27 / 38
誤魔化せない2 勇者side
しおりを挟む
《レイヴンside》
「ユウフェが、この先に起こる出来事を知っているからと言って、全てが救えるなんて思ったことはないよ」
この世界には俺やユウフェが生まれた時点で4体もの魔王が居た。本来魔王とは一体だけでも世界の危機と言われるほどなのに加えて、何の突然変異なのか数体の魔王が現れた状況で、数百年もの間人間が生存出来たことが奇跡なのだ。
そんな中で、勇者でも巫女でもないユウフェが阻止できたことが、どれだけあるだろうか。
「勇者様・・」
「前に、ユウフェのお父さん・・公爵が言ってた。
元気よく旅に出たユウフェが帰ってきたとき、落ち込んでいて、何かに謝りながら泣いていたって。その時期を聞くとさ、丁度俺の村が西の魔王に襲われた時なんだよ」
「・・・・」
「村を救おうと、してくれたんだろ?」
そう言うと、ユウフェはホロリと涙をこぼした。
それが俺の問いかけへの返事だった。ユウフェの言うように救わなかったのではなく救えなかった。勇者のような特殊な力がある訳ではなく、軍隊を動かす権限もない彼女が出来たことは、襲われる村へ行き危険を知らせて避難をさせるくらいだ。
前に、西側の村々を回ったさいに貰ったであろうチラシを見せてくれたことがある。どの村が襲われるか分からなかった彼女が、行く先々で村人と触れ合い、西の魔王の攻撃範囲から移動させるようと、働きかけていたのだろう。
「救える場所に居たのなら、ユウフェは必ず救おうとしたと言うことくらい、まだ短い期間の婚約者だとしても、わかる。
俺が気になるのは、何でわざと俺を突き放すようなことを言い出すのかってことだよ」
「わ、わざと突き放すようなことなど・・っ。そんな、勇者様に対して、私が言うはずが、、私は、ただ事実をですね、、」
明らかに慌てている。
人の隠している秘密を無理に暴くようなことをするのはいけないことであると、誰かに聞いたことがある。誰の言葉かはとうに忘れたけれど、今はもう無くなった故郷の村長が言っていた気がする。
俺は、ユウフェが言いたくないのなら、言いたくなるまで待つべきなんじゃないかと思っていた。彼女を困らせるようなら、追求しないようにしようと、考えていたりもした。
ーーしかし、ユウフェの反応を見てから余計に胸騒ぎがして、その感覚に既視感を覚えた。
俺の故郷が西の魔王に襲われた日の朝に感じたものと、あまりにも似ている。
仕事へ向かう道中で、嫌な風が村の方角へ吹き付けているような気がして一度は振り向いた。胸の中で嫌な予感はしていたけれど、すぐに気のせいだと思いなおして仕事場へと歩みを進めた。
帰ってきたら、村は魔物に襲われた後で、悲惨な光景が広がり、慌てて自分の家へと駆け寄ると、既に家族は無惨にも殺されていた後だった。
あの道中での胸騒ぎと、今とでは状況は全く違うのに。
俺が生まれ育った村とは違い、王都には魔物が入ってこれないように、賢者が張った結界がある。
それに先程、万が一の為に巫女にも邸宅周辺域に結界を貼ってもらった。つまりこの屋敷は今、二重の強力な結界に守られているのだ。
巫女に結界を頼んだ時には過保護すぎではないかと呆れられたほどだ。賢者の結界が壊されない限り巫女の結界は余分なものに過ぎないからだ。
だが、これは魔物であるはずのダークが、賢者の結界内に入っていたことに危機感を覚えたからだ。念のため、魔法使いに王都の結界が損傷してないか、他に魔物が入って来ては居ないかを水晶玉で占って貰ったが「そんな部分は無い」と断言していた。
とはいえ、ダークが結界に入れた理由が解明されておらず、ユウフェに「またね」と言い残したことも気掛かりだ。
それに、やはりユウフェの様子が明らかに変だ。彼女の浮かべる表情は感情がとても分かりやすい。本人は意識していないのだろうが、時折悲し気な表情をしている。もっと、俺を信用できるようになれば、何を憂いているのか、相談してくれると思っていたけれど。
どうも一向にその様子はなく、今日は一段と落ち着きがなく、悲し気で緊張しているように見える。
ユウフェが話してくれた内容は、アンテッドの魔王が黄泉の力で俺に深い絶望を与えようとしていることだ。いつも俺を気遣ってくれる彼女のことだから、俺が旅先で傷つくとわかっていて、送り出すことに思うことがあると言うのは分かるけれど・・。
それだけでは、ユウフェから漂う緊張感的に、それだけでは無い気がする。
かといって、これ以上俺には意地でも何も言わないことは分かる。
(・・魔王討伐に、ユウフェも連れていけたら良いのに。
いっそ、連れて行ってみようか?いやいや、危険すぎるか)
「勇者様?」
いつの間にか、考え込んでしまっている俺を不思議に思ったのか
下から覗き込んで、キョトンとした表情で小首を傾げているユウフェがいた。
こんなときだと言うのに、不覚にも胸の奥が疼いた俺は長い溜息を吐きながら、後ろの机に腰を下ろして、視線をあわせると、ほっそりとした腕を掴んで引き寄せ、その小さな肩に軽く額をのせた。
すると、ユウフェは驚いたのか身を固くして、緊張しているのが伝わってきた。貴族の令嬢は男性との触れ合いに慣れていないと言うのは本当だったんだな、と感じると、自然と口元がほころぶ。
レイヴンがユウフェの両手に指を絡めて顔をあげると、突然目線の高さが合ったユウフェは、真っ赤な顔をしてのけぞりそうになっていたが、掴まれて胸元に持ってこられた両手によりそれは叶わず
「ユウフェ、俺のあげた婚約指輪は?」
「あ、えっと、その、机の引き出しに・・」
「何でつけないの?」
「それはえっと・・大切な勇者様から預かったもの(貴重な素材)ですので・・」
「・・・預けたんじゃなくて、ユウフェにあげたんだよ。
ほら、机の鍵をかして」
そうせかされて、胸元から鍵を取り出してレイヴンに渡すと「机を開けるよ?」と声を掛けられて、ユウフェはコクコクと頷いた。立て続く、レイヴンの攻めについていけていないのである。
そんなギコチないユウフェの左手をとって、その薬指に指輪をはめる。
「街中に行くときは、必ず護衛を付けて歩くようにしてね」
「あ、、は、はい」
「俺が居ない間は、この指輪を絶対に指に着けておいて。
これは、ユウフェを守るものだから」
(勇者様・・婚約指輪は左手の薬指ではなく・・右手・・・・)
先程までしんみりとしてシリアスだったはずが、ユウフェはその晩。別の意味でドキドキと胸が高鳴り、寝付けなかった。
「ユウフェが、この先に起こる出来事を知っているからと言って、全てが救えるなんて思ったことはないよ」
この世界には俺やユウフェが生まれた時点で4体もの魔王が居た。本来魔王とは一体だけでも世界の危機と言われるほどなのに加えて、何の突然変異なのか数体の魔王が現れた状況で、数百年もの間人間が生存出来たことが奇跡なのだ。
そんな中で、勇者でも巫女でもないユウフェが阻止できたことが、どれだけあるだろうか。
「勇者様・・」
「前に、ユウフェのお父さん・・公爵が言ってた。
元気よく旅に出たユウフェが帰ってきたとき、落ち込んでいて、何かに謝りながら泣いていたって。その時期を聞くとさ、丁度俺の村が西の魔王に襲われた時なんだよ」
「・・・・」
「村を救おうと、してくれたんだろ?」
そう言うと、ユウフェはホロリと涙をこぼした。
それが俺の問いかけへの返事だった。ユウフェの言うように救わなかったのではなく救えなかった。勇者のような特殊な力がある訳ではなく、軍隊を動かす権限もない彼女が出来たことは、襲われる村へ行き危険を知らせて避難をさせるくらいだ。
前に、西側の村々を回ったさいに貰ったであろうチラシを見せてくれたことがある。どの村が襲われるか分からなかった彼女が、行く先々で村人と触れ合い、西の魔王の攻撃範囲から移動させるようと、働きかけていたのだろう。
「救える場所に居たのなら、ユウフェは必ず救おうとしたと言うことくらい、まだ短い期間の婚約者だとしても、わかる。
俺が気になるのは、何でわざと俺を突き放すようなことを言い出すのかってことだよ」
「わ、わざと突き放すようなことなど・・っ。そんな、勇者様に対して、私が言うはずが、、私は、ただ事実をですね、、」
明らかに慌てている。
人の隠している秘密を無理に暴くようなことをするのはいけないことであると、誰かに聞いたことがある。誰の言葉かはとうに忘れたけれど、今はもう無くなった故郷の村長が言っていた気がする。
俺は、ユウフェが言いたくないのなら、言いたくなるまで待つべきなんじゃないかと思っていた。彼女を困らせるようなら、追求しないようにしようと、考えていたりもした。
ーーしかし、ユウフェの反応を見てから余計に胸騒ぎがして、その感覚に既視感を覚えた。
俺の故郷が西の魔王に襲われた日の朝に感じたものと、あまりにも似ている。
仕事へ向かう道中で、嫌な風が村の方角へ吹き付けているような気がして一度は振り向いた。胸の中で嫌な予感はしていたけれど、すぐに気のせいだと思いなおして仕事場へと歩みを進めた。
帰ってきたら、村は魔物に襲われた後で、悲惨な光景が広がり、慌てて自分の家へと駆け寄ると、既に家族は無惨にも殺されていた後だった。
あの道中での胸騒ぎと、今とでは状況は全く違うのに。
俺が生まれ育った村とは違い、王都には魔物が入ってこれないように、賢者が張った結界がある。
それに先程、万が一の為に巫女にも邸宅周辺域に結界を貼ってもらった。つまりこの屋敷は今、二重の強力な結界に守られているのだ。
巫女に結界を頼んだ時には過保護すぎではないかと呆れられたほどだ。賢者の結界が壊されない限り巫女の結界は余分なものに過ぎないからだ。
だが、これは魔物であるはずのダークが、賢者の結界内に入っていたことに危機感を覚えたからだ。念のため、魔法使いに王都の結界が損傷してないか、他に魔物が入って来ては居ないかを水晶玉で占って貰ったが「そんな部分は無い」と断言していた。
とはいえ、ダークが結界に入れた理由が解明されておらず、ユウフェに「またね」と言い残したことも気掛かりだ。
それに、やはりユウフェの様子が明らかに変だ。彼女の浮かべる表情は感情がとても分かりやすい。本人は意識していないのだろうが、時折悲し気な表情をしている。もっと、俺を信用できるようになれば、何を憂いているのか、相談してくれると思っていたけれど。
どうも一向にその様子はなく、今日は一段と落ち着きがなく、悲し気で緊張しているように見える。
ユウフェが話してくれた内容は、アンテッドの魔王が黄泉の力で俺に深い絶望を与えようとしていることだ。いつも俺を気遣ってくれる彼女のことだから、俺が旅先で傷つくとわかっていて、送り出すことに思うことがあると言うのは分かるけれど・・。
それだけでは、ユウフェから漂う緊張感的に、それだけでは無い気がする。
かといって、これ以上俺には意地でも何も言わないことは分かる。
(・・魔王討伐に、ユウフェも連れていけたら良いのに。
いっそ、連れて行ってみようか?いやいや、危険すぎるか)
「勇者様?」
いつの間にか、考え込んでしまっている俺を不思議に思ったのか
下から覗き込んで、キョトンとした表情で小首を傾げているユウフェがいた。
こんなときだと言うのに、不覚にも胸の奥が疼いた俺は長い溜息を吐きながら、後ろの机に腰を下ろして、視線をあわせると、ほっそりとした腕を掴んで引き寄せ、その小さな肩に軽く額をのせた。
すると、ユウフェは驚いたのか身を固くして、緊張しているのが伝わってきた。貴族の令嬢は男性との触れ合いに慣れていないと言うのは本当だったんだな、と感じると、自然と口元がほころぶ。
レイヴンがユウフェの両手に指を絡めて顔をあげると、突然目線の高さが合ったユウフェは、真っ赤な顔をしてのけぞりそうになっていたが、掴まれて胸元に持ってこられた両手によりそれは叶わず
「ユウフェ、俺のあげた婚約指輪は?」
「あ、えっと、その、机の引き出しに・・」
「何でつけないの?」
「それはえっと・・大切な勇者様から預かったもの(貴重な素材)ですので・・」
「・・・預けたんじゃなくて、ユウフェにあげたんだよ。
ほら、机の鍵をかして」
そうせかされて、胸元から鍵を取り出してレイヴンに渡すと「机を開けるよ?」と声を掛けられて、ユウフェはコクコクと頷いた。立て続く、レイヴンの攻めについていけていないのである。
そんなギコチないユウフェの左手をとって、その薬指に指輪をはめる。
「街中に行くときは、必ず護衛を付けて歩くようにしてね」
「あ、、は、はい」
「俺が居ない間は、この指輪を絶対に指に着けておいて。
これは、ユウフェを守るものだから」
(勇者様・・婚約指輪は左手の薬指ではなく・・右手・・・・)
先程までしんみりとしてシリアスだったはずが、ユウフェはその晩。別の意味でドキドキと胸が高鳴り、寝付けなかった。
40
あなたにおすすめの小説
『やりたくないからやらないだけ 〜自分のために働かない選択をした元貴族令嬢の静かな失踪〜』
鷹 綾
恋愛
「やりたくないから、やらないだけですわ」
婚約破棄をきっかけに、
貴族としての役割も、評価も、期待も、すべてが“面倒”になった令嬢ファーファ・ノクティス。
彼女が選んだのは、復讐でも、成り上がりでもなく――
働かないという選択。
爵位と領地、屋敷を手放し、
領民の未来だけは守る形で名領主と契約を結んだのち、
彼女はひっそりと姿を消す。
山の奥で始まるのは、
誰にも評価されず、誰にも感謝せず、
それでも不自由のない、静かな日々。
陰謀も、追手も、劇的な再会もない。
あるのは、契約に基づいて淡々と届く物資と、
「何者にもならなくていい」という確かな安心だけ。
働かない。
争わない。
名を残さない。
それでも――
自分の人生を、自分のために選び切る。
これは、
頑張らないことを肯定する物語。
静かに失踪した元貴族令嬢が、
誰にも縛られず生きるまでを描いた、
“何もしない”ことを貫いた、静かな完結譚。
【完結】別れさせ屋の私が、絶対に離婚しない弁護士と「恋愛禁止」の契約結婚をするワケ
チャビューヘ
恋愛
佐倉ミレイは、百戦錬磨の「別れさせ屋」として、実家の借金返済のため、離婚裁判で無敗を誇る敏腕弁護士、高塔慧(たかとうけい)をスキャンダルに巻き込む依頼を遂行していた。ミレイは高級バーで「彼氏に振られた傷心の女」を演じるが、慧はわずか三十分で彼女の完璧な演技を見破る。慧は、ミレイが纏う「成功した女性が好む」シャネルの香水N°5、意図的な指先の震え、そして獲物を見定める冷たい視線から、ミレイが嘘つきであることを見抜いていた。
絶体絶命のミレイに、慧は警察への通報の代わりに「取引」を持ちかける。慧が日本有数の財閥トップである鳳凰時康の顧問弁護士に就任するためには、「家庭を持たない男は信用できない」という古い価値観による条件をクリアし、戸籍上の「妻」が必要だった。
報酬八百万円、期間半年、同居を条件とした「契約結婚」をミレイは受諾する。しかし、契約書には「互いに恋愛感情を抱くことを禁ずる。違反した場合は即時契約解除、かつ違約金として三百万円を支払う」という厳しい禁止事項が盛り込まれていた。
推しの悪役令嬢を幸せにします!
みかん桜
恋愛
ある日前世を思い出したエレナは、自分が大好きだった漫画の世界に転生していることに気付いた。
推しキャラは悪役令嬢!
近くで拝みたい!せっかくなら仲良くなりたい!
そう思ったエレナは行動を開始する。
それに悪役令嬢の婚約者はお兄様。
主人公より絶対推しと義姉妹になりたい!
自分の幸せより推しの幸せが大事。
そんなエレナだったはずが、気付けば兄に溺愛され、推しに溺愛され……知らない間にお兄様の親友と婚約していた。
【完結】婚約を解消されたら、自由と笑い声と隣国王子がついてきました
ふじの
恋愛
「君を傷つけたくはない。だから、これは“円満な婚約解消”とする。」
公爵家に居場所のないリシェルはどうにか婚約者の王太子レオナルトとの関係を築こうと心を砕いてきた。しかし義母や義妹によって、その婚約者の立場さえを奪われたリシェル。居場所をなくしたはずの彼女に手を差し伸べたのは、隣国の第二王子アレクだった。
留学先のアレクの国で自分らしさを取り戻したリシェルは、アレクへの想いを自覚し、二人の距離が縮まってきた。しかしその矢先、ユリウスやレティシアというライバルの登場や政治的思惑に振り回されてすれ違ってしまう。結ばれる未来のために、リシェルとアレクは奔走する。
※ヒロインが危機的状況に陥りますが、ハッピーエンドです。
【完結】
役立たずと捨てられた薬草聖女、隣国の冷酷王太子に拾われて離してもらえません!〜元婚約者が「戻ってこい」と泣きついてきても、もう遅いです〜
きみつね
恋愛
「リリアーナ・ベルモンド。地味で陰気な貴様との婚約を破棄する!」
薬草研究以外に取り柄がないと罵られ、妹に婚約者を奪われた公爵令嬢リリアーナ。 彼女は冬の雪山に捨てられ、凍死寸前のところを隣国の氷の王太子アレクシスに拾われる。
「見つけたぞ。俺の聖女」
彼に連れ帰られたリリアーナが、その手でポーションを作ると――なんとそれは、枯れた聖樹を一瞬で蘇らせる伝説級の代物だった!?
「君の才能は素晴らしい。……どうか、俺の国で存分に力を発揮してほしい」
冷酷無比と恐れられていたはずのアレクシスは、実はリリアーナに対して過保護で甘々な溺愛モード全開!
エルフの執事、魔導師団長、獣人将軍……次々と彼女の才能に惚れ込む変わり者たちに囲まれ、地味だったはずのリリアーナは、いつの間にか隣国で一番の至宝として崇められていく。
一方、リリアーナを追放した祖国では、奇病が蔓延し、ポーション不足で国家存亡の危機に陥っていた。
元婚約者たちは必死にリリアーナを探すが――。
これは役立たずと蔑まれた薬草オタクの聖女が、最高の理解者(と変人たち)に囲まれて幸せになるストーリー。
書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
婚約者を妹に奪われた私は、呪われた忌子王子様の元へ
秋月乃衣
恋愛
幼くして母を亡くしたティアリーゼの元に、父公爵が新しい家族を連れて来た。
自分とは二つしか歳の変わらない異母妹、マリータの存在を知り父には別の家庭があったのだと悟る。
忙しい公爵の代わりに屋敷を任された継母ミランダに疎まれ、ティアリーゼは日々疎外感を感じるようになっていった。
ある日ティアリーゼの婚約者である王子と、マリータが思い合っているのではと言った噂が広まってしまう。そして国から王子の婚約者を妹に変更すると告げられ……。
※他サイト様でも掲載しております。
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる