな感じだよ。
今日もみんな元気だったから、よかったよ。
行った時、明らかに具合悪そうなら、
弁当やめて、もう一回食べれそうなフルーツとかプリンとか食べれそうなものを聞いてもう一回行ったりすることもあるんだ。」
「大変だね。
時間かかったりして、お店は大丈夫なの?」
「その間、店長が一人で店番することになるから、正直大変なんだけど、配達する範囲は団地までって決めているから、何とかなってる感じかなぁ。」
「それに、明日は牛乳もとか、煮魚食べたいとか、何かただ、弁当配るだけじゃないんだね。」
「うん、そこらへんは個人商店だから、できることって感じだよ。
みんなネットスーパーとか使えなかったりする人達だから。
目が悪いとか、そもそも使い方覚えられないとか。」
「そうだよね。
若い人はネットスーパーで宅配とかするもんね。
じゃ、私これで帰るね。
たっくんのお仕事一緒に行けてよかった。
たっくんみんなのために頑張ってて、えらいよ。
じゃ明日ね。」
「うん、バイバイ。
気をつけて帰ってね。」
たっくんは店に戻り、メモしたことを店長に伝えて、店番を始め、私はお家へ帰る。
たっくんのバイトはお金を稼ぐことだけじゃなく、人助けみたいな役割もあるってママが言ってた通りだった。
いつからか、たっくんは信頼されるお仕事のできるお兄さんになっていた。
また、たっくんの素敵なところ見つけてしまって、好きがとまらないよ。
14
あなたにおすすめの小説
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
この町ってなんなんだ!
朝山みどり
児童書・童話
山本航平は両親が仕事で海外へ行ってしまったので、義父の実家に預けられた。山間の古風な町、時代劇のセットのような家は航平はワクワクさせたが、航平はこの町の違和感の原因を探そうと調べ始める。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる